茜刺財団新聞 75号 令和6年 12月
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棍棒での殴り合いコンテスト2024開催中

さあ、"飛び道具"は捨てて殴り合おう。

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11月14日、SCP-JP11周年秋冬の重賞コンテスト「棍棒での殴り合いコンテスト2024」のハブが公開され、同コンテストが開始された。

2018年に行われた「棍棒での殴り合いコンテスト」のリバイバル企画で、"飛び道具"を禁止したコンテスト。2021年に行われた「素手喧嘩コンテスト」にも類似しているが、より制限が強い。

投稿記事は通常スロットのSCP記事に限定され、Safe、Euclid、Keter、Neutralized、Thaumiel以外の特殊オブジェクトクラスは禁止されているほか、フォーマットスクリューや構文装飾、ページ遷移、過剰なリンクなどが禁止されている。詳細はハブの「棍棒記事の定義」を参照されたい。テーマとして「すこしふしぎ」、コンセプトとして「GoIやPoIなどの掘り下げを主体としない、SCPを主役とする記事」も用意されている。

現在は推敲期間で、1月5日から1月25日までの3週間が投稿期間。その後2週間の投票期間を経て、2月9日に結果が発表される見込み。

国際情勢

CN: カクテルコンテスト、開催

11月22日、SCP-CNで「2024カクテルコンテスト (2024调酒竞赛)」の開催が発表された。

CN外の記事を含む2つ以上のSCPオブジェクトから「重混」したSCPオブジェクト記事を執筆するコンテスト。「重混」は財団世界観の下で既存作品をオマージュやリミックスすることを意味する。「重混」元記事の特徴的な部分を参照している必要があり、単純なリンクやわずかな言及を「重混」と主張することはDVの対象となる。コンテストハブ自体も、SCP-CN-3661SCP-3001-JPを「重混」して作成されている。

上位入賞者には順位に応じて現金100元から50元が与えられる。特別賞も用意されており、条件を満たした記事・著者で最も評価の高かったものへ賞品が与えられる。事前に条件が公開されたものは現金40元、条件が隠されているものは現金100元で、一部はこれに加えて付加賞が用意されている。一例として「陈年佳酿1」は「食物」、「液体」、「酩酊街」のうち2つ以上を付与した記事が対象で、現金40元に加えて『VA-11 Hall-A』2のSteamコードキーが与えられる。

開催期間は12月25日まで。

KO: 別称コンテスト閉幕

11月24日、SCP-KOで開催されていた「別称コンテスト 3 (별칭 경연 3)」の結果が発表された。上位入賞者は以下の通り。

1. SCP-1164-KO by YunsuleYunsule
2. (同率) SCP-1207-KO by romromromrom
2.(同率) SCP-1416-KO by Agent_WandererAgent_Wanderer
4. SCP-1884-KO by LR0725LR0725
5. SCP-1932-KO by NavlaNavla
6. SCP-1440-KO by Chris nixChris nix
7. (同率) SCP-932-KO by ProfoundAbyssProfoundAbyss
7. (同率) SCP-1357-KO by thd-glassesthd-glasses
9. SCP-1692-KO by POI_DamgiPOI_Damgi
10. SCP-539-KO by PayroyPayroy

20文字以下の基本別称2つと深化別称1つがランダムに割り当てられ、これを用いて記事を執筆・投稿するコンテスト。上位入賞者には順位に応じて5万ウォンから1万ウォンの商品券が与えられる。

PT-BR: リバイバルコンテスト終結

11月29日、SCP-PT-BRで開催されていたリバイバルコンテスト2024 (Concurso Revival 2024)の結果が発表された。上位入賞者は以下の通り。

1. SCP-006-PT by Odilo OliveiraOdilo Oliveira
2. SCP-019-PT by Polvo de VridoPolvo de Vrido

過去に投稿された記事を改稿するコンテストで、7月末から行われていた。

PL: Blueskyアカウント開設

12月4日、SCP-PLはソーシャルネットワーキングサービスBluesky上に公式アカウントを開設した。

11月の高評価記事

総合部門

 1. 多少不恰好でも、非言語コミュニケーションを諦めない方がよい - 定命種エミュレータ事例集 by SuamaXSuamaX
 2. SCP-3477-JP - 無我 by first manfirst man,Matcha tiramisuMatcha tiramisu
 3. 真桑事件 最高裁が死刑判決 被告側勝訴 by indonootokoindonootoko, Hoojiro_sanHoojiro_san, terukamiterukami

SCP部門

 1. SCP-3477-JP - 無我 by first manfirst man,Matcha tiramisuMatcha tiramisu
 2.(同率) SCP-1397-JP - 久遠の悪夢 ナイトメアカブトガニ by Tutu-shTutu-sh
 2.(同率) SCP-3109-JP - アンモニア協奏曲 by Something_funya2Something_funya2
 3. SCP-3750-JP - 定価580円のミニャルディーズを最後の晩餐に添える程度のこと by rokuroururokurouru

Joke部門

 1. Terror, too scary house, then… by snojsnoj

Tale部門

 1. 多少不恰好でも、非言語コミュニケーションを諦めない方がよい - 定命種エミュレータ事例集 by SuamaXSuamaX
 2. 配信 by CocolateCocolate
 3. 星霜を食む by Tutu-shTutu-sh

GoIフォーマット部門

 1. 真桑事件 最高裁が死刑判決 被告側勝訴 by indonootokoindonootoko, Hoojiro_sanHoojiro_san, terukamiterukami
 2. 銃を繕う by roneatosuroneatosu

アートワーク部門

 1. SCP-173のアートワーク(『SCPって何ですか?』版) by wavekeywavekey

人気の翻訳記事

 1. SCP-CN-2608 - 断頭台下の永生 by Blinder4Blinder4 / 訳: nonflowernonflower
 2. SCP-8934 - 目恐怖症: きはKizamiのき by KarathhKarathh / 訳: KarathhKarathh
 3. SCP財団繁体中国語支部ロゴ by Dr V ValentineDr V Valentine / 訳: Zatto13Zatto13

