怪奇銘々伝 ハブ
評価: +60+x

皆様ようこそおいで下さいました。これより一週間連続読み物「怪奇銘々伝」を演じさせて頂きます。
これは、かつてあった事。
しかし、歴史に記述される事は決してない噺でございます。
現代の科學でさえ理解の及ばぬ怪異…。ふとした時に顔を出す彼らと相対した、普通の人々の物語でございます。

八代目神林伯玄 口演前口上

綾を破って
江戸時代末期。日の本が大いなる変革に揺れていた頃。その裏で江戸を襲う怪異と相対した、勇士…。もとい講釈師が一人。刀は必要無し。ただ舌と張り扇さえあれば良い。神林派の大名人、四代目伯玄の物語。

飛び立てる哉緋色鳥
明治時代前期。文明開化の時代にあっても、古き日本の伝統はなおその息吹を残していた。古きものと新しいものが混在する時代に演じられた、怪談演目。

蝗屋喜兵衛
大陸の戦火が激しくなり始めた昭和前期。話芸にも少しずつ戦争の影が忍び寄る中、それでも笑いは人の世に尽きない。神林伯玄作の傑作落語演目。堂々開演!

天ノ娘
合縁奇縁、いかに結ばれ、如何に離るるか。まさしく天のみぞ知る処。四代目伯玄の傑作狂言が、今蘇る

天上天下之廻物
かの幕政改革が行われていた時代。激しい変革の前夜に起きたとある怪異と、それに遭遇した町人の目を通し、当時の幕政を痛烈に風刺した四代目伯玄最大の問題作。

白貂虫
舞台は元和の秋田県。実は彼の地には、日本で唯一「ある物」が採れるとか。現代に欠かせぬとある資源と、それにまつわる怪奇の説話。嘘か誠か、お楽しみあれ

木刷りの曼荼羅
さてはて、遊女というのはほんに辛いもの。客が来れば喜んで、去りぬ朝に袖濡らし、千秋万歳を誓って別れ、また別の客を取る…。花魁とて、悩みは尽きないものでございます

花束を
あらすじ等準備中…

蜘蛛ノ糸
あらすじ等準備中…

狐の裏皮
時に安政の頃。火事と喧嘩の他に、新しい名物が江戸に加わりました。え?麻疹脚気の類だろう?いやいや、決してそんなものではございませんで…

怪奇銘々伝 寄席ビラ
あらすじ等準備中…

松輪竹伸梅土筆
さて、花の廓と申しますれば、恋愛心中艶二郎、噺の種には事欠かぬ。
しかし今回お話しするのは、花は花でも…。

半鐘七打の怪
さて、此度はお一つ趣向を変えて。流派に伝わる稀な翻案物でございます…

落とし噺:死神の家
死神ってぇと、怖い怖いとよく言われますが、本当に怖ぇえのは人間の方かもしれません。例えばこんな話がありまして……

羅生門河岸の奇譚
あらすじ等準備中…

落とし噺:木彫りの熊
今日はお客さんも少ないんで、ちょっと特別な一席を。艶っぽい話ってのは大っぴらには語れないもんですからね……

落とし噺:死なない今、死ぬなら今
死ぬってのは嫌なもんですよねぇ。でも、実は死ぬにもいいタイミングってのがありまして……

滑稽噺:お菊の井戸
落語にはこんな気楽なお化けがおるもんなんですね。今日のお話はそんなお化けのお話で……

御製
言葉というのは力を持つものと申しますが、歌もまた同じことが言ってあります。むしろ逆に、歌こそ万の言の葉となれりける、なんて古言もありまして…。

滑稽噺:サギとられ
サギって鳥をぎょうさん捕まえて売ったろうと思うんですよ……

滑稽噺:鶴とペリカン
物知りに教えてもらった知識を間違うて覚えたり、一部を忘れて自分で勝手に作ってしまって人に話すという何にもならへん人も居ましてね……

後身峠
信州信濃の名物は何か。イヤ、とろろの話じゃございまさんや。あの山嶺連なるお国には、実に色んなものがあるんだそうで……。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。