前記:
これらの超常現象に関する記録は日本国内・国外での、財団が関わったおかしな出来事です。財団の隠蔽工作チームが送られ、市民からこれらの証拠を隠しました。
—エージェント・カナヘビ
ページがロックされている場合、他のユーザーが記録を作成中である可能性があります
しばらく待ってから再度試してください
ソート方法: 高評価順, 低評価順, 古い順, 新しい順, ランダム
クレジット
概要紹介: 飲食店内にて小学校低学年程度に見受けられる実体5体が「███せんせいおたんじょうそうぎかい」なる儀式を実施した事例。遭遇した店員や一般客もその儀式に疑問を持たずに参加した。儀式の終了後「███せんせい」と認識される死体が店内に17体で出現した。
発生日時: 2022/11/██
場所: 神奈川県 二宮町
追跡調査措置: 儀式に参加した店員及び一般客12名は「小学生時代に嫌いだった教師が死亡した嬉しかった思い出がある」旨を主張した。実体5体の足取りは不明。
クレジット
概要紹介: 駅構内の自動販売機が停止し、画面に「あなたは選ばれた」と表示された後、電源が切れるという報告が複数寄せられた。異常現象が発生した自販機の前に立っていた利用者3名が、「目的地が分からなくなった」と語り、全員が駅構内を数時間彷徨う事態となった。電源を再起動しても再現はできなかった。
発生日時: 2024/11/█
場所: 日本、東京の地下鉄██駅構内
追跡調査措置: 調査チームが該当の自販機を解体したところ、通常搭載されていない回路が発見されたが、製造元の記録には存在しなかった。対象者3名にAクラス記憶処理を行い、経過を観察中。
クレジット
概要紹介: 株式会社『北辰図書』が埼玉県内にて行う学力水準調査テスト『北辰テスト』の数学のテストの問題用紙128,000部が突如消失しました。その19時間48分23秒後に128,000部全てが紙飛行機として折られた状態で一般国道254号線の上空2,587m地点に出現しました。その後、紙飛行機群は最短で1分37秒間、最長で49分26秒間飛行し、紙飛行機群は埼玉県内全域に拡散しました。
発生日時: 2024/11/03 10:12:381
追跡調査措置: 埼玉県内全域に大規模記憶処理を施し、カバーストーリー『問題流出』を施工し、第6回北辰テストの日時を2週間延長しました。また、紙飛行機群は埼玉県内全域に拡散している為、現在も捜索が行われています。
クレジット
概要紹介: 河南省██市内の屋外にて活動をしていた複数の人物が突如として立ち止まり、空を見上げ始めた。約7秒後、当該人物らは錯乱状態に陥り、地面に蹲る等の行動を取った。その約10秒後、周囲にそのような物品が存在していないにも関わらず、当該人物らは押しつぶれて死亡した。特筆すべきことに当該人物は死亡の直前まで「嘘つき」「落ちてくる」等の言葉を呟いていたことが確認されている。
発生日時: 2015/3/24
場所: 中国河南省██市
追跡調査措置: 目撃者に対しては記憶処理が行われ、死亡者に対しては個々のカバーストーリーの適用及び周辺記録の改竄が行われた。
クレジット
概要紹介: 吉田 健(38)、吉田 真由美(35)、吉田 愛(5)が自宅にて突如死亡した。周辺住民は推定死亡時刻に吉田家から小さな破裂音を確認しており、現場の状況も合わせ、吉田氏らは頭部が破裂したことにより即死したものと見られる。特筆すべきことに、現場にはリボンや紙吹雪が散乱していた。また、異常発生日時は現場にて唯一死亡していなかった吉田 太一(1)の誕生日と一致していた。
発生日時: 20██/██/██ 00:00(推定)
場所: ██県██市
追跡調査措置: 健氏らの死亡に対してカバーストーリー「一家強盗殺人」を適用。吉田 太一については財団管轄の保護施設に移送された。太一氏に対する監視活動は継続される。
クレジット
概要紹介: 台湾国内にて「この国の月は汚い」と書かれたA4用紙が散布された。紙自体に異常性はなく、使用されているインクも市販のものであることが確認されている。なお、出現時に空間歪曲の兆候が確認されたことから、散布は何かしらの超常的な手段を用いて行われたものであると考えられている。
発生日時: 20██/██/██
場所: 台湾国内
追跡調査措置: 出現した紙は全て回収され、関係者に対する記憶処理が実施された。現地の財団職員による当該事案の原因などを探ったが、有意な結果は得られていない。紙は1枚のサンプルを除いて全て焼却処分された。