※12/01集計

11月の最多投稿者


1. taiyousuntaiyousun 4作

2.(同率) snojsnoj 2作

2.(同率) terukamiterukami 2作

2.(同率) Tutu-shTutu-sh 2作

2.(同率) wavekeywavekey 2作

※12/04集計

11月の最多翻訳者


1. C-DivesC-Dives

2. Tetsu1Tetsu1

3. ChildreamChildream

※12/01集計

11月の注目の記事

注目のSCP

SCP-2395-JPは毎秒3L以上のSCP-2395-JP-Aを排出しながら、常に赤道上を真東に歩行しています。


その赤道が曳かれ切った時、いったい何が起こるのでしょうか。

注目のGoIF

地上からアクセスする手段の存在しない天球に住んでおり、自身の生み出す魔法の恐怖によって、また恐怖の魔法を生み出しています。


バベルの塔が真に完成した世界と、その末路。

注目のTale

とある場所には人間だったであろう氷の彫刻が、風で少しずつ削られ、砕けながらもそのまま永遠に放置されていた。


停滞を象徴するような凍り付いた世界で、それでも前進を選んだ人間の物語。

注目の翻訳SCP

南アフリカのある村には14羽のペリカンから構成される集落が存在することが知られている一方で、既知の最大の文明は複数の大都市をまたいで存在し、推定数百万羽の個体数を有しています。


知性をもった鳥たちの文明に対し、財団が立てた計画とは。

注目の翻訳GoIF

自己修養には時間と献身が求められる。お試し気分で手を出して中途半端に投げ出せるものとは違うのだぞ。


己の恐怖と向き合い、克服するためのゲーム。しかし、それは簡単なことではありません。

注目の翻訳Tale

O5評議会は、ヒーローの集いなんかではありません。


財団は人間が作り上げたものであり、それほどすごい組織ではありません。それでも今まで財団が持ちこたえた理由とは。

今月の強化月間

2024年12月~2025年01月: 翻訳強化月間
お題【coldpostcon


10月~11月: 翻訳強化月間
お題【武器

達成者:

強化月間についての詳細はこちら

11月の著者ページ作成者

著者ページ作成者なし

去年の今は

D-1162: なぁ、あんたらが探してるやつって七人ミサキってんだろ。あの見たら死ぬってんで有名な。

██博士: まだそれが一般的な、そして君が知っているような都市伝説通りの存在とは限りませんよ。君はそれを確かめるためにそこにいて、私たちは君たちをなるべく死なせず、かつ有益な情報を得るために調査しています。


ミサキ集め by kihakukihaku

「日本支部理事がちょうど視察に来てたんだよ!」

「ええ!」

「しかも獅子&鵺が!」

「しかも獅子&鵺が!?」
異常発見部門のオリエンテーション by KABOOM1103KABOOM1103

そこで、当該オブジェクトに以下のカバーストーリーを流布する予定です。

サザエさん100周年記念を祝したタマのバルーン

果たして、この案は妥当と言えるでしょうか?
妥当でないならば代案を示してください。

欺瞞部門のオリエンテーション by GenryuGenryu

あれは不幸の手紙とかチェーンメールみたいなもんで、それより数倍タチが悪い。なんてったって渡す相手は決まってて必ずまた戻ってきやがる。
巡廻 by kihakukihaku

異常は一人の人生を狂わせる。犠牲者の一人として全てを削り取る。

我々はもう一度刻み付ける。有象無象の無貌でなかったことを記録する。

墓碑部門は、ヒトが人であるための最後の防波堤である。それが我々の理念です。
墓碑部門のオリエンテーション by kyougoku08kyougoku08

ハチと呼ばれる男は、他人より愚鈍で、怠惰で、察しが悪い人間であった。しかしながらスピーカの向こうのアナウンサーは、そんな「平均的Dクラス」に対して効果的に現状を知らせる訓練を積んでいた。

『昼食を思い出せますか。あなたが話しかけている青年の名を思い出せますか。──Dクラスを含めた他の職員は、一体どこですか?』
Guidance by 1NAR11NAR1

梅山警備員: そうすると、そもそも、今起きている異常現象は単に扉がおかしくなるだけではないようですね。

二神研究員: ええ、間違いなく。恐らく、『ナイト・ミュージアム』じみたことが起きているのではないでしょうか。真昼間ですが。


東京 - アプロプリエイション by renerdrenerd, FattyAcidFattyAcid

「この世界」には、ただ「財団」とだけ呼ばれるあの組織は存在しない。ありとあらゆる異常存在を確保・収容・保護するあの「財団」は存在しない。「この世界」で財団と一言でいうならば、それはおおよそマナによる慈善財団のことなのだ。

財団の再生部門 by tateitotateito

確かに又兵衛は死んでしまっているから、化け物の様子なんかわかりっこないように思うだろう。だけどこの話は作り話ではない。実際に聞いたんだよ、又兵衛本人からね。
幽霊は語りたい、もしくはサイト-81UOのオリエンテーション by Jiraku_MoganaJiraku_Mogana

機械に任せればすべてが燃えるゴミになる。だけどな、この世には燃やすべきじゃないゴミだってある。それを判別するのは、最終処分場にいる人間にしかできないんだよ。
不燃性廃棄物 by aisurakutoaisurakuto

生河リエゾンの政策レポート

どうもご機嫌よう3ShinoguNShinoguNと申します。当コラム主筆のNanigashi SatoNanigashi Satoさんが未だに星を望む塔のセットから降りてくる気配の無いのをいいことに代打を買って出ました。

