要注意団体-ZH

要注意団体-ZH|準要注意団体-ZH

要 注 意 団 体 - Z H


ファイル概要: 以下の情報は潜在的な要注意団体のリストです。他の要注意団体と比較し、これらの組織はよりローカライズされており、そのほとんどが繁体中国語以外の言語では連絡を取り合いません。したがって、これらは財団繁体中国語支部に限定して割り当てられています。


繁広化工

概要: 繁広化工は石油化学工業や化学添加剤等の原料を販売しています。これらの原料は総じて高効率/低コストであるものの、大抵の場合、使用者にとって危険な性質を備えています。繁広化工のマーケットは台湾、香港、マカオ、シンガポール、マレーシア等、繁体中国語圏を主としています。

初期調査によると、繁広化工はこれらの原料を異常な施設で生産しており、関連商品に類似した形式で販売しているとされます。繁広化工は自社製品が類似品よりも高い効果を持ち、コストを低く抑え、生産量を飛躍的に上昇させると宣伝しています。

繁広化工の販売量では僅か1ロットの生産しか賄えないため、各メーカーとの取り引きは単発で終わることがほとんどです。また、原料に関する通関文書や運送情報は見つかっておらず、セールスマンに対する追跡は全て失敗に終わっています。各メーカーの貯蔵管理者を尋問した所、記憶処理の痕跡が確認されました。当企業は市場を利用することで、原料の性質をテストしているとみられ、真の目的に関してはさらなる調査が必要です。

繁広化工が提供した仕様書に共通する特徴として、数字や専門用語に至るまで、あらゆる文字が繁体中国語で書かれていることが挙げられます。関連オブジェクトを回収する際は、直接証拠の不足や偽装された司法手続きの無効化がしばしば起こるため、大抵は独占的な買収で解決しています。市場に流れた商品は大枚をはたいてでも迅速に回収しなければならず、ZH支部における経常赤字の原因となっています。

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木易蔵書閣

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概要: 木易蔵書閣は1994年に開設された私立図書館兼博物館で、主に異常な古物や書籍の収集に力を入れています。一般には公開されておらず、見学や貸出には事前予約が必要です。

財団は1978年の██事件において当組織の存在を認知し、関係を樹立しました。財団の支援の下で、木易蔵書閣は香港に分館を設置しています。財団への見返りとして、当組織は各地で異常物品を買い上げ、収蔵品が流通することを防いでいます。現在、蔵書閣は財団考古学部門と連携し、アノマリーに関する歴史研究や発掘作業を実施しています。

「写本協約」での取り決めに従って、木易蔵書閣は機動部隊-竭者-8("博物館警備員")の監督の下、Safeクラスオブジェクトの保管を許可されています。また、2~3ヶ月前に申し込むことで、収蔵品に対する実験を蔵書閣と共同で行うことが可能です。協約に基づき、蔵書閣の保安リソースの3割は財団から提供されています。協約の内容はグレーゾーンまたは財団の新政策によって随時改訂されます。

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中華民国国家安全局第八処

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概要: 第八処は最近になって存在が確認された、アノマリー捜索を行う秘密組織です。当組織は冷戦の間で、世界オカルト連合(GOC)と英国オカルト局(MI666)によって殲滅された元政府機関だとみなされていました。

第八処は平行世界や異次元の超常地域(Nexus)を占有・私物化しています。大量のNexus住民を奴隷や植民に動員しており、その規模は既に無視できないレベルに達しています。

第八処の保有する戦力は高い脅威を有していると考えられています。彼らはGOCエージェントを積極的に捜索し、暗殺している他、蛇の手やアンブローズ・レストラン等の要注意団体とも繋がりがあるとみられ、多数の現実改変者や奇跡師を部隊に組み込み、戦力を増強しています。

第八処は世界オカルト連合を極端に敵視しているようです。

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洗濯部門

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概要: 財団と夢蘭花-潔椿洗濯社(以下、潔椿と呼称)はフランチャイズ契約を結ぶと共に、秘密協定に調印しています。潔椿からは異常な洗浄技術と資源が提供されており、繁中支部のサイトはこれらを用いることで、日に日に増加・複雑化する洗濯需要に応えています。また、サイトは個人向けのクリーニングサービスを展開しており、追加の収入源としています。

