茜刺財団新聞 24号 令和2年 8月
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令和二年
八月号

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令和二年
八月号


準要注意団体
成立
九十九機関
陰陽寮

連作-JP
成立
極夜灯


夏の終わりに
ありがちなこと

ガイドハブ改定

意見募集は
9/13 23:59まで

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GoIフォーマット-JP用報告スレッド、独立

報告場所の間違いに注意

評価: +50+x

8月26日、GoIフォーマット-JP用の記事作成報告スレッドが設置された。

これは8月12日、サイトモデレーターのSOYSOY_KusagawaSOYSOY_Kusagawa氏による提案および意見募集を発端としている。これまで記事作成報告用スレッド:その他で作成報告が行われていたGoIフォーマット-JPだが、ここ最近でその投稿数が増加したためにスレッドを占有しつつあった。そのため、フォーラムスレッドの可読性の向上を目的に、GoIフォーマット-JPの作成報告をする機能を該当するスレッドより分離、新たなスレッドを新設する提案が行われた。

8月26日以降に投稿されたGoIフォーマット-JPの作成報告は、この新設されたスレッドで行う必要がある。GoIフォーマット-JP投稿の際には注意していただきたい。

嘘のコンテスト開幕

七周年コンテスト第二弾、それって本当?

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8月7日、嘘のコンテストが開幕した。

現在も続々と記事が投稿され、高評価を獲得している記事も見られる。

投稿期間は9/7の23:59まで。コンテスト参加時には、コンテストページを熟読するように。

なお、投稿期間以降の日程は以下の通り。

投票期間: 9/8 ~ 9/14

決選投票期間: 9/15 ~ 9/19

タグガイド改定

他支部発の団体、領域、キャラクターをタグ化可能に

8月22日、タグガイドが改定された。これにより、他支部を発祥とする要注意団体、要注意領域、キャラクターをタグとして登録できるようになった。

8月8日、タグコントリビューターのukwhatnukwhatn氏によって提案された今回の改定。昨今、SCP-JPでは他支部から生まれた設定を使用した記事が投稿されていた。「他支部で作られ、JPを含む別の支部の記事にも登場している」あるいは「複数の支部を跨いで発展している」設定はこれまでのルールでのタグ登録が難しく、今回の改定に至った。

申請条件はそれぞれのタグ登録の条件と同様だが、記事に登場する存在が他と同一存在か確認してくてはならない点などの詳細なルールが補足されている。それについてはタグガイドの該当箇所を確認してほしい。

同条件のタグは、ロングの提言などに登場する陰陽寮や、騒ぎを起こすなどに登場する穴蔵が現時点で登録されている。

「カスタムテーマ」が投稿可能に

要注意団体やカノンなどのオリジナルテーマが対象

8月24日、「カスタムテーマ」新設に関する提案が可決された。これにより、オリジナルのカスタムテーマがthemeカテゴリへ投稿できるようになった。

本件は8月10日、ukwhatnukwhatn氏により提案された。これまでSCP-JPにはカスタムテーマを運用するためのルールが存在せず、また"theme"カテゴリのページは現在自由な作成が禁止されていた。今回の提案ではこれらの問題点を解消するため、新たなポリシーの作成と権限解放が掲げられた。

カスタムテーマの投稿方法は新設されたカスタムテーマに関するポリシーを参照のこと。なお、スタッフによる査読を必要とするため、投稿の際はスタッフへの連絡が必須となっている。

INTハブへ新たに4作品輸出

SCP記事2つ、カノン1つ、GoI-JPハブが追加

8月23日、SCP-ENのInternational Branches Hubに掲載する4つの作品が確定した。

同ページにはSCP-INTを通して英訳された各支部の作品が掲載されている。この度、SCP-INTからの記事移転として、各支部から4作品ずつを選んで追加することが決定された。過去にも一度この企画は行われており、今回は第二弾となる。

最終的に決定された追加作品は以下の通り。

スタッフ更新

コントリビューター10名任用

7月13日に行われたコントリビューター募集について、以下の10名が任用された。

イベント常任委員

イベント常任委員は今年から新しく設置された役職であり、コンテストなどサイトの年間イベントの進行を担う。年内途中での募集となったため、今回のコントリビューターの任期は来年3月までとなっている。

管理者3名任用

8月20日、管理者について、新規に3名が任用された。

8月16日に決議での決定に対する異論受付スレッドが設置され、異論受付期間の終了を以て任用となった。

8月の高評価記事

総合部門

 1. SCP-2144-JP - やぁ!そこの君。君だよ君。そこでこのページをぼうっと眺めてる君。ちょっとしたことなんだけど、このリンクをクリックしてくれないかな。 by MitanMitan
 2. SCP-2616-JP - 雪中送炭 by BenjaminChongBenjaminChong
 3. Not Found by KarathhKarathh,Dr_KasugaiDr_Kasugai,syake_kurosyake_kuro,Tenten_518Tenten_518,TF2045TF2045