自慢できるガチャの話は無いので先月頭に第1回収容違反インシデント発生の地である幕張へ行った話をします。そこでは4人の魔女4が歌で現象を引き起こす大規模なインシデントが再発しており、あまり長くは書けないので一言で言うとブチ上がりました。

翌日は魔女の内1人が怪しげな歌を再び披露するとのことで、今年下半期に投稿したSGTすべてで+100を達成した某実力派サイトメンバーと合流して観測を継続。魔女のMCで幕張が東京になりかけたりしましたが再び大盛り上がり。実力者氏は「尊すぎて怖い」という様な状態でしたが5、いざ始まったらしっかり楽しんでいただけたようで何よりです。

自分の話はこの辺にして、ここひと月のデカめな動きを紹介していきましょう。


Linker機能復活

ukwhatnukwhatnさんの尽力により作成された、Wikidotとdiscordのアカウント同士の結び付け機能たるLinker機能。ここ2ヶ月ほど休止状態となっていたが復活しました。以前の認証は全て解除されているので、各種discordサーバーの#Linkerからもう一度Wikidotアカウントの紐づけをお願いします。

deletedカテゴリの完全削除検討開始

http://scp-jp.wikidot.com/forum/t-16997171/

Wikidotの不具合で削除したページのURLが使えなくなってしまう現象が数年前に確認されており、その対策としてdeleted:カテゴリが設けられていました。しかし、やはり色々よろしくないため(上記リンク先参照)ついに「一定期間だけ置いておいて完全削除を再開する様にしよう」という形で検討開始しました。奮ってご意見下さい。

低評価削除された記事の内容を流用した記事の投稿に関する声明

http://scp-jp.wikidot.com/forum/t-16995048/

上記リンク先の通りです。ただこれについて"どこまでOKでどこからダメか"の線引きはスタッフだけでもサイトメンバーだけでも決められないものであるはずなので、近くしっかりとした議論の場が設けられるでしょう(上記スレッドは告知なので…)。

注目記事選定委員募集

http://scp-jp.wikidot.com/forum/t-17000548/2025

来年1年お願いします。今のところ(12/06時点)、翻訳記事の選定委員がもっと来てほしい感じです。今行かないと半年後にまた呼びかけますよ。


今回はこの辺りでしょうか。現在進行形の企画としては、近く正式に検討されそうですし完全秘匿な話でもなさそうなので言っちゃうとファイルストレージ周りで新しい試みが検討されているようです。次回もよろしくお願いします(多分佐藤事務員か他の代打が来るものと思いますが)。

SCP財団問答部門からの挑戦状!

こんにちは!
SCP-JP''非公式''部門のSCP財団問答部門です!ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、普段はTwitterやみんなで早押しクイズ等にてSCPに関連する問題を出題しています。
今月はシュトルヒ運輸に関する問題を計10問用意しました。皆様の挑戦をお待ちしております!


茜刺クロスワードパズル!

2024年の記事をテーマにしたクロスワードです!
リンクから飛ぶことなくクリアしようとすると難易度が上がります。まずは分かるところから埋めてみましょう。

構文作成: FeS_ryuukatetu
問題作成: wavekey

恐怖のコンテスト優勝者による夏コン鼎談

10月に終結した夏季重賞コンテスト、「恐怖のコンテスト」。その全三部門金賞優勝者三名の鼎談が、その1人であるyzkrtyzkrt氏の発案・主導により行われた。対談参加者に許可を得た上で同氏により書き起こしが行われ、茜刺財団新聞へ寄稿いただいたものを掲載する。

また、文字数の都合上書き起こし本編は折り畳み内に収納している。

    • _

    当企画は恐怖のコンテストで優勝した3名によって行われた非公式鼎談企画です。

    参加者

    drikara(drikara)
    恐怖コンtale部門優勝者。新人コン24に続いての優勝であり、史上初の連覇を果たす。

    WagnasCousin(ワグナス)
    恐怖コンSCP部門優勝者。リサコン17、嘘コン、2000-JPで優勝を果たし、JP初の四冠を成し遂げる。

    yzkrt(yzkrt)
    恐怖コンGoIF部門優勝者。リサコン19ぶりの優勝を果たす。今回の鼎談企画の提案者。


    yzkrt: よし、じゃあこれで始めていきます。

    ワグナス: お願いします。

    drikara: お願いします。

    yzkrt: ほんとに、今回は急なお呼びかけに参加していただいてありがとうございました。

    ワグナス: はーい。

    drikara: いえ、こちらこそ。

    yzkrt: 呼びかけをしておいてそのままゲームのイベラン6を走るという(笑)ちょっと恐ろしいことを。3日ぐらいイベランを走って何も言わなくなるという、ちょっと恐ろしいことしてしまったんですけども。

    drikara: なんかすぐ始まるのかなと思ったら急に音信不通に(笑)

    yzkrt: そうなんすよね。まあ質問募集の時間は必要だったんですけど、それにしてもイベランを走ってしまうという(笑)というわけで今回、質問募集したところ匿名の方も含めて9人の方から質問をいただいて。

    yzkrt: 20個近い話題提供と質問があってありがたい限りです。じゃあとりあえず上からということで、SCP、GoIF、taleの順番で軽く自己紹介をしていきましょう。何か言いたいことを言ってもらえれば。

    yzkrt: じゃあワグナスさんからお願いします。

    ワグナス: WagnasCousinです。リサコン2017と2000-JPと嘘コンと今回の恐怖コンで優勝したので初の4冠王者になりました。 よろしくお願いお願いします。こんなもんでいいですか?

