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to: Sk9⁇m55Mj@?mAAA6304
件名: 先生へ
本文: 先日ご希望のファイル群を送信しましたが、いかがでしたでしょうか。
しかし、先生はなぜこの"日本支部理事会"にそこまで積極的な興味を抱かれているのでしょうか?
彼らは単なる一島国の管理者に過ぎません。私には、理事会が我々の目的達成に大きく関わるとは思えないのです。
もちろん先生にはいつものように深いお考えがあってのことでしょうから、釈迦に説法と聞き流して頂いても構わないのですが、是非私にもその一端を教えては頂けないでしょうか?
—転眼式見より
編集中の返信下書き

日本支部理事連名書 |
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O5評議会が財団の最高指導者であるとの情報と矛盾するように、一部地域で、O5と同等の権力を有する者たちがいる。
例えば中国のO5-CN評議会"十二生肖"、ポルトガル語圏のCL5評議会、イタリアのS5司令部、ドイツのO4評議会、香港・台湾の三垣。そして、これらに類似する財団内部組織が日本にも存在する。
日本支部理事会とは81管区、あるいは日本支部として言及される日本国内の財団活動を監督する組織だ。
彼らは日本支部の全てを掌握している。一般の職員の前に姿を現すことは希であり、実在性を疑われることすらある。
理事会は、あるいはO5以上の秘密のヴェールに覆われている。殊に財団という超常組織の中では、偽情報と信じられないような事実、憶測と噂の境界線はあまりにも薄い。
この書類は日本支部理事会のメンバーそれぞれについて矛盾した情報を含む。
この書類は包括的な研究ではあるものの、想像を多分に含む古い記録に基づく。具体化されていない理事会メンバーの情報は常に更新されうる余地がある。
個々の人物像には情報ソースを提示した。しかしその関連性の強度は薄く、似通った要素を持つメンバーが同一人物である絶対的な保証は決して存在しない。もしかしたら理事会メンバーそれぞれを複数の人物が演じているのかも知れない。理事が七名だけとも限らず、それぞれの理事に関しての報告のうちひとつだけが真実なのかもしれないし、あるいはすべての報告が替え玉や偽情報を含む、一人の人物の異なった面なのかもしれない。
もしかしたらこれら全てが真実ではないのかもしれない。君は全ての角度から真贋を判断するべきだ。慎重に見極めてほしい。

"獅子"についてのノート。
"獅子"はしばしば、理由は不明ながら日本支部理事会のメンバーで最も権力のあるものと報告される。理事会の代表者、チェアマン、理事会決定の最終判断者。しかし、その権威の裏付けはさまざまである。"獅子"について深く調査する場合、その権力の背景にあるものに注視すべきだろう。
獅子: "監督者ジ・オーヴァーシーア"。
男性。ヨーロッパ系。アメリカ出身。鉄仮面として形容される無表情が特徴だが、これが彼の気質によるものか後天的な訓練の結果かは不明。
"獅子"となる以前はハロルド・A・ヒーズマンという名の財団職員として活動していた。日米のハーフであり日本語が堪能であったことから、蒐集院の解体及び財団への吸収を主導するため1945年に財団渉外部門 特命高等弁務官として日本に派遣された。無機質な立ち振る舞いによって恐れられつつも、融和的な方針を取ったことで蒐集院側からはある程度信任を得られていたようだ。しかしながらその西洋人的風貌が災いし、蒐集院内軍閥・国粋主義者の反発と離反を助長させる一因となった。
蒐集院幹部への宥和政策として日本支部理事会の設立を提案したのは彼である可能性がある。
「夕暮れに、仰ぎ見る。」によれば、太平洋戦争勃発以前から財団は凍霧天などを含む重要人物を掌握していた。ヒーズマンがこの活動を指揮していたかは不明だが、得られた情報を日本支部の設立期に活用していたことは間違いないだろう。
日本支部理事となった後は、議長として冷静に議論を取りまとめると同時にO5評議会からの監視役として働いたとされる。
関連ファイル
獅子: "陰陽頭おんみょうのかみ"。
男性。アジア系。日本出身。超人的寿命を持つと確定; 現在生きているとすれば130歳。左手の人差し指と中指を欠損している。
陰陽道に由来する高度なオカルト技術を行使する。また、左手指の欠損は同じく陰陽道に関連する組織である五行結社と関係があるとされる。日本支部理事会設立以前に晴明院せいめいいんの陰陽頭を務めていた賀茂相忌かもしょうきと強く一致するアイデンティティを持つ。
1890年に生まれた賀茂相忌は、平安時代に発足した呪術・占術の研究機関である陰陽寮の本流を汲んだ正統な陰陽師として修練を積んでいたが、陰陽寮の解体によって皇室の呪術防護に携わる晴明院に所属することとなる。
陰陽寮の解体時期にはいくつかの矛盾する情報が確認されている。一つは「パレード──五行推参」において言及される明治三年(1870年)の天社禁止令によって陰陽道が禁止されたことに伴う廃止と蒐集院による吸収。もう一つは1901年の紫禁城条約による陰陽寮の財団への吸収である。あるいは、天社禁止令で形骸化した陰陽寮が紫禁城条約によって完全に消滅したと解釈することができるかもしれない。
日本支部理事となった後は、"狭別サワケ"と呼称される異常物品の管理を委託された。これには陰陽寮出身であるとされるO5-11: "頭ザ・ビューロクラット" の意向があった可能性がある。
関連ファイル
獅子: "空騒からさわぎ"。 [死亡]
男性。系統不明。出身不明。特筆すべき外見上の特徴はなし。
