謹白██ - SCP財団

謹白██

クレジット

タイトル:謹白██
著者: ©︎Kota-2
作成年: 2022

%E5%A6%82%E6%9C%88%E5%B7%A5%E5%8B%99%E5%BA%973.jpg

以下一枚目の画像に、二枚目の画像をグリッジ処理したものをオーバーレイしています。本来は一枚目が完成形だったのですが、色々弄っているうちに不気味なノイズの様なものが現れたので、上記メイン画像に採用しました。
一枚目
%E5%A6%82%E6%9C%88%E5%B7%A5%E5%8B%99%E5%BA%97.jpg

%E5%A6%82%E6%9C%88%E5%B7%A5%E5%8B%99%E5%BA%97.jpg

2枚目

%E5%A6%82%E6%9C%88%E5%B7%A5%E5%8B%99%E5%BA%972.jpg

線画

%E5%A6%82%E6%9C%88%E5%B7%A5%E5%8B%99%E5%BA%97_%E7%B7%9A%E7%94%BB.jpg

タグ「如月工務店」が付与されている記事のうち、如月工務店が実際に建造、制作に関わったと推測できるオブジェクト（SCP-1881-JPは東弊のマッチポンプ説もあるので微妙なところですが）を集めて「SHORT PEACE(森田修平監督「九十九」/大友克洋監督「火要鎮」/安藤裕章監督「GAMBO」/カトキハジメ監督「武器よさらば」によるオムニバス）」のポスターのようにコラージュ的なものに仕上げようと考え、制作しました。それぞれのオブジェクトは異常性やストーリーよりも、その外見を取り上げ、出来るだけ客観的な視座で描写するように心がけました。これは、このアートワーク=如月工務店がこれまでの建造物を集めて制作した実績紹介兼グラフィティという意識があったためです。ただし、SCP-544-JPのビジュアルで放送室の扉が開きDクラスが入って行っていたり等、ビジュアル的に面白くなるか、どうしてもストーリー性を無視できないオブジェクトだった場合はこの限りではありません。それぞれの配置は、全体のシルエットがぼんやりと鬼の貌のようになるようにだけ意識して無作為に行っていますが、SCP-480-JPは、メタ的な意味で如月工務店の初登場作品であるとともに、SCP-480-JP-1がビジュアル的にわかりやすいため、中央に置いています。また、SCP-480-JP-1は、如月工務店の人柱となった資材全員を象徴するように最も大きく描き、明るく機械的な笑顔とすることで、ビジュアル全体とのミスマッチな薄ら寒さを狙っています。画面右上の腕は何のオブジェクトでもなく、隠喩的な鬼の腕のイメージです。模様は花札の鬼札のものを描き込んでいます。
背景に描かれているのは、SCP-758-JPや「怪力乱神を喰らう」で言及される「大竹」です。
%E5%A4%A7%E7%AB%B9.jpg

SCP-758-JPにおける「ロングコートと中折れ帽を着用した、長身痩躯の高齢男」という描写から特に弄らずに仕上げていますが、絵的に目を引く部分が欲しかったこと、また、それっぽい言及を見た記憶があることから、オブジェクト群にかかっている色と同じ、臙脂色のマフラーを巻いています。
地の部分に半紙、上から全体に和紙のテクスチャをそれぞれあて、情報量を補っています。

+ credit