
平成三十年
三月号
サイトルール見直し進む
5年目で初オーバーホールプロジェクト始動
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平成30年3月3日、SCP-JP運営チャットでサイトルールのオーバーホール(全面見直し)の計画が発足した。実現した場合、平成25年のサイト発足以来初となる。
現在までに、発足から大きく変わったガイドは、スタッフの職権の限界を定める「サイトスタッフ憲章」である。それ以外のガイドについては、特に各フォーラムに設置されている「はじめにお読みください」を始めとして、初代管理体制であるCheshireCheese第一期運営陣当時に定められたものが残っている。
平成25年から、SCP-ENでもサイトルールが順次変更されており、例えば「自演投票の禁止ルールの撤廃」、「著者に対する寄付のポリシーの新設」などSCP-JPと一部違うルールが整備されている。
この「ガイドオーバーホール」では、現行ガイドの訳文を見直す(「ライセンスガイド」等)、現行ガイドのレイアウトを変更する(「SCP記事作成のガイド」等)、サイトガイドの購読順を明示するナビゲーションの追加が行われる予定だ。SCP-JPやSCP-ENはガイドが迷宮化しており、Roget氏によるSCP財団のウォークスルーを始めとしたガイドのガイドが出ているなど、ゆがんだ状況を呈している。
ガイドオーバーホールは、部分的に完成したものから、モックアップ用サイトで公開されている。次世代のガイドは、3層構造になっており、「サイト閲覧者向け」、「サイトの投稿者向け」、「サイトの運営向け」の順で、全てのガイドを連続的に読める構成になる予定だ。
平成28年1月には約700名だったサイトメンバーも現在約3200名となった。スタッフ体制も第5期運営陣となった。オーバーホールは第4期運営陣による、平成29年の運営サイトの整備以来最大のプロジェクトとなる。早ければ、6月、第二回新人コンテスト(仮)までには全てのモックアップが完成する見通しだ。
現在スタッフは、ライセンスガイドの改善の協力者をメンバーから広く募っている。詳細は、募集スレッドを参照されたい。なお、このガイドがSCP-JPに実装される前に、提案スレッドにおいて実装の是非を全メンバーに問う。
Wikidot不調
SCP-EN「サイト全面移転も視野に」
SCP-JPを始めとした、全世界のSCP Wikiを抱えるホスティングサービスWikidotの信頼性が揺らいできている。
従来から、記事への投票が二重になる、CSSの配信が遅れレイアウトが崩壊するなどの不調が続いていたWikidotは、平成30年2月下旬に、48時間以上アカウントページの参照が不可になるなどの致命的な不具合が発生するなどしていた。ここしばらくも、書き込みが反映されない、2重化するなどフォーラム周りの不調も顕著だ。
これを受けてSCP-ENとSCP-INTでは、「Project Fondation」を発足させた。これは、世界規模でのSCP WIKIの全面移転計画であり、INTの広報によると「(プロジェクト実施において)コンテンツとVoteは自動的に転送可能。財務的、法的問題は解決予定。新しいプラットフォームをプログラムできるような人材は存在する。」とのこと。
プロジェクトの一環として全世界のSCPコミュニティに向けたサーベイが行われた。これを受けて、SCP-JPでも全メンバーを対象としたヒアリングを実施した。ヒアリングには多数の意見が寄せられており、現在も続いている。3月10日には中間報告がなされ、SCP-JP以外にもSCP-KOやSCP-RUがヒアリング内容を共有していた。
また、プロジェクト責任者のDrMagnus氏によって、企画書が公開されている。現状のプロジェクト資料が英語であるために、情報集約用スレッドで和訳が進められている。
当プロジェクトが実現すれば、SCPコミュニティにおいて、2度目の全面移転となる。SCP-JPもFC2翻訳WIKIからのコンテンツ移転以来2度目となる。
スタッフ更新
2018年2月18日のモデレーター募集について以下の2名がウィキ運営・スタッフに正式に任用された。
同時に、以下の1名がグローバル・スタッフに正式に任用された。
前回のモデレーター募集は半年前だった。今後は年2回のペースで、また半年後にモデレータを募集することが予定されている。
殿堂入りコレクション審議中
見直し実施間近か?
SCP財団殿堂入りコレクションは、SCP-ENが公式に定める、WIKIの歴史と文化にとって重要であるSCPをまとめた、公式の「栄誉の殿堂」である。殿堂入りコレクションは、Rateモジュールが特別仕様となっており、一目で識別可能だ。
2013年に更新されて以来、見直しがされていなかったが、間も無く更新されることになった。
すでに、SCP-ENのO5 Commandのディスカッションでは候補となっているSCPの一覧が確認できる。
SCP-ENでコレクションが更新されたならば、SCP-JPでも実施される見通しだ。SCP-JPは殿堂入りコレクションをタグの有無で管理しているため、更新作業を管轄するのはタグコントリビュータだ。
2月の高評価SCP
SCP部門
- SCP-686-JP - しるし
- SCP-357-JP-J - マッチョが売りの少女
Tale部門
アートワーク部門
注目の記事
注目のSCP
- SCP-473-JP - 僕からのバトンタッチ
注目のTale
注目の翻訳SCP
- SCP-453 - 筋書きのあるナイトクラブ
注目の翻訳Tale