付記: どうやら日本では「月が綺麗ですね」という言葉があるようです。これは男女間の交際を目的とした発言であり、これに「死んでもいいわ」などの返答を行うことで男女間の交際が開始するようです。それを踏まえると、出生率の低い国(つまるところの男女間交際が少ない国)だから「この国の月は汚い」という紙が出現したと考えられます。 - ██研究員(台湾国内のサイトに勤務)
クレジット
概要紹介: サイト-81██第三会議室内で行われたSCP-████-JP収容措置に関しての会議中、突如鞄を持った喪服の男性が出現しました。鞄の中から遺影のようなものを取り出し会議中の職員の前に設置するという動作を全員分繰り返した後、監視カメラに対し見せつけるように██博士の顔が写った遺影を映しました。遺影を床に置き手を合わせお辞儀をするような動作をした後、遺影と共に消失しました。
発生日時: ████/██/██
場所: サイト-81██ 第三会議室
追跡調査措置: インタビューを行ったところ、会議に参加していた職員は一連の現象に対し異変を感じなかったと主張しています。また、遺影に写った人物を調査したところ参加していた職員の家族または友人であることが確認されました。現在まで彼らに異変は起きていませんが、██博士は映像を発見したその日に行っていたフィールドワーク中に交通事故に遭い死亡しました。██博士は今回の現象を初めて発見した██研究員の兄弟でした。
クレジット
概要紹介: 市役所の2階に滞在していた全ての市役所職員が「参列者に加えさせられて頂きました」という男性的な声を後方から認識した。市役所の1階の男性トイレ手洗い場には大量の菊の花弁と使用済み線香が乱雑な状態で散乱していた。
発生日時: 2018年7月6日
場所: 滋賀県██市
追跡調査措置: 全てのアイテムは最寄りの財団施設へと移送され分析後に廃棄された。異常を認識した少数の市役所職員に関しては気候の変化による体調不良、それに関係した幻聴との説明が行われた。
クレジット
概要紹介: 財団の保有するSNSアカウント全般に対し、不明なユーザーから特定の動画が送付された。動画の再生時間は約30秒、内容は物品の画像・テレフォンノイズ・文字キャプションのみで構成されるものであった。動画自体に異常性は認められていない。
投稿から24時間が経過した時点で、動画は送付アカウントによって削除された。更にその15分後、動画を送付したアカウントの削除が確認されている。
以下に動画のアーカイブを添付する。
発生日時: 2015/06/12
追跡調査措置: 後の調査により、動画内にて登場する人名を有する人物(三上 優子、三上 和樹、三上 賢治、佐竹 幸吉)が死亡済みであることが確認された。しかしながら、動画との関連性は認められていない。現在、財団では動画の送付目的、内容と人物の関係性などに関する調査が行われている。
なお、動画の送付自体は財団保有のSNSアカウント以外には行われていなかったため、隠蔽措置は取られない。
クレジット
概要紹介: 様々な施設の屋内に設置されていた監視カメラ計21台が、建物の外側を密集して歩いていく、多数の人の脚を映した。いずれの事例においても、腰より上の部位は画面内に入らず、靴やズボンなどの着用はない素足の状態であった。
特筆すべき点として、実体群の歩いていく方向を矢印として表すと、特定のエリアに収束することが挙げられた。およそ40分後、エリア内の複数名の住民から「怒号と多数の足音がする」という通報が寄せられた。
警察による調査の結果、高橋治郎さん (67)、高橋ヨシエさん (65)、高橋弘樹さん (35)、高橋朱里さん (35)、高橋美紀ちゃん (12)、高橋賢也くん (9) が自宅で死亡しているのが発見された。死因は全身に渡っての内臓損傷や骨折に伴う失血性ショックであった。いずれの遺体にも踏みつけられたような痕跡があり、少量の山土が付着していた。
警察の聞き取りによれば、高橋一家が他者から恨みを買うようなことは考えられないという。
発生日時: 2016年8月16日
場所: 和歌山県██市
追跡調査措置: サイト-81KKの未詳怪異調査セクション・形式セクションにより調査が行われたが、原因は判明しなかった。特事警察との合同で事件の詳細は隠蔽され、強盗致傷事件をカバーストーリーとして簡易的な報道が実施された。事件から8年が経過したが、本事象の再発は確認されていない。
追記 [緊急]: 2024/2/2、大阪府██市で類似事象が進行中。予想されるエリア内からの一般市民の避難計画がサイト-81KK 内部管理セクションに提出された。状況は追って追記される。
クレジット