2019年5月1日のSCP-1111-JPにおける"継承イベント"の際、SCP-1111-JP-A-125とSCP-1111-JP-A-126との間にあった内部ヒューム値の差異が日本全域に現実性の揺らぎを発生。これは異常ミームを確立させ、財団内では職員の中に現実改変実体が入り込んでいるという強迫観念を抱いた職員による内乱が発生した。
この内乱によって追い詰められた彼はSCP-001-JP文書をロックし、自殺した。死後も後ろ指を指され続けているとの言及から、現在の財団職員からは低く評価されているのかもしれない。
関連ファイル
獅子: "総大将そうだいしょう"。
性別不明。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。財団の戦闘部隊を指揮する。
SCP-1941-JPが2045年に発生させる歴史改変戦闘を阻止するため1945年12月8日に発足した、戦闘事案対策プロトコル"再戦"の総責任者。"再戦"の実行のために日本支部が設立されたと主張しており、過去改変がもたらす結果が予測不能であることについて大きな懸念を持つ。
この性格から、同じく過去改変を抑止する計画であるプロジェクト・ライズを提言した可能性がある。また類似する言い回し、職掌の近似性から対五行結社大規模戦闘作戦にも深く関与しているかもしれない。
関連ファイル
獅子: "審神者さにわ"。
性別不明。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。蒼号作戦の主唱者。
"審神者"に言及する文書では、自身を含む日本支部理事会全員が元蒐集院最高幹部"七哲"のメンバーであるとされている。日本支部の独立を求め、O5評議会とは対立傾向にある。他の"獅子"が厳格な口調であることと対照的にですます調でコメントを残している。
関連ファイル
獅子: "理性主義者ラショナリスト"。
男性。系統不明。出身不明。壮年のビジネスマンに見えるが、明らかにそれ以上の年齢を生きている。後ろに流した髪と不可解な色の人工皮膚が特徴。濃紺のスーツとノンフレームの眼鏡を身につけている。右腕に縫合痕がある。
理事会創立時に財団本部から派遣された最古参の理事。日本支部における財団派の代表であり、理性的思考、合理的判断を絶対としている。表面上蒐集院派の"鵺"と長く対立を続けているが、実際には派閥間のバランスを取るためのパフォーマンスだった疑いがある。"千鳥"と何らかの形で関係がある。
関連ファイル
獅子: "不動ふどう"。
男性。系統不明。日本出身。年齢不明。外見不明。
志島清衡ししま きよひらという名でSCP-2630-JP-1の管理を行っていること以外は一切が不明。他の"獅子"の一面である可能性?
関連ファイル
獅子: "好々爺こうこうや"。
男性。アジア系。日本出身。65歳。和服の老人。
理事会の中では穏健派であり、感情表現が豊かな"人間味のある"理事だと評される。伝統的な日本家屋をオフィスにしている とはいえそれは外見のみで、最新式の防衛システムが周囲に張り巡らされており、彼自身はその厳重さに少し辟易している。電子デバイスを扱うのが不慣れで、アシスタントAIによる音声操作に頼っているようだ。
関連ファイル
獅子: "先導者せんどうしゃ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。表に出る際は仮面を被っている。
常に飄々とした態度で"教師がいたずらな生徒を諭すような"と形容される柔らかな口調で話す。これはカリスマ性を表現するためのパフォーマンス、あるいは人心掌握術の一環である可能性がある。
理事会の中では職員の人事・育成に携わる"人事教育局"、予算や年間計画の編成策定を行う"総務計画局"、緊急事態に対応する"危機管理局"、日本政府への介入・調整や超常行政に関連する"政治局"のすべてを統括する"管理総局"の長官であるとされている。太平洋から襲来した巨大生物"Wanzava'r"にも冷静な態度で対応した。
関連ファイル
獅子: "背信者はいしんしゃ"。 [解任]
男性。アジア系。日本出身。年齢不明。しわがれた声の老人。
上記の"先導者せんどうしゃ"と職掌や権限が完全に一致する。しかし、言動や現状が大きく乖離している。
政治局の局長とJAGPATO代表部全権大使を兼務していた菓子岡子鹿以下43名が他支部との不法な情報交換を行い利益を得ていた事件において、菓子岡と共謀していた彼も反逆罪で逮捕され、収容所に送られた。
「ODSS OneShot part2」を参照すると、現在の"獅子"は空席であり"倫理委員会の権限を持つ2号理事"が管理総局の業務を代行しているらしい。ここで言及される2号理事は"升"である可能性が高い。
関連ファイル
獅子: "烈怒れつど"。
男性。系統不明。出身不明。年齢不明。"獣のような男"と形容される外見。七支刀を常に携え、勾玉を首に提げている。
"鵺"と親密である描写がある。プロトコル・GASSHINのセキュリティロックを解除するための物理鍵と最終実行決定権を有している。
関連ファイル

"若山"についてのノート。
理由は不明だが、"若山"は"稲妻"とともに行動していることが多い。奇妙なことに、この特徴は複数の矛盾する報告の中でもある程度一貫している。しかしこの偏りにどういった意味があるのか、あるいは無いのかについては判然としていない。
若山: "審美眼しんびがん"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
恐らくは光学関係の研究者。もしくは芸術に対する造詣がある。
「色」と呼ばれる特殊な光の波長の研究プロジェクトを主導あるいは統括していた。「色」に関する知識が財団から失われた後、知識喪失の原因となったとされる池光子いけてるこに深い関心を抱く。
またこの事実をAre We Cool Yet?のメッセンジャーから伝えられた際、「色」の異常性に暴露している。単なる不用心か誤情報?