SCP部門

 1. SCP-2144-JP - やぁ!そこの君。君だよ君。そこでこのページをぼうっと眺めてる君。ちょっとしたことなんだけど、このリンクをクリックしてくれないかな。 by MitanMitan
 2. SCP-2616-JP - 雪中送炭 by BenjaminChongBenjaminChong
 3. SCP-2900-JP - エンドロール by first manfirst man

Joke部門

 1. 投稿無し

Tale部門

 1. Not Found by KarathhKarathh,Dr_KasugaiDr_Kasugai,syake_kurosyake_kuro,Tenten_518Tenten_518,TF2045TF2045
 2. 日本支部理事会書類 by stengan774stengan774
 3. そのグラスがぶつかる音は響かない by meshiochislashmeshiochislash

GoIフォーマット部門

 1. 生き物プロフィール: ブルンゴ! by WagnasCousinWagnasCousin
 2. NHK 超常社会との軋轢激化 by kossykossy
 3. シンコンサン計画, 2020 by stengan774stengan774

アートワーク部門

 1. "鵺" by SOYA_one does not match any existing user name
 2. 暗闇の子 by Nika_NayukiNika_Nayuki
 3. なら彼は―― by rui_takerui_take

人気の翻訳記事

 1. SCP-CN-1616-J - 復習してなかったって言ったじゃないですか! by BenjaminChongBenjaminChong / 訳: BenjaminChongBenjaminChong
 2. SCP-5190 - 猛吹雪の中に複数の足跡 by TanhonyTanhony / 訳: walksoldiwalksoldi
 3. SCP-5902 - 管理部門 by CadaverCommanderCadaverCommander,MaliceAforethoughtMaliceAforethought / 訳: C-DivesC-Dives

※9/1集計

8月の最多投稿者


1. VideoGameMonkeyMONOVideoGameMonkeyMONO

2. MitanMitan

3. meshiochislashmeshiochislash

※9/1集計

8月の最多翻訳者


1. C-DivesC-Dives

2.(同列) Mas_kera_deMas_kera_de

2.(同列) walksoldiwalksoldi

3. VoilaVoila

※9/1集計

8月の注目の記事

注目のSCP

注目のTale

注目の翻訳SCP

注目の翻訳Tale

8月の著者ページ作成者

去年の今は


SCP-1645-JP以前に██町で交通死亡事故が発生したのは1992年3月15日が最後で、以後9999日間死亡事故は1回も発生していませんでした。8月3日と4日に町役場と隣接する公園で行われる予定だった夏祭りにて交通死亡事故ゼロ記録10000日達成を記念するイベントが開かれる予定でしたが、SCP-1645-JPが発生したため中止されました。
祝・██町交通死亡ゼロ記録9999日達成 by aobasity17852aobasity17852


本プロジェクトはSCP-001-JP、ならびに全ての異常存在を一般社会から完全に隔離する事を目的としています。
Okaka_Onigiriの提言II - by Okaka_OnigiriOkaka_Onigiri


SCP-1506-JPは観測宇宙の外部に広がる異常空間です。オブジェクトへは射手座χ星付近に存在するワームホールを通じてアクセスすることが可能で、西暦4186年、財団によるIJシグナル追跡プロジェクトの過程で発見されました。
無知の領域 by snojsnoj


SCP-001-JPはとてもはかない。異常性の暴風にさらされれば、桜吹雪のように散らされてしまう。だから、かつてSCP-001-JPだったあなたは財団職員になった。SCP-001-JPを光の下で生かし続けるために、自分は闇の中で死ぬ覚悟で。
ykamikuraの提言 - by ykamikuraykamikura


電信柱の下に花束と缶コーヒー数点、及び交通事故を目撃した人物への情報提供を呼び掛ける看板が出現しました。該当交差点での事故の記録は存在せず、直近数日間で市内の交通事故死亡者も存在しませんでした。
残り香 by izhayaizhaya


人間が「座敷童」と接触した場合、「座敷童」は前述した遊戯に誘ってくる。断った場合は弱い力で蹴りを仕掛ける、持ち物を盗む等の小さな悪戯を仕掛けた後に走り去っていく。了承した場合は遊戯を開始し、多くは二時間前後で終了する。特に満足した場合には季節に応じた花を一輪手渡してくる場合もある。この花に不可思議な点は無いが、「座敷童」がどこで花を調達しているのかは不明。
第〇九一四番 - by shirasutaro-shirasutaro-


