日本生類創研 ハブ
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日本生類創研 綱領


遥か遠い昔、地球上に生命が誕生しました。40億年もの年月をかけて、それは進化を続けていき、やがて我々人類が生まれます。

それから、人類はこれまでにおよそ25万年もの歴史を歩み、ついには生命、そして自らが進化してきたという事実を発見するまでに至ったのです。

しかし、それはごく最近のことです。その歴史のうち特筆すべきは4000年程であり、それが顕著となるのは僅かこの200年に過ぎません

それまでの間人類は、理解の外にある暗闇を神、もしくは悪魔と呼び、ただ恐れていました。皮肉にもその知性のために、理解の外にあるものに対し恐怖を抱いたのです。そのうえ、科学の発展はそれをいくらかは解明したものの、すべてが明るみになったわけではなく、またその大部分に対し、見て見ぬふりをしています。

日本生類創研は、その暗闇から人類を守るために設立されました。科学技術の進歩、特に50年程前、ようやく実用化され始めた遺伝子工学がそれを解き明かすことを期待したのです。我々はどこから来てどこに行くのか。その答えがそこにあると信じて。

しかし、その進歩は十分ではありません。それはいまだ確実性を欠き、不安定であり、莫大な時間を必要とします。これは仕方のないことです。金銭的・倫理的な問題により、十分に研究するということは、困難であるのですから。

本当に?

どうして科学の発展を前に、資金を惜しむということができるのでしょうか。ヒツジのクローンを製作できるのに、ヒトのクローンが作れないふりをすることになんの価値があるでしょうか。未知と神秘を覆い隠すことで問題がないように見せることに意味はあるのでしょうか。

我々は、そのような欺瞞とは無縁です。試料や資金の不足はあらゆる手段をもって解決しますし、薄っぺらい倫理観など日本生類創研には存在しません。科学には犠牲がつきものなのですから。

もちろん、我々の前にも障害は存在します。自分に不都合だからといって理解しようともせず、ただそれを閉じ込める者。自らにとって理解できないものを、赤子のように破壊し尽くす者。これらは、我々にとって、人類の発展にとって依然脅威です。

しかし、だからこそ、我々は進み続けなければなりません。40億年の間、生物が無意識の内に繰り返してきた進化。我々はこの歩みを真の意味で後押ししなくてはならないのです。暗闇を解明し、解析し、解剖し、やがては解体するために。

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要注意団体: 日本生類創研/Japan Organisms Improvement and Creation Laboratory

団体番号: GoI-8101

構成員: 極めて多数。非異常の物を含め、日本における生物科学技術団体としては最大規模。

資力: 非営利だが独自の資金源を持つ。商業活動を開始しているとの報告あり。

ステータス: 活動中

脅威レベル:

別名・略称等 ニッソ、日生創、JOICL、JOICLE1

説明: 日本生類創研は、主に通常科学ではありえない異常な生物、もしくはそれに関わることについて研究開発する団体です。これには人型実体も含まれます。そのカテゴリは、医療、食品、娯楽、環境保護、兵器等多岐にわたります。回収された文書から、1970年代に設立されたとみられます。研究員を主な構成員とする非営利団体であると考えられていましたが、近年開発した製品を自ら販売し、資金源にしていることが判明しています。

日本生類創研は、安全管理・事後処理能力が著しく欠如しており、意図して、もしくは意図せずに生物等をしばしば放置・脱走させます。これらは財団に収容された以外にも、他の要注意団体によって回収されている事例が確認されています。また、構成員には倫理観が欠如している傾向がみられ、結果としてその脅威をより大きくしています。 

直接的な戦闘部門は確認されていませんが、財団の存在を認知し、施設・構成員を秘匿しています。それでも、いくつかの施設・構成員の確保に成功しています。日本生類創研が財団に直接敵対行為を行った例は今の所稀ですが、接触する際は、十分に警戒してください。また、構成員の多くは異常性を持たない人間であると考えられていますが、意図的に自身を異常な手段により改良しようとした事例も確認されています。

これらの活動は、日本国内だけに留まらず世界中で確認されており、日本国外にも拠点を置いていると推察されています。加えて、東弊重工を始めとする国内外の要注意団体と技術協力を含む取引を積極的に行っていると考えられており、その実態解明が急がれます。

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