    yzkrt: 大丈夫ですよ。3冠っていましたっけ?今まで。

    ワグナス: 今まで3冠はいて、 確かDr_KnottyDr_Knottyさんと、あとはdr_torayadr_torayaさんがフォトコンとかも含めると。あとFennecistFennecistさんが3冠だったはずです。

    yzkrt: ありがとうございます。じゃあ次、僕が自己紹介なんですけども、yzkrtと言います。 今回ミルグラム忠誠度テストでGoIF部門の戦慄部門を優勝させてもらいました。 ワグナスさんと同じリサコンですね、2019年のリサコンに続いてとりあえず2冠ということで。僕もGoIF部門SCP部門で優勝してるんで、次taleあたりが狙い目かなと思って書いてます。 3冠は3冠でも部門跨いだ全部門制覇は多分いないはずなので、それを目指して頑張っていきます。

    じゃあ次、drikaraさんですね。

    drikara: drikaraと申します。自分は初めて著作を残したが今年の新星コンで、 今回のtale含めてまだ2作しかないんですけど、今日お呼びいただいたお2人に比べてだいぶ新人というか、ベテランの2人にお呼びいただいてだいぶ怯えてるのでお手柔らかにお願いします。

    yzkrt: ありがとうございます。こんな初々しい2冠がいてもいいのかって感じですけども(笑)

    ワグナス: 今のうちから潰しておかないと(笑)

    yzkrt: そうです。若いからね。潰しとかないと。

    drikara: いや、もうこんな、すごい。なんかすごいお2人に呼ばれたので、なんかすごい詰められたらどうしようって怯えてきました。

    yzkrt: 新聞でもワグナスさんが若い芽潰しましょうって言ってましたけどね。僕も似たようなこと書こうかなと思ってやめたんですけど、 ワグナスさんが書いてくれて助かりました。積極的にジジイどもで壁になっていきます。

    drikara: 頑張ります(笑)


    yzkrt: じゃあ、すいません、最初の質問になるんですけど、結構似たような質問いただいてまして。

    yzkrt: 今回3人とも優勝したわけなんですけど、それぞれの優勝作品について語ってほしいっていう質問を結構いただいてます。 自分の記事を語ってほしいっていう意見と、残りの2人の記事をこういうところで優勝したんじゃないかっていうのを語ってほしいっていう質問がいっぱいありまして、それを語っていこうかなと思ってます。一応確認ですけど、優勝作ぐらいは読んでますよね?

    ワグナス: 優勝作ぐらいは流石にね。

    yzkrt: よかったよかった。というわけで、じゃあ自己紹介と同じ順番でまずワグナスさんの3991-JPから見ていきたいと思うんですけど。drikaraさんどうでしたか。

    drikara: そうですね。いや、なんかご本人がいるところで語るのってめちゃくちゃ緊張してます(笑)

    yzkrt: そうそう。

    drikara: こいつ的外れなこと言ってるな〜と思っても恨まないでください……

    yzkrt: 本当に喧嘩とかなったらね、██で隠すのでね。

    drikara: そうですね。SCP-3991-JPはざっくり言っちゃうとヒトコワ系の恐怖なのかなって思うんですけど、オーソドックスな恐怖を選ぶことから逃げなかったというか。みんなが共感しやすい恐怖をチョイスしてるのがすごいなって思いました。

    drikara: SCP部門って、フォーマットが決まってる分、なんかこう、恐怖の種類としてマイナーなのに挑んでるのがtaleとかに比べて多かったのかなと。

    yzkrt: そうですね、今回SCPではtaleよりも独自の恐怖とかを押し出す人が結構いましたね。。例えば今回Something_funya2Something_funya2さんのSCP-3963-JPとかもそうでしたけど、ご本人と話したところ、ホラー的な恐怖じゃなくて、自分が怖いと思うものを書くっていうお話をずっとされてて。そういう方面からのアプローチもあるわけですけど、今回はシンプルというか。

    drikara: ですね。マイナーな恐怖を描いた作品も僕はすごい大好きなんですけど、今回のコンテストは読者を恐怖させるなので。『それを怖いと思う人もいるんだ~面白いね』ってなったら多分あんまり良くなくて。しっかりみんなが共感できる恐怖をチョイスするっていうその胆力と、それでも平凡な作品にならないオリジナリティをちゃんと作っていくっていう技術が合わさった作品がやっぱり上位に来てるのかなと思います。

    yzkrt: そうですね。今回決選投票荒れましたけど、やっぱりこういう恐怖の感じ方もあるっていうのよりは、シンプルな恐怖を描いた作品が大体どの部門でもvoteよく取ってたかなっていうのは感じましたね。僕的には正直な話をすると恐怖はそんな感じなかったんですけど。インタビューの見せ方、ギミックの取り扱い方がすごいうまいなっていうのは感じました。どっちかっていうと感心したっていう感じですね。

    drikara: シンプルに完成度が高かったということですね。

    yzkrt: そうそう。長くSCPやってると、どうしてもこの記事のこの要素、昔見たなっていうの結構あるんですよね。 昔こういう記事あったなって。実際反ミーム系の記事で、SCP-1152っていうのがあって。異常性を受けた職員がアライグマか何かに周りから見えてるから人間扱いされないって記事とかあったりして。

    drikara: あ~。

    yzkrt: そういう記事とかもあるんですけど、その路線の中で、また新しいものを見せてもらったらっていうすごい感心があります。

    drikara: SCP報告書って割と表現が制限されてると思うんですけど、その中でもかなり3991-JPは独特というか新鮮味がある表現でした。

    yzkrt: そうでしたね。ワグナスさん的にはこの記事どうでしたか。 こういうところを意識したとか、ちょっとした裏話でもいいんですけど。

    ワグナス: 自分はホラー系が苦手で。苦手っていうのは、 怖いのが嫌ではなく、ホラーを楽しむ能力が欠けてるんですね。映像でグロが入ってるかなり厳しい。で、自分がホラーで楽しめるのって、ヒトコワにかなり寄ってしまっていて。

