時絡の寝言‥‥むにゃむにゃ。
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中央情報管理局ならびにプロジェクト運営事務局C  I  C  A  P  O  C  Oによる通達

 
SPC-001-JPは、開発が完了し現在運営中のプロジェクトです。当プロジェクトは我らサメ殴りセンターが存続するための根幹プロジェクトとしてSPC-001-JPに指定されています。SPC-001-JPの頓挫はサメ殴りセンターの終焉を意味します。あらゆる脅威から鮫科存在の保護を行ってください。

プロジェクトは以下の5つのフェーズにより構成されており、現在最終フェーズを
運営中です。

フェーズ1: 鮫科存在生産技術の確立 達成済み
フェーズ2: Evening of Sharkコア部の建設 達成済み
フェーズ3: Evening of Shark地表部の建設 達成済み
フェーズ4: Evening of Sharkの稼働開始 達成済み
フェーズ5: Evening of Sharkの安定的な運用 進行中


プロジェクト番号: SPC-001-JP

鮫科殴打ケイパビリティ: SPC-001-JPの確立は長期的な鮫科存在の殴打およびセンターの確立に不可避となるプロジェクトです。現在のプロジェクトの遂行目標はEvening of Sharkの保持および外敵からの鮫科存在の保護です。

Evening

Evening of Shark

プロジェクト構成: SPC-001-JPは人工惑星Evening of Sharkを主要構成要素として含みます。人工惑星Evening of Sharkは赤経18h45m20s、赤緯-12°45'03"、地球からの距離44.0 ± 0.1 lyに位置する、サメ殴りセンターとサメ蹴りセンターにより共同開発された独立惑星です。気候調節設備によりEvening of Shark内は人類および鮫科存在に適した環境に調整されます。

Evening of Sharkの表層部は主に居住区と自然区の2領域に分けられます。

居住区はドーム型建造物を基本として、自然区に点在する形で設立されています。それぞれの居住区は、連邦聖都シャークリ=ラを中心として複数の高速鉄道により連結されています。居住区と自然区を隔てる防壁は、鮫科存在および外敵による襲撃からの保護を目的に一五式対鮫科存在防壁1により頑強な構造で建築されています。

自然区は全領域の8割が温暖な海となっており鮫科存在の生息に適した環境に設定されています。居住区と比較して定住している人口はごく少数ではあるものの、休息用に作られたいくつかのモーテルや小規模な集落が存在しています。


補遺001-JP.1: プロジェクト背景

グラフ

鮫科の現存種とサメ殴り人口の年次変化を示すグラフ。22世紀から26世紀にかけて宇宙鮫の発見や新種の鮫の開発が進んだ結果総種数は増加したが、宇宙規模のサメ殴りブームが29世紀に発生したため鮫科存在の絶滅が近づいている

40世紀中期、サメ殴り啓蒙活動によるサメ殴り人口の増加およびHombre Nuevoの完成など複数のプロジェクトの遂行により、サメ殴り需要が野生の鮫科存在では補えない規模に発展しました。結果として、3950年時点で全宇宙における鮫科存在が70年以内に絶滅が危惧されるという予測が建てられました。これに対しセンターは以下に示す対策案を提示しましたが、全て失敗に終わっています。


  • サメ殴りの自粛を求める

効果が期待できないため否決。代わりに過度のサメ殴りを行う職員を殴打して強制的に自粛させる政策を実施。しかし自粛を促す殴打エージェントも共にサメ殴りを行うケースが多発したため中止。

  • 鮫科存在の養殖を行う

計画を実行するも、サメ殴り人口に対して生産が追い付かないため頓挫。わかりきっていたことではあった。

サメ不足によるサメ殴り欠乏症を発症した研究者が、複製機内部の胎児ザメを殴るため装置が破壊されるケースが多発したためコスト観点から中止。


補遺001-JP.2: Shark Stream

既存の鮫科存在生産方法では、生体までの成長期間の長さが問題となっていました。センターはこの解決策として、以下に示す幽体鮫科存在をリサイクルする手法、Shark Streamを開発しました。

