鬱躁の炎終に燃え尽きる

これら見かけ倒しのものは空想科学部門がやること、演█部門は平凡な奴でいればそれで十分。

——[編集済]博士


9号1は自身のコンピュータ内のゲームキャラが倒れるのを見た: 「あ……また死んだ。」
彼はついでにチャット記録を目に入れる。

形而上はつまらんのばっか、意味不明なメタしかないし

——ん……そうなのか。
9号は自身の記事をクリックした。評価は0。
ディスカッションも少ない。
——どうして、どうしていいものを書き出せないんだ。
実際のところ、9号は知っていた。
彼女と彼らがいなければ、彼は風前の灯火のようにいともたやすく消されるであろうことを。


もとより、これまで姉なんていない。9号は一人っ子なのだ。
彼女の誕生、その理由は……
寂しかったから。
「明らかにこのテーマはこうやるべきね、君はどうしてこんな馬鹿なやり方を使うの?」
█聴、█視、█想。

そう、このとき9号は初期の███症2に罹っていた。
彼はポジティブな感情を感じることはできなかった。彼にとって、生活は虚空のようであった、虚空よりも虚空であったかもしれない。3
だが彼女の出現は……受け取り手といったところか、9号に何が楽しいのかを理解させた。

そう。
彼は手に負えない程彼女が好きだったのだ。
「君と一緒にはなれない……君も分かってるでしょ。」
それはそもそも接触できない2人であった。

これが全ての発端だ。

それから、おおよそ201█年か、彼は病院へ行った。
病気の、とっくに解決した真に必要な病気のために。躁鬱病
だが診断のときに、彼女も……██されたのだ。
彼は彼女と一緒に入院した。
主治医は他人の考えに無頓着なやつだった。彼に大量の薬物を渡したのだ。
彼は薬の副作用のせいで[データ削除]4
同時に、この医者のせいで、彼女は……死んだ。
他の人とともに、また9号1人だけが残った。


(遙かに遠い)夢の中でまだ再会できるでしょ、泣くなよバーカ。
——彼女が残した遺言

彼は退院した。
彼は叫んだ。彼は精神科医を、独り善がりな人を(自分を含めて)憎んだ。
だが冷静になってから、彼は一体何を憎んでいるのかを忘れていた。
医者か?医者も人だ、彼に完璧な善人であることを強要できない。
独り善がりか?人は結局、いわゆる自信を保つのに独り善がりであることが必要だ。
彼は忘れていた。
その後の彼は屍のように、退院してからの1ヶ月をぼうっと過ごした。
ある日、彼は突然雷に打たれたかのようだった。
——あの楽しい日、なんて懐かしいんだ……
——そうだ!書けばいいじゃないか!書くぞ!

……

これがこの物語の由来。

ついでだけど、何故9号がMr.Ninthというのか当ててみて?


これら見かけ倒しのものは空想科学部門がやること、演█部門は平凡な奴でいればそれで十分。

——[編集済]博士

それでも僕が普通の人として生きていくことは難しい/

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それでも僕が普通の人として生きていく/

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それでも僕が普通/

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それでも/

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どんな手段d/

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どんな手段であっても、m/

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どんな手段であっても、物語を話せればs/

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どんな手段であっても、物語を話せればそれで十分。
—— Mr.Ninth

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