Infasのサンドボックスページ
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インファスは見間違いがないか確かめるため、PDAを注意深く再点検した。……オーケイ、問題はない。彼はとある、怪しげなオブジェクトチームに配属された。……なんでも、そのオブジェクトのナンバーはSCP-CN-XXXだそうだ。ひょんなことに、収容場所はサイト-CN-XXで、所属する機動部隊はMTF-XX-X("まだ未定")と呼ばれている。とは言え、彼は財団に詰めている間、ひょんなことを色々と見てきているので、このアバンギャルドなネーミングを気に留めることは無かったのだが。

彼はサイト-CN-XXの入り口に着く。サイト-CN-XXは某巨大都市のビジネス街に位置する、地上34階・地下10階からなるオフィスビルであり、「財団はアホみたいに金持ちだ」というオーラをムンムンに放っていた。

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    彼はサイト-CN-XXの入り口に着く。サイト-CN-XXは対外的に██大学と偽装されている。そこには幅広い分野の研究者が大勢集っており、「財団職員は揃いも揃ってハゲばかりだ」というオーラをムンムンに放っていた。

    とにもかくにも、入ってみるとしよう。学生達の視線を躱しつつ、彼は地下のサイト-CN-XXへ繋がるエレベーターを呼びつけた。

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      エレベーターが上昇する。サイト-CN-XXの収容ウイングは通常、X階からXX階の間に位置している。大都市の中心街にあるため、危険度の高いオブジェクトは収容できない。ひょっとすると、インファスはここでゴロゴロと休息を取れるかもしれない。

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        エレベーターが地下3階に達する。Keterクラスの収容区画だ。新人の、それも2ヶ月足らずの実習を終えたばかりのヒヨッコがここにいる。それが名誉なのか災厄なのか、インファスには分からなかった。いずれにせよ、彼に逆らう権利はない。我が人生に満面の笑みを飛ばしてやろう……そうインファスは思った。

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          廊下の端に向かって歩いて行く。32階のフランス窓からは、オフィス街の全景を見渡すことができた。

          SCP-CN-XXXの収容房に着いた彼は、ドアを押し開けようとして、

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            それがスライド式であることに気付いた。

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              インファスは右にスライドさせようとしたが、右手に電子ロックがあることに気づく。

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                インファスはIDカードを取り出す。しかしその実、このドアは指紋ロックだった。

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                  インファスはパネルに指を当てる。通りすがりのヴァリタス博士が吠えた。「そんなことをしたらレンズが汚れるだろう」インファスは目を凝らすと、そいつが虹彩認証であることに気付いた。

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                    なーんかおかしいような……。

                    頭を掻くインファス。けれども、違和感の在り処は突き止められない。何はともあれ、眼の前のシャッターはゆっくりと上っていった。

                    そこにはSCP-CN-XXXがあった。それは6枚のコインで、壊れた神の教会との果てしない争いの火種となったオブジェクトだ。こんなSafeクラスの代物が、ここまで事態を広げるとは。インファスには想像がつかなかった。

                    「ほれ、君のだ。」XXX博士がファイルをよこす。それはSCP-CN

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                      -XXXの報告書だった。Keterクラスのオブジェクトに割り当てられた時は、報告書をよく読み込んでおくのが往々にしてベストである。大型の塩酸プールを仰ぎ見たインファスは、これからの苦労を思わずにはいられなかった。自分が本部でオオトカゲのような代物を任されるとは、夢にも思わなかったことだ。オーケイ。今、奴さんの周りには2ダース半の機動部隊がいる。彼らの腕章にはMTF-XX

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                        -Xの文字があり、その下には梅の花のロゴがプリントされている。MTF-XX-X("まだ未定")は自分たちが住むこの都市を、ずっと昔から人知れず守ってきた。英雄達を直に目の当たりにしたインファスは、心のなかで

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                          嫌悪した。MTF-XX-Xはとある名の知れぬ部門の配下にある。彼らの銃に斃れた人間はアノマリーよりも多いが、それらはすべて「ミーム拡散防止」の名の下に行われている。彼は踵を返し、収容ユニットへと向かった。オブジェクトは鉄製の箱で、パソコンと大差ないくらいのサイズだが、中に

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                            住むピンク色のお友達は、目下サイト全体で息子のように可愛がられている。前回部屋に入った時、インファスは一面の紙くずと

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                              未知の赤いゲル状物体を目にした。なんでも、これはあのコンクリート像の"大きい方"らしい。いずれにせよ、今の彼の職務は、Dクラスがきちんと掃除するよう見張ることだった。あの

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                                地獄のオルトロスが食べ残した、骨っこのカケラを片付けるのを。

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                                  伝説によると、これらの骨は雷神のハンマーで砕かれて出来たものらしく、どのような手段でも

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                                    水中の死体を壊すことはできないという。それは無敵

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                                      のネット戦士と呼ぶに相応しいものがあった。

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                                                いや待てよ。

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                                                「あ、気付いちゃった?」Infas12Infas12が答える。「まだ書き終わっていなくてね。後で変えやすいように、番号をXXXで仮置きしているんだ。もうじき投稿するから、そうカッカしないでくれよ。ほら、みんなこの表記ばっか使ってるじゃん?下じゃあマッシュアップでも起きてるんじゃないかって思ってね(笑)」

                                                「ここは未完成作品を投稿する場所じゃないぞ!」インファスは怒鳴りつける。

                                                「何か勘違いしてない?ここはSCP財団じゃないぞ」

                                                インファスは自分のIDカードを見つめる。表面にはSCPS財団と書かれていた……

                                                「ここはSCP Sandbox、オレのクソみたいな下層物語実体さ」

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