世界の歴史:Part3
評価: +30+x

注意: このセクションを読み始める前に、私がこれを書くことを他のシニアスタッフ全員から承認を受けたことをお知らせしなければなりません。私がFishmongerの著作物を再掲載することは全くありません。ですが、「ワンダーラスト」と「アリス」のような、影響力の強い作品について言及はします。なぜなら、それらのものについて人々は今日現在も質問したがっているように見えるからです。「もしFishmongerについて書くのなら~」といった類のコメントをしないでください。

2010年初期は2009年初期とはまったく異なりました。サイトは全く異なる雰囲気を持ち、全く違うモデレーター/管理者のチームであり、メンバーシップと削除に関するはるかに厳格な手順が存在し、そのような状況で当時のメンバーは活動していました。 全体として、Wikiは私たちが出発した時よりもはるかに丈夫な船になっていました。 しかしその船は、その年の非常に早い時期に起こった、カノンへの大きな衝撃によって揺れ動くことになります。

2010年1月はかなりのんびりとして始まり、人々の多くは大規模編集で削除された記事について頭を悩ませているか、様々なプロジェクトに取り組んでいました。 プロジェクトの1つはDrGearsがSCP wikiの「祖国」と見做していた/x/の質を向上させようとする試みでした。 1月13日から16日の間に、彼は/x/にコンテンツを投稿するSCPユーザーの小さなグループを組織しようとしていました。 それは失敗しましたが、コミュニティを強化する面白い試みにはなりました。

1月の終わりは、私たちがこのコミュニティに新しいモノを与えた時期です。最初のコンテストが開催されました。 2010年1月28日、Rightsにより始まったThe great short story contestは、ポスト・SCPocalypse1というオリジナルテーマを持っていました。 時間が経つにつれて、戦争時のSCP、アルト・クレフの死、ライツの誕生日など、追加のテーマが追加されました。 これらのコンテストは非常に人気があり、ライブラリ・エリア2を充実させました。

2月上旬には、大規模編集の別の影響に対処しなければなりませんでした。大規模編集によりかなりの数のSCP記事が削除され、著者ページを持つ多くの人々が、記事の数を著者ページに必要な3つより少ない数に減らされていました。新しいスタッフの1人Quikngruvnは、スタッフが1つも記事のないメンバーページを削除する、クリーンアッププロセスを指導しました。

しかし、それは2月初めに起きた他の出来事の影に隠れることになります。 2010年2月9日、FishはTaleを投稿しましたが、 シニアスタッフのpooryoricはサイトの見解に合わないとしてdownvoteしました。Fishmongerは怒りを含んだ悪辣なコメントで反応し、yoricと彼のガールフレンド(Crack Lobster)をwikiと#site19の両方で侮辱しました。

この行動と、仲裁しようとする他のスタッフに発せられた複数の悪意あるコメントを受け、Fishはモデレーターの権限を永久に奪され、チャットとサイトの両方から6週間追放されました。 彼がwikiから永久追放されなかった唯一の理由は、彼の執筆経歴とwikiの内外からの人々による彼の作品への需要でした。この行動はDrGearsによって次のように要約されます:

私はこのパーティーに遅れてしまったようです。謝罪します。できるだけ早く追いつきます………

Fishは口汚く、卑劣でつまらない、口から残虐さを漏らしケツから苦痛を垂れ流す男です。とは言うものの、彼は私達が持つ最高の作家の1人でしたから、私たちはしばらくの間このゴミと折り合いをつけてきました。彼はいわば、娼婦たちをアシスタントとして雇うと言って聞かない原子力科学者で、彼の作品を理由にその奇行を良しとしてきました。

しかし、もうこれは手遅れです。Kondrakiはこれほど大きな理由では叩かれてはいませんでしたし、少なくとも時々悔い改めるような素振りはしていました。 Fishmongerは彼が作り上げてきた作品たちによって、自身があらゆるルールから免除されていると思っているようですが、まったくそうではありません。はい、彼の作品は良いものです……しかし今は昔と違います。才能ある人物が多く集まり、Kondrakiと同じく、Fishmongerは以前のように私たちにとって必要不可欠な存在ではありません。