概要紹介: ██県██町が地域おこしイベントとして主催した████フェスタで行われた、インフレータブルタイプの恐竜を模した着ぐるみを着用して参加する競走("ティラノサウルスレース")において体高約1.9m、全長約4.1mの形態的にティラノサウルス類に類似した獣脚類と考えられる生物が主催テント側に放置されていた予備の着ぐるみの中から出現しレースに参加し、優勝しました。当該存在は他者に危害を加えることなくレース終了後は付近を徘徊しており、表彰式で金メダルと景品の商品券を受領した後に消失しました。なお、出現から消失に至るまで全ての目撃者は当該事案の異常性を認知していませんでした。
発生日時: 2023/8/19 13:30~14:00頃
場所: ██県██町████ ████運動公園
追跡調査措置: 全ての映像、画像等を押収し、当該存在に関する情報は抹消または改竄されました。また全ての目撃者に対してはBクラス記憶処理が施されました。同様の異常現象発生に備え、監視継続中です。
追記: 当該存在はレース終了後から表彰式が行われるまでの数十分の間に、他の参加者により唐揚げ、チョコバナナ、綿飴を提供され消費していたことが判明しており、消化機能などの生理機能は獣脚類から逸脱している可能性が高いと推測されています。
クレジット
概要紹介: 千葉県船橋市飯山満町において、当時中学生または高校生の実子を持ち、かつ発生日時にその実子の付近にいた全女性が実子に対し「私は人間ではなく宇宙人である」という旨の発言をしました。後の調査においても、暴露者同士が何らかの示し合わせをしたという情報や「宇宙人」の告白を同時多発的に行わせるに足るような噂の流布は確認されませんでした。
発生日時: 2023/8/1 17:00
場所: 千葉県船橋市飯山満町
追跡調査措置: 複数種の地球外生命体への確認や暴露者の一部の生体解剖などが行われましたが、手がかりとなるような情報は見つかりませんでした。
カバーストーリー「町ぐるみのドッキリ企画」が流布され、またそれを受容するように地域一帯に軽微な記憶処理が行われました。
クレジット
概要紹介: 埼玉県所沢市内に存在した3~6歳の児童全員が、「くらげさん」と呼称される存在を上空に認識しました。当現象が発生してから3分後、「くらげさん」を認識した児童の内16名が急速に浮上を始め、地上から約500mに達した瞬間に消失しました。
発生日時: 2001/03/28 15:32~15:35
場所: 埼玉県所沢市
追跡調査措置: 広範囲への記憶処理剤の散布・カバーストーリー「雲」「アドバルーン」「気球」の流布といった対応が実施されました。消失した児童に関しては死亡したものとされ、個別にカバーストーリーが流布されました。また、「くらげさん」と呼称される存在に関して財団は調査を実施しましたが、特筆すべき情報は得られませんでした。
追記: 「くらげさん」という呼称を使用した児童の中には、一般的な生物としての「クラゲ」の知識を有していなかった児童も含まれていたことが判明しています。
クレジット
概要紹介: サイト-81██内の職員全員が立ち止まり、██博士のいる方向に首を異常な角度に回転させ、その方向を凝視しました。30秒後、首は正常な方向へ戻り職員たちは通常業務へと戻りました。
発生日時: ████/██/██
場所: サイト-81██全域
追跡調査措置: 職員に対しインタビューを行いましたが、全員その時の記憶がないと証言しました。██博士に対してもインタビューを行いましたがその時間は通常通りの業務を行っていただけで、特別な行動は何もしていなかったと証言しました。
クレジット
概要紹介: プロレスリング█████の興行にて行われたシングルマッチで、覆面レスラーではない████選手の顔の表皮を██選手が剥いだ。その後、████選手が顔を両手で隠してうずくまる中、██選手に対してマスク剥ぎによる反則負けが宣告された。
発生日時: 2019/8/21 20:16
場所: 東京都文京区 後楽園ホール
追跡調査措置: 公式記録上では「██選手の反則負け」と記載されていたものの、インターネット上に当該現象に対して言及している人物は確認されていない。両選手へのインタビューでも当時のことは覚えていないとの回答であり、████選手の顔にも大きな損傷があったような形跡は確認されなかった。その後、団体関係者に対する記憶処理および公式記録の改竄が実施された。
クレジット
概要紹介: ██デパートの4階の監視カメラが突然切り替わり、閉店後と思われる無人の██デパート4階の映像を映し出した。その直後に不明な人物が未知の存在から逃亡している様子を映した映像が5分間流れ、その後瞬間的に映像が切り替わり通常の██デパート4階を映し出した。
