最高権限MAXIMUM CLEARANCE
最高司令部HIGH COMMAND / 監督評議会OVERSEER COUNCIL / 監視者OVERWATCH 極秘EYES ONLY
SCP-001(Δ)は、財団設立時の財団の創設者に焦点を当てた因果関係ループであるというのは、
最高司令部HIGH COMMAND(HC)、
監督評議会OVERSEER COUNCIL(OC)、および
監視者OVERWATCH(OW)の合意による協定です。SCP-001の異常影響の結果、この時点から生成された3つの明確なタイムラインがあります。
タイムラインの詳細は、それぞれの最高司令部HIGH COMMAND、監督評議会OVERSEER COUNCIL、監視者OVERWATCHによって合意された通りです。
タイムライン「HC」
SCP-001は自身の意思で財団の概念を思いつきましたが、組織の設立を直接実行する前に、未確認の軍事グループによって暗殺されました – タイムラインOCおよび/またはタイムラインOWに由来する機動部隊アルファ-0の代替行動であると推測される。この期間は、タイムラインOCおよびOWにおけるSCP-001の異常特性の始動に対応します。
しかし、SCP-001は暗殺を巡る明らかに異常な状況が動機となり、死の前の努力に対して十分な関心を促すことに成功し、最初の最高司令部HIGH COMMAND13名が代わりに行うよう促進しました。
アノマリーが複製を開始する前、最高司令部HIGH COMMANDの行動のもう1つの動機となったSCP-001の異常死体はSCP-001の幼少時代の家に首尾よく収容されました。それはSCP-001よりも前に存在した、現存する数少ない建物の1つです(執筆時点では、この建物のみが残っています)。
設立された最高司令部HIGH COMMANDがどのようにしてこの場所にSCP-001が収容されていることを知っていたのか、またなぜドアの使用を回避してその代わりに天井に穴をあけてアノマリーを落としたのかは不明です。その決議が存在するとしても、それを正当化する文書が発見されていません。
財団に収容された最初の異常であったため、SCP指定の公式成文化を受けてSCP-001に指定されました。
タイムライン「OC」
SCP-001は初期の監督評議会OVERSEER COUNCILメンバーと共に財団を設立する過程にありましたが、異常性を示し始めた時は、機動部隊アルファ-0がタイムラインHCとOWに介入した時点とほぼ一致していました。ただし、タイムラインOCに機動部隊アルファ-0が存在することを示す証拠は見つかりませんでした。
設立された監督評議会OVERSEER COUNCILはSCP-001を新しい異常現象として認識し、即座にSCP-001の収容措置を考案及び実施し、最初の収容アノマリーとして分類しました。
タイムライン「OW」
タイムラインOWでは、創設者は機動部隊アルファ-0という名前と自己特定できる時代錯誤の軍事グループに遭遇します。この機動部隊は、SCP-001-A(OW)の概略図を創設者に提示し、その構築を支援します。これは、タイムラインHCでSCP-001が暗殺された時点で完了/タイムラインOCで特性を獲得します。このタスクが完了すると、機動部隊アルファ-0は出発します。
創始者はSCP-001-A(OW)を研究するという明確な目的のために近代的な財団を設立し、最初の研究グループは初期の監視者OVERWATCHです。創設者、監視者OVERWATCH、そして/または彼らの正常な社会の概念に様々な脅威をもたらした更なる異常現象の発見に続いて、財団の機能も同様にこれらの現象の収容と研究を含むよう拡大されました。
創設時の監視者OVERWATCHと比較して、創設者は異常な老化の欠如を認識し、自発的に収容と研究に従いました。SCP-001(Δ)の発見後、創設者はSCP-001(OW)の構成要素として再指定されました。
SCP-001は3つのタイムラインすべてにわたって財団データベースの意図しない保存を通じて発見されたというのが、主要委員会の総意です。現在このデータ保存がどのように行われているかは不明ですが、類似した各タイムラインに対して作成日に瞬時に行われたことが確認されています。2018年1月1日午後8:00にタイムラインHCで作成されたファイルは、2018年1月1日午後8:00にタイムラインOCとタイムラインOWにあるデータベースに同時に表示されます。