    yzkrt: なるほど。

    ワグナス: で、自分がよく分かっていないのに、読者に恐怖を与えるのは難しいなと思って、時間をかけてああでもないこうでもないと色んなアイデアを掘ってました。最終的にギミックの方から考えてみて、全部無言で終わったらちょっと面白いんじゃないかなみたいな感じで。そこから話をオチに持っていくにはどうしたらいいかなと言う流れで作ってた感じですね。

    yzkrt: なるほど。

    ワグナス: あとは、ヒトコワはやっぱりわかりやすいっていうのもありますね。自分もホラー苦手ですがヒトコワなら分かるので。

    yzkrt: はい。

    ワグナス: 例えば小説だと黒い家とか好きでしたね。 あとはミッドサマーとか。あれは珍しく楽しめたホラーだったんで、そういう系で行こうかなって思ってはいました。

    yzkrt: ありがとうございます。質問の中にもあったんですけど、大体どのあたりぐらいから作品の構想を練り始めましたか? 告知自体は結構早かったと思ってて。多分6月ぐらいから今年は恐怖させることをテーマにやるよっていうのは出てたと思うんですけど。

    ワグナス: 告知あたりから考えてはいましたね。ただ、しばらく他のアイデアをねりねりしてたんで、実際に今の3991-JPのアイディアになったのは結構後ですかね。

    yzkrt: 今回投稿1個だったと思うんですけど。じゃ、色々触ってて、やっぱこのアイデアが1番いいなって書いた感じですかね。

    ワグナス: そうですね。

    drikara: ご本人のコメント聞けて、自分のコメントずれてなくてよかったって思いました(笑)

    ワグナス: 多分それ以外だと良いものは書けなかったかもしれないなって感じですね。

    yzkrt: 自分の得意な分野に持ち込んでって感じですね。

    drikara: やっぱり自分怖いっていう実感が乗ってるのって大事ですよね。

    yzkrt: あとなんか語りたい裏話ありますか?

    ワグナス: 語りたい裏話は画像ですね。最初そのアイデアを考えて、で、画像探そうかなと。 ちょっと気持ち悪い感じの女の子の写真ないかなと思って探したんですけど。コウプス・コウパスのディスコードであげてくれてる人がいたんですよね。その、自分の写真を。

    yzkrt: 自分の写真を!

    ワグナス: そうなんですよ。写真が可愛かったので手のひら返して使っちゃいました。眼鏡っ娘好きなので。

    yzkrt: Twitterでもコウプス・コウパスで1番可愛いみたいななんかことは言われてましたね。

    ワグナス: 言われてたんだ。

    ワグナス: あと、知らない人の写真であの話を書くのは気まずいです。

    yzkrt: コウプスコウパスでずっと言われてるやつですね。

    drikara: 知ってる人でも気まずくないですか?

    ワグナス: 事前にこんな話なんですけど大丈夫でしょうか。みたいな感じで。

    yzkrt: 許可取ってるからええやろと。

    ワグナス: 中身は言わずにちょっと気持ち悪い系なんですけど、大丈夫ですか。みたいな感じで聞いたんで許して貰えるかなと。

    yzkrt: 僕も1回コウプスコウパス書いた時、taleに画像つけようとしてて、妊婦の画像を探してダイアナ王妃の画像に行きつきましたね。お腹の部分だけうまいこと切り取って。

    drikara: あーなるほど。顔映ってたらめっちゃわかっちゃうから。

    yzkrt: そうそう、顔映ってたらこいつ日本人じゃねえってばれちゃうんですけど、お腹の部分だけと切り取って。出さなくてよかったねって言われて、それはそうかもって思いましたね(笑)


    yzkrt: じゃあ次ですね。僕の記事に移るんですけど、またお2人から話してもらうってことで、今度はワグナスさんからお願いしてもいいですか。

    ワグナス: そうですね。ギミックをだいぶうまく使ったなと思います。読者を引き込む。今そういうホラー多いんじゃないですか。そう言うの結構見るんで、逆に食傷気味になりかねないかなとは思ってはいたんですけど、第四の壁を越えてうまくやったのかなっていう風に思いますね。

    yzkrt: ありがとうございます。drikaraさんは何かありますか。

    drikara: はい。僕、yzkrtさんの作風でめっちゃ好きなところがあって、yzkrtさんの作風って、わざとらしさがほんとに一切ないなと思って。

    yzkrt: あー。

    drikara: 必要性のない表現を用いると、どうしても怖がらせてやるぞみたいな作者の自我みたいのがすごい出ちゃうと思うんですけど、yzkrtさんの作風はそれがほんとにないなと思って。今回の鼎談にあたって改めて見直したんですけど、やられてること自体は殺人という直球なワードを出して急にギアを上げてくるところがあったりするんですけど、多分僕が作ったら『ここが怖いところです』みたいなわざとらしさ出ちゃうなって思って。怖がらせようとしてない感を作るのが上手いですよね。

    drikara: あれ、多分僕が作ったらここが怖いところですみたいなめちゃくちゃわざとらしさ出ちゃうなってなんか思って、それを、なぜなのかわかんないんですけど、淡々とした空気の中で別に怖がらせようとしてないで怖がらせる感じがすごいなと思って。素っ気なさがすごい怖さに繋がってるなと思って。僕は似たジャンルで作品を出したのですごいなって思ってました。

    yzkrt: ありがとうございます。 ちょっとね、作風から話が来て、うおってなったんですけど(笑)まず作風から褒められると思ってなかったんで、ちょっとびっくりしたんですけど、そうですね。素っ気なさっていうのは、実際ちょっと意識したところで。

    yzkrt: さっきワグナスさんがお話されてた、自分で何が怖いか、自分が何怖いと思ってるかってところにも繋がるんですけど。僕は逆にテキストベースでホラーっていうのあまり怖くないなと思ってて。それをやるにあたって、自分が怖いと思うものってよりも、自分が今まで作品で怖いって言われたやつをもう1回やり直そうと思ったんですね。