私は提案された行動を支持します。Fishがほぼ間違いなく戻ってこないか、全く変化しないということは分かりきっています。これが起こるのを見るのは苦痛ですが、時間の問題だったのです。Fishには変わるか、少なくとも覚悟するだけの時間がありました。彼は自分が私たちにとって不可欠であると考えているかもしれませんが、この馬鹿騒ぎを弁明するために彼がこのサイトに出来ることなどありません。厳罰に処しましょう。もし彼が抗議するようなら、私に話すように言ってください。

繰り返しになりますが、このトピックへの参加が遅れたことをお許しください。 - DrGears

Fishmongerは2月には不在となります。この月に、最初の専用サンドボックスwikiが作成されました。すべてのユーザーが個々のサンドボックスを作成するとwikiにサンドボックスが氾濫するため、古いサンドボックスのシステムは使用されなくなっていました。 そのため、2010年2月19日にpooryoricがSCPサンドボックスのWebサイトを作成しました。 Pastebinや古いサイトのサンドボックスなど、他のあらゆるリソースに取って代わり、記事の下書きを掲載する主要な場となりました。

6週間後、Fishは戻ってきて、行動に気をはらっていたようでした。 彼はBANの後の期間の間に、ひとまず何のトラブルも引き起こさないようでした。このため、wikiのメンバーの多くはFishmongerに寛容な傾向があり、中でも彼がこの数年の間に台頭する様子を見てきた保守的な考えのメンバーは、彼の書くストーリーや、サイトのカノン全体に彼の作品がどのように影響を与えたのかも見てきており、特にそうでした。Fishmongerは彼の性格を、財団の中の非常に強力な人物で、裏で糸を引く存在として描きました。さらに、彼の生みだしたキャラクターたちはwikiの主要な作品の多くで広く使われていました。

しかし、The Fishmongerの問題は一時的に沈静化し、2010年3月はwikiのカノンの小規模な議論に専念しました。 2月上旬に始まったが、3月まで続いたスレッドでは、機動部隊が財団内でどのように運営されるかについての議論がありました。機動部隊の仕組みを一覧にしてまとめたページはなく、人々は様々な方法で彼らを使用していました。SCPの収容時に現地で兵士として使用する人もいれば、単にサイトを守る存在だと主張する人も存在し、財団の軍事的要素として扱うグループもいました。」

3月から4月の間にはKイベントについての議論もありました。 Fishmongerは、さまざまな-Kイベントのリストとそれらがサイト上でどのように使用されたかをまとめていました。大多数は彼自身が書いた様々な物語の中で使用されており、その例はこのスレッドで見つけることができます。Kイベントが厳密に宗教的なものであるのか、それとも単に異常な黙示的な出来事として言及されているのかについての議論がありました。

サイトで数多くの作品を書いたDrGearsは、この時点から活動が縮小し始めていました。 これは主に、彼が3人の子供のために時間を割き、(ちょうどその時に)新しい家を探していたことによります。2010年の4月になるまでに彼の活動は、頻度が低くはなりましたが、他の不在となったスタッフメンバー(すなわち、KulznやThe Administrator、FritzWillie)ほど低い度合いではありませんでした。しかし、彼が忙しいときに代わりをしたスタッフもいました。

4月はSCPの姉妹サイト「放浪者の図書館」の始まりとなりました。 DrEverettMannとPair of Ducksによって作成された、蛇の手に基づいた執筆サイトとして開設されました。Pair of Ducksは、SCP Wikiに載せられた恐怖の作品よりも「驚きの感覚」のほうを刺激したいと語りました。 それは初期のユーザー大量流入を受け入れると、次第に低レベルの活動に落ち着きました。 最近、活動が増えています。 サイトはここから見ることができます:http://wanderers-library.wikidot.com3

4月30日、Fishmongerはサイトへ戻ってきて、Wikiにて物語の掲載を再開しました。 多くの人々は、より長いBAN、そしてモデレーターの権限の取り消しが彼の行動を抑制することを望んでいました。 Fishmonger自身は、Wikiから少しばかり離れていて、BANされていたことを知らないと主張しました。 どのような形であったとしても、彼は新たな気持ちでスタートを切っており、行動が改善されることへの希望がありました。

しかし、5月が終わる前にこの希望は打ち砕かれてしまいました。Fishmongerは、”実験として”別の名前でSCP記事を作成した、と主張する投稿を行いました。問題のSCPは旧SCP-877でした。このページの作者は「Sinclair」という名前のアカウントで、問題の記事だけを作成していました。これはsockpuppet4のように見え、BANに値する行為でした。