発生日時: 2021年05月01日12時28分~33分
場所: 東京都 中央区 ██デパート
追跡調査措置: カバーストーリー「映像機器の不具合」を流布した後に財団によって映像記録は回収されました。2024年05月01日まで██デパートは財団の監視下に置かれます。
クレジット
概要紹介: 午前9時〜午後6時までの9時間に渡って、日本国内で使用された全ての画像生成AI「██████」が入力された内容に関わらず人型の生物と思われる不鮮明な画像を出力しました。
発生日時: 2023/2/6 9:00〜18:00
追跡調査措置: 「画像生成AIで奇妙な画像が出力された」という主旨の投稿がSNSで拡散され、削除されるまでの間に██████人に閲覧されました。また、本事案に関する投稿を閲覧した人物が再現を試みて成功し、それをSNSに投稿するという悪循環が事案の終息まで続き、情報は財団の対応能力を超えて拡散されました。この時点で情報の封じ込めは不可能と判断され、広域記憶処理手段が適用されました。
クレジット
概要紹介: 1種の水槽に展示されていた全ての魚(12種30匹)が、戸籍不明の男性(推定50代)に置き替わった事案。水槽内の男性は苦しむ様子を見せず、全個体が浮遊しながら客側の方向を向いていた。
発生日時: 2020/04/24 11:57〜12:00
場所: 東京都豊島区『サンシャイン水族館 本館』
追跡調査措置: 当時現場では複数人の客や飼育員が水槽を見ていたが、“魚がこちらを見ている”としか認識されていなかった。
現場にいた一般人は同日中に記憶処理を施し解放。監視カメラ、携帯電話に記録された映像は財団によって回収された。
クレジット
概要紹介: 日本国内で発生した病死を除く全ての死亡の瞬間が何らかの映像機器によって偶発的に撮影されました。財団によって確認された全3568名の死亡自体に異常性は確認されていません。
発生日時: 2020/10/16 00:00~23:59(JST)
場所: 日本各地
追跡調査措置: ネット上に投稿された映像記録は全て財団によって回収され、カバーストーリー「合成映像」が適応されました。
追記: 回収された映像記録を財団が調査した結果、死亡対象の表情を確認できた全ての事例で対象が笑っていた事が判明しています。現在、EE-1146-JPのオブジェクト指定が審議されています。
クレジット
概要紹介: 上空から出現した巨大な手が、冠水に伴う交通渋滞を原因とし立往生していた救急車をつまみ、渋滞のない道路に配置した事例。
発生日時: 1991/11/19 9:11
追跡調査措置: 目撃者はいずれも「高橋さん」なる人物が救急車の立往生を解決したという印象下にありました。いずれの証言も「高橋さん」という名称以外の情報は一貫していません。
クレジット
概要紹介: 「影のように真っ黒な男が通行人を襲っている」という183件に及ぶ通報が3時間の間に連続して行なわれた事件。
発生日時: 2008/04/09
場所: 東京都新宿区
追跡調査措置: 通行人を襲ったとされる男は未だ見つかっておらず、逆探知による通報者の存在も確認されなかった。
同年5月1日、カバーストーリー「集団による悪戯」が適用された。
クレジット
概要紹介: 財団職員八幡 郁の仮葬時に、火葬後の遺骨が「ドッキリ大成功!」と読める状態で散乱していた事例。
発生日時: 2022/05/11
場所: サイト-8115火葬場
追跡調査措置: いずれの調査によっても、火葬手順、遺体、その他に異常は確認できなかった。
クレジット
概要紹介: ウィキメディア財団の運営するパブリックドメイン集積サイトであるWikisource日本語版において、『口語訳旧約聖書』内における神の思考、心情を表す全ての文に、同財団運営のフリー百科事典サイトにおけるフォーマットと一致する「[独自研究?]」の文字が挿入されました。
発生日時: 2021/9/12
追跡調査措置: カバーストーリー「イタズラ」を流布し、編集履歴を偽装しました。戦術神学部門と解析部門による共同調査が行われていますが、挿入元・挿入方法・宗教的意義ともに判明していません。
クレジット
概要紹介: ██県██動物園にて、午前11時から12時までの間、ジャイアントパンダ(Ailuropoda melanoleuca)1頭とマレーバク(Acrocodia indica)1頭が入れ替わるように互いのいた位置に移転しました。2頭とも来園客からは見えにくい位置におり、あまり動かず背を向けて座っていたためか園内では異変に気付いた者は少数でした。しかし、違和感を感じた一部の来園客によってインターネット上に投稿された画像や動画、園内の監視カメラの映像記録などから超常現象の発生が発覚しました。
