要注意団体-PL

要 注 意 団 体 - PL


ファイル概要: 財団だけが、超常現象、形而上学に興味を持ち、投資を行う団体ではありません。他にも、私利私欲のためか、あるいは人類を守るために、SCPオブジェクトを所有、使用、製作するグループが存在します。その一部はライバル組織であり、一部は財団からの分派であり、一部は財団が信頼する仲間です。いずれにせよ、財団が知る各団体に関する概要(と、それに対するスタンス)を作成し、配布する必要があると判断されました。


A.R.G.U.S.株式会社

概要: 社名は”汎任務的な独立偵察隊”(Autonomic Recon Group with Undefined Specialization)のアクロニムです。米国の企業であり、練度の高い兵士や重兵装の貸与/販売、民兵の訓練、強力な向精神薬やその他覚醒剤の生産に携わります。民間警備企業に偽装して活動し、多くは偵察任務やゲリラ活動を請け負う一方で、より大規模で有名な紛争に関与した記録もあります。社史ならびに顧客の個人情報は不明です。

アーガス社は虐殺行為を筆頭に大勢の民間死傷者を出しており、そのため各国政府とたびたび衝突しています。

社は未知の供給元から極めて危険な異常兵装を調達しています。ほとんどの場合、それらの品は戦闘で優位に立つことを助けますが、使用者に有害でもあります。異常物品は同社が生産しているわけではなく、その正確な数と危険度は未知数です。財団の獲得したオブジェクトの多くは、かつてポーランドの███████に存在したサイト-13から持ち込まれたものです。

社は”クリエイター”と呼ばれる未知の組織と絶えず衝突しています。彼らはポーランドの研究施設を買収したのち、活動を縮小しました。脅威である可能性が高いため、彼らは常態的に財団の監視下に置かれています。

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ショパン・カルト

概要: ジェラゾヴァ・ヴォラでアンソニー・ブコウスキによって19██年に結成されたカルトです。このカルトは異常性のあるコンサートを主催しています。彼らは████人の民間人に対する██件の異常性発現に関与しています。

カルトの目的は「偉大な作曲家の仕事を続けること」です。収集された情報によると、カルトのメンバーは年に1度、決まった場所に集まり、フレデリック・ショパンを召喚しようとしています。ショパンの作品を再現するのに最も近いと思われる信者は、不治の病という形で「神からの贈り物」を受け取ります。

次のセレモニーの時間と場所を知るために、カルト構成員の捕縛が推奨されています。ピアノコンサートに関する情報はすべてカルトの異常コンサートとして扱われます。

現時点で既知のショパン・カルトの分派は2つあります。クラシック音楽以外のジャンルも利用してフレデリック・ショパンを賛美し、異常効果を引き起こす”ネオ・ショパン・カルト”、主要なカルトのオブジェクトとは違い、聴者を殺害し得る異常性を示す”ブラッディー・ショパン・カルト”です。

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ポーランド特異茸狩協会 (PZGA)

概要: 当組織が結成されたのはおそらく18世紀後期か19世紀初期で、異常なキノコやその派生物の広範な採集、加工、取引を扱っています。現在の推定メンバー数は███名です。

協会は主にポーランド南部で活動しているようであり、特に最も重要な取引が行われているマウォポルスカ県、ポトカルパチェ県、シロンスク県、シフィェンティクシシュ県などで活動しています。この団体の主な収益源は、異常なキノコとその産物、すなわち精神活性物質と生物兵器の取引です。そのような取引を発見した場合、機動部隊を現場に送ることになっています。

およそ3カ月に1度、協会は大量の異常キノコを集めるためにキノコ狩り大会を開催していますが、その正確なルールは不明です。大会の終了後、収穫物を持ち帰る「収穫祭」が行われます。最も多くのキノコを収穫できた人々は、PZGAから雇用の申し出を受けます。また、この組織は、真菌学の経歴を持つスタッフを雇用しており、そのほとんどはポーランド菌学会のメンバーから採用されています。

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スファゲル&スファゲル・モータライズド

概要: 21世紀初頭に設立された民事会社に扮した組織であり、異常な輸送機関の生産、改修、売買を扱います。おそらくは未知のプロジェクトの資金を調達するために活動していると考えられます。

組織の行う全取引は、外部の人間が関わっている場合は、契約で確認できてからに限ることが確認されました。書面には法的効力も異常性も無いため、その理由はわかっていません。

最も盛んな活動が観察されているのはマゾフシェ県ですが、活動範囲はポーランド全域に渡ります。自動車フォーラムにおいて組織は都市伝説的な地位を獲得しており、それによってその有するだろう影響範囲は拡大しています。そうしたフォーラムを通す形で、組織は自社製品の買い手を発見していると考えられます。

組織の構成員2名の存在が公に知られていますが、運営実施を補助する活動網の存在は否定されていません。組織に関する全言及を検索したIT専門家は、社の製品は神々からの贈物であり、製作者らはこの世界の救世主であると信奉する狂信的集団の発見に至りました。この集団はおよそ██名の構成員を抱えていますが、彼らが全員とも構成員であるとは確認できていません。彼らが社と実際に関係を有している証拠が発見されることはありませんでしたが、監視は継続すべきです。

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有限会社荘厳住宅

概要: 異常性を持った危険な日用品の生産に専念し、公共にそれを流通させる団体です。ユーザーの生活の質を向上させるためにオブジェクトを生成しますが、信頼性が低く不適切である場合が多くあります。その原理は未知のものであり、目標となるものや生産手法も把握されていません。荘厳住宅は2006年のSCP-PL-███-Zの収容の際に、初めて財団によって発見されました。

現在、当該団体の構成情報を研究し、可能な限りすべての情報を入手できるよう尽力されています。広範囲な活動を行うため、製品及び製品請負業者を捕捉することに重点を置かれています。これらは如何なる場所にも登録されていないため、有限会社やその他の業務形態の企業では無いことに注意してください。運営に必要な資産を得る収入源や雇用形態については判明していません。当該団体の活動は国外では見られませんでした(それらの試みは財団によって中止されました)。

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WWW

概要: WWWは組織構造、構成員、活動理由、最終目的の不明な団体です。おそらくは異常オブジェクトに対する財団の研究、及び異常オブジェクトそのものに関心があると考えられます。財団のチームによるWWWへの潜入の試みはいずれも失敗しています。

当団体はポーランド支部のデータベースに対するハッカー攻撃(確認済██件、疑惑████件)に関与しています。過去には施設への妨害行為も行われました。他の支部、主にヨーロッパ地域で活動するものも、当団体の関与した可能性がある事案を報告しています。

サイト-██への攻撃で、その場にいたWWW構成員の全員が死亡しました。しかし財団の部隊によって終了されたのは16名に過ぎず、残りは捕縛しようとする間に自殺しました。これは最初の、そして今日まで唯一のWWW側からの直接攻撃の事例でした。この攻撃中に団体全員を終了した可能性は否定されています。

現時点での最優先事項は、当団体の構成員の特定ならびに捕縛です。

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