要注意団体-DE

ドイツとオーストリアの要注意団体
(要注意団体-DE)

要 注 意 団 体


ファイル概要: 財団だけが、超常現象、形而上学に興味を持ち、投資を行う団体ではありません。他にも、私利私欲のためか、あるいは人類を守るために、SCPを所有、使用、製作するグループが存在します。その一部はライバル組織であり、一部は財団からの分派であり、一部は財団が信頼する仲間です。いずれにせよ、財団が知る各団体に関する概要(と、それに対するスタンス)を作成し、配布する必要があると判断されました。


第25局

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概要: 第25局は、東ドイツ国家保安省(シュタージ)の秘密部門でした。第25局は、国が独自の目標を達成するためのアノマリーの利用の、研究を任務としていました。彼らの主な焦点は、とりわけスパイ活動、妨害行為、民衆のコントロールの変則的な適用でした。

第25局は1956年から1989年の間存在し、その後解散したため、部局の職員が迫害に遭うことはありませんでした。第25局は現在存在しない可能性が高いものの、彼らが制作したアノマリーは監督なしに残されています。

財団は、第25局について記述されている残された文書を使用して、部局の断片の特定と回復を図っています。ですが第25局は、財団の作業速度が十分に速くないことを認知しているようです。アノマリーの大部分の所在は、未だ判明していません。

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カエクス・カーネリアナ・コレクティブ

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概要: カエクス・カーネリアナ・コレクティブは、収容されている自我を持つSCPオブジェクトの解放を目指している、財団に対し敵対的で活動的な組織です。この団体は財団ドイツ支部サイトへの攻撃と、自我を持つSCPオブジェクトの解放を行います。カエクス・カーネリアナ・コレクティブはいわゆる「枝」と「幹」によって率いられています。

カエクス・カーネリアナはかなり以前からすでに存在していましたが、財団ドイツ支部サイトが攻撃された19██年██月██日の事案-DE/B33の後に初めて世間の目に触れました。それ以来カエクス・カーネリアナ・コレクティブは財団サイトへの妨害工作を繰り返しています。また、この団体は他の要注意団体との接触を持っていることが知られています。

財団はこの集団を認知しており、カエクス・カーネリアナのメンバーを収容しようと試みています。現在カエクス・カーネリアナのメンバーがどこに滞在しているかは判明していません。メンバーの決まった滞在場所が存在する可能性が考えられています。メンバーおよび団体自体の由来や起源は不明です。

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ヒト教育開発研究機構(IMBW)

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概要: 1993年にベルリンの研究機構として設立されたヒト教育開発研究機構は、人類が使用したり利益を獲得するために、世界中に存在する異常を収容するということを使命にしている科学者や研究者、および教授たちによる機構です。機構が異常な人工物を所持していたことが判明して以来、財団はこの機構に注意を払っています。機構を捜索した際、説明不可能な理由のために、異常なオブジェクトや異常な存在、あるいはそれらに関する情報は機構内で一切見つかりませんでした。捜索から数日後、機構は跡形もなく消え去っていました。

2004年に財団内で事件が発生した際、レベル3職員の一人がIMBWのメンバーであることが発覚しました。上記のメンバーは一度も目立つようなことをしたことがありません。彼の言に従うと、財団に在籍している間にIMBWに加入することを決心し、2002年に彼が実際に加入してからは、財団内でスパイとして行動していました。見つかった情報によると、機構は設立以来、最初の行動、つまり異常なオブジェクトの利用を維持し、ヒトの教育開発およびヒトの更なる発展に寄与するよう、オブジェクトを収容し利用し続けてきました。

財団にとってこの機構は、常に大した話題とはなっておらず、財団からSCPを盗もうとすることもありませんでした。機構はいくつかのSCPオブジェクトに非常に興味を示しているようですが、財団の力に対し十分な敬意を払っています。

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魔術師学会

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概要: 魔術師学会は、ヨーロッパのいくつかの国に拠点を持ち、ドイツに本部を置いているグループで、異常な能力を安全に使用することを研究し、それを「魔法」の形で教えることを使命にしています。財団が基本的に異常を危険と見なし、あらゆる手段でもってそれらを管理しようと試みる一方、学会は異常を世界の自然な一部分と見ており、ほとんど非暴力的かつ科学的なやり取りを通して、異常と調和のとれた共存を達成しようとしています。