発生日時: 20██/██/██ 11:00~12:00
場所: ██県██動物園
追跡調査措置: 現象の発生を明確に認識していた一部の来園客にはインタビューが行われ、万一のため発生当時来園していた全ての人物には記憶処理が施されました。また、インターネット上に投稿された画像や動画に対してはカバーストーリー「合成画像・映像」が流布され、園内の監視カメラの映像記録も異常性のないものに差し替えられました。財団がインタビューを行った、現象発生の瞬間を目撃した人物はその様子を「まるで"アハ体験"のようにゆっくりだった」と語っており、監視カメラの映像記録からは現象の発生及び終了は約40秒間かけて行われた事が確認されています。
クレジット
概要紹介: 群馬県高崎市███町の工事現場にて、施設警備員一名が異常な状態で死亡しました。被害者の衣服と現場には一切の損傷が無いにも関わらず、全身にⅢ度の熱傷と脚部から胴体にかけて複数の貫通痕が確認されています。監視カメラ等の映像記録から確認できる直前の被害者の様子には特異な点は見られず、何らかの異常現象に巻き込まれたものと推測されます。
加えて敷地内に何らかの祭祀儀礼が行われた痕跡がありますが炭化や破砕等、破壊されており現時点において詳細は不明です。
発生日時: 2019/7/5
場所: 群馬県高崎市███町の工場建築現場
追跡調査措置: 回収された遺体や破損したボディウェアラブルカメラ等の記録媒体、現場に残存した資料をエリア-81JHの低危険度物品収容倉庫に保管、分析を行う予定です。新たな情報があり次第更新されます。
クレジット
概要紹介: ██ ██氏が転倒して頭部に重傷を負った際、転倒の瞬間を目撃し、なおかつ明らかな出血、頭部の負傷が確認できる状態にも拘わらず周囲の人々が同氏に対し心肺蘇生法と同様の手順1で救命措置を行いました。この異常は氏が病院に運ばれ失血により死亡した後に医師が指摘するまで誰も認識していませんでした。
発生日時: 2021/12/02
場所: 千葉県浦安市
クレジット
概要紹介: ██川の█地点から█地点のおよそ200メートルにわたって、河原の砂利が推計50,000体のニワトリ(Gallus gallus domesticus)の骨に置換されました。
発生日時: 2021/11/25
場所: ██川
追跡調査措置: 鑑定の結果、骨格全体の数量に対して大腿骨が著しく不足していることが判明しました。
クレジット
概要紹介: 未解明領域記録において編集記録の残存していないエントリが出現しました。以下はその転写です。
領域番号: UE-KRXFGYH-JP
概要: 工事された記録が一切存在しない、荒廃した人工的なトンネル。全長221 mで、開口部は入口1つのみであり、内部の大気にはアルコールが含まれている。人間が入口から14 mほど進入すると、急激な情動反応を示し、特に死に対する種々の感情を引き起こす。
収容日時: 2013/03/15
場所: [データ削除済]
保安プロトコル: 存在地点の隔離性から特別な対応は不要と考えられている。管理・研究は怪奇部門に引き渡された。
エントリ中の情報が少ないことから、実在性は確かめられていません。
発生日時: 2017/01/30
追跡調査措置: 当エントリは問題なく削除されました。調査は不要です。
クレジット
概要紹介: 背中にハクチョウ属(Cygnus)と思われる翼が生えた人型実体が2体(以下EN-133-JP-A-1、EN-133-JP-A-2と表記)出現し、解読不可能の言語で会話を行いました。約6分間会話を続けた後、EN-133-JP-A-1が雑居ビルに設置されたカメラに向けて██県██市の座標が書かれた金属製の板を1分間掲げ、その後EN-133-JP-A-1とEN-133-JP-A-2は窓から外に飛翔しました。
EN-133-JPの発生中、以下EN-133-JP-Aより半径1km圏内の生物は発声を行いませんでした。影響下にあった人物にインタビューを行った結果、「何となく喋ってはいけない気がした。」との証言が取れています。
発生日時: 20██/██/██ 14:36:02〜14:48:14
場所: ██県██市 雑居ビル3階
追記: EN-133-JP-AのSCPオブジェクトへの再分類が検討されています。
クレジット
概要紹介: 日本国大阪府に所在する書店である紀伊國屋書店 梅田本店において、陳列されていたブリタニカ国際大百科事典(第3版)全20巻に100,000枚以上の新たなページが出現し、それに伴う物理的体積の急激な増加によって書棚など一部設備の破損・崩壊が引き起こされました。