それが冗談であるかどうか、あるいはSinclairがFishのsockpuppetであったかどうかについて、いくつかの議論がありましたが、もはや限界にあるとおおむね認められました。 しかし、これに先立って、sockpuppetを規制する正式な規則はなかったという事実のため、彼をBANすることは躊躇されました。しかし、Fishの高慢な態度が目に余るものになりつつあることが、間もなく明らかとなりました。Fishmongerは、彼を罰しようとしたスタッフのメンバーに喧嘩を売ろうとしました。彼を完全にBANすることをスタッフがどれほど嫌がっているのか、気付いていたからです。

そして2010年6月1日、DrClefはSCP wikiからFishmongerを、他のユーザーを騙った成りすまし行為を理由に永久追放しました。以下の投稿は、現在は削除されたSCP-877のディスカッション・ページに書き込まれたもので、このページでは例のsockpuppet行為についての議論が行われていました。

あのね?皆さんはこれを完全に間違った視点で見ています。これはsockpuppetの問題ではありません。これはtrolling5の問題です。Fishmongerは、彼自身が供述したように、他のユーザーから感情的な反応を引き出すために、虚偽のアカウントを作成し騙す目的でSCP記事を作成しました。これを問いただすと、彼はサイトスタッフに向かって傲慢で無礼な態度で行動しています。

もしSinclairが彼のもう1つのアカウントではないならば、彼は別のユーザーであると嘘の主張をしている、これもtrollingです。

最後に、個人的な判断:Fishmonger、あなたには認められた執筆スキルがあるにもかかわらず、長い間あなたの傲慢な態度で他のユーザーと摩擦を引き起こし、その行動をまったく変えようとしていません。正直なところ、あなたの文章がどんなに良いものであっても、あなたの茶番劇を我慢するほどの価値はありません。

私がSCPサイト管理者の1人として現在所持する権限の下に、あなたをこのwikiから永久追放します。あなたのsockpuppetとされるSinclairも同様です。この処分に対して、サイトチャットにて異議を申し立てることができます。 - DrClef

この処分に対してスタッフの間には、かつてFishmongerに好意的であった者が居たにも関わらず、それほど異議はありませんでした。彼の変わらないひどい態度や、スタッフ権限とWikiのルールに対する配慮に欠けた軽蔑を考えると、FishmongerはこのWikiにとって手に負えない重荷になるだけだろう、と。BANが実行可能かどうかについてはいくつかの反対意見がありましたが、WikiがFishから離れていけることが期待されました。

しかし、2010年6月2日、Fishmongerは彼のBANに抗議しました。彼のメッセージは、彼の作品やそれを参照していたものすべてがすぐに削除されない限り、Wikiに対し法的措置を取るという脅しでした。メッセージには、これらの作品が削除されない限り、Wikiが訴えられる可能性も含まれていました。記載された弁護士は実在の弁護士でしたが、Fishが本当にクライアントだったのかどうかは分かりません。彼のメッセージは次の通りです;

件名:Re:BAN

私の作品を保持することに「私の茶番劇を我慢するほどの価値はない」、という決定が下されたのであれば、あなた方はどちらも手放さなければなりません。私がthe SCP Foundation wikiに投稿したすべてのオリジナル作品を永久に削除するよう、現時点より正式に要請します、

これらの作品が2週間以内に削除されない場合、私はあなた方にこれ以上連絡するつもりはありません。私の弁護士であるドナルド・B・スピア(Donald B. Spear)により、Wikidotとそのホスティング・サーバーであるGoDaddyに対し、合衆国法典第17編512条6に基づいて法的召喚状が送られます。 - Fishmonger

Wikiは著者の要求で作品を削除する方針を維持していました7。wikiはクリエイティブコモンズ・ライセンスを使用しているので、Fishmongerの要求は法的に正しいか疑わしかったですが、それでも、それを無視すると、訴訟を起こそうとするFishmongerの動きによって法的な問題が起こる可能性がありました。これはFishmongersの手のうちであるとも見られました。

それに、やっぱり彼は私たちに「Nooooo」みたいな類のことを言ってほしいんでしょうね - Pair of Ducks

Fishmongerが傷付けているのはこのwikiの人々だけであるという理由により、彼の企てを思い止まらせようとする試みがなされました。DrGearsはFishmongerの行動を知った後にFishmongerとの仲介を試みました。その際のメッセージのやり取りは以下の通りです。