    drikara: へー。

    yzkrt: で、それで言うと大体2作あって、リサコンで優勝したSCP-1598-JP『ほら、いつものアレやれよ。』ですね。あとは2603-JP、『誰が彼を殺したか?』っていう、 何回も殺害された跡がある遺体ですね。それの話が両方怖いって言われてて、これどっちかじゃあやろうと。最終的にSCP-2603-JPの方はできなかったんですけど。2603-JPはシンプルにのクリーピーさを詰めていったらただただ怖くなったやつ。で、1598-JPが怖いって言われてるのは、やっぱ最後のギミックなんですよね。

    yzkrt: 読者だと思って読んでたら、急に自分も実は異常性の範疇に入ってたっていうようなことを知らされるっていう。それが怖いっていう評価を受けてて、 これをもう1回やろうと。

    drikara: 何回も報告書読んじゃうっていうアレですよね。

    yzkrt: 実は自分も何回も読んでたっていうのを急に告げられるっていう。これをもう1回やろうと思ったんですよね。だから、そのわざとらしくなさっていうのは、実際意識したところで。

    yzkrt: 読み手に何かここから恐怖が来るぞってことを伝えたくなかったんですよ。最後の最後まで。 だからちょっと変だなとは思っても、あくまでその変だなって感覚は読者として、外側の人間として、変だなって思わせるところから、急にその恐ろしい指示が飛んでくる。こんなことさせるんだと思ったら、最後に記憶処理が実はされていて、見たものがもうなくなってるっていう。もしかしたら自分も昔このテストを受けてたかもしれないな。もしそういうことがあったとしても気づけないっていう恐怖を書きたくて、それでこの形になりました。

    drikara: なるほど。

    yzkrt: で、あと細かいところで言うと、セクション1でhtml使ってないんですよ。すごい細かいんですけど、セクション1でhtmlを使わないで、セクション2からhtmlを使ったんですね。これやると、セクション1読んでるうちに読み込みが終わるんですよ。

    drikara: なるほど?

    yzkrt: だからそのdrikaraさんの記事とかそうだったんですけど、選択肢が出てくるまで待つっていう体験をしなくて済む。セクション1とかも入力できるあれ作っても良かったんですけど、わざと構文で再現することで読み込みという待ち時間をなくすことで、なんか記事読んでるなっていう感覚を減らすようにしました。

    drikara: そのまま待つことで、なんかこう裏側が見えちゃう感じがする。

    yzkrt: テストだから選択肢ポンポン押していきたいんだけど、読み込む時間が発生してあーってなっちゃうのを避けるっていう意図があって。

    drikara: すごい。そんなことまで考えてたんですね。

    yzkrt: たまたまですけどね(笑)1回html採用しようかなと思って色々考えたんですけど、採用したら読み込みしちゃうからやめました。

    drikara: 文字を記入するみたいな欄があって、なんでhtmlにしなかったんだろうってずっと思ってました。

    yzkrt: そういう目的があってやりました。できたんですけど、あえてしなくていいかっていう選択しました。

    ワグナス: みんなソースまで読み込んでんですね。なんかそもそも知らなかったんですけど(笑)html使ってるかどうかって。

    yzkrt: 使うとね、読み込みがね、発生しちゃうんですよ。やるとわかるんですけど。

    yzkrt: あとは、そうですね。記事中バレないようにこの画像って実は記憶処理剤ですよっていうのを書いてるとこが2箇所あって。画像2の下のグレーのスペース、なぜかちょっと空いてるんですけど、あそこ、すごいちっちゃい文字で、クラスN記憶処理剤って書いてあるんですよ。

    drikara: えっ、それは視認できるサイズですか?

    yzkrt: 視認できないサイズで白抜きしてます。ドラッグアンドドロップすると青文字になるじゃないですか。 それすると、ここになんか書いてあることがわかるっていう。

    drikara: ほんとだ。書いてある。

    yzkrt: で、この黒い画像も彩度あげると、この記憶処理は殺人行為にのみ対応しますって書いてあります。

    drikara: えっ画像を編集すると、ってことですか?

    yzkrt: 画像を明るくするとですね。

    yzkrt: ていうのを別に気づかなくてもいいし、気づいたら嬉しいかなっていうラインで置いといて。

    drikara: いいっすね。なんか考察がはかどります。

    2.png

    yzkrt: ほんとに限界まで明るくしてやっとこれぐらいなんですけど、記事中で分かんないよねって言われた時に、いや書いてありますよって言ってやろうかなと思って入れました。

    drikara: 確かにこの画像、なんか画像名テキストで、何がテキストなの?ってずっと思ってました。

    yzkrt: そこもギミックではないですけど、そういうヒントがあります。ちゃんとテキストが書いてあるからテキストって書いてあるんですね。これは多分批評してくれた時にやってた人以外気づいてないぐらいの話だと思います。

    drikara: これやる人いるんですか。

    yzkrt: 多分誰も分かってないですけど(笑)

    drikara: えーすげえ。これ聞けただけで今日来てよかったかも。

    yzkrt: こういう悪意のぶつけ方もありかなと思って。まぁコンテスト終わったから言ってもいいかな。

    yzkrt: 裏話で言えば、本当は記事を6月ぐらいから書いてて、そのうち書くぞって話をしてたんですけど、書くのめんどくせえなと思って寝かせてたんですね。Jiraku_MoganaJiraku_Moganaさん。時楽さんがXで急かす画像上げてから7でいいかと思って鼻ほじってたら、drikaraさんがテストフォーマットを書き始めたので、 やばい!と思って書きましたね(笑)

