スレより慟哭
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「帝国Wasje州有頭Michi官僚の命を受けた属州総督Cavingより連絡」

ketax-jauv…

「ダイイチヴェンロータイシダン、トチヲダッカンシタトホウコクセリ」
「愚劣なる其の球状房体は我ら使命なる血脈を持ってして破壊」

ketax-jauv…

「損害、此方125の人的損失、29のNue-dechi損失。人的損失は我ら帝国の全世界的支配に漸近する礎となる!」

五月蠅い…

「対して相手…」

ketax-jauv!!


部屋には女官ヴェンロータイが10は並んでいる。その群はこの住居に備え付けられた設備のようなものであり、何一つとして自らの感情を発露しない。それは当然のことだ。

シャンデリアは矍鑠と煌めき、ゴテゴテと過剰に装飾が為された部屋の中を照らしていく。キャンドルは緑色に燃えていた。金色の金具には細かい神の偶像が掘られていた。壁に飾られた絵画は西にいた狂乱の画家の作であるという。芸術作品は凡ゆる景色を彼のお方に見せるために描かれているが、稀に官僚が拝領することもある。とにかく、この部屋はそれほど大きくない割には、物が過密に詰められていて、つまりは狭かった。

長机には昼半球の各地から集められた食事がところぜましと並べられている。帝国の食事は基本的に味気ないものが多いが、これはまさしく本物の料理と呼べるものであった。贅を尽くしたそれには料理人の工夫と技術が詰め込まれている。

「貴殿はもう少し賢い有頭だと思っていたが。」

目の前のMichi官僚はKovk-jauを喰らいながらそう呟いた。ナイフの刃がその肉の塊を通す。

私とてジョドムァの無形万系図の終端にして光芒に選ばれた帝国の頭脳の役割を担うもの。皿の上にあるクコの実だけを箸で執拗に捕まえながら私はこう言った。

「しかしGebber神はこれを万全なる失態とはいいますまい。錚々たるgiimの神々であれど、血を出さずに荊棘森の中から姫を救い出せません。」

するとMichi官僚は若干驚いたようなそぶりを見せて、かつて本で読んだ夜半球の凍てつく寒さのように鋭く言った。

「そうか君はEzの出であったな。どうだ?凡ゆる帝国の知を貪り喰ったのは。今も昔も民衆の象徴で唯一の民衆であるのは彼の光宮に座す御在人のみだ。その愚かな旧demvafのことを知っているのは叛逆者である証拠になる。受罰僧侶がどうして罰を受けているか知っているか?」

彼は料理の作り手の擁する苦労も意に介さずKovk-jauにフォークを刺した。私がblockageralな思考を持つからだろうか。話し合いは悪い方向へ向かっていた。彼は今度、それを切り分けることなく勢いよく口に運び、あたりに肉汁をまき散らした。

「ああ、冒涜だよ」

そうだ私は秘される神々の話を知っている。idna期の熱い抱擁やヌガイの戦火で何人が死んでどのような価値があったのかを、そのEz…で学んだ。そのようなことで帝国への忠誠が失われていたと考えない。無形思考における独立ではない。そもそも私がそうなのは彼にも原因がある。だから言った。

「やはり忘れているのですね。」

彼は表面的には冷静に見えるものの内心では怒り狂っていた。という考えに至るのが、私が帝国という肉体から逸脱した存在であるからなのだろうか。真に帝国に融合していれば、それで怒りを持つことなど到底ありえない。ただ単に粛々と排除を行うだけだ。

帝国で知識を得ることのできる場所はそこと御在人のために備え付けられた光宮の奥にある永劫図書館しかないはずだ。

「貴方もです。貴方も侮蔑の円錐に片足を入れてしまっているのですよ。あの聖Oey祭が終わった夜に、緑の礼拝堂"Vaequese"で甘美な詩の響、世界の歴史について教えてくださったのは貴方ではないのですか?」

────暦の概念が私たちには存在しないため歴史を正確に語ることはできない。

「それが本当にあったことなら君には深刻な不具合がある。私はそのhairburdenな出来事を容認していない。」

「螺旋階段でっ!出会ったのではないでしょうか。なぜ?…私のことを忘れてもいいが、そのことは覚えていて欲しかった。」

「君がおかしい、私たちは私じゃないか。統一たる体躯、完全なる帝国を個人の単位で考えるからおかしくなるのだ。君の思考は破綻している!そんなことどうでもいいじゃないか。」

「EBFで居場所がわかる私たちが…。」

しばらく何も言わなかった。ヴェンロータイはみじろぎもしない。

「貴方を見つけられなかった時がある。貴方は秘匿の館にいたのではないか!?貴方は本当に貴方なのか?螺旋階段で私に滔々と詩を唱え始めた貴方」

前から疑問があった。私たちは確かにhairburdenからいつまでたってもぬけだせない。

「貴方は貴方でないのですね。不動人形の腹を入れ替えるのと同じように入れ替わった。私はblockageralな…臣民失格だ。」

それは間違っていない。間違っていないのだろう。私たちは単なるパーツの1つにしかすぎない。壊れた頭があればそれは取り替えるのみだ。

「それでも問題なく帝国は動き続ける。確かにだ。」

彼の顔は変わらなかった。

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