SCP-3939-2
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収容前に撮影されたSCP-3939。

アイテム番号: SCP-3939

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3939は現在、サイト-39の仮収容保管セルC(39-PC01-C)に保管されています。試験中でなければ、適切な大きさの標準収容ロッカーに保管してください。

SCP-3939は可能な限り早く仮収容から移されます。

説明: SCP-3939は製造時期が不明ですが、1930年代の設計及び製造の傾向と一致する蓄音機またはレコードプレイヤーです。磨かれたマホガニー材で作られた八角形の木製台座があり、当時のHMVのロゴが刻印されています。この台座の上には蓄音機の機構と大きな真鍮製のホルンに接続されたターンテーブルがあります。全ての部品の状態は良好です。

現在、SCP-3939のターンテーブルには黒いレコード盤があり、目に見える電源がないにもかかわらず、標準的な速度で回転しています。

更なる調査は保留中です。

「こんにちは。」と声に出して言う。

サリーはあなたがクソバカだと言いたいかのように振り向くが、わずかなパチパチ音がして彼女の動きが止まる。

それはまるで、子供がベッドシーツの下でラジオをこっそり聞き、両親には聞こえないように調整しているような音だ。非常にかすかで静かなホワイトノイズで、ちょうど誰かがあなたに向かって『こんにちは』と言うほどの長さだ。

「こんにちは。」と返すとまたパチパチ音がする。今回は音が少し大きくなる。蓄音機の中から聞こえてくるのは間違いない。
少し近づく。蓄音機のホルンがあなたを直接向くように動く。「こんにちは?」

再びパチパチ音が鳴るが、今回はもう少しはっきりしている。それは間違いなく『こんにちは』だ。

「私の声が聞こえたら、『やあ、████』と言ってくれ。」

パチパチ音が再び起こる。今回は少し長くなり、自分の名前の特徴的な音がはっきりわかるような気がする。

「████、何してるの?」サリーは尋ねます。

「聞こえないのか?それが話そうとしているんだ。」

「確かにノイズは聞こえるけど、言葉にはなってない。戻って、分かっていることを書きましょう。」

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