    drikara: じゃあ結果的に僕が急かす感じになったんですね。

    yzkrt: ケツを蹴られました。

    drikara: 最終的に投稿日も一緒でしたね。

    yzkrt: ね。先に投稿してなんとか。って思ってたら。前日の夜に投稿されてないから、たぶん夜投稿するだろうし夕方に投稿するかと思ってたら、朝方10時という恐ろしい時間に投稿されて、

    drikara: そうです、めっちゃ変な時間に投稿しました。

    yzkrt: 仕事の休憩中に財団開いたら投稿されてて、朝方10時に投稿するやつがいるか!と思いましたね。

    drikara: いや、めっちゃ変な時間に投稿したのに、めっちゃみんなtwitterで反応してくれて。え。みんな。こんなに見てんのって思いましたね。

    yzkrt: 強い記事はもう時間とか関係ないからね。


    yzkrt: じゃあdrikaraさんの記事に移りますか。僕から順番的に僕から話すんですけど、やっぱ物量と1個1個の質が高いですよね。

    yzkrt: 僕は自分の記事と繋がる部分があるんですが、僕はさっき言ったようにわざとらしさみたいのを極力排して書いてたんです。僕ってわざとらしく来られると、なんだろうな、その裏を見ちゃうタイプの人間で、 結構アニメとか映画とか見てても、感動的な音楽が流れてきた時に、『こいつ俺を感動させようとしてる!』って思っちゃうタイプなんですよ。

    drikara: ある~

    yzkrt: それがあるので今回uvしなかったんですけど、それでも1個1個質が高いなっていうのは感じてました。この間、自己インタビューnoteあげられてましたけど、オモコロのフォーマットを使うのは、ある種のハードルがありますよね。オモコロのフォーマットを使う以上、オモコロ並みの面白さは見せてくれるんだよねっていうところをやっぱ読者が思ってたりする。

    yzkrt: 多分そういうの無意識のうちに思っちゃうと思うんですけど、結構梨さんの影響をモロに受けてるってtwitterでもおっしゃってたじゃないですか。梨さんの影響を受けた上で、梨さんの作品を見たことある人に高いハードルを持たせつつもそれをちゃんと超えてくるというか、見たかった以上のものを見せてくれるっていうのが、やっぱdrikaraさんの強さの1つだなって思いましたね。

    drikara: ありがとうございます。

    yzkrt: ワグナスさんはどうでしたか。

    ワグナス: そうですね。ちょっとお2人に比べてすごい浅いコメントしかできてないんで、申し訳ないですけど。 ほんとに自分には書けないタイプの記事かなって感じしますね。もし2人のうち、どっちのタイプの記事を真似できるか言われたら、ミルグラムの方かなって感じです。

    ワグナス: 怖い画像って自作しようとするとすごいわざとらしくなりそうな感じがするんですよね。いざやると恥ずかしさを感じてしまうというか、これ本当に怖いのかな?とか、迷いを感じてしまいそうなんですけど、その辺しっかり書き切ってるのかなと。

    ワグナス: で、下書きの時からめちゃくちゃ話題になってたじゃないですか。

    yzkrt: はい。

    ワグナス: ちょうど自分が海遊館、あ、海遊館は水族館の名前なんですが、そこに行ってる時にちょうどtwitterに流れてきてたの見たんですよ。俺はSCP部門でずっと1位走ってたんでこれ投稿されたらやばいなと思ってソワソワしてたんですが、途中でこれtaleだっていうのに気づいて落ち着きました。

    ワグナス: あの時点でteruteru_5teruteru_5さんの相談役越すんじゃないかなって感じはしましたね。

    yzkrt: 結構teruteruさんも素点だと最終的になんだかんだ耐えてたんですけど、恐怖ポイントで一気に巻き返されましたね。

    ワグナス: でも素点では最後まで耐えたのほんとすごいなと思います。

    drikara: 今でも多分相談役の方が上ですよね8

    yzkrt: 素点は結構やっぱ優勝するとガッと動くんですよね。僕もミルグラムが最終的に脱出神に素点抜かれたんですけど、 優勝したら抜き返したんで。

    drikara: やっぱ話題になった記事は見とこうみたいな。

    yzkrt: まあまあでかいですね。脱出神を梨さんが紹介した瞬間に素点抜かれて、優勝した瞬間に抜き返すって状態だったんで、やっぱ話題ってでっかいなっていう。

    ワグナス: あ、すいません、昔の話なんですけど、昔、夏のコンテストでワルコンってのあったじゃないですか。

    yzkrt: ありましたね、

    ワグナス: なんて名前だったかな、KanKanKanKanさんのSCP-1374-JPがトップを独走してて。決戦投票前からこれは優勝するだろうな、と皆思ってたと思うんですが、

    ワグナス: 一気にFannecistさんのSCP-1970-JPが投稿されたら話題独占して一気にぶち抜いていったのを思い出しました。あれだけ話題になりながらも抜かされなかった相談役も凄かったなあと思います。

    yzkrt: そうですね。

    ワグナス: ただまあ素点抜かれなかったとしても、決選投票でまくるだろうなと思ってたんで。1位に関しては大体予想通りだったかなって感じます。

    yzkrt: drikaraさん的には自分の記事はどうでしたか。

    drikara: お2人にコメントいただいて、怖い記事を書くときに怖い画像を使うの抵抗あるっていうのめっちゃわかるなと思いました。安っぽくなりやすいし、著者として気恥ずかしい感じってあるじゃないですか。それこそさっき話題に出たわざとらしさっていうか、怖がらせてやろうっていう作為が見えてしまうのが怖いっていうのは著者としてやっぱりあって。

    drikara: じゃあなんで使ったのって話なんですけど、自分は何が怖いんだろうって考えた時に、リアリティや実感がないものって怖く感じにくいなって。これは個人的な怖さの趣向の話なんですけど。

