クレジット
タイトル: 超電救助隊レスキューチーム、解散へ
著者: ©︎Bookmarker
作成年: 2024
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この記事は恋昏崎新聞2001年8月25日夕刊の電子アーカイブ版です
記事内の内容は広告を除いて最新の物ではありません。また、現在では不適切とされる表現が含まれています。あらかじめご了承下さい。 恋昏崎ニュースエージェンシー

8/22 14:15
超電救助隊HEROレスキューチーム、世論受け解散へ 恋昏崎新聞社
22日、超常HERO活動支援組織である超電救助隊HEROは度重なるクレームと被害報告、そして元隊員による告発に対して謝罪文を公開し、レスキューチームを解散することを表明した。それに伴い脱退する隊員に対しては装備の解除、ミーム的効果の除去といったサポートを行うなど、過去3年間から一転軟化した超電救助隊の態度に注目が集まっている。
超常が受け入れられようとする社会の中、真っ先に構成員側からの告発を受けた超常組織のひとつ、超電救助隊。公開が発表された謝罪文には、彼らが超常社会から超常共生社会への変遷に適応し、受け入れられていくことができるのかという問題の決着となることが期待されている。本記事では謝罪文の公開前に、この状況に至るまでの経緯を再確認していく。


98年のポーランド神格存在出現事件以降、大きな波乱が続く世界。その中でも、長く謎めいたヒーローとして正体は不明ながら好意的に受け入れられていた超電救助隊HEROに対して行われた告発は、我々超常社会に生きる人々にとって大きな衝撃をもたらしました。私もまた多くの人たちのように、超電救助隊のHEROにかつて家族の命を助けられた一人です。だからこそ、私は今回発表された謝罪文の公開という彼らからの歩み寄りに強く期待を抱いています。
彼らはこれまで、ヴェールと仮面に隠れながら人知れず苦しむ人々を救助してきました。その大志の重さに耐えかねて、いつしか大きく道を踏み外してしまったのだとしても、命を守ること、人を救うことを目的にHEROたちが生涯をかけてその技術を高め続けてきたことから目をそらし、彼らを表舞台から引きずり落とすのは、ヒーローに助けられてきた市民として正しい選択でしょうか。既にドレナージ・ホワイト計画案のリバース・エンジニアリングが進んでおり、超常組織のコミュニティから独立していた超電救助隊内で独自に発展した人を救うための技術の利用価値は非常に高いことがうかがえます。そもそも、彼らが社会から身を隠し続けてきたのは超常の露見を許さない正常性維持機関のヴェール政策のためでもありました。この先需要が高まり続けるだろう『人を救うための超常技術』を、これからは仮面に痛みや苦しみを隠すことなく表舞台に立って他組織とも肩を並べて高めていってもらいたい。そう思うのは、不謹慎なことでしょうか。
回収された装備群からは、現時点で明確な治療法を持たない非異常の疾患だけでなくヴェールに隠されてきた超常的な由来を持つ病巣をも払うことができるもの、周囲に多大な悪影響を及ぼすはずの素材のデメリットを全て打ち消したものなど多くの興味深い性質が確認されています。その全てが解明されれば、人類の手で救える命の数は飛躍的に向上するでしょう。超電救助隊の実働隊員は、現在確認されている限り全員が非異常の人間です。誰もが隔たりなく使える道具という形をとる彼らの技術が失われることは、これからの世界にとって大きな損失といえる。私は記者としてより先にいち技術者として、それを伝えたいと思います。
記者として見れば彼らの選択は、多くの問題に満ちた悪辣きわまりないものとして糾弾されるべきであると答えざるを得ないこの状況。それでも私はひとりの人間として、彼らの存在を受け入れたいのです。超電救助隊HEROは、確かに度々非人道的な行為を行ってきました。しかし今なお正義感を失っていない元実働隊員のゴールド氏やホワイト氏、そして匿名でドレナージ・ホワイト計画を公開した開発チームメンバーの方といった、自らの正義に対して忠実に生きる人々が多いということも、また超電救助隊HEROという組織の本質なのだと思います。だからこそ、公開される謝罪文の中で彼らがその正義に則り、社会に受け入れられる倫理的な結論を出すことを強く願っています。【広末 孝行】
UaRkas
150日前
mem312
147日前
Jury1329
73日前
ak1TaneRU
54日前
Sharon
37日前
超常災害に手も足も出ませんってなるとあの頃の感覚じゃ利用価値は薄いって思われるわ(なおHEROオーパーツ)
Ayuuk0cca
3日前
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