繁中支部のサイトは潔椿の洗濯タグとデータベースシステムを利用して、資料をアーカイブしています。その他、ショップスタッフを募集したり、洗濯関連の機動部隊を設立したりしています。

潔椿は「洗浄・補修・保養」を基本の業務としています。顧客が委託物を「衣類」あるいは「アクセサリー」とみなす限り、潔椿はサービスの提供に最善を尽くします。

潔椿は他の要注意団体と提携していることが知られており、超常地域にも進出しています。しかしながら、潔椿のサービス展開は台湾・香港・マカオが中心であり、他の地域に関しては別名義の支社がカバーしています。親会社である夢蘭花グループは洗濯関連の事業を運営しています。世界各地の洗濯企業連合を前身にしているとの情報もありますが、内部の詳細は目下不明瞭です。

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王立香港警務処-零号専隊

概要: 王立香港警務処-零号専隊、旧称: 植民地警察隊-零号専隊。1934年に設立された当組織はMI666(英国オカルト局)の指揮を受け、主に英領香港で発生する異常事件を処理しつつ、香港内の一部異常地域の治安を維持する主要な力となりました。

当組織のメンバー全員は試験型記憶強化エージェントを接種しています。地元の超常犯罪集団をより効率的に取り締まるため、超技術/異常な人型実体を任務に用いることが許可されていました。また、英領香港で起こる超常事件に関して、情報の制限や封鎖を担当していました。

その後、香港の統治権が中華人民共和国に移転したことから、「王立香港警務処-零号専隊」は1997/7/1に改組され、彼らが収容していたアノマリーの多くはGOCとMI666に接収されました。

改組後の王立香港警務処-零号専隊は「茶嶺チャレイ警署」に改名され、香港の超常選挙区「新茶嶺シンチャレイ」で治安維持と民生に関するいくつかの事務を担当する共に、英領香港時代に回収した一部の低危険アノマリーを収容し、前任者の機密文書を保存し続けています。

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ツァーリの賢人団

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概要: ツァーリの賢人団(Царская провидца)、賢人団とも呼称されます。西暦1480年に設立された組織であり、6~700年の歴史の中で、賢人団の名称と要旨は何度か変遷を遂げています。現在の賢人団における最重要任務は、ロシアで生産された、あるいはツァーリの財産に属する異常物品をすべて回収することにあります。

歴史的に見ると、1920年に解散して以降、賢人団のメンバーは異なる組織に分散して潜伏しています。彼らのメンバー構成は現代的な用語で表すと、大多数がタイプ・ブルーであり、能力の高低によって階級が分けられています。多くの場合、賢人団のメンバーは無害であり、他組織に潜伏するメンバーでさえ、該当組織に対して多大な貢献を果たしています。その一方で、彼らはGRU-P部局を宿敵とみなしています。

賢人団メンバーは先述した物品を捜索しており、可能であればそれらを研究・再利用し、自ら製造することさえあります。彼らは一切の製造物に使い道があると考えています。メンバーの半数以上がタイプ・ブルーという状況を鑑みるに、その実力を無視できない組織であることは確かです。

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投鈴者

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概要: 投鈴者Bell Throwerは47番平行宇宙を拠点とする超常組織です。構成員の多くは「幸人」と呼ばれる亜人種族に属しており、幸人族の人権と生存圏の確保を活動の宗旨としています。

投鈴者は高度な分業制を採っています。中でも、「擲鈴手コンツェルン」はバイオパラテック製品の開発・製造に特化しており、発展に必要な資金と希少資源を稼いでいます。生産される異常製品は通常、明確な用途と安定性を有しているものがほとんどであり、財団のサイト内に限って流通が許可されています。

投鈴者と衝突した場合、SK-クラス: 支配シフトシナリオが発生し、深刻な事態を招く恐れがあることを踏まえ、財団は基本的に、当組織の作業員に対しては適切な善意をもって振る舞い、協定を通じて友好関係を維持しています。それでもなお、当組織に対しては引き続きの警戒・注意が求められています。

