要注意団体-TH

要 注 意 団 体 - T H


財団だけが、超常現象、形而上学に興味を持ち、投資を行う団体ではない。他にも、私利私欲のためか、あるいは人類を守るために、SCPを所有、使用、製作するグループが存在するのである。その一部はライバル組織であり、一部は財団からの分派であり、一部は財団が信頼する仲間である。いずれにせよ、財団が知る各団体に関する概要(と、それに対するスタンス)を作成し、配布する必要があると判断された。


ザ・シビリアン (The Civilian)

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ザ・シビリアンは超常現象の存在が間違いであるという意見を表明し、(時には 彼らが奪取した超自然的存在を密かに活用して)それらの破壊を行うことを目的とした巨大民間組織です 。彼らの破壊的行動は1981年以降現在に至るまでに着実に悪化の一途を辿っており、東アジアの幾つかの国家に対して様々な部隊を配備しています。彼らには明確な本部というものは存在せず、ザ・シビリアンはGOCでさえ手のつけられない存在だと評されています。従って、彼らに対して攻撃を行っても、すぐに復活し、SCPを奪取する為に様々な方法を用いて人員を投入します。その為財団はGOCに協力を要請する事が提案されています。ザ・シビリアンの行動によって悲劇的な状況と損失を引き起こしている事を認知していません。更に、ザ・シビリアンは訓練校を使用し、様々なオブジェクトをなるべく合理的に対処する方法を破壊します。オブジェクトの殆どがGOCから盗み出したものです。そして、それはザ・シビリアンは背後にある経費と誤った情報源の供給によって支援されています。現在までに該当する支援団体の確認は出来てきません。

ザ・シビリアンは、既に財団に対して一定数のオブジェクトを譲渡するよう要求してきましたが、当然ながらそれらは認可されませんでした。その報復として彼らは暴力を選びました。訓練校がザ・シビリアンによって幾度となく標的にされました。未だ(潜入している?)構成員の数は訓練校に隠れているため把握が難しい状態ですが、他のザ・シビリアンの構成員が財団を脅かす心配は全く無く、恐れる段階ではありません。

"シビリアンはアリのようなものであり、厄介な昆虫であり、そして殉教者のように、殺虫剤をいくら投入した所で、それは死んで膨れ上がった病巣さながらの様相である。しかし、同時に多量の問題を有しているかどうかなのである。"

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大富豪ミスター・ロイヤーズ (The Millionaire, Mr.Royer)

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財団への資金提供組織の1つですが、この男性についての情報は殆ど知られていません。彼はイギリスに在住する大富豪であり、長年に渡り財団への財政的支援を提供していることのみ判明しています。資金は不明なソースから送信されています。ロイヤーズ氏の所在はどこであるのかは知られていません。しかし彼はいくつかの不動産住宅を有しています。ロイヤーズ氏はSCPオブジェクトとはあまり関連性を持っていません(彼はマーシャルカーター&ダーク株式会社の唯一の相続人であるジェイソン・ロイヤーズの父親です)。

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ミュータント協会 (Association of Mutants)

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概要: ミュータント協会は知性のある異常実体で構成された集団で、その大部分は異常現象を収容/破壊/利用といった目的を持つ財団や他の要注意団体から脱走または逃走しています。ミュータント協会の主な目的は、東南アジアのジャングルにあるとされる異常個体による独立した共同体、即ち"秘密都市"の秘密性と安全性を維持することです。この共同体は大多数が自治的で、共同体の問題の原因となる個人やオブジェクトは"秘密都市"から追放されます。この共同体の正確な位置は特定されていませませんが、"秘密都市"から追い出されたと主張するいくつかの異常実体が確保及び収容されています。

ミュータント協会と財団が直接衝突したことはありませんが、構成員を確保もしくは収容する試みは抵抗に遭うでしょう。

構成員の数や危険性は現時点で不明です。しかし、将来的にミュータント協会が財団または近隣の一般市民に損害を及ぼす可能性があります。

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黒魔力師連盟 (The Association of Black Magic Power Users)

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概要: 黒魔力師連盟は"黒魔術師"(魔法使いとして知られる。世界オカルト連合では"タイプ・ブルー"とも)で構成される集団です。様々な国の出身者たちで構成されており、多種多様な異常オブジェクトを保有しています。

黒魔力師連盟はタイの"黒魔術師"の集団のリーダーである██████により設立されました。元々この集団の活動地域や構成員は東南アジアのみに留まっていましたが、世界中の儀式やそれに関心のある人々が集まりました。これを活かし、構成員は互いに魔法技術や異常オブジェクトを交換することで黒魔術をより多様なものにしています。

黒魔力師連盟の構成員が異常オブジェクト、特に連盟が興味を抱いているSCP-001-THSCP-666-THなどの購入を財団に申し出、代わりに財団が殺害ないし確保した連盟の構成員や異常オブジェクトに対する報復努力を取り止めるとの提案が為されました。財団はこれを拒否したため、連盟の構成員は異常オブジェクトの密輸や財団職員への攻撃を行ったと時々告知するようになりました。

黒魔力師連盟の構成員による財団職員への攻撃はしばしば"呪われた"物品(特に飲食料品)の形式で行われます。連盟の構成員から何らかの物品を受け取ったと思われる職員は異常影響の試験のために財団にそれらの物品を提供してください。連盟の構成員であると疑いのある人物は所在を特定され、直ちにO5評議会に報告されます。

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音楽審美学 (The Aesthetic of Music Sound)

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概要: 音楽審美学は音楽関連の異常物品を生産することで知られる企業であり、オーストリアの音楽家であるAdalric Medelsteinにより設立されました。Medelsteinの孫娘はノウイング出版の設立者の孫息子と結婚しています。彼の会社がオーストリア市場で設立した後、Medelsteinは会社を世界規模に拡大することに利潤を使い、最初にタイに進出しました。音楽審美学の本社ないし事業本拠地の位置はタイもしくは他の国にあるのかすらも特定されていません。Medelsteinは音楽審美学専門学校と呼ばれる音楽学校を設立し、異常な音楽技術を教え公衆での演奏やコンクールでこれらの技術を使用することを奨励しています。音楽審美学に関連する人物は音楽的・聴覚的な異常に対して免疫性を明らかに示しています。

音楽審美学が所有する異常オブジェクトの正確な品数は不明です。現在、財団が収容している異常オブジェクトの内、音楽審美学により製作されたものはSCP-030-THのみです。これは[編集済み]コンサートで確保されました。

財団が音楽審美学により作られた異常オブジェクトを収容すると、彼らは財団との対立を宣言しました。それに加え、異常オブジェクトを密輸入する全ての団体の隠れ蓑になると表明しました。財団の収容下にある、彼らが製作もしくは以前に所有していた異常オブジェクトの奪還を目的とした音楽審美学の構成員が財団の研究施設に侵入を試みたとの報告が時々為されます。

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ノウイング出版 (Knowing Publishing)

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私達はノウイング出版についての情報を殆ど有していません。しかし、彼らは公衆への異常性を持った印刷物を製造する業者であることのみ認知しています。ただ、誰が著作をした出版物であるのかについては不明です。作成された出版物には、一部の書籍のレビューページの名前に存在しない作曲家(及び住所)の名前が記載されます。それらは図書館や寄付された本等によく見られる、無料製品に抗議するチラシを注文するために、非合法のメディアによって製作されています。そして、より多くのメディアの内部に潜入し、一部は一般公開される、身元不明の人物らによって配布されるなどされました。

ノウイング出版は、チラシが広告掲載費を発生させることは、その効果は無料の出版物よりも莫大であることが判明しました。

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