準要注意団体-ZH

要注意団体-ZH|準要注意団体-ZH

準要注意団体-ZH


ファイル概要: 要注意団体-ZHと比べ、以下にリストアップされた潜在的超常組織の資料は不正確かつ僅少です。リストへの掲載を希望する際は、こちらをクリックしてください。


青色倶楽部

概要: 青色倶楽部はある匿名の企業家によって設立された組織です。拠点は台湾に置かれており、会員は世界各地に分布しています。会員の収集・鑑賞欲を満たすため、倶楽部はさまざまな芸術・工芸品を購入/制作し、競りにかけたり収蔵したりしています。これらの中には異常な物品が含まれることもあります。

青色倶楽部は確固とした体制と運営方針を保持しており、組織構成には明確な階級制度の存在が確認されています。また、会員は異常な収蔵物を利用して、奇跡能力の増強/行使を図っているとみられます。

財団は青色倶楽部と提携関係を結んでおり、収蔵できない異常物は財団に送られ、こちらで収容されることになっています。同時に、倶楽部は財団にスタッフを派遣し、収容作業の補助にあたっています。このほか、倶楽部からは定期的に多額の金銭援助を受けており、繁中支部の資金源の一つとなっています。

倶楽部の目的はMC&Dに類似する一方、異常でない物品も対象とする点、いくら金を積まれても、芸術品を会員以外に触れさせることが無い点に違いがあります。

関連作品:
SCP-ZH-127
SCP-ZH-687
SCP-ZH-748

新四山小学校

概要: オリジナルの四山小学校は1951年、香港・茶果嶺において開設されました。しかしその後、同校は生徒不足に悩まされ、80年代に閉校しています。1993年、教職員やOBの一部が新茶嶺において新四山小学校を建設。伝統的なカリキュラムに加え、視覚芸術科・情報技術科・総合学習科には超自然的な知識を取り入れており、香港で初めて超自然教材を使用した小学校となりました。

一方、注目すべきことに、新茶嶺の教育機関は大抵、異常/超自然との結びつきが極めて強いにもかかわらず、教育局1の学習指導要領を依然として踏襲・延伸させたカリキュラムを使用しています。

新四山小学校のタグが付いた全文書は、こちらを参照してください。

ロフィア工芸社

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概要: ロフィア工芸社は異常な芸術品の販売を中心事業としている企業で、作品の制作や転売を資金源にしています。社内では作品から人事異動、業務に至るまで、厳格な管理制度が敷かれており、外部にはロフィア工芸社と名乗り、顧客であっても注文の形でしか連絡を取ることができません。財団が収容しているオブジェクトは数件のみであり、同社に対する理解は深くありません。

ロフィア工芸社は顧客の反応や作品の状態を非常に気にかけています。財団もオブジェクトを収容していることから、不定期に同社より情報を受け取ることがあります。今の所、同社の所在地を逆探知することはできていません。一部の要注意団体は同社の顧客となっており、多数の取引を行っています。

関連作品:
SCP-ZH-041
SCP-ZH-405
SCP-ZH-510
梦艺天道行(TV345/7YUT8/5GDL6)
木易藏书阁目录 伪-六二一《鬱金香》

ロフィアのタグが付いた全文書は、こちらを参照してください。

截門

概要: 截門せつもんは鄭氏政権2期に設立された組織です。今の所、既知のメンバーはすべて神格実体であり、未確認のネクサス──"碧遊"を中心に活動していることが分かっています。外部では潜伏かつ目立たずに行動しているため、当初はその存在が疑問視されていました。しかしその後、情報収集部門が関連情報を入手し、綿密な調査を実施。各方面からの証拠を照らし合わせた末に、当組織の存在が証明されました。

情報によると、組織内では合議制が採られており、下層メンバーの選んだ長老による議会が内政を決定・遂行しているとされます。また、外部では隠密に長けた一部メンバーが社会より切り離された神格存在を勧誘しているほか、他の組織から支援を受けていることも確認されています。

截門の活動は近年、徐々に盛り上がりを見せており、過激化のリスクに留意する必要があります。

関連作品:
惊蛰

茶嶺常備隊

概要: 茶嶺常備隊は第二次世界大戦期、香港の異常空間・新茶嶺で活躍した超常武装組織です。全盛期には60人前後のメンバーを擁していました。当組織は異常空間の特性や小型のアノマリーを活用し、日本軍に対して遊撃戦を展開すると共に、占領期新茶嶺における治安活動を引き受けていました。終戦後、当組織は解散し、メンバーの大半は新茶嶺内の他の組織に吸収されました。

現在、元メンバーが持つ情報は超常史研究において重大な価値を有することが分かっています。新茶嶺とヴェール下での和平を確立して以来、財団は常備隊の関係者を取材して回り、得られた情報をアーカイブしています。

関連作品:
对欲肉教的人类学进路03-案例研究03:香港新茶岭的卢亭人
香港特区异常选区资料库:新茶岭选区
両儀通 異常空間覚書帳目録 第〇二二番
格魯烏-P 個案卷宗 "夢報機 Телеграф снов"
沒有人要帶家人逃難。
SCP-ZH-042