特集
スタッフチャット公開
SCP-JPのスタッフチャットは従来非公開でしたが、情報公開ルールを再整備したため、一般に公開できるようになりました。
Q. SCP-JPで現状運用しているDiscordチャットは幾つあるのでしょうか?
A. 5つ
この機会に、現状のDiscordチャットを軽く解説します。
スタッフチャット
SCP-JPの運営サイト「ぬばたま」の連絡の補助に使っているチャットサーバーです。Wikidotのフォーラムはだいぶ使いにくいので、Discordを使っています。
基本的には、管理者とモデレータの情報連絡のために使っているサーバーですが、一般メンバーでも使えるチャンネルが3つ存在します。
連絡_メンバー向け: サイト内で気がついたことをスタッフに連絡するためのチャンネルです。しかし、誰でも見ることができるため、繊細な問題は連絡しないでください。
質問_メンバー向け: 対スタッフへの質問チャンネルです。
要望_メンバー向け: 例えば提案スレッドを立てる前段階に使うチャンネルで、要望について取り扱います。
5周年企画委員会

企画のティザー
このチャンネルは、今年のコンテストの運営のために設置されています。誰でも参加可能で、SCP-JPで行われるコンテストの運営の効率化を図り、また、コンテストにおけるノウハウを継承していく場です。
先述の通り、2018年はSCP-JPができて5周年に当たります。ここで、このコンテスト運営委員会の目的は、WIKIにおけるコンテストの効率良い運用を実現すること、コンテスト開催に関わる提案の窓口となること、また、例年最も人が来る時期である8月に、5周年をテーマにした最高に熱いコンテストを企画運営することです。
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テクニカルチャット
SCP-Japan Wiki Engineering Task Force:SWETFです。
SCP-JPのホスティングサービスのWikidotの操作に長けたメンバーの情報交換用のチャットサーバーです。このようなメンバーはテクニカルチーム、テクニカルコントリビューターと呼ばれます。
また、歴史的経緯で、「タグ」に関する内容も取り扱っているため、「タグコントリビュータ」の本拠地にもなっています。
自治色の強いサーバーですが、ITに詳しければすぐに馴染めると思います。
詳しくはこちら
ライセンス連絡会
SCP-Japan Wiki License Liaison Councilは、SCP Wikiのライセンスに関わる情報収集あるいは意見交換、大抵は本国のライセンスチームに飛ばすための英文を作成するための、SCP Wiki参加者のライセンスに詳しい人や、すごい人のゆるい情報交換のためのサイトルール的実態のない活動上だけのゆるいつながりです。しかし、扱う内容がセンシティブなので、なるべくフォーマルに、でも硬くなりすぎない程度のチャットです。
SCP-JPにおいて、ライセンス関係で最も重要なのが画像を使うことです。従って、画像加工はライセンス連絡会と隣接していると言えます。従って、このサーバーには画像加工依頼用のチャンネルが存在しています。たまには覗いてみるのがいいでしょう。
詳しくはこちら
SCP-JP避難所
IRCチャットのバックアップとして存在するチャンネルです。これはなんなんだろう……特に決まっていません。
漠然としたサーバーですが、定例会でたまにその存在を聞くことになるでしょう。
新聞編集委員会募集
この新聞はSCP-ENのサイト・ニュース・ハブに当たるものです。できれば月1でやっていきたいと思っています。
今回編集主席のNanimono Demonaiは、新聞編集に詳しくありません。しかも、新聞をやるには必須の4コマ漫画が描けません。誰か、新聞編集に詳しい人や、4コマ漫画が描けるクルーが欲しいです。
そこで、新聞編集委員会を設け、この新聞のクルーを募ります。興味がある方は、スタッフチャットの「連絡_メンバー向け」か、このスレッドに書き込んでください。
皆さんの協力をお待ちしています。
黝月闞吼
コラム:「この新聞の名前の由来はなんやねん?」この新聞の名前の読み方は「あかねさすざいだんしんぶん」あるいは「センシザイダンシンブン」です。
意味的な由来: 日本支部の管理サイトの通称が、なんだかんだで「ぬばたま」になっているので、射干玉に対をなす「あかねさす」という枕詞を持ってきました。
あかねさす、日は照らせれど、ぬばたまの、夜渡る月の、隠らく惜しも
── 柿本人麻呂ぬばたまが、ブラックでよくわからないものに対して、あかねさすは、ホワイトでわかりやすいものになっていけば良いと思っています。多分略称は「新聞」か「財団新聞」か「アカ」になると思います。知らんけど。
字面の由来: この新聞を一般的な字体で書けば「茜刺財団新聞」ですが、ほとんど異体字で題字を作っています。この字体を選んだ理由は「凶が来ても、凶が来ても、裁けてまわせる」ことを願ってです。ぶっちゃけは、ここまでややこしくしておけば、現実の新聞とかぶることが絶対ないだろうという話です。
四代管理者: ナニモノデーモン