関連ファイル
若山: "亡霊ぼうれい"。
男性。アジア系。日本出身。年齢不明。特筆すべき外見上の特徴はなし。
土御門晴泰。旧陰陽寮のトップであった土御門一族の末裔。紫禁城条約によって財団へ移籍し、太平洋戦争中は対日戦争戦域臨時対応部門を担当するレベル5管理官として活動していた。あるいはSCP-1154-JPで言及される"土御門家の分家のSCP-1154-JP-A"とは彼のことであり、そのために日本支部理事会に加入したのかもしれない。
"若山"となってからは、陰陽寮から継承した"狭手依サデヨリ"と呼称される異常物品の管理を委託された。
また、SCP-2010-JPのThaumiel指定を許可したのも彼である疑いがある。
関連ファイル
若山: "かつての異端者いたんしゃ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。国内最大規模の収容サイトであるサイト-8181の管理者。
過去に詳細不明な異常の影響に曝露したことにより、2019年5月1日まで日本支部理事内で唯一の異常性保持職員だった。
2019年5月1日の内乱においては、異常性を持っていた"若山"は不明なエラーして認識されており、日本支部理事会内で混乱が発生した。その後、"若山"はほかの職員に異常ミームの対抗画像を摂取させることで事態を収拾した。
関連ファイル
若山: "墓暴はかあばき"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
日本国土内の地質構造的オブジェクト、ならびに国土自体に影響を及ぼす各種超常/非超常の自然災害現象の管理を専門とする。
鹿児島県の鬼界カルデラ内部に存在する巨大な半球型の岩塊:《CODE:Biggest-Watcher》の発見を契機として提案された「剖検」プロジェクトを承認し、その立ち上げに関与した。現在もプロジェクトの指揮を執っている可能性がある。
関連ファイル
若山: "円環えんかん"。
男性。系統不明。日本出身。年齢不明。外見不明。
若山和胤わかやま かずたねという名でSCP-2630-JP-3の管理を行っていること以外は一切が不明。桜主へのアクセス権を有している。
関連ファイル
若山: "外面そとづら"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。表に出る際は仮面を被っている。
理事会の渉外担当であり、日本超常組織友好条約機構での財団側全権大使として活動している。感情を感じさせない声で話すが、それは感情が無いということではなく権力者としての習慣として発露を抑制しているようだ。
多くの場合、日本超常組織友好条約機構の本局所在地である紀尾井町で目撃される。
関連ファイル
若山: "内幕うちまく"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。上記の"外面そとづら"と外見は一致するが、職務が異なる。
警備や防災を担当する保安総局の局長と機動部隊管理隊司令官を務めている。目撃例は少なく、財団施設内からほぼ外出しない。
関連ファイル
若山: "蒼褪あおざめ"。
男性。系統不明。出身不明。年齢不明。眼鏡をかけ、左腕に分厚い情報処理デバイスを装着した痩身の青年。頬がこけており、常に顔色が悪い。
異常な記憶能力を持つと考えられ、過去に起きたインシデントをすべて記憶している。プロトコル・GASSHINのセキュリティロックを解除するための物理鍵を持っている。
関連ファイル

"千鳥"についてのノート。
"千鳥"に関する情報は常に断片的だ。符合する情報からプロファイリングをしようとしても、必ず中途半端な結果になってしまう。これは真に迫った偽情報を複数発信して攪乱する多くの財団のやり方とは趣がかなり異なるが、"千鳥"という名が水辺に群れとなって住む鳥に由来することと関係があるのだろうか?