今回の件で、あなたが心から抱いている疑念は間違ったものです。Fish、あなたと私の双方とも、あなたが利己的で嫌なやつになりえると分かっています。あなたはこれを何度か認めていますね。私が知っている最後のことは、あなたが物事のコメントやディスカッションの場から幾分離れて、ただ記事を書いていたことだけです。これは上手く行っているようでしたが……その後、この事態が巻き起こりました。私は情報の欠片を集め、それぞれの側面から今回の事態について理解しようとしているだけです。あなたがこれに協力したくないのであれば、私はそれを受け入れるしかないでしょう。

さて、あなたの作品の削除についてですが:承知しました、Fish。しかしまず最初に、これは非常につまらないことに思える、と言わせていただきたい。それでも、「自分のおもちゃを持って家に帰る」姿勢を取りたいなら、我々は要求に応えるために可能な限りのことをします。直ちに、「あなたの作品」として識別される全コンテンツの削除を開始し、おそらく近いうちにすべての項目が削除されるでしょう。弁護士の雇用継続を決めたのであれば、お知らせくださるようにお願いします。私たちも同じようにしたいので。

Fishmonger、どうか思い止まってはくれませんか。これは他でもない、一般のサイトメンバーを傷つけるのです。とはいえ、あなたが望まないことを強制することはできません。今のあなたを見ると非常に悲しくなりますし、あなたが取ることを決めた行動方針には失望しました。しかし、あなたが心を決めたのであれば、私たちは対応します。

非常に残念でなりません。

Dr. Gears

Fishmongerは返答しました。

あなた方の管理者、つまりClefの決定は、私はもうサイトとは何の関係もないというものでした。OK、いいでしょう。私はこれを受け入れています。しかし、決定には結果が伴うものです。この決定の結果、要求の通り、私はもうこれからサイトとは何の関係も持​ちません。私だけではなく、現在利用可能な私のすべての作品もです。これらは私が自由に出来る財産であり、私に明らかに法的な管理権があります。

あなたは "つまらない"話をしたいですか?OK。なぜ間違っていなかったのか、なぜルールの違反がなかったのか、なぜこれについて誰かにわざわざ話をした唯一の理由が、誰も好きではないページの削除をより迅速にするためだったのかを、話しましょう。 Clefが当初から私に嫉妬し嫌がらせを行い、私をKondrakiのときと同じ手口で追い出そうと何か使える口実を探していたことについて、話しましょう。私を信じてください、友よ。私は "つまらない"ことができますが、これはそうじゃない。

私に対していい人振るのはやめてください、私の知性を侮辱しないでください。あなたは悪い警官であるClefに対応して良い警官を演じることに、完全に満足していました。OK、これもいいでしょう。この問題で私が協力して、一体何が達成されるのでしょうか?私をそのちっぽけな権威に対する脅威と見做していたどこかのサイトへの復帰で、そうしたところで、私をもう一度追い出すための正当な理由を更に躍起になって探すだけでしょう?これに関して満足の行く回答は、当事者のどちらからも得られません。交渉による解決を検討し始めるのにも、あなた方がClefの管理者権限を私のために取り消すことが最低限必要になるでしょう。あなたはためらわずにやってくれますか?

いいえ、あなたはそうではありません。私たち双方が知っています。あなたは私と同じように分かっています、この件には落とし所が存在しないことを。交渉することで何か上手くいく可能性があったのならば、このような問題はとっくに解決していたはずです。今、Clefは極端な選択をしました。OK、そうなったのなら、しょうがない、それが運命です。しかし、そこに座りながら、私が私自身の極端なやり方で応じようとしていることに驚くような振りはしないで貰おう。あなたがそのような馬鹿馬鹿しい見え透いた策略まで考えることが、私をいらつかせます。

決定は常にあなた方によってなされてきました。今、またひとつ決断を下す時です。具体的に言えば、私との決別が簡単に行くかどうかには、何百もの人々の苦しみと非難の声を引き起こすであろうあなた方のサイトの削除が必要となるのです。あなたは大人になりたがっているようですね。泣き言は言わないでくださいよ、もう大人になるべき時なのですから。 - Fishmonger