発生日時: 2002/██/██
追跡調査措置: 新たに出現したページには、"アカフ遺跡"、"メイロヴァイム(都市)"、"ポネア多胞体"などの一般社会において未知の項目が多数確認されています。当現象の発生同年(2002年)が現在、紙媒体でのブリタニカ国際大百科事典が出版された最後の年であることとの明確な関連性は明らかになっていません。
クレジット
概要紹介: ██放送にて本来放送される番組ではなく、「レッサーパンダVSミナミコアリクイ」が生放送で放送されました。放送時、多数の財団職員も当該番組を視聴していましたが、違和感を覚えた職員はいませんでした。2匹は14:11まで互いに二足直立で威嚇を続けていましたが、乱入してきたアメリカザリガニの威嚇により2匹が逃走したことで番組が終了しました。
発生日時: 20██/██/██ 13:30~14:12
追跡調査措置: 瞬間視聴率は80%以上を記録したにも関わらず、追跡調査で当該番組について記憶している人間を発見することはできませんでした。本記録は記憶補強剤を服用していた職員複数人の報告によって確認されたものです。
放送後、██放送の株価が大幅に下落しましたが、当該現象との関連性は不明です。
クレジット
概要紹介: 日本支部での未解明領域記録の未整備。
発生日時: 1945/12/31 ~ 2021/02/12
場所: 財団81管区
追跡調査措置: 転眼式見 未詳資料/目録編纂室:81管区室長代理により記録の編纂が行われた。
追記: どうして76年間誰もやってくれなかったんですか!おかけで徹夜続きですよ!! —転眼室長代理
クレジット
概要紹介: 突如として、一座標に同様の特徴を持つ建造物が283棟出現しました。建造物の特徴として、机が40台、黒板が1枚それぞれ備え付けられていました。
発生日時: 201█/██/██
場所: カンボジア・ウドーミアンチェイ州の小村
追跡調査措置: 建造物とそれに伴う瓦礫はすべて回収し、村民には記憶処理を施しました。また、出現時刻は東京都のボランティアグループ「██████」による集団自殺事件が発生したと思われる時刻と±10分の誤差で一致し、関連性が疑われています。
クレジット
概要紹介: 道路を歩行中だった男女4名の頭部が突如サイコロ状に27等分され、目まぐるしい速度で一列毎に回転し始めました。回転は約1分20秒後に静止し、被害者の頭部は切断された状態で周囲に散乱しました。また、回転の挙動は同時刻にネット上で配信を行っていた████氏が操作していたルービックキューブと連動していました。
発生日時: 2019年█月██日 23時13分
場所: 埼玉県██市█町
追跡調査措置: 回収された遺体とルービックキューブは特異な性質を示さず、目撃者も居なかった為、配信のアーカイブを削除し一般的なカバーストーリー流布処置が行われました。████氏はこの現象を認知しておらず、3年の経過観察の後に監視は打ち切られました。被害者、████氏、その関係者に一切の関連性は見つかりませんでした。
クレジット
概要紹介: 「2030/12/01 12:00、この場所でくしゃみをする人物が現れる、備えよ」と刻印された、ベリリウム銅製の板が出現。金属板はゆっくりと回転しながらその場で浮遊し、1時間後に消失した。
場所: セクター-81██の中庭
追記: SCPオブジェクトまたは未解明領域記録への再分類が協議され続けている。
クレジット
概要紹介: 当時無人だったエージェント・██の私室に1羽のダチョウ(Struthio camelus)が出現。エージェント・██が帰寮するとそちらに顔を向け「私に見覚えがあるだろう。ほほほ、驚いてくれたかな?」と発言して消失した。
発生日時: 2013/3/9
場所: セクター-81██
追記: 発話した際の音声はエージェント・██の父親の声紋に酷似していた。エージェント・██およびその父親はこの実体に関する記憶はないと証言している。
クレジット
概要紹介: その場に居合わせた男女20名の筋肉が突如異常に発達し、ボディビルディングにおいて使用されるポージングを行い始めた。被影響者は連続してポージングを行いながら周囲を歩行し、他の被影響者と筋肉を見せ合うなどの行動をとった。目撃した民間人にはフラッシュモブとして認識されていた他、被影響者の筋肉に感銘を受ける様子を見せた民間人は同様の影響を受け、最終的な被影響者数は47名に上った。異常性発現から20分後、被影響者全員が泣き始め、一様に「違う! これは神に賜った筋肉ではない!」と叫び、同時に消失した。