千鳥: "愛国者あいこくしゃ"。
性別不明。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
元蒐集院最高幹部"七哲"の"伯耆"。"千鳥"となってからは"忍許呂オシコロ"と呼称される異常物品の管理を委託された。
SCP-1154-JP-Aであることに由来する予知能力を持つ。"鵺"とともにタヂカラ計画を主唱し、O5評議会への対抗と日本の守護を推進している。
身元が財団日本支部独自セキュリティクリアランスで保護されており、詳細な外見と所在地は不明。桜主との深いかかわりを有する。
関連ファイル
千鳥: "先進性せんしんせい"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
迷信を否定しており、財団職員が常に科学的に考えることを求めている。その気質ゆえか、オブジェクトクラスの変更承認を担当していることが多い。
関連ファイル
千鳥: "崇拝者すうはいしゃ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
異常性を持たず、財団は異常存在に頼って収容を行うべきではないと強く主張している。また財団が変化することが世界に対する重大な脅威となると考えており、財団が世界に優越するべきだという思想を持つ。これはトーマス・ハーゼナイの人類制憲権論を拡大解釈したものかもしれない。
2019年5月1日の内乱では職員殺害を真っ先に指示した可能性が高い。
関連ファイル
千鳥: "大悟だいご"。
性別不明。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
仙護雉せんご きじという名でSCP-2630-JP-10の管理を行っている。自身に関する言及を強化する情報災害を保持しており、限定的ながら反ミーム対抗性を行使する事により反ミーム性を有する存在の知覚を可能にする事が可能。その異常性を活かしてSCP-2630-JP-10の収容を行っている。
この異常性は子孫に継承される血統的特質性を有する可能性があり、同様の異常性を持つ人物が複数人存在することで"千鳥"の特定が困難になる場合を想定すべきである。
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千鳥: "金兜かなかぶと"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。表に出る際は仮面を被っている。
製造総局長官と物流総局長官を兼任している。目立った活躍はしないが大きなミスもしたことがない。まじめなことが取り柄だと評価されている。
"獅子"の意見に賛同することが多い。
関連ファイル
千鳥: "桜雲おううん"。
女性。系統不明。出身不明。年齢不明。常に肩に大型の鷹を乗せている。気弱になると上着の裾をつかむ癖がある。
彼女に言及する文書では日本支部理事会の内"千鳥"のみが女性であるとされ、"獅子"の七支刀を預かるなどほかのメンバーから信用を置かれている様子がある。プロトコル・GASSHINのセキュリティロックを解除するための物理鍵を持っている。
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"鳳林"についてのノート。
しばしば"鳳林"は日本支部理事会の中で"最も自由な人物"であると言及される。これは"鳳林"の特殊なバックグラウンドを示唆しているのか、はたまた何らかの理由で理事会において孤立状態にあることを暗に語っているのか?想定され得る要因はさまざまである。
鳳林: "原理主義者ザ・ファンダメンタリスト"。
男性。ヨーロッパ系。ドイツ出身。年齢不明。特筆すべき外見上の特徴はなし。
財団の三大理念を神聖視しており、それに献身することを至上の目的としている。それゆえに理事会内の権力争いや派閥間闘争を重要視せず、下らないものだと考えている。
彼のコメントは迂遠な比喩と抽象的表現が多用されていることが多い。
関連ファイル
鳳林: "まれびと"。
性別不明。アジア系。出身不明。年齢不明。外見不明。
元蒐集院最高幹部"七哲"の"善右"。"鳳林"となってからは"比登都柱ヒトツバシラ"と呼称される異常物品の管理を委託された。
蒐集院内での"鳳林"の家格は必ずしも高いものでは無かったとの情報がある。
以下は"千鳥"と連名で"鳳林"に書かれた文書からの抜粋である:
……大八嶋は日本という政治的・文化的集団への意識に依存しており、この国体及び文化を非意識的に受容するものが存続することによって存在を保つ。
国家の滅亡ないし衰退は必ずしもその国土と文化の滅亡を意味しない……
"鳳林"自身、あるいはその家系が「非意識的に受容するもの」であり「滅亡ないし衰退」を経験していた可能性がある。いわゆるまつろわぬ民、あるいは近隣諸国の滅亡した王朝との関係があるか?
関連ファイル
鳳林: "逍遙せうえう"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
普段は直接理事会に姿を現さず、日本国内外を問わず頻繁に移動している(暗殺回避/外交/観光のためか?)。
2019年5月1日の内乱では一時国外に居たために事態の全容を把握するのが遅れた。
関連ファイル
鳳林: "曲まががり者もん"。
性別不明。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
大取彬おおとり あきらという名でSCP-2630-JP-2の管理を行っていること以外は一切が不明。
負号部隊及び葦舟龍臣と深い関係があった。蒐集院あるいは軍出身か?"夏の蜥蜴"事件で失脚した可能性あり。
関連ファイル
鳳林: "ヘッドハンター"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。表に出る際は仮面を被っている。
科学総局長官、医療総局長官、工学技術総局長官を兼任している。現場主義で、財団職員それぞれの特性について多大な興味を持つ。お気に入りの職員には予算やセキュリティクリアランス等の面で便宜を図る傾向があり、そうした職員により"鳳林軍団"と呼ばれる独自の派閥を構成している。人事ファイルで言及されることが多い。
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鳳林: "黄金時代ザ・ゴールデンエイジ"。