三垣

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概要: 三垣は繁中地区においてO5議会に相当する存在です。当組織に関する情報にはさまざまな矛盾がみられ、確信できる特徴は以下の3点に留まっています。①ZH支部の関連区域でのみ活動している。②ZH区域において、三垣は際立って高い権力と地位を有し、時にはO5にも匹敵する。③三垣が編成する部隊には古星官(古代中国人が作ったアステリズム)の名称が含まれる。これ以外の情報は錯綜しており、大量の衝突と矛盾が存在します。

関連作品:
族繁不及备载

ポリジー雑貨株式会社

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概要: ポリジーは中小規模の異常なOEM3メーカーであり、異常性を持った日用雑貨を中心に生産しています。中国本土、香港および台湾での事業展開と工場操業が確認されており、近年では東南アジア一帯にも漸次的に進出しています。また2008年、ポリジーはアメリカのスリーポートランドに上場し、欧米への販路拡大を始めています。

一方で、昨今の競争激化に伴い、ポリジーの経営には徐々に問題が表出。今後の方向性について、社内の意見は分かれに分かれています。

OEMメーカーという性質上、ポリジーの関わった製品の特定は非常に困難です。財団や他の組織に対し、社員は敵意を持っていないことが確認されているものの、上記の関係は今後、社内改革によって変化が生じるとみられ、接触する際は依然として特段の警戒が求められます。

関連作品:
卡嚓……卡嚓……
成為一個工廠領工
訂單編號:P-5363

満州国異常弁公室

概要: 満州国異常弁公室は1932年から1945年までの間、満洲国に存在した要注意団体です。弁公室が所属する政権「満州国」について、中華民国および中華人民共和国は承認しておらず、このため両国からは「偽満異常局」「偽満洲異常処」とも呼ばれています。

弁公室は理屈上、「満州国政権管轄地域における異常事件の調査、追跡および収容」を趣旨として設立されたもので、最高指揮権は満州国皇帝・愛新覚羅溥儀にありました。しかし、多くの情報や内部資料、人員構成から判断するに、実権は日本陸軍の要注意団体「負号部隊」が握っていたとみられ、真の目的は満州領内の軍事転用できる/実験に使える資源を奪取することにありました。また、当組織は日本の多くの異常工業組織や技術研究組織と協力関係を結んでいました。

1939年、弁公室は満洲の国防を一段と自力更生させるべく、吉林省に「満州国異常省学校」を設立し、人員の現地育成を行うようになります。

ソ連の東北三省への侵入に伴って、弁公室は1945年8月25日、完全に崩壊しました。関連するアノマリーや資料、人員は中国本土や日本などに散らばり、他の要注意団体に吸収されています。

関連作品:
《王道異土-偽滿洲國異常辦公室特展》場刊
満州国異常弁公室隊歌
沒有人要帶家人逃難。

天已堂

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概要: 天已堂は1980年代の末頃に成立した組織です。彼らは元々、大規模なマフィアに所属する、超常関連の物品や知識を専門に研究・運用するグループでした。1990年代に入ると、親組織を離れて独立し、今では台湾の本省人系黒幇4に変貌しています。既知の構成員は数千人に上り、いくつかの部会5を台湾全土に遍く設置しています。部会同士に主従関係は無く、地位は対等で、担当する職務・事業にもはっきりとした区別が存在します。今のところ、一部の部会は他の準要注意団体「有村組」との間に一定の友好関係を築いていることが判明しています。

台湾を起源としているものの、既知の構成員は主要な活動エリアを香港および中国沿岸の細々とした都市にまで拡大させており、日本やアメリカ等においても少数ながら活動の痕跡が見つかっています。

天已堂の内部には超常的な人型実体が少数存在していますが、財団の初期資料によると、構成員の多くは大抵、アノマリーに対する理解が不足しており、自力で超常物品を製造する能力も無いとされています。

関連作品:
訂單編號:P-5363
蛛網國際安保報告書 CI-S-057:霓虹兔電子遊樂場
異常蕈類資料單-漁民香菇
年獸爭奪戰

潮汐社

概要: 正式名称: 潮汐ソフト。中国語圏のゲーマー界隈では潮汐社または潮汐軟体、英語圏ではTIDESOFTと通称されます。財団が把握している情報はごく僅かで、アドベンチャーノベルの開発、あるいは販売を主とする企業とみられています。すべてではないものの、潮汐社名義で売り出された製品および関連グッズには異常な性質が高頻度で備わっています。このことから、当企業には少なくない数の異常芸術家が勤務している可能性があります。潮汐社は各種ゲームプラットフォームでしばしば販売を行っており、財団の収容活動や大衆への隠蔽工作をより困難かつ煩雑にさせています。

潮汐社の製品はギャルゲーム乙女ゲームBLゲームなど、幅広いジャンルをカバーしています。成人向け/全年齢を問わず手掛け、多くは複数の言語で売り出されます。ゲームの内容・傾向はジャパニーズスタイルに留まらず、同じ会社とは思えないほど作風が変化します。また、制作チームのメンバーも日本出身ではない者が多いことから、ゲーマーの間では「潮汐社は異なる国籍のスタジオが連合した巨大多国籍企業であり、すべての製品をTIDESOFT名義で売り出している」という見解が一般化しています。しかしながら、外部の人間でその真偽を知っている者はいないと推測されます。

最後に、ある映画の名台詞を引用します。「Who knows what the tide could bring? 潮が何を運んでくるか、誰が知っていようか?6

関連作品:
SCP-ZH-175 贗造的幸福
SCP-ZH-229-EX 逆宇宙法則而行的愚昧生物們

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