机に座って、SCiPnetを起動してログインする。
ちょうど1つ新しいメッセージがあり、カルロスからのものだった。O5からの昇進報告もなければ、間違ったプロジェクトを与えられたことの連絡もなければ、サイト管理者からの緊急情報もない。
静かにため息をつきながら、カルロスのメッセージを開く。
To: ████ ████████研究員
From: カルロス・ロドリゲス次席研究員
████████博士、
急用が出来ました。今日は伺えそうにありません。
ホーソーン博士と僕は今朝やるべき仕事がありました。もしよければ、僕がいないことを彼女に伝えてください。彼女は、あなたが僕に望むことは何でも代行してくれます。
よろしくお願いします、
ロドリゲス次席研究員
システムをオフにして、こめかみをもむ。彼は言い訳しようとさえしなかった。
かまわない。今日やらなければならないことは全部終わらせられるだろう。
しかし、サリーのことは彼の言う通りだ。彼女は代理として十分良くできる。