男性。ヨーロッパ系。出身不明。年齢不明。"ギリシャの彫刻のような"と形容される筋骨隆々の大男。明るい橙色の道着を着ている。財団神拳の奥義保有者である可能性がある。
理事会の誰よりも大きな声で話す。プロトコル・GASSHINのセキュリティロックを解除するための物理鍵を持っている。
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"升"についてのノート。
"升"についてのキーワードは"ブレーキ"だ。下記の報告に見られるように、一貫する"升"の奇妙な性質として過ぎたることを抑制することがある。過剰な実験、行き過ぎた収容、浪費される予算。そうしたものに"升"はブレーキを掛けているように見える。あるいは意図的な情報操作による誤った推測なのかもしれないが、"升"が過去に日本の単位基準であったことに由来している可能性もある。
升: "禁則きんそく"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
最もよく言及される"升"。実験/資産使用申請を受理・判断している。倫理委員会を管轄しているという報告はないが、それに類似した役職を担っていると思われる。桑名博士、白子博士、SCP-210-JPのいずれかまたは全員と深く関連し、彼らを監督している可能性が高い。
関連ファイル
升: "番頭ばんとう"。
性別不明。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
元九十九機関臨時副理事長"善彌"。臨時である理由は、財団と九十九機関の統合直前に九十九機関の副理事長を筆頭とする抗戦派が機関を離脱したことによる。
"升"となってからは"二名フタナ"と呼称される異常物品の管理を委託された。
離脱した九十九機関の残党とひそかに連絡を取り合い、結果的に後年の同団体と財団の窓口となった可能性がある。
関連ファイル
升: "懐疑主義かいぎしゅぎ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
慎重派であり、常に物事の裏を読み解こうとする。この性格によって財団にたどり着き、スカウトされた可能性がある。
2019年5月1日の内乱では"稲妻"が支持したサイト-8181の調査及びミーム検査を、サイトが敵対的行動を受けている危険性を考慮して却下した。この決定が事態の長期化を招くことになる。
関連ファイル
升: "相続者そうぞくしゃ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
合理的と表現される性格。効率的な収容プロトコルの構築を目指しており、オブジェクトの性質の解明やバックグラウンドの調査を予算の浪費として軽視している。
旧日本帝国軍とその派生超常組織に高い関心を示している。これは旧日本帝国とナチス・ドイツ、イタリアが保有し、現在その大部分が行方不明となっている"帝国の遺産ライヒス・エルベ"に関係している可能性がある。"相続者そうぞくしゃ"には、財団としての意向以上に帝国の遺産を追い求める理由がなにかあるのか?
関連ファイル
升: "旗幟きし"。
男性。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
帥升邦彦すいしょう くにひこという名でSCP-2630-JP-7の管理を行っている。SCP-2630-JP-7の異常性によるパラドックスを隠蔽するために、関連する歴史記録を改竄し続けている。同時に、多くの歴史的超常イベントの隠蔽に関与している可能性がある。
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升: "猫目ねこめ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。表に出る際は仮面を被っている。
倫理委員会議長を担当している。しかしながら実際に倫理委員会を指揮しているのか、独立する機関としての倫理委員会との窓口であるというだけなのかは不明。「皇帝陛下の星鳥 後編」ではO5司令部が倫理委員会の指揮権を有すると明言されている。
たびたび言及される"2号理事"が"升"であると確定するならば、"獅子"が逮捕された後にその業務を代行している。
関連ファイル
升: "白煙はくえん"。
男性。アジア系。出身不明。老年の見た目。伝統的な神官の装束に身を包んでいる。喫煙に煙管を使用しており、"仙人のような"と形容される長い白髭をたくわえている。
"獅子"の発言に根拠を求めるなど、冷静な面がある。プロトコル・GASSHINのセキュリティロックを解除するための物理鍵を持っている。
関連ファイル

"稲妻"についてのノート。
"稲妻"は、理事の内で唯一全ての情報が同一人物を指す可能性がある。しかし、ひび割れた情報をつなぎ合わせると、大筋が符合するにもかかわらず細部で必ずどこかに矛盾が生じる。情報量の少なさ故か?あるいは暗雲に姿を隠すための一種の戦略なのだろうか。
稲妻: "鑑定士かんていし"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
恐らく、要注意団体やオブジェクトから得られた情報の真贋判断をしている。要注意団体の発言を鵜呑みにすることの危険性を説く。
情報の判定の際に特殊な能力を行使している可能性がある。以下は"稲妻"に書かれた文書からの抜粋である:
……キリスト教のみでなく、このオブジェクトは財団の存在価値を著しく脅かす。SCP-365-JPをKeterクラスオブジェクトとし、最大限の努力を持ってこれを封じ込めるべし……
存在意義ではなく存在価値という表現をしたことにはどういう意図があるのだろう?独自の精神的基準を持っていることの示唆だろうか。
関連ファイル
稲妻: "総裁そうさい"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
元九十九機関理事長"麒麟"。"稲妻"となってからは"筑紫ツクシ"と呼称される異常物品の管理を委託された。
合併に伴い初期の日本支部へ三菱財閥からの多額な資金援助を決定し、多くの財団フロント企業の設立に関与した可能性がある。
関連ファイル
稲妻: "魁さきがけ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。特筆すべき外見上の特徴はなし。