GearsはFishへ最後の返信を行いました。

……Fishmonger、あなたがこのように受け取ると決めてしまったことが残念でなりません。このサイトはいつもあなたが投稿するものを非常に受け入れていて、ともかくそれらに対し賛辞と励ましは与えて来ました。あなたの卑劣で、不敬で、不快な人間性は、あなたに対する数少ない否定的な点の1つです。しかし、それはいつも重大な点でした。

あなたは私のために真実を提示し、私とあなた両方の立ち位置に関する私の思い違いを解消することを決めたようですね。私にも同じことさせてください。いいですか、あなたはお高くとまったプリマドンナであり歌姫です。当初、私たちはあなたの声、あなたの才能を必要としていて、エスカレートしていく狂った攻撃的な言動を許し、見過ごすことができました。しかし今では、私たちはあなた自身やあなたの癇癪、そしてあなたの "みんなしね!"という態度からは卒業したのです。あなたはkondrakiの騒動の間に、不味いことになるという予感はしませんでしたか?"私はとても素晴らしい人だから、誰も私に触れることができない!"と言って叫んで回ることは、ひょっとすると、もしかすると、最終的に自分に跳ね返ってくるかもしれないと、あなたは考えなかったのでしょうね?

間違ったことや、権力の悪用についてはどうぞご自由にお話しください。ですが、「不当に虐げられし者」の聖なる御旗を掲げる前に、まずちょっと自分自身を見てください。私に、心の底から正直に話してください、あなたは権力を悪用しなかったのですね。あなたはすべての人を、公平で穏やかとは言えない口調では決して扱わなかったのですね。私たちは、サイトに対するあなたの過去の功績を考慮して、善意であなたの作品を取り除いています。もし私たちが愚か者になりたかったのならば、それも可能だったでしょう。あなたは殉教者ではありません、Fish。あなたは間抜けです。

それにあなたが、大人になること、を話すならば、私は笑わなければなりません。あなたが言っていることは基本的に”みんなひどいんだ、ぼくはじぶんのおもちゃをもっていえにかえるぞ!”ということです。何の意味があるのですか、一体?持っていて出版するつもりですか?何か上手い映画の話でもあるのですか?あなたは純粋で単純な悪意から、これをやっています。苦しみと非難の声についてですが……正直なところ、私たちはあなたなしでも大丈夫だと思います。私たちはコミュニティーです。あなたの自己満足の自慰の聴衆ではありません。

この件で私が過度に芝居がかっているようなら、許してください。しかし、あなたは本当に私を怒らせています、Fish。これはあなたのファンだけを傷つけます、Fish、他の誰でもありません。私でもなく、Clefでもなく、サイトでもなく、誰でもない。あなたなしでやっていくのは難しいでしょうね。ですが、この上ない確信と共に断言しましょう、私たちは上手くやっていきます。月曜日までに、ほとんどすべてのものを取り下げる、でしょう。その後はどうぞお好きなように、あなたは自分の作品を持って立ち去り、そして……何であろうと、あなたがすることをしてください。Fish、あなたがより親切なサイトを見つけることを願っています。本当に願っています。ですが、私はあなたが同じようなことをもう二度と誰にもやらないようにも祈っています。削除作業の経過については、連絡いたします。

Dr. Gears

では状況を整理させてください。Clefは彼の暫定的なサイトの権力を乱用し、存在もしないルールに違反してもいないのに、私をBANした。これはただ仕事をしているだけ。しかし、私が自分の文学的な財産に対して実際の法的権利を行使する──これは癇癪を起こすことにあたる、ですか。

あなたはこの "大人の"ゲームがちょっと苦手なようですね、Gears。

私は無愛想な下衆野郎であることを、まったく隠そうとはしてきませんでした。あなたは薬用マリファナを服用する人を誰か知っていますか?効くんですよ、ハイになるのは良い気分ですからね。喜びは痛みを和らげます。私はいい人ではありません。だからこそ私は作品を書くのです。強烈な醜さに打ち勝つために、強烈な美しさを持つ何かを創ろうと。あなたはどちらかだけを手に入れはしないし、*私も*どちらかだけを手に入れることはありません。抱き合わせなのです、良くも悪くも。