発生日時: 2020/10/29 17:37
場所: イオンモール秋田
クレジット
概要紹介: 2020年11月12日に放送された、CM「赤いきつね緑のたぬき」において、本来「赤いきつねと緑のたぬき」と言われるはずのところが「赤い右手と法の左手」と放送された。放送までの過程に一切の異常は見つかっていない。
発生日時: 2020年11月12日
追跡調査措置: [削除済]調査が行われたが、更なる情報は発見されていない。撮影元の東洋水産株式会社についても、異常や超常団体との関わりはなかった。
クレジット
概要紹介: 深夜23時39分、財団サイト8196職員宿舎四階休眠エリア中央通路にて、頭部を欠損した人型実体が出現しました。実体は当時各職員が仮眠をとっていた部屋の扉を執拗に叩きながら断続的に叫び続け、結果的に仮眠室内からこれを観測した非戦闘職員により即時通報されました。
通報の42秒後、当該エリアにセキュリティチーム96-11(“腕相撲最強選手権”)所属警備員8名が到着、412仮眠室前にて扉に向かい、泣き叫ぶように日本語で何かを訴えていた人型実体を視認し、これをテザーガン、警棒、拳銃、徒手格闘を用いて鎮圧するフェーズに移行しました。実体は駆け寄った警備員の存在を認識した瞬間突如跪き、一言明瞭な声で「逃げろ」と叫び、即座に消失しました。
その後の調査により、当該実体が世界オカルト連合が運用する特殊兵装、“ホワイト・スーツ”に酷似する強化外骨格を装着していたことが、警備員による証言と監視カメラによる記録で発覚しています。
発生日時: 2021/10/21
場所: サイト8196職員宿舎四階休眠エリア
追跡調査措置: 81管区超常現象記録追跡調査委員会による臨時捜査チームが設立され、これを調査しています。
クレジット
概要紹介: 本部・各国支部を問わず、報告書内に使用されている全て大半の画像データの右下部に、黒い円の中に"CC"という文字列が入っているマークが出現しました。マークは出現から24時間後に自動的に消滅しました。
発生日時: 201█/█/██
追跡調査措置: 財団本部の画像データのうち██%のデータにはマークが出現しませんでした。現在、マークが出現しなかったデータを回収し、異常性の是非を調査中です。
何か被害が出た訳でもないんだからそこまで神経質にならなくたって良いんじゃないか? - D・ホワイト上席研究員
いけません。そういった杜撰さは必ずどこかで皺寄せがやってくるものですから。 - 小野博士
クレジット
概要紹介: ロシア語版Wikipediaでその時点で生存していた全てのhomo sapiens sapiensに関する非常に正確な個別記事が生成されました。瞬間的に発生したにも関わらずWikipediaを保管するサーバーは如何なる負荷もストレージ消費も無かったことを留意してください。
発生日時: 2019/11/5 UTC 8:22:19
追跡調査措置: 発生から直ちに当該サイトへのアクセスを遮断。膨大な記録の回収の為200時間程の長期ブロックが行われた。
回収されたデジタルデータを解析した所、約150箇所程に記述の矛盾点が発見されたが、自然言語の記述能力の限界に起因するものなのか、または物理法則的に正常な作用なのかは不明
クレジット
概要紹介: 静岡県██市██町内の食料品店██を中心とした半径1kmの領域において、解錠に4桁の番号を要する全ての南京錠及び電子ロックの解錠番号が未知の原理により瞬時に「6666」へと変化しました。
発生日時: 2020/2/23 13時頃
場所: 静岡県██市██町
追跡調査措置: 事案発生から2時間後に全ての番号は財団のエージェントにより変更されましたが、エージェントの到着までに少なくとも██件の自転車盗難が発生しました。
クレジット
概要紹介: NHK教育テレビジョン(現:NHK Eテレ)放送の教養番組「いないいないばあっ!」に登場する全ての人物(アクター含む)の台詞が焚火の燃焼音に、番組内の全ての使用楽曲が「金属同士が擦れ合うような」と形容される無機質な音に、それぞれ置換されました。
発生日時: 1997/██/██ 16:05~16:07
場所: 日本全域
追跡調査措置: カバーストーリー「放送事故」が適用されました。インシデント発生後、音声データ、放送局内部システム、通信回線が検査されましたが、いずれにも異常な点は確認されませんでした。
クレジット
概要紹介: 幼稚園児が██農園にて芋掘り遠足を行っていた際、畑の一角に大穴が空き、異常実体が出現しました。異常実体は長さ80cm程の薩摩芋にデフォルメされた顔や手足がついたような外見をしており、出現直後に園児ら4名に平手打ちを行いました。