学会はドイツ語圏にある財団のほとんどの主要なサイト、およびヨーロッパのいくつかのサイトに、財団の活動を監視し、その至るところに影響を与え、さらに学会を通じて秘密の援助や対抗措置を執り行うエージェントを隠し持っています。第四帝国の侍祭から密告されて以来、学会は自身の見解を表明しなくなっていましたが、しかし最近は主導権を握り、財団と協力しようと試みています。

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ラプターテック・インダストリーズ

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概要: ラプターテック・インダストリーズ社は研究開発企業の1つです。過去に知られていた唯一の拠点は、オーストリアとドイツの国境付近に存在していました。ラプターテック・インダストリーズ社は主として兵器、車両、ドローン、人工知能技術に関する産業に特化しており、その中でもドローンや人工知能に重点を置いています。

当初、ラプターテック・インダストリーズ社は財団ドイツ支部の主な製品仕入元でした。しかし、財団に供給された機器が異常オブジェクトであると判明した際、財団によってラプターテック・インダストリーズ社を管理下に置くための鎮圧・襲撃作戦が実施されました。作戦は失敗し、また結果的に既知の唯一の拠点は破壊されました。

数年後にラプターテック・インダストリーズ社の新製品が突如闇市場に出回り、同時にこれ以降ラプターテック・インダストリーズ社による財団ドイツ支部サイトへの執拗な襲撃が繰り返されています。これは、ラプターテック・インダストリーズ社が財団を利用して製品の性能実験を行っているものと推測されています。

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異常利用特殊部隊

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概要: 異常利用特殊部隊は、私たちの現実においては第三帝国の崩壊後に解体された、異常研究のための第三帝国の組織です。

インシデント#028-DE/I2では、SKPはR-3378-DEの現実から私たちの現実に侵入しようとしましたが、それはかろうじて幸運な事態の連鎖によってのみ回避することが可能でした。SKPは絶対に敵対的であると見なされなければなりません。彼らはまたしても私たちの現実に侵入しようとするでしょうし、そしてはるかに手際良く準備が整えられていることでしょう。早い段階で彼らの侵略を阻止しようとしなかった場合、もはや彼らを止めることはできないと考えるべきです。

データ漏洩により、R-3378-DEから多数のデータが引き抜かれる可能性があります。

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第四帝国

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概要: 第四帝国(4R)は、"ミスター・ラス"を名乗る人物とその他オカルト主義者と科学者によって率いられる組織です。財団が発見した情報によると、ラス氏はその脅威度からSS(ナチス親衛隊)による襲撃が行われる前までの1941年から1943年の間、第三帝国のもとで働いていました。これ以降、ラス氏は密かに帝国の後継組織である第四帝国の創設に尽力してきました。

第四帝国はラス氏に加えて、ラス氏によって招集された人員によって構成されています。彼らは"不浄なるもの"を破壊し、また将来的に政治の最大派閥となることを目標と掲げ、様々なSCPオブジェクト(例えばSCP-077-DEやSCP-097-DE、及びその他のSCP)との実験や儀式の組み合わせによって異常な能力を獲得しています。また、ラス氏はSCP-084-DEのような儀式や実験を通じて、様々な異常な機械の製作や改造等を行っています。

ラス氏は財団の存在を認知していますが、彼自身の声明によると、財団そのものを敵視しておらず、"些細な迷惑者"と見なしています。しかし、彼はまた同時に、財団への賞賛を表明しており、そこでは"この世界における保護者"であると表現しています。

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驚異の小部屋

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概要: 要注意団体である「驚異の小部屋」は、異常な生活物資や特注品を販売している、未知の行動計画を立てる比較的小さな組織です。グループの異常な生産物が幾度にわたって封じ込められているにもかかわらず、小部屋はSCP財団に対し、敵対する態度をとったことはありませんでした。

ミラビリス女史は1995年にSCP-124-DE-1の発見を通じて、初めてSCP財団と接触しました。それ以来財団のドイツ支部は、別の人物たちが、自身を表向きはミラビリス女史を指導者としている要注意団体「驚異の小部屋」の職員であることを明らかにする事件の数が上昇していることを記録しています。

その小部屋は、財団との対立中にも援助しようと繰り返し試みてきましたが、「製品」の不適切な取り扱いは、しばしば人的損害や物的損害に繋がり、さらには隠蔽工作すら行うため、そのグループは正常性に対する脅威と見なされています。メンバーは他の多くの要注意団体とも協力的であり、それがますます世界的な活動に繋がっています。グループの完全な逮捕は、彼らの店舗が異常な空間から運営されていること、また別の異常を持っていること、そしてより巨大な要注意団体から支援すら受けていることによって、さらに困難なものとなっています。

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