理事の中で最もサイト-8181に近いサイトを管理している。一般的な人間より内部ヒューム値が比較的高いが、これは正常性の範疇として認識されているようだ。
2019年5月1日の内乱ではサイト-8181でのインシデント発生を疑い、調査することを提案した。調査のためにサイト-8181を直接訪問した際、"若山"に対抗ミーム画像を摂取させられたことで異常ミームの影響下から一早く脱した。
関連ファイル
稲妻: "雷霆らいてい"。
女性。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
稲津真姫いなづ まきという名でSCP-2630-JP-9の管理を行っていること以外は一切が不明。SCP-2630-JP-9の性質から現実性の研究を行っている可能性がある。
関連ファイル
稲妻: "内弁慶うちべんけい"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。表に出る際は仮面を被っている。
内部保安を担当しており、蒐集院や負号部隊といった財団前身組織を含む外部組織出身者を把握・監視している。組織間会議では財団側の代表として多くの場合出席する。
関連ファイル
稲妻: "外地蔵そとじぞう"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。上記の"内弁慶うちべんけい"と外見は一致するが、職務が異なる。
諜報総局と渉外総局の長官を務める。連絡担当をねぎらうなど温和な言動が見られる。多くの場合、日本超常組織友好条約機構の本局所在地である紀尾井町で目撃される。
関連ファイル
稲妻: "四緑しろく"。
男性。アジア系。日本出身。年齢不明。"日本人離れした"と形容されるプラチナブロンドの長髪。
激情すると長髪を振り乱す。プロトコル・GASSHINのセキュリティロックを解除するための物理鍵を持っている。
関連ファイル

"鵺"についてのノート。
"鵺"は最も謎めいた理事であるだろう。鵺の立場、序列、出身などの情報は他のどの理事よりも不明確であり不鮮明である。一般的な人間の外見をしている目撃例が多数ある一方、同じだけの"鵺"が人間に由来する存在では無いという証拠が報告されている。一部の文書では、"鵺"こそが日本支部理事長であるとするものもある。"鵺"の正体不明さを常に念頭に置いた上で、適宜取捨選択をして欲しい。
鵺: "神明しんめい"。
男性。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
旧蒐集院の上級祈祷技師。陰陽道あるいは神道、修験道に由来するオカルト的能力を持つ。蒐集院の吸収後に財団によって提案されたSCP-1111-JPの調査には反対の立場だったものの、最終的に調査員として立候補し、真の性質を知ることになる。このイベントの機密保持のために日本支部理事に任命された可能性がある。
"鵺"となった後は研究者となり、SCP-1111-JPに関連して"観測者が持つイメージに立脚した性質を有するオブジェクト群"の統合的研究を行った。
しばしば、彼こそが初代の"鵺"であると言及される。その場合、彼はすでに死亡/引退したことになる。
SCP-1154-JP-Aであることに由来する予知能力を持つ可能性がある。また、ミーム的存在あるいは霊的実体としてのみ存在しているとの報告がある。
関連ファイル
鵺: "斎宮さいぐう"。
女性。アジア系。日本出身。少女の外見。おかっぱと呼ばれる前髪を切りそろえた髪型をしており、白い和服を着ている姿をよく目撃されている。先天性白皮症(アルビノ)である可能性がある。
有栖川 宿ありすがわ やどりという名でよく言及される。蒐集院に関係するバックグラウンドを持つが、オカルト的能力を持つかは不明。もし持つとすれば、それは「巫女」としての降霊能力である。
理由は判然としていないが、先代の"鵺"から権力を継承された。蒐集院に関連した何らかの派閥争いに巻き込まれている、あるいは先代の"鵺"が外見を変えた姿である可能性が指摘されている。
先代の"鵺"とはタヂカラ計画の放棄を決定した人物と同一人物か?
関連ファイル
鵺: "獪猾かいかつ"。 [死亡]
男性。アジア系。日本出身。老年男性。
理事会創立時に蒐集院からスカウトされた最古参の理事。日本支部における蒐集院派の急先鋒であり、”財団で収容が難航しているオブジェクトについて、より適切な収容手段を有するGoIへ引き渡す”というプロジェクトを強行することを試み、失敗。「財団派との権力争いに負けた理事」として東尋坊にて飛び込み自殺した。
実際には、これは"鵺"の後任を巡って起きる争いで潜在的な造反者を炙り出し、蒐集院派と財団派の融和を進める計画であった。
関連ファイル
鵺: "怪けい"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
もともと"恠鳥"と呼ばれており、「虎鶫秘密協定」によって財団に加入した。"鵺"となってからは"佐度サド"と呼称される異常物品の管理を委託された。その他一切が不明。
関連ファイル
鵺: "裏地うらじ"。
性別不明。アジア系。日本出身。年齢不明。特筆すべき外見上の特徴はなし。
SCP-1111-JP継承イベントによって何らかの事態が起こることを予期していた。2019年5月1日の内乱の際、現実錨により空間ヒューム値が固定されている試験室に所在していたため現実性揺らぎの影響を受けず、異常ミームに曝露しなかった。
現在も現実錨でヒューム値が常に固定された収容施設内に収容されている。結果的に、唯一の正常な内部ヒューム値を持つ日本人となっており、日本人全体が現実改変者となり得る可能性を"狂気"と表現し阻止しようとしている。
関連ファイル
鵺: "地祇ちぎ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
対幻島国同盟管理計画の総責任者であり、その主体となるサンディ島のサイト-8188に所在している。幻島同盟における財団の勢力を徐々に伸ばし、"ドリームタイム"と呼ばれる最重要機密計画を進行している。
関連ファイル
鵺: "三方さんぼう"。
男性。アジア系。日本出身。年齢不明。外見不明。
月夜長介つくよ ちょうすけという名でSCP-2630-JP-4,-5,-6の管理を行っていること以外は一切が不明。SCP-1111-JPとの関連性から、他の"鵺"の一面である可能性が高い。
