情報資料コード: 101-3325
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情報資料コード: 101-3325

情報資料呼称: 邦題「恋するエルマは一直線 シーズン7」

閲覧制限: レベル2以上のセキュリティクリアランスを所持する職員に限る。

報告者: エージェント・時任

説明: 当該情報資料は、GoI-093"PAMWAC"の構成員"和田 真一"の自宅に対する調査の過程で発見されました。当該情報資料はGoI-101"エルマ外教"に関連するアニメーションであり、この報告書が作成された宇宙ではない他宇宙を起源としてします。音声や字幕に関してのみ、当宇宙に存在するGoI-101構成員によって、低品質ながら日本語に再編集されています。

当該情報資料は和田真一所有の情報端末から発見されました。この情報端末は財団の認知しない技術で製造されており、外装には財団データベース上に存在しない意匠のロゴマークが刻印されています。当該情報資料は本来映像ファイルですが、ファイルのデータ容量が1話あたり587ゼタバイトと異常なデータサイズを示しており、データのコピーが実質的に不可能でした。情報端末ごと奪取する必要性が発生しましたが、和田真一へ危害を加えず監視することで、更なる情報資料充実の可能性が存在するため、奪取はエージェント・時任の判断で中止されました。

当該情報資料"恋するエルマは一直線"は他宇宙で人気を博しているアニメーションシリーズです。全シリーズ共通して『主人公の男(シーズン毎に名称が異なる)と、その幼馴染エルマが学生生活を送っている。エルマは主人公に恋をしているが、主人公はエルマを幼馴染としか感じていない。ある日、主人公の男は事故に巻き込まれ、異世界へ転生してしまう。その異世界は文化も違えば言語も異なっており、男は命の危機を迎えるが、突如その世界には存在しないはずのエルマが割って入り、主人公を助ける。その後も主人公は不幸にも事故による異世界転生を繰り替えし、その毎にエルマに救われることで愛が芽生える』という粗筋。主人公が転生する世界は、いずれも実際に存在する世界であり、当該情報資料内においては当宇宙の地球を舞台としたエピソードも存在します。

添付: 以下はエージェント・時任が和田真一宅で当該情報資料を視聴し、その概要と所感を書き留めたものです。一部キャプチャーに成功した画像を添付しています(マウスオーバーで拡大)。エージェント・時任の主観が多く含まれており、情報資料としては精度に欠ける他、情報の確度に疑問が生じる要素も多いため、情報資料としての価値は再評価が望まれます。当報告は更に情報を収集した上で再度の報告を行う予定があり、この概要と所感はエージェント・時任が提出した原文をそのまま掲載した暫定版です。


付記: 和田真一はPAMWAC構成員と当映像に関する情報を専用BBSにて多数交換しているようだ。和田真一曰く、『恋するエルマは一直線』シリーズはシーズン2が至高であり、シーズン7は微妙らしい。ただし、シーズン7オリジナルのキャラクターである"アトラ"は、一部宇宙で大変人気らしく、成年向け二次創作が多数存在しているとのこと。そもそも我々の宇宙は文化的に他宇宙へ多数影響を与えているらしく、表現や話の作りには既視感を覚える部分も多い(異世界転生は他宇宙でも大ヒットジャンルらしく、我々の宇宙から輸入され爆発的に広まったらしい)。

シーズン7の主人公は"ヨハン"という名前の学生で、少々内気。そして幼馴染のエルマは赤毛ロングで活発な性格。和田真一曰く、エルマが第二期の金髪ショートウェーブが至高であり、今回のは微妙らしい。基本一話ごとに異世界転生が行われ、その地を舞台にいろいろやるアニメのようだ。また、当アニメは全10話らしいが、和田真一は内5話分しか収集できていないようだ。今後、更に入手するとのこと。

第1話「目覚めれば"惑星ヨシュアヴァルカ" エルマちゃん参上!」

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音声から考察するに、本来の字幕は「当番組をご覧の皆さん。こんにちは。楽園から来た女神 エルマちゃんです。」

和田真一による粗筋: エルメス神学院に通うヨハンは、家に惑星間転送アンカーブレードが墜落してきたことで死ぬ……はずだった! 目覚めたヨハンを取り囲んでいたのは惑星ヨシュアヴァルカのプルモンテであり、ヨハンは生贄にされそうになる。そこに現れたのはプルモンテ族が神と崇めるヨハンの幼馴染エルマだった!!

所感: 第1話であるのが原因なのか、この話はとにかく字幕の精度が悪い。日本語吹き替えもなんか聞き取りにくくて内容がよくわからなかった。

エルマから主人公であるヨハンへの好意はそれなりに描写されていると感じるが、ヨハンからの反応は微妙。"主人公はエルマを幼馴染としか感じていない"というのが当該アニメシリーズ共通設定とはいえ、ヨハンのエルマに対する態度は、最早幼馴染に対するものとしても冷たい印象。

また、ヨシュアヴァルカと呼称される世界に舞台が移動してからは話の展開がとにかく不親切。意味不明な固有名詞が列挙され、それが解説されることは無い。何を表現しているのか最後まで分からなかったシーンも多数存在した。




第3話「インクルードの脅威!究極殴打巨人"オンブレヌエボ"」

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インクルード収容違反は、確保力が同一のオブジェクト同士を重ねることで可能らしい。」

和田真一による粗筋: 爆炎に巻かれるアーロモートからの脱出に失敗したヨハンは三度目の異世界転生を果たす。その世界はバイクに搭乗して行うカードゲームで全てを決する世界であり、ヨハンもカードによる闘争に巻きまれていく……。

WRGP決勝戦、ヨハンはエルマ外教老師"イドン"の召喚したオンブレヌエボに敗れそうになるが、祈りこめてドローしたカードは「No.1(ナンバーズワン)外神エルマ」だった! ゆけヨハン! 伏せておいたリビングデットでライブラリアンを召喚して、エルマの効果でジャンクロンをサーチして、ジャンドで強引にクェーサーを出せ!!