あなたはすべてを好きなように判断することができます。しかし、私は同情や理解を求めているのではありません。あなたの私に対する意見ははっきりしており、おそらく変えられません。まぁ、それは私には関係ありません。私は専門家たちに侮辱されましたし、私がこれ以上余計なダメージを引き起こすことをあなたが提案できない要素は見当たりませんから。同様に、あなた方のサイトが存続するかどうかも、私には無関係です。これは関係を抹消することの問題であり、それ以上のことではありません。これ以上私に関わらないでください。私が同じことを表現したときに、よくもまあ驚いた振りができましたね?それにしても、私が今もあなた方との関係を続けたがっている、などと本当に考えているのですか?こんなことがあったのに?あなたが私の作品を残すために私に特権を与えていると、そこまでひどく信じ込んでしまっているのですか?しかし、私個人を残すためではないのでしょう?

繰り返しますが、あなた方の管理者がこの決定を下しました。繰り返しますが、これがその決定の結果です。さぁ、仕事に取り掛かってください。 - Fishmonger

Fishmonger事件のストレスは、サイトの管理に重く圧し掛かっており、6月2日にDrClefはその管理者としての立場から退きました。 Fishmongerの狂態に対処することは、あまりにも苛立ちとストレスが多かったのです。 しかし、彼はWikiから完全には去らず、シニアスタッフの一員として現場に残りました。非アクティブな管理者が多かったため、誰も彼の枠を埋めるための昇進はしませんでした。残された管理チームは、Fishに対処しなければなりませんでした。

また、FishをBANすることが、私が管理者として行った最後のことでした。 私は重責や、気ままな猫たちを取りまとめるような無茶にうんざりしていて……もう十分にやりました。 確かに、FishをBANする理由は控えめに言っても大雑把でしたが、あのくだらない"Sinclair"ごっこは・・・・・・我慢の限界を超える、最後の一発でした。もし他の誰かがあれを行ったとしても叱責だけで済んだでしょうが、Fishは基本的にすべての管理者に明らかな敵意を持ち、付け狙っていました。 - DrClef

Fishmongerの作品は削除されました。物語、SCP、そして参考資料、Fishmongerが創ったものはすべて削除されました。広く知られた作品としては、ワンダーラスト、キャスリング、「黒の女王」に関連する物語、元要注意団体「foo」、SCP-228、SCP-808に関するあらゆる物語が存在しました。 これらの作品への言及はすべてwikiから削除され、サイトカノンにはっきりと大きな穴が残されました。 もしあなたがこれがどういう感じか知りたいのなら、ギアーズ博士またはクレフ博士へのあらゆる言及が2010年の中頃に削除され、その後Wikiの誰も、彼らについての物語を再び書くことを決して許されなかったと想像してみてください。

この決定はおおよそFishmongerに対するユーザーたちのあらゆる支持を消失させることになりました。 以前なら彼は自分自身を、スタッフに不当に扱われた殉教者として描けたかもしれませんが、この時には彼は卑怯な男であり、自身の問題に見向きもしないで自分のおもちゃを持って帰ったと見られていました。サイトには怒りと、そしてこんなにも多くの記事が削除された状態でWikiをどうやって継続していくかという不安が、多数存在していました

しかし、続けていこうという断固たる決意がありました。Fishmongerと彼の書いた壮大な物語が排除された後、サイトは落ち込むと予想されましたが、熱心なユーザーたちによりこれは覆されました。人々は、Fishmongerが居なくても上手くやっていけること、私たちは特定のユーザーの作品に依存しないことを示すのを望んでいました。 振り返ってみると、私たちが前へと進むことは必然でしたが、当時は苦難の道だと思われていました。6月4日までに、Fishmongerへの言及はWikiからすべて削除されました。物事は不確実な未来に向かって動いていましたが、この後の数ヶ月で、コミュニティは立ち直れることを示します。

さて、私にとって、彼はいつもいい人でした。彼の災難についてはまた聞きで報告を受けているだけです。正直言って、私はいつも彼を気に入っていました。そうは言っても、私は彼がひどい性格で、汚い口調を使い、ものすごく意地が悪いことも事実として知っていました。彼はまた、Clefとyoricを嫌い、決して彼らと仲良くすることが出来ませんでした。IRCであっても、誰かが顔を見せると、もう片方が去ってしまいます。なぜなら、口論が始まり、チャットが終わりになってしまうからです。

