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財団内部潜入エージェント
財団が創設100周年を発表 歴史修正の地盤固めと指摘も 恋昏崎新聞社
SCP財団の蛮行は加速するばかりだ。今日未明、財団は突如として創設100周年を発表した。いままで財団が組織の歴史を頑なに隠匿していたことから考えると、これはかなり異例の事態と言える。当新聞はこの裏に隠された仄暗い策略を暴くと同時に、最早ボロついてガタガタの財団内部の実情をも明らかにした。
財団は記憶処理によって思想の自由に無断で立ち入ってそれを改変するのみならず、近年では全世界のインターネットを検閲し情報の収集・捏造・隠蔽・改変やプライバシーの侵害などにまで手を出しています。
では、そのような悪逆非道な財団に対し我々は何もすることができないのでしょうか?財団が馬を鹿と言えばそれを鹿と思わされ、100周年だといえばその幻想を信じるしかないのでしょうか?いいえ、そうされないために紙とペンがあるのです。どんなに脳をいじられようと、どんなにデータを書き換えられようとも、一度現実に書かれたものを書き換えることはそう易々とはできません。どんなことが起ころうと、書かれた文字は消されない限り誰もが読めます。どんな虚偽を走らせても、起こったことはなくなりません。どんな障害があろうとも、表現の自由は擁護されます。故に我ら恋昏崎新聞社はペンを握り続けるのです。立ち向かう相手がいる限り、紙上を走る剣の速度が衰えることはありませんから。そしてその財団が崩れるとき、それは世界が新たな出発を始めるときでしょう。
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