所感: 第2話で何があったのか不明だがとんでもないことになってる。地球で確認できるカードゲームの要素がいくつか確認でき、「異世界転生は他宇宙でも大ヒットジャンルらしく、我々の宇宙から輸入されている」という地球文化が他宇宙に輸出されていることの裏付けになっている印象。内容自体は和田真一の粗筋以上の物は存在しなかった。

特筆すべき点だが、財団サイトの購買で売ってるSCP-TCG-JP-Jと思われる要素が確認でき、重大な情報漏洩を示している。この世界の名称は作中明らかにされておらず、さらなる調査は困難。アニメーションの作成元をあたるしかないかも。


第4話「大文化惑星"ジ・アース" エルマちゃん、馬券を買う」

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日本をかなり勘違いしている

和田真一による粗筋: ジャンクロンの召喚を神警で止められてそのまま敗北したヨハン。気が付くとそこは大文化惑星"地球"だった! 金に困ったヨハンはギャンブルを求めて浅草のWinsに行くがとにかく勝てない。困り果てたヨハン、そこに現れたのは"予想屋"となってオッサン達に囲まれていたエルマだった。

所感: 地球を舞台にしているのが確認でき、第3話所感で触れた「地球文化の輸出」に更なる裏付けを感じる。舞台は日本であると推測できるが、かなり日本をかなり曲解しており、日本としてのディティールはほとんどない。日本を舞台にした作品のディティールがこのレベルであるのを考えるに、他の作品も他宇宙を表現した作品としては微妙な所なのかもしれない。

内容としては浅草観光に終始している印象。ヨハンとエルマがスマートボールに興じ、厩橋でハンバーガーを食べるシーンが存在する。これのみを見ると中々のディティールだが、エルマが地球の映画を見ようと提案し、向かった先がロック座だったりと取材不足な部分も目立つ。

終盤に、ヨハンがトラックに轢かれそうになり、銀髪のキャラクターがそれを阻止するシーンが存在する。この銀髪のキャラクターについて詳細は触れられていないが、これがシーズン7の大人気キャラクター"アトラ"の可能性が高い。


第7話「魔法終末世界"ハーレット" カエノレム=バスティオンを急襲せよ」

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ED変更。映像が謎すぎて考察できない

和田真一による粗筋: まさに深謀遠慮! アトラの選んだ運命の旋盤はヨハンの未来を変えた! 魔法終末世界"ハーレット"に転生したヨハンは、魔法使いの反乱分子と帝国軍の戦いに巻き込まれる。帝国軍最大の城塞"カエノレム=バスティオン"を巡る攻防戦の中、帝国軍に包囲されてしまうヨハン。そこに舞い降りたのは古代魔法"エルマ"だった。

所感: 4話と7話の間に何があったのか分からないが、銀髪の女性"アトラ"がいつの間に仲間になっている(他にも謎の忍者とかよくわからないのも仲間に……)。アトラが人気な理由はイマイチわからなかった。

[検閲済]

第7話及び、登場する世界に関する情報漏洩に関しては再度調査を実行中。場合によっては第7話のみ要求されるセキュリティクリアランスを上昇させた上で再度報告を行う。現行の報告もサイト管理官判断によって検閲されたし。

第9話「最終決戦 標高10363mの死闘」

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突然作画が一変し、その後も作画ががドンドン変わっていく。このシーンは結構力が入ってるようだった。

和田真一による粗筋: 遂に明かされるアトラ不変の愛。世界が変わっても、彼女は何も変わっていなかった。標高10363m、狂気の神域でアトラはその本性を露わにする。エルマの正体を知らされたヨハン、それでもエルマを信じ、黒く煌めくトラペジウムを掲げる。 「ねぇヨハン? ヨハンがヨハンであることに何の意味もないんだよ?」「大丈夫。ヨハン。貴方は何も」

所感: 本当に8話で何があったのか。突然殺伐とした場面から始まり面を食らった。会話などを考察する限り、アトラが本当の恋人で、ヨハンはエルマに異世界に連れ去られたにすぎず、幾千幾万に渡る異世界転生で記憶を失っていった……ということのようだ。

アトラはエルマを殺すつもりだったが、エルマは姿を消したまま現れない。ヨハンが危機に瀕するとエルマが現れる……、この法則性を発見していたアトラは、ヨハンに対し刃を向ける。不本意に恋人を襲うアトラ、突然の襲撃に抵抗するヨハン。しばらくの揉み合いの後、ついにアトラの持つナイフがヨハンの肩に突き刺さる。白い世界に舞う鮮血、だがエルマは現れない。予想と違った展開になり困惑するアトラに、ヨハンの致命的な反撃が炸裂。仰向けに倒れたアトラは、自身とヨハンの関係を語ると息絶えた。

女神エルマをこんな悪役にしている意図は不明。アトラを殺したヨハンは異世界転生の為に自ら標高10363mから身を投げる。画面が暗転すると、不気味な声で「神の祝福に狂人2人」というナレーションが入りEDへ。10話でいったいどうなるんだ……。


応神君へ 
まだ和田の家の屋根裏から当分離れられなそうだから適当に編集して提出しといてね。そのまま提出したら生き埋めにしてやる。

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