Crack Lobsterが一度、彼の記事で一言、おおよそ「この記事はあまり良くない」という感じのことを言ったことがありました。Fishは彼女を罵り、これは記事とFish自身に対する彼女のボーイフレンド(yoric)の見解を書いたのであり、sockpuppet行為だと訴えました。彼らはFishを拒絶し、これは彼女の選択であり、Fishは過剰な反応をする嫌な奴だと言いました。

彼が他の人のページを編集したことについては覚えていませんが、私が覚えているのは、彼が別のアカウントでこのwikiに投稿・執筆していて、それが事態を決定的にしたということです。Yoricはそれに噛み付き、彼が他のメンバーか何かに偽装していると言いました。あまり思い出せませんが、全体的に見て悪質な行為でした。彼以外は賛同していましたが、Fishは爆発し、彼の反応はかなり悪質なもので、その行動こそが、最後の人々をついに彼の敵に回してしまった出来事でした。結局、私にとってそれは、狂犬病に掛かった年老いた愛犬を銃で殺すようなものでした。

しかし、最悪な部分は彼がBANされたときでした。私が言ったように、彼はやっぱりひどく意地の悪いやつで、我々がwikiから彼の作品全てを削除しなければ法的措置を取ると脅かしました。これは本当に脅しているというよりは嫌がらせの行動であり、サイトを取り巻く法的基準を考慮しても、彼の主張ではおそらく法廷で助けを得ることはできなかったでしょう。しかし、ともかく我々は自らの誠実さに則り削除を行いました。私はその時ほど彼に失望したことはありませんでした。 - Kain Pathos Crow

Fishmongerの大失敗はwiki文化に大きな影響を与えました。Wikiにあった多くの「良い作品を書いていれば態度をよくする必要はない」8というような態度を終わらせました。sockpuppetと他のユーザーに対する過度に失礼な行為に対するルールが制定されました。 このサイトは、統一された大規模な文化から離れて、今日の「カノンはない」という考え方に近づきました。 また、”Brightの時代”の始まりを告げるものです。 Clefが辞任すると、Brightがただ唯一のアクティブな管理者として残りました。 これは2010年の残りの期間から2011年まで継続しました。

最初の週に起こったことと比べて、後の6月の出来事はそれほど劇的ではありませんでした。チャットからBANされた人々が数人存在し、新しく任命された管理者であるWaxxがチャットを管理していました。また、些細な問題は少しありましたが、大きな問題はありませんでした。恐ろしいほど穏やかで、ともかく、あの騒動はわずか数日間の出来事だったのです。 人々はちょうど事態を収拾していました。

6月20日、最初の別言語での翻訳プロジェクトが登場しました。SCP-RUは、SCPの記事をロシア語に翻訳するために設立されました。

2010年7月6日、Lt Masipagは一時的に再び姿を見せました。非アクティブであることを理由に、彼女のモデレーター権限が取り消された直後でした。彼女は数日間活動し、2つの書き込みを投稿した後、再びどこかに消えました。 彼女はいまだサイトを覗いているかもしれませんし、そうでないかもしれませんが、現時点では確認できません。9

8月は面白い月で、Wikiのカノンを大きく形作ることになります。Dr. Wilsonというユーザーが、財団の全体的なDクラスの扱い方と人命に対する心構えに基づいて、財団の「倫理委員会」について質問する書き込みを投稿しました。 この書き込みは当初は軽視されていましたが、ユーザーはすぐに財団の活動に起因する倫理的な問題を検討し始めました。 それはVoctによる書き込みで最高潮に達しました。

"俺は何人殺した?"

"お前はどれくらいの人を救った?お前は賢いやつだ。計算してみろ。眠れるはずさ。"

— ハンク・マッコイとスティーブ・ロジャース、シークレット・アベンジャーズ16話より

財団倫理委員会はしばしば、書類を読まずに判を押す無能な笑われ者、シートフィラー10の集まりと考えられています。そして、そんな印象を保つために、彼らはあらゆる手を尽くします。実際には、倫理委員会は財団における秘密の権力機関です。 O5は何が安全であるかどうかを決定しますが、倫理委員会のメンバーは、O5達に何が容認できるかについて助言する者です。

(実際に誰がコントロールしているのか、監督官や倫理委員会について疑問に思うようになったとしても、あなたは口を噤んだままで居られる程度には賢いでしょう。)