異常実体は、薩摩芋が日本に伝来した経緯、薩摩芋に含まれる栄養素や用途についての解説を園児、保育士らに向けて行い、芋掘りの過程で園児らが地下茎を切断したことを強く叱責しました。その後、平手打ちを行ったことを謝罪しながら園児らの頭を撫で、大穴に潜るようにして消失しました。
発生日時: 2009年10月03日 10:30
場所: 群馬県██村 ██農園
追跡調査措置: 関係者全員に記憶処理が施されました。異常実体の追跡調査は現在も有効な成果を挙げていません。
クレジット
概要紹介: 中部山岳国立公園内の山小屋である横尾山荘にて、修験者風の装備を身に着けた人型実体3体が目撃されました。人型実体らは山荘オーナーに対して日本酒一升の購入を希望し、商品を受け取った後オーナーに十銭札(明治通宝)3枚を差し出しました。オーナーは利用可能な紙幣での支払いを求めましたが、人型実体らはそれを無視して山荘を退出し、背中から鳥類のものに類似した黒い翼を生やしてその場から飛び去りました。
発生日時: 2003年09月12日 およそ14時から14時20分にかけて
場所: 長野県松本市安曇上高地 横尾山荘
追跡調査措置: 目撃者63名は全員追跡、特定され、Aクラス記憶処理を施した上で解放しました。回収された十銭札に異常性は確認されませんでしたが、参考資料として保管されます。同施設は20██年まで監視されます。
クレジット
概要紹介: 財団のフロント企業である株式会社叢雲カタリストパートナーズの経理課に勤務していた38名が同時に嘔吐しました。吐瀉物を吐ききってからもえずき続け、約24分後に体表面がめくれるようにして消化管が口から露出しました。その後も嘔吐を続け、約3時間後に体表面が完全に消化管で覆われた状態を経由したのち、嘔吐開始から約7時間後に元の状態に戻りました。被害者に外傷は見られませんでしたが、全員が不快感と吐き気を報告しています。なお、当日は株式会社叢雲カタリストパートナーズの休日であり、38名を除き出社した人間はいませんでした。38名がどのように鍵を開けたのか、何故誰も異変に気付かなかったのかは不明です。
発生日時: 2019年5月5日
場所: 株式会社叢雲カタリストパートナーズ本社ビル2F
クレジット
概要紹介: 乳白色の「胎児」と形用される人型実体の集団が、「しぃしぃ」「ひぃひぃ」「きぃきぃ」という音声を発しながら練り歩いていたとする情報が多数寄せられました。事象の発生範囲は当時豪雨が続いていた広範囲にわたっています。映像記録は全て財団によって回収され、「ストレスによる幻覚」のカバーストーリーが適用されました。
発生日時: 2017年7月5日-6日
場所: 福岡県南東部・大分県北西部の各地
追記: 2020年7月初頭の豪雨に際し、九州の北部を中心とする広い範囲で同様の事例が多数確認されました。回収された映像記録を用いた分析の結果、平均個体数が増加しており、集団内に一部「幼児」と形容されるような個体が含まれていることが明らかとなっています。
クレジット
概要紹介: ██████幼稚園の年長組である「ライオン組」の園児全員が2人に分裂し、その後全てのオリジナルが破裂しました。破裂した体内からは同体積の玩具、紙テープが出現しました。
発生日時: 2005年12月24日 14時23分
場所: 京都府██市██町██████幼稚園
追跡調査措置: 関係者全員にAクラス記憶処理を施し解放しました。分裂した園児に対して監視が行われていましたが異常性は確認されず、現在は中断されています。
クレジット
(旧ページより移転)
概要紹介: 大阪府にある太陽の塔の「黄金の顔」の瞳部から、1分にわたって██Nmの光が一点に向かって放たれました。ここ近辺にAクラス記憶処理剤が散布されました。
発生日時: 1980/3/15 23時59分
場所: 大阪府吹田市万博記念公園太陽の塔
追跡調査措置: 調査の結果、23時56分ごろから、太陽の塔が不可視の膜に覆われていたことが分かりました。この現象の原因とみられていますが、依然として正体はわかっていません。太陽の塔の監視は継続されます。
クレジット
(旧ページより移転)
概要紹介: ███寺の阿弥陀仏の螺髪の1つ1つが膨張し同阿弥陀仏頭部に変化しました。同阿弥陀仏頭部の増殖は███寺本堂を埋め尽くすまで継続しましたが、突如全ての阿弥陀仏頭部が赤い液体を撒き散らして破裂し増殖を停止しました。
発生日時: 1969/01/04
場所: 京都府京都市██区███寺
追跡調査措置: 回収された液体を成分分析した結果、咀嚼された柘榴だと判明しました。