クレジット
翻訳責任者: Kiryu
翻訳年: 2014
著作権者: Djoric
原題: Jot It Down
作成年: 2010
初訳時参照リビジョン: 17
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/jot-it-down
今日はにこにこ博士のオフィスを引っ掻き回してきたわ。彼はたくさんわめいて、そして “どすん、ばたん”とやり始めたんだけど、私を捕まえられなかったわ。大騒ぎしてる時の彼ってとっても滑稽なんだもの。それからカフェテリアに行ったら、コックたちが私に美味しいものをくれた。彼らは私が可愛い顔を作ってみせたら、いつだって美味しいものをくれるわ。
今日は寝てた。ご飯食べようと起きて、それからもう少し寝てた。
今日は外で大勢が大騒ぎしてたせいで起きた。みんな駆けずり回ってたわ、何かデカブツ(Big Thing)がやらかしたって言いながら。私はみんなが静かになるまで、うんざり博士の机の下に隠れていたわ。デカブツたちってほんとにお馬鹿さん、何故ってたくさんの騒音を立てて私を起こしたんだもの。誰かそのデカブツを夕飯抜きにして、雨の中外に置き去りにすべきだわ。そしたら静かになるでしょう。
今日はちっちゃなお姉さん博士と遊んだわ。彼女はいいヒトだったけど、変な匂いがした。そしておっきなお姉さん博士が来て彼女を連れて行ってしまった。けど、そのうち彼女は帰ってきたわ、それで私たちはお姉さん博士のオフィスを走り回った。それから私たちは床の上で寝ちゃった。楽しかった。
一日寝てたわ。
今日は犬の博士を見たわ。私、犬博士は好きじゃない。私、彼にあっちへ行くよう言ってやるつもりだったけど、彼はどすんどすん歩くモノに乗ってて、そしてそいつは私を潰しちゃえたでしょう。だから私は彼に「凶悪な眼差し(evil glare)」をくれてやったわ。これで彼が怖がって永遠に去ってしまうといいわ、何故って私は潰されたくないもの。
今日は眠ってるヒトたちに会いに行ったわ。とても静かだった。眠ってなかった時の眠ってるヒトたちは、私に親切にしてくれてた。彼らは私がいる時、そうするのが好きだった。私がこの前訪ねた眠っているヒトたちの何人かは、そこからいなくなっていたわ。彼らがどこへ行ってしまったかは知らない。彼らがいなくて寂しい。
今日は新しく男のヒトが赴任してきたわ。にこにこ博士でもなくて、うんざり博士でもなくて、犬博士でもなくて、不機嫌博士でもなくて、お姉さん博士でもないの。彼を新入り博士と呼ぼうと思う。彼は素敵に見えたわ、だから私は行って彼に会ったの。彼は宙高く跳び上がって、それから叫んだ。「この猫、ケツが無いぞ! この猫のケツは何処だ!?」
私をびっくりさせたものだから、彼の脚を引っ掻いてやったわ。新入り博士のこと、嫌いよ。