関連ファイル
鵺: "不在ふざい"。
"鵺"は存在しない。鵺とは、あるプロジェクトのコードであり、プロジェクトを構成するアノマリーの総称である。
プロジェクトの詳細は不明だが、鵺、或いはキメラと呼称されるアノマリーが根幹に関わっている。これらは生物学的/ミーム的に混合・並列された複合体であり、この性質を利用して何らかを保存/継承/保護するThaumielクラスの計画であるという報告がある。
時に、このプロジェクトの"鵺"は"ノア"とも言及される。
関連ファイル
- SCP-115-JP
- 鵺退治
- SCP-298-JP
- SCP-2998-JP
- SCP-1407-JP
- SCP-810-JP
- SCP-1210-JP-J
- 『徹底討論 キメラれNIGHT!』(~聞き飽きたテーマ曲~)
- SCP-297-JP
- "獅子"と”鵺”の会談記録
- SCP-2542-JP
鵺: "バックスタブ"。
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。表に出る際は仮面を被っている。
内部保安総局長官を担当している。グレアム・マクリーンが内部監察部門副統括官として着任して以降、明らかに活動の頻度が上がっている。これは単純に影響力の減衰を恐れたということか、あるいはマクリーンとの何らかの繋がりを示唆するものであるかもしれない。
"バックスタブ"こそがハロルド・A・ヒーズマンだとする意見がある。
関連ファイル
鵺: "射干玉ぬばたま"。
性別不明。系統不明。出身不明。古めかしく青ざめた暗色の襤褸布を纏い、左目と口元のみが露出するマスクを装着している。
機械的なしゃがれた重低音で発言する。体が不自由である、もしくは標準的な人型構造をしていない可能性がある。最初にプロトコル・GASSHINの発動を提案した。プロトコル・GASSHINのセキュリティロックを解除するための物理鍵を持っている。
関連ファイル

日本支部理事会は彼ら専用のサイトとしてサイト-8100を保有している。理事それぞれが別々のサイトを管理しているという文脈では、サイト-8100は単なる会議場として登場する。
そのサイト-8100に常駐しているのが機動部隊い-0("零号部隊")である。表向きは8100の警備を担っているが、実際の所、"零号部隊"はO5司令部の機動部隊アルファ-1("レッド・ライト・ハンド")に相当する日本支部理事会直属の機動部隊である可能性が高い。
"零号部隊"は高いアクセス権限を付与され、理事会の手足として行動する。彼らは精鋭であり、与えられた指令へ"確実な成果"によってのみ返答する。
理事達の会議は円卓、あるいは扇形の席に着いて行われる。これは、理事の呼称に数字が用いられていないように明確な序列を作らないためである。
理事官房と理事秘書室と呼ばれる、各理事を補佐するための部署が存在するとの報告がある。「ミッション・ベアハント」を参照すると、エージェント・海野を含む理事会直属のエージェントが存在する。

日本支部及び日本支部理事会に関するさらなる情報
日本支部及び日本支部理事会が設立された背景と経緯は(そんなものは存在しないという根強い主張を除いて)非常に多岐に渡っている。設立された時期も、財団それ自体と同様にはっきりとはしていない。例えば、一つの報告では日本支部はある日突然出現したとされている。
ただ、多くのファイルでは「日本支部は太平洋戦争の後に設立され」「その際に蒐集院などの組織を吸収した」としており、その後日本支部理事が様々な意図を含んだ構成で任命されている。その解釈に基づくいくつかの報告を以下に記す。
協力に対する便宜
財団はSCP-1945-JP-A実体の破壊作戦を展開しましたが、SCP-1945-JP-A実体には当時の装備ではあまり効果を与えられませんでした。そのためO5評議会は併合に協力的だった蒐集院の幹部構成員と緊急協議を行い、元蒐集院構成員をすべて財団で再雇用する代わりに、蒐集院幹部職員がSCP-1945-JP-A実体の破壊の指揮を執るという合意に達しました。 SCP-1945-JP
オノゴロ-45協定により、財団への吸収に協力的であった蒐集院の幹部構成員は日本支部理事として再雇用されました。また、蒐集院の管理域を81地域ブロックとして設定し、SCP-1945-JP-A実体の破壊方法に関する知識とともに、管理を日本支部理事に委託しました。 SCP-1945-JP
財団に合併される際、一部の蒐集院幹部が日本支部理事となり、その権限を(限定された形ではあるが)蒐集院が解体された後も行使できるようにするための枠組みが81地域ブロックであり日本支部という組織であるとする解釈。
これは元々の幹部を理事にすることで蒐集院出身の職員からの反発を受けにくくなるため、なおかつ財団が人員を送り込むことである程度日本支部の運営に関与できるだけの空席が作られているため、財団に支持されやすいだろう。この場合、日本支部理事会はO5評議会の下部組織あるいは諮問機関として描写されることが多い。
スライド
財団は終戦直後より日本列島における活動体制を本格的に確立すべく、蒐集院に対する働きかけを強めました。しかしながら日本列島に活動の基盤を有していなかった財団にとって蒐集院の協力は必要不可欠であったという事情から、合併交渉は財団側が蒐集院側に対して大幅に譲歩する結果となりました。 SCP-1200-JP
蒐集院の元職員のほとんどは新設された財団81管区に配属され、蒐集院最高幹部"七哲"の構成員がそのまま81管区理事に就任しました。 SCP-1200-JP
合併への大規模な反発を防ぐため、そして管理方法が特殊な異常物品を穏便な形で継承するために蒐集院をそのまま日本支部と改称し、財団の組織として併合したという解釈。
この場合、日本支部は財団から半ば独立した高度な自治状態にあり、日本支部理事会はO5評議会と対等な"もう一つの財団"である。日本支部は監視対象として扱われ、結果としてO5への対抗措置を取ることも多い。
防波堤
計画の性質上、最適地足り得るには、その地に於いて一定以上の収容技術が確保されなければならない。無条件降伏時点での日本の技術力・工業力は実に粗末であったものの、財団日本支部の形成過程に於ける技術の吸収能力。更には、日本国の一般社会での工業技術水準の向上の傾向も認められており、現地人による収容行為にも成果が見込まれる。 SCP-1153-JP
日本人1億3000万人が1年でどれだけの異常存在に出会うか知ってる?
