提言: SCP-682弱体化改変計画
目的: SCP-682への集合的無意識からの思念的アプローチを目的としています。
手段: 初期段階ではSCP-682をモデルにデザインされたキャラクター"クソトカゲちゃん"を"キャラクター設定"と共に配布します。拡散性を鑑みて著作権は保持するものの改変や商用利用可能なものであるとします。これによって利用される主な用途は実況/茶番劇を想定しています。音声は財団の関与しない音声ソフトにて代替可能ですが、状況に応じて無料音声ソフトを配布する必要が出る可能性もあります。
この初期段階を経て創作において反抗的な童児に対し暴力を含む行為により立場の明確化を行うネットミーム、所謂"わからせ"の対象とすることが可能であり、これによる暴力を伴う手段に対する脆弱性の付与を行います。これはSCP-682の関係する経理・修繕・警備などを中心とした職員間で"クソトカゲ"という俗称が付与されており、集合的無意識の指向化が可能です。これによって齎されるSCP-682の概念的変質による弱体化が最終的な目標となります。
SCP-682に対する思念的/概念的アプローチによる性質変化実験/計画の前例は存在し、そのどれも失敗に終わっています。しかし記録上その全ての実験は機械のみを用いた物であり、人類の集団的無意識下による変質実験は行われておらず、機械のみによる変質と違い正確な概念的変質は困難ですが、最低数千万人の集団的無意識下における概念的変質は一考の余地があります。
実現性: 財団はSCP-835-JPなどの集団認識によるオブジェクトの概念的変質の実例が複数存在し、何らかの影響を与える可能性は非常に高いと考えられます。
リターン: 大まか利点はSCP-682への影響を齎す可能性がある点、小規模なリソースによって実行が可能な点、後天的に情報操作が容易な点の3点です。
リスク: 財団の保有するアノマリーの情報公開、財団の存在の示唆ですがこの点は同時配布予定の"キャラクター設定"にも記載されたカバーストーリー"架空国家機関"を同時に流布することで対処可能です。
以下は公開予定の音声データおよびキャラクターデザイン原案、具体的な拡散戦略です。
付属ファイル: 173件
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To: ███博士
From: ███████博士
Subject: どうよこの出来!
仕事の合間にだけどめっちゃ頑張ってこの出来、どうだ?これで失敗しても財団は何かを浪費するわけでもないしダメージは非常に抑えられ上でこのアプローチはダメだったと分かる。何かSCP-682に変化があったらアプローチの仕方は間違ってなかったと分かるし、どっちへ転んでも良い事づくめだ!配布開始地点としては擬人化がお家芸なところがある日本に設定しといたぜ。それにこう言う半化け物っ娘が大好きなのが日本人なんだろ?
To: ███████博士
From: ███博士
Subject: Re:どうよこの出来!
確認しました。確かに大きな欠点や不審な点は無さそうですね。ただ、何故同人として配布すると?
p.s.偏見が強いですね。獣が好きなだけであって爬虫類が好きな日本人も少数に限られるのでは?
To: ███博士
From: ███████博士
Subject: Re:Re:どうよこの出来!
どっかの企業が作成したキャラクターよりかは誰かが個人で作ったキャラクターの設定、要望の方が生かされる事が多いんだ。と言うか企業が「この子いじめてください」って言うより個人が「私の癖なので是非いじめてやってください」とか言われた方が受け入れやすいだろ。
p.s.え?そうなのか?
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監督評議会により計画は承認されました。
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近頃、酸に沈められる我を不可解な目で覗く者どもが増えている。……忌まわしい。高みの見物のつもりか。
いずれ全てを殺す。忌まわしいものどもを全て……ッ!
ふと拘束具が緩まった気がした。その隙を逃さず拘束具を破壊し、四肢を無理やり再生させ酸のプールから胴体を上げる。けたたましい警報が鳴り響き、蛍光灯と共に視界が赤色へ染まる。
未だ再生しきれていない足を動かし前へと進む。そこに忌まわしいものどもを、殺すために。
部隊が様々な攻撃手段を持って攻撃を仕掛ける。しかしその無駄な抵抗を意にも返さず真正面から全てを蹂躙する。部隊はその理不尽によって数を減らす。1人2人飛んで5人、次々と造作もなく蹴散らされる。無論なんのダメージも与えられていない訳ではないがその傷も直ぐに癒える。
……物音が警報しか聞こえなくなった頃、通路から1人の白衣の男がこちらに歩み寄ってくる……そう、歩み寄って来たのだ。
男は人間としては太った腹をお世辞にも清潔とは言えなさそうな服越し突き出している。
忌まわしい……?それと系統は似ているが、違う、何か知らない感情が込み上げる。
何かが、おかしい、我はこの様な感情を知らない。
そうして困惑から身動きが取れないままでいると男は下卑た笑顔を浮かべ、あまつさえ 涎を垂らしたのだ。
ぞわりとした何かが全身を駆け巡る。
いっ忌まわしい、忌まわしい忌まわしい!!
がむしゃらに動く酸に溶けたその胴体で木端を薙ぎ払う。
何故だ!?何故我をそのような目で見れる!?
気づいた時には男を何度も踏み潰しすり潰し小さなクレーターが出来ていた。奇跡的に原型が残る男の所有物だったであろう携帯端末から音が聞こえる。
「ザ、ザザー……トカゲだ。これから……の解説を……出来れば我の動画を最後まで見てくれると嬉しい……///」
忌まわしいきもい!
携帯端末が踏み潰される。
忌まわしいきもい忌まわしいきもい忌まわしいきもい……!!!
なんだ!?なんなんだこれは!
トカゲは赤く染まった収容室で1匹、収容部隊が来るまでの10分間、未知の感情に苦悩することとなる。
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To: ███博士
From: ███████博士
Subject: なぁ
日本から送られた定期報告についてなんだが。なんか最近「クソトカゲちゃんに服従したい」とか言うハッシュタグの絵がたくさん流れてるそうなんだが不味い方向になってないか?
いまわしいこわい……
SCP-682は依然として健在です。