SharkStream

Shark Streamのイメージ図。鮫科幽体がCradleに回収されていく様子

  • 殴打により鮫科存在が死亡し幽体に変化する
  • フカメート非実体引力場発生装置2により幽体を回収する
  • 幽体はEvening of Shark内部のタンクであるCradleに貯蔵される
  • 幽体鮫科存在実体化装置により鮫科存在を実体化させる
  • 鮫科存在を地表に放出する

この手法では幽体鮫科存在を実体化させることで生育にかかる時間を短縮し、なおかつ鮫科存在の絶滅を防ぐことができます。また、幽体鮫科存在はCradle内で混合されるため、実体化の際様々な種の特徴を併せ持つ鮫科存在3として現れます。したがって生物多様性も期待されます。Shark Streamの元となる幽体鮫科存在に関しては、地球を主として浮遊している幽体鮫科存在を小型フカメート非実体引力場発生装置4で捕獲することによって達成されました。


補遺001-JP.3: サメ蹴りセンターとの連盟および協力団体

3946年、サメ蹴りセンターとの連盟が成立しました。サメ殴りセンターの有するヒューマンソースと他団体とのコネクション、サメ蹴りセンターの有する航空宇宙技術の共有を目的としています。SPC-001-JPはこの連盟を主導として3959年に開始されました。

Evening of Sharkの建造資金に関しては、Evening of Sharkにおける独占的な商業展開の許可を条件にマーシャル・カーター&ダーク社に多額の金銭援助を受けています。また関連会社のGpエクスプレス・ロジスティクス株式会社にEvening of Sharkの建造資材などの輸送協力を依頼しています。加えて両社から幽体の捕獲および貯蔵に関する技術提供を受けています。他に協力条件として鮫科存在ないし幽体の提供を提案されましたが、拳での話し合いの結果、サメ殴りの優先権を提供することで合意をとりました。


補遺001-JP.4: スペース・サーキック・カルト襲来

3972年、Evening of Sharkのコア部が完成しました。コア部にはShark Streamの構成装置や気候装置および自転機構などEvening of Shark運用のための機構が組み込まれています。コア部を覆う外殻部分の建設が開始された後3979年、スペース・サーキック・カルトと呼ばれる団体がセンターに対してEvening of Sharkの破壊を目的として宣戦布告を行いました。スペース・サーキック・カルトはEvening of Sharkのコア部を壊れた神の教会が信仰する神の一柱と勘違いしていました。

スペース・サーキック・カルトは神格化された開祖、“無限なるカルキスト・イオン / Cosmic Karcist Ion”の教えに基づく教団であり、儀式的手法により肉体の増強、魔術、異次元操作を可能にします。宇宙空間においては、禁術的儀式により自身を生存可能な肉体へと変異させ活動を行っています。Evening of Sharkへの攻撃に関しては、スペース・サーキック・カルトの軍事勢力の一つイオン軍が行っています。

相次ぐ攻撃によりSPC-001-JPが遅延していることを受け、連盟はイオン軍の駐屯地である宇宙要塞ヤ・ルダバ・オートを殴ることを決定しました。この「鮫一号」と呼ばれる作戦は、艦首を拳状5に改造した輸送船Shark Base6を宇宙要塞ヤ・ルダバ・オートに突っ込ませることによって達成されました。ついでにイオン軍の代表であるシャアクも殴りました7


補遺001-JP.5: 宇宙海賊襲撃

スペース・サーキック・カルトの撃退後、SPC-001-JPはEvening of Shark地表部の建設フェイズへと移行しました。4005年には地表部の5割程度が構築され、気候制御装置の試運転が開始されました。一部区域ではありますが人間および鮫科存在が生息できる環境が整ったとして、翌年ベースキャンプが建設され作業員らが入植を始めました。また、同年に鮫科存在発生区域を絞ったShark Streamの試験運用が開始され、作業員や研究員を主としたEvening of Sharkでのサメ殴りが開始されました。開拓が進むにつれ入植者は増え、それに伴い発生する鮫科存在数も増加させていきました。

