霧津奇譚
バスが山の麓をまわる時、私は「霧津 Mujin 10km」という里程碑を見た。
それは昔と一つも変わらぬ姿で道端の雑草の中から突き出ていた。
私の後ろの席に座っている人たちの話し声がまた聞こえてきた。
―《霧津紀行》, 金承鈺, 1964年1

投稿作品
- 바다 매미 by scka
- 허풍선이 남작의 인형극: 내 이야기가 아닌 너의 이야기 by LHSein
- 누군가를 위한 빗방울 by ZaWoo
- 이 또한 지나가리라 by ZaWoo
- 기차에서 by Aiken Drum
- 안개가 없어진 세상에서 by thd-glasses and Aiken Drum
登場するSCP
- SCP-521-KO / SCP-625-KO / SCP-964-KO by Salamander724
- SCP-052-KO by LHSein
- SCP-711-KO / SCP-714-KO by Kaestine
- SCP-148-KO by LSJ
- SCP-814-KO / SCP-331-KO by thd-glasses
ガタガタ走るバスに乗って私は、どのあたりだったか、道端に立てられた白い板切れを見た。
そこには黒い文字で鮮明に「あなたは霧津を去っていきます。さようなら」と書いてあった。
私はひどく恥ずかしかった。
―《霧津紀行》, 金承鈺, 1964年2
ページリビジョン: 7, 最終更新: 25 Jan 2021 12:57