倫理委員会のメンバーは恐ろしい仕事をしています — それは "恐ろしく速い剣"のように "恐ろしい"です。彼らは財団におけるすべての道徳的なコストを調整するものです — コストを調整するためには、まずコストを知る必要があります。編集されたり、削除されたり、黒塗りされたりするあらゆる細部を、彼らは知っています。彼らは、SCP-447-2が死体と接触したときに何が起こるのかを知っています。彼らは処置110-モントークが何あるかを知っています。知っているのです — 彼らがそれを作ったのですから。

覚えておいてください:財団は世界を支配しません。財団は世界に貢献します。一般の人口が望むかどうかとは関係なく、財団の活動は、その一般的な人々の最善の利益のためにあります。

覚えておいてください:財団は悪ではありません。私たちは人々を「なんとなく」拷問しません。我々は不必要な残虐行為に反対しています。倫理委員会のメンバーは、いつ残虐行為が必要かを決める者です。より大いなる善のためには、異なった善を定量化し、比較できなければなりません。これが倫理委員会の役割です。

覚えておいてください:「P」は「Protect(保護)」の略です。倫理委員会は、何が受け入れられるどうかを判断し、悪のバランスを取って全体的に、そして最終的に悪を最小限に抑えられるようにするのです。

"私のしたことは正しかったんだな? 最後には――"
"最後? 何事にも最後などありはしない "

—エイドリアン・ヴェイトとジョン・オスターマン、ウォッチメン12話より

人類を救う唯一の方法が財団を取り除くことであるという反論不可能な証拠があったならば、倫理委員会はこれを行うことを提唱し、それを実現させる計画の実施を開始するでしょう。

"あんたはハッピーエンドがお望みか? くそったれ。あんたはそいつを読むために生きている。"

黒、白、黒、白、黒、白、灰色

- Voct

8月の他のイベントはスタッフの昇格で、DrMannがモデレーターとなり、TheRavenはBurnsと共にシニアスタッフに昇格しました。 同時に、Ekzhentric LohnerとRightsは、非アクティブを主な理由にモデレーターからシニアスタッフに降格されました。

2010年9月20日、DrClefはSCP-076(Able)の改稿を開始しました。これはリストの中で最も論争の的となっている項目のひとつでした。批判者は「これはメアリー・スーだ」と主張し、支持者は理にかなった作品であると主張していました。SCP-076は機動部隊Ω-7の起源で、この部隊ではSCPで構成されたチームが様々な目的のために財団によって使用されました。様々なヒューマノイドの記事が追加されましたが、現在残っているのはSCP-105だけです。

私たちはあまりにも多くのメアリー・スーをΩ-7に加えました。Ω-7自体はもはやそのサイトの文化に適合しませんでした。 アベルは大丈夫でした。 機動部隊Ω-7は解体されなければなりませんでした。 だから私はそれらをすべて殺しました。 それは正直なところ単純です。 私はKainがその改稿に好意的だったことを思い出します。 アベルのスピリットナイフの力などを取り除くことについて多くの議論がありましたが、私はしなかった。 古い記事の感覚を保ったまま、財団が彼に対してどのように反応するかを変えただけです。 - DrClef

年末を迎えるまでには、スタッフは立ち直り、サイトの新しい問題について話し始めていました。11月30日には、pooryoricが評価モジュールが誤動作し始めたと指摘しました。ページの表示と「このページの評価を見る」の部分の実際の表示との間に矛盾が発生していました。問題はすぐに修正されましたが、プラットフォームとしてのWikiDotの不安定性が初めて露見しました

12月下旬、特に12月24日は、投票に関連する新しいポリシー、削除ガイドラインの改訂・改良版の作成が印象的でした。Sophia Lightは、作成された記事の削除に必要なものが、評価が十分に低くなった後の4人の投票だけであったため、投稿者が良いフィードバックを受け取る前に削除される可能性があることを指摘した書き込みを投稿しました。これを踏まえ、著者ができるだけ多くのフィードバックを得ることができるように、24時間の猶予期間を設けることが提案されました。これは満場一致で承認されました。

だから、2011年になると、物事の変化のスピードは間違いなく速くなっていました。急速に進化する政策、メンバーシップ、スタッフの名簿は、コミュニティの安定を揺るがしましたが、それでも一貫性を保ち続けました。Brightはこの来る時代において非常に影響力を持っていました。この時代ではBrightの台頭と再度の会員急増を迎えることになります。

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