このころ宇宙全体でも鮫科存在は希少存在となっており、フカヒレなどの食材は入手がほぼ不可能となっていました。4009年、Shark Streamにより生産された鮫科存在を狙って、宇宙料理海賊がEvening of Sharkを襲撃しました。宇宙料理海賊は宇宙内にあるあらゆる美食や食材を非合法手段で強奪する団体であり、大手レストランのアンブローズ・フォーマルハウトやアンブローズ・ヴァルカンに対して裏での食材提供が噂されています。構成員にはかつて闇寿司やイェンロン料理研究会に所属していた者も含まれており、異常寿司兵器8や身体強化料理を戦力として有しています。最初の襲撃以来、宇宙料理海賊はたびたび鮫科存在の密漁を目的にEvening of Sharkを襲撃しており、居住区の外壁など対海賊の防衛設備への投資を余儀なくされました。Evening of Shark内からの鮫科存在の喪失はShark Streamを循環する幽体鮫科存在を減らすことにつながるため、阻止しなければなりません。


補遺001-JP.6: 鮫殴王国建国

4018年、Evening of Sharkの地表部が全て整備完了し、Evening of Sharkが完成しました。ベースキャンプ跡地に作られた聖都シャークリ=ラに政府が置かれ、同年、作業員以外の一般サメ殴り職員が順次入植を開始しました。

翌年、サメ蹴りセンターが殴打性の違いを理由としてサメ殴りセンターとの連盟解消を宣言し、Evening of Shark所有権を主張しました。サメ蹴りセンターは、SPC-001-JPにおいてたびたびサメ殴りセンターと争論を起こしており、Evening of Sharkの運用開始を機にクーデターを起こしました。このクーデターにより殴5-02、殴5-04、殴5-09はトラザメを殴れないほどの重症を負いましたが、残りの殴5によりサメ蹴りセンターの理事らは撃退されました。しかし殴5への暗蹴やサメ蹴りセンター構成員によるデモが発生し、市民間でもサメ殴り派とサメ蹴り派に分かれ抗争が繰り広げられるようになりました。事態を重く見た殴5は危険なサメ蹴り思想の弾圧政策を打ち出しました。その政策の一つが「殴り絵」と呼ばれる手法で、サメの絵を見せそれを殴るか蹴るかによってサメ蹴り思想を有しているか判断するものでした9。これにより市井に潜むサメ蹴り思想主義者を炙り出すことに成功し、サメ蹴り勢力の弱体化に大きく寄与しました。

決闘

サメ蹴りセンター理事"千鮫"とサメ殴りセンターの殴5-07とのタイマン

4022年、サメ蹴りセンター理事最後の一人である"鱶山"を殴ったことで、サメ殴りセンターはサメ蹴りセンターへの勝利宣言を行いました。同時に殴5改め王5は、Evening of Sharkの安定的な運用のため「鮫殴王国シャークパンチキングダム」の建国を宣言しました。

こうしてEvening of Sharkおよび鮫殴王国は造り上げられた。鮫科存在は生と死を超越し、魂のサイクルの中で殴られ続ける。殴ることの素晴らしさを分からないトンチキ野郎どもは消え失せた。

ここに至るまでは数多くの苦難があったことはここまで読んだ君なら分かることだろう。だがまだ不安要素は多い。宇宙料理海賊は今でも攻撃を仕掛けてきているし、最近では商業都市チェーンソーでサメの密輸が行われているとの噂もある。それでもこのSPC-001-JPは続ける必要がある。未来永劫、我々がサメを殴り続けるため、我々はサメの保護を止めることはまかりならない。

索鮫、殴打、保護。
ジミー・グリーン プロジェクト運営事務局局長



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