各タイムラインの主要委員会間の協力により、共有データベースに存在する記録された異常現象の大部分は、1つのタイムライン内にのみ存在するという結論に至りました。3つのタイムライン全体で17のアノマリーのみが存在することが確認されています。
タイムラインHCとタイムラインOWの両方に「機動部隊アルファ-0」が存在することを考慮すると、SCP-001(Δ)は将来、財団構想時の状況を変えて次の連続したタイムラインを作成することを意図し、財団の主要委員会にこの機動部隊を派遣することを促す不明確な将来の出来事を通じて保存されると考えられています。タイムラインの順序は不明ですが、無関係とみなされます。
SCP-001(HC)が収容チャンバーから脱出できないことからも明らかなように、収容チャンバーが破壊される前に機動部隊アルファ-0を派遣することで合意しています。この結果、タイムラインHCはタイムラインOCまたはタイムラインOWによって上書きされるため、タイムラインHCは直ちに停止し、全てが失われると考えられています。3つのタイムラインすべてで類似のイベントが同様の時間に発生するという事実に基づいてさらに外資すると、タイムラインOCとタイムラインOWもその時点で終了することが強く示唆されています。
結果として、SCP-001(Δ)を無力化し、3つのタイムラインの1つまたはすべての停止と、それに伴う財団と人類の損失を防止することが主要委員会の全会一致で合意されました。
監督評議会OVERSEER COUNCILによるSCP-001(OC)の質問は、彼が作ろうとしている装置がこの目的を明確に実行することを明らかにしました。監督評議会OVERSEER COUNCILと監視者OVERWATCHの間の協力により、SCP-001-A(OW)がSCP-001(OC)によって建設が意図されている装置と類似していることを確認しました。SCP-001-A(OW)の分析では、装置がどのようにSCP-001(Δ)を無力化できるか、または可能であるかを確認することは出来ませんでした。ただし、SCP-001-1(OW)は同様に装置がこのタスクを実行できることを確認しましたが、さらなる説明を提供できませんでした。
様々なSCP-001(HC, OC, OW)が(タイムラインOCの場合)この装置の構築を望んでいると想定しており、他の点ではSCP-001(Δ)との基本的な関係が明らかであることから、この装置を3つのタイムライン全てにわたって完成させることでSCP-001(Δ)が無力化されるか、少なくともSCP-001(HC, OC)の異常性を最小化または無力化することで、より現実的な収容をすることが可能になるというのが主要委員会の一致した見解です。
そのため、各タイムラインの主要委員会は以下を完了することに合意しました。
- 最高司令部HIGH COMMANDはSCP-001-A(OW)の回路図を受け取り、それを構築してできる限り早く起動させます。
- 監督評議会OVERSEER COUNCILは自発的に収容からSCP-001(OC)を開放し、SCP-001-Aを構築するために必要な資源を提供します。
- 監視者OVERWATCHはSCP-001-A(OW)の回路図を最高司令部HIGH COMMANDと監督評議会OVERSEER COUNCILに提供します。装置はすでに完成しているため、他の行動は不要です。
主要委員会は可能な限り多くの主要な財団データベースとともにこのファイルの可能性を最大限に高めるため協力し、SCP-001(Δ)とその無力化の詳細を明確にしてアノマリーが復活しないことを保証する目的のため、SCP-001(Δ)の無力化によって作成された次のタイムラインに生き残ります。
この文書は財団の主要委員会の全会一致の合意によって書かれ、署名されています。
[最高司令部HIGH COMMAND]: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12
[監督評議会OVERSEER COUNCIL]: 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12
[監視者OVERWATCH]: 監督者1, 監督者2, 監督者3, 監督者4, 監督者5, 監督者6, 監督者7, 監督者8, 監督者9, 監督者10, 監督者11, 監督者12, 監督者13_
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