なんと2億4800万体も出会っているのよ。*(2014年度調査結果) プリチャード学院小等部に送付された冊子
理由は不明ながら、日本は世界でも希な"異常多発地帯"であり、それに伴い成立した超常組織の数も面積比では類を見ないほど確認されている。収容を維持するためには、ある程度の権限と資産を与え日本支部として独立させることで組織を強化しておく方が効率的なためであるという解釈。
前提条件として挙がる"異常の多発"は強大な脅威に備えるためと置き換えることも出来る。この場合、日本支部理事会はO5評議会から多くの権限を委任されている。

いくつかのソースの確かな報告では、この書類の情報は表面的なものを詳細に記したにすぎず、理事会メンバーは広く知られる七名の他にも存在すると示唆される。これらを以下に記す。
"金蛇"
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
日本支部暫定理事と呼称される。未来の世界的事象に由来する理事だと考えられ、既存の財団幹部がSCP-1259-JPの影響を受けたために任命されたと思しい。"体質"によってSCP-1259-JPの影響を受けず、事態収拾の主導者となった。
破滅の将来可能性を切除するため、現代との交信を打ち切ることを決断した。
関連ファイル
"鳳凰"
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
201█年における日本支部理事会理事として言及される以外は一切が不明。すでに死亡/引退した可能性がある。
関連ファイル
"千凶"
女性。アジア系。出身不明。年齢不明。明るい桃色の髪、巨大な眼。かつては男性であり姿が大きく変わった?
財団極東支部理事と名乗る。何もない空間から刃物を取り出す、手から炎を発するなどの異常性を保持しており、SCP-1989-JP-2として収容されている。
"失敗したセカイ"すなわち破滅した別世界からやってきた。未知の救済すべき角度か?
関連ファイル
"らいおん"
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
りじかいさんと呼称される。2028年の未来の事象に由来する理事だと考えられる。
好戦的で短絡的な性格。世界を守るために"めっちゃヤバげなアレ"と呼称される何らかの異常物品をSCP-1379-JPへ投げ込もうとしている。いずれかの"獅子"と同一人物の可能性あり。
関連ファイル
"███████"
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
日本支部理事と呼称される。2009/09/16の大規模収容違反インシデント"嘆きの水曜日"事件においてエージェント・█████に救われた。しかし、この行動によってエージェント・█████は異常性に曝露しSCP-205-JPとして収容されることとなった。
修正された文字数が7文字以上であり、これに該当する理事のコードネームは広く知られる七名の中に存在しない。
関連ファイル
"寿獅子"
性別不明。系統不明。出身不明。年齢不明。外見不明。
日本支部理事と呼称される。SCP-973-JP監視用プロトコルにおいて審査員長を務めている。
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その他、識別名不明の理事
- SCP-482-JP
- SCP-079-JP
- SCP-023-JP
- SCP-234-JP
- SCP-084-JP
- SCP-1972-JP
- SCP-024-JP
- SCP-301-JP
- SCP-874-JP
- And my name is
また、日本支部理事会の性質は我々の考えるものとは大きく異なると示唆されている報告もある。例えば、彼らが人間では無い、あるいは単に彼らは全く存在しないというものである。これらも以下に記す。
"好奇心"
日本支部理事会は存在しない。日本支部理事と呼ばれる彼らは異常存在であり、財団の中枢部に紛れ込んでいる。彼らは負荷テストとしてオブジェクトを創り出し、財団に対応させることでその活動を観察している。
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"箱庭"
日本国の領土、領海内を除いて全ての陸地が海水へと置換され、消え去った世界。日本支部は日本に残された財団の資源を活用するために作られた枠組みであり、日本支部理事は要注意団体からの出向者で構成されている。
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