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コブウェブ・インターナショナル

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概要: コブウェブ・インターナショナルは1995年にマカオで設立された民間超常軍事会社です。蛇の手の元工作員、李思本氏とGOCの退役職員、ヴァレンティナ・デ・オリヴェイラ・マンティス女史の共同出資によって創業されました。以来、コブウェブ社は20年以上に渡って各種警護を請け負っており、積極的な海外展開を継続しています。現在はアラブ各国をはじめ、アメリカ、スリーポートランド等で契約を取り付けています。

民間軍事会社(PMC)という肩書きながら、コブウェブ社は通常、戦争の攻防には直接的に関与せず、その業務は地区の警備や車隊/船舶の護衛、超常軍事訓練、少数の要人救助が主となっています。また、彼らはマナによる慈善財団といったNGOと頻繁に提携しており、その超常戦力は財団が無視できないレベルにまで成長しています(つまるところ、異常実体を大量に擁する企業なのです)。PMCではあるものの、非戦闘地域での業務も請け負っており、この場合の業務は一般的な警備会社と似たようなものになります。

コブウェブ社は業務へのアノマリーの投入を惜しみません。彼らは多様な超常人材を集めており、ヴェールの存在を気にせず、否定的な態度を取っています。こうした方針のため、財団やGOCとの関係は緊張したものとなっています。ただし、この点は提携の可能性を完全に否定するものではありません。

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遠己生医集団

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概要: 遠己生医集団は台湾の著名な民間医療・バイオテクノロジー企業で、創立から30年以上の歴史を有しています。台湾、香港、中国上海などに医療施設や私立大学を設置しているほか、バイオメディカル製品の研究開発・販売事業を展開しています。全体的には正常な組織と言えるでしょう。

しかしながら、数多くの証拠から、幹部層とサーキック・カルトの接触が示されており、異常なバイオテクノロジーを開発に導入していると推測されます。一方で、少数のオブジェクトを除き、事業の大部分は未だ正常の範囲内にあります。また、事務員やスタッフの多くも超常コミュニティの存在を知り得ていません。

当該企業は台湾において高い社会的影響力を保持していることから、根絶は不可能かつ不必要だとみなされています。財団や他の超常組織に対しては殆ど無認知とみられており、財団は現在、グループ幹部の監視や内部データベース・病院への潜入にリソースを充てています。

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和朝義

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概要: 和朝義は香港を中心に活動する異常な三合会1です。現在、その勢力は他国の華人社会にまで広がりを見せ始めています。

組織の歴史は清末まで遡ることができます。当時、香港植民地にて工会2が成立し、工会を土台とする大型の三合会「和字頭」が生まれました。その後、和字頭の枝組織として派生したのが和朝義です。このため、和朝義の内部では伝統的な三合会の組織構造が依然として保たれています。しかしながら、大部分の枝組織と同様に、和朝義も60年代には相対的な独立状態になっていました。

和朝義は勢力のさらなる拡大を求めていることから、異常物品の使用や製造、異常な人型実体の勧誘に積極的です。とりわけ、香港各地の「童党」3を支配し、構成員の主要な勧誘ルートとして利用しているのは特筆すべき点です。

目下入手した資料によると、和朝義と世界各地の華人居住地における異常事件には比較的明確な繋がりが見受けられます。高度な伝統を保ち、秘密主義的な構造を採っていることから、当組織の勢力は徐々に縮小しています。それでも、ヴェールと各地の治安に対しては、今もなお明らかな脅威であり続けています。

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民異署

概要: 正式名称は「中華民国(台湾)行政院内政部民異署」であり、一般的に民異署と略称されます。中華民国内政部の下部組織として、台湾島・澎湖諸島・金馬地区における内政や市民生活のヴェール的事務を主に担当しています。財団に対しては通常、協力的な態度を取るものの、官僚組織という特性上、多くの案件の処理において摩擦が生じる可能性も孕んでいます。民異署の設立時期は判明していませんが、戒厳令の時期、ヴェール的事務は政府軍の管理下に置かれていました。したがって、民異署の活動が記録されるようになったのは、おおよそ戒厳令が解除された時期(1987年、民国76年)からとなっています。

今の所、超常武力の保有は確認されておらず、元政府機関である第八処との交流も無いようです。

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