転移者/転移物を除いて、SCP-1346-JP内部の全ての存在の色には彩度が確認できず、白黒モノクロームのように見えます。研究の結果、この色彩は高い確率で幻覚や認識災害等ではないことが判明しています。
Whyte by KanKanKanKan


我々は何1つ見つけられなかった。SCP-001も、それに対抗しうる存在も。

すまない。我々は、無力だ。
R-00Xの提言 - by R-00XR-00X


私はガラス戸に駆け寄り、両の掌をペッタリとガラス戸に貼り付けて、それを凝視した。
あたかも、幼き頃に戻ったかのようだった。確かにあれは、間違いなく花子だ。

「い、いっ、生きているのかね。剥製などでは、ない、だろうね?」

私は上擦った声を上げた。

「はい、さようでございます。もしよろしければ、お触りになっても構いませんよ」
虚ろの檻 - by hey_kounoikehey_kounoike


SCP-1211-JP実体群は、それぞれ、日本において十二支に関連づけられた生物(十二生肖)と対応しているとされていますが、「辰」に対応する個体のみが存在しません。SCP-1211-JP実体群への事情聴取によれば、「辰」に対応する生物である、ニホンリュウ(Jamata japonicus)の絶滅がその原因であるとされています。
5頭と4匹と2羽と空席が1つ by FattyAcidFattyAcid

財団世界 隠蔽事件記録

恐怖は常に無知から発生する

2017年██月██日、京都府長岡京市 美竹台住宅地 鳴蝉 時雨

朝夕に悪戯用で仕込んでいたあれこれを最大限に活用して私たちは私を形作る。

「ごきげんよう、とでも言うべきですかね?どうも十七……いえ、 鳴蝉です。ちょっと今の本体はあれにつかまってるのでこちらの体で失礼します」

集合体を擬態化させた声帯で私はぎこちない音程で喋る。皮膚も、顔も、服もすべてが擬態で実質裸のようなものだが無いよりはましだ。この研究助手のヘタレも、ひどい目にあったまづめも完全にドン引きしているがそれどころではないのだ。

「そもそも調子に乗ってのせられて自体を混乱させているのはどなたでしょうか?」

ぴょん、ぴょんと跳ねたり、軽くストレッチをして体の調子を整えながら言う。ケホケホと咽ているまづめの背中をなでながら言う。こっそりブラのホックを外そうとして思いっきり肘を食らって私が”えづく”羽目になる。少なくとも空気が弛緩したのを感じて改めて場を仕切りなおす。


「さて、改めてその犯人、ヤツが来るわけですがどうするんです?」

ジト目で私を睨みつけてくるまづめと目を合わせないようにしながら私は改めて確認する。ヘタレに物理アタッカー、そしてスウォーム、そしてゾンビ、まるで役に立たない感じしかしない。

「いや、遅いよ諸君。蝉がたどり着けて私がたどり着けないわけがないだろう。」


2017年██月██日、京都府長岡京市 美竹台住宅地 ██████

「そもそも、さっきから声をかけていただろう、諸君。いやはや緊張感のない事だ。」

木々を覆う闇の中、空気を震わす風のすべてを使って彼らに語り掛ける。まるであらゆる場所から声が反響するかのように不気味で、厭らしい声を届けてやる。

「君たちが沼にはまってくれることは結構だが、その素体を回収されるのは中々に面倒な状況になるのでね、それをもとの場所に埋めなおして無かったことにしたいのだがいかがだろうか?」

ぶんぶんと煩い蝉の羽音に、蝉の行き急ぐ鳴き声に辟易しながら私はゆっくりと続ける。

「君たちがそのアダチの体を使って面白く立ち回ってくれるのであればそれはそれでよいのだがね、そもそも私の正体も、当時何があったかも結局分かっていないのだろう?さっさと引き渡して”忘れて”くれ給えヨ。」

車にいる私の体を動かし、俯瞰する私の意識を主観に戻しながらゆったりと彼らを脅そうと、そうしたときだった。ふと、違和感に気が付く……蝉の声?

深夜の、真っ暗闇の夜の中で?嫌な予感がよぎって意識を俯瞰に移行して彼らをもう一度見下ろしてやる。気のせいだったと笑い飛ばしてやろうと。

しかし、私の視線に飛び込んできたのはやっかいな光景だった。それは、まるで崩れ去るように飛び去る蝉の群れと、その中に消えていく私の玩具たる登場人物たちの姿であった。

そう、つまりこうだ……逃げられたのだ。

定例会予告

09/05「嘘コンテスト、ラストスパート」

担当: amamielamamiel


09/12「下書きを見てもらおう」

担当: boatOBboatOB


09/19「初心者歓迎!ベタなSCPを語ろう」

担当: GokipoGokipo


09/26「下書きを見てもらおう」

担当: H0H0H0H0


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