    yzkrt: はい。

    drikara: 文字ベースで誰がここで死にましたみたいな書かれててもどこか他人事の域を出ないんですよね。僕、記事中にも出した死体の似顔絵のイラストがすごい嫌いなんですよ。

    yzkrt: ありましたね。

    drikara: 警視庁とかのホームページとか多分見ると実際のやつ見れるんですけど、文字よりも絵で見ると本当にあったことだという実感が湧くと思うんです。そういう実在感を感じた時に自分は怖さを感じるんだなって思って、怖い画像使いたくないっていう著者としての意向と、自分自身の恐怖の趣向とバトらせた結果、よし、怖い画像使うかって感じになりました。結果的に安っぽくならなくてよかったな〜とは思ってますね。

    yzkrt: 数が多くて、作り込まれてましたもんね、全部。

    drikara: あれ作るの楽しくなっちゃうんですよね。

    yzkrt: わかりますわかります。意外と画像加工してると楽しくなっちゃう。

    drikara: この人この記事書いてる時楽しくてしょうがなかったんだろうなみたいな熱量を感じる記事にしたいなとはいつも思ってるので、全国一斉霊的感知力テストを読んでそう思ってくれたら嬉しいですね。

    yzkrt: さっき言いましたけど、やっぱ好きなものをそのまま記事に昇華できるってのはすごい強みだなと。

    yzkrt: どうしてもね、長くやってると見たことあるものに対しての恐怖感みたいのが出てきて、ちょっと1個ひねろうかな、もう1個ひねろうかなってなっちゃうんですけど、 そういうのに負けず、自分の好きをしっかり昇華しきるっていうのはすごい強みだなって感じます。

    drikara: 自分の好きなものを書いてると、誰かに影響を与えられて自分の好きが作られてるので、何かの2番煎じになっちゃうってのは結構怖いですよね。

    drikara: それは今回の記事書いてる時に意識しなかったな。たまたま上手くいったのかもしれない。

    yzkrt: あとありますか?

    drikara: ワグナスさんが関西人なんだなって思いました。

    yzkrt: 今(笑)

    ワグナス: 元々関東人なんだけど、仕事始めてからずっと関西。

    drikara: そうなんですね。めっちゃ海遊館の話されてたんで。

    ワグナス: 海遊館。いいですよ。

    drikara: いいですよね。なんか久しぶりに行きたくなってきた。

    ワグナス: あ、ちょっと裏話良いですか?

    yzkrt: どうぞ。

    ワグナス: ちょっとしたことなんですけど、自分としてはホラーで第四の壁を越えてくる作品が多いのであえて違うのを書きたいなと思っていました。最初隠し文字を入れること考えたんですけど、この作品はない方がいいかなと思って、そういうのは一切なしで、登場人物が酷い目に遭うだけみたいな話にしたかったんですよ。

    ワグナス: あと、自己満足なんですが、夏のコンテストは死のコンテストから色んなテーマをやってきてるんですけど、その過去のコンテストテーマ全部に合うように書いたって言うのがあります。

    drikara: なんかどのコンテストにも出せるようになってるみたいな。

    ワグナス: その辺がちょっとした裏話。

    yzkrt: 第四の壁で言うと、もう僕とdrikaraさんは超えることを目的としてるみたいなとこありますね。

    drikara: うん。もう目指しまくってますね。 でも結果的にそういう作品が多かったから、第四の壁を越えないで戦うっていう硬派な戦い方、めっちゃいい。


    yzkrt: じゃあ次移りますか。次の質問なんですけど、これはですね、お名前出そうかな。SuamaXSuamaXさんから。ちなみにさっきの質問もSuamaXさんとかいろんな方から来てたやつなんですけど。

    yzkrt: 『恐怖コンの優勝作品はどれもギミック色が強めの記事だったかと思います。ギミック系の記事はハマればかなり爆発的に伸びる一方で、ギミックを使うことに対する正当性や見せ方による印象の変化など、闇雲に使えばいいというわけではないのだろうなという印象もあります。 お三方はいわゆる飛び道具を使いたいに何か意識してる点などはありますか。』ってことで。

    yzkrt: 確かに全記事ある程度ギミック的なところはそれぞれあるじゃないですか。ワグナスさんも隠し文字は使ってなかったっておっしゃってましたけど、多少メタ記事的な要素があったりとか。一種の飛び道具だと思うんですけど。

    ワグナス: はい。

    yzkrt: それぞれ、飛び道具を使う時の意識っていうことで、結構漠然としててちょっと難しいところではあるんですけど、じゃあまず僕から。

    yzkrt: 僕はですね、意外と意識してるところはなくて。今回の記事がそうだったっていうのもあるんですけど、さっき言ってた自分が怖いっていう記事をもう1回やろうっていうところを目標にしてたのでギミックから入ったんですね。

    yzkrt: だから、ギミックに対する正当性っていうのは記事を書きながら考えたというか、このギミックが生きる構成ってなんだろうって考えながら記事を書いたので、あんまり正当性っていうとこには苦労しなかったですね、今回は。

    yzkrt: 僕は基本的にそのギミックを使う時はギミックから入ってるので、このギミック正当性ないよねって言われることは少なくて。それ自体が面白くないか面白いかみたいな評価軸で判断されることが批評の段階では多いですね。ちょっと難しいんですけども、僕の感覚としては意外と正当性ってあんま気にされてなくて、ギミックが面白ければ、最低限の理由付けさえされてれば意外とギミック記事って許されるかなって感じですね。

    yzkrt: ただ、そのギミックを使ったことによってギミック相応分の面白さが求められると思ってるので、その面白さが足りなかった時に、足りなかった理由として正当性がないとか言われちゃうのかなって印象ですね。お2方、どうですか。

    ワグナス: そうですね。自分はギミックの使用頻度自体は高いわけではないと思うんですが、過去の高評価記事は大体ギミック使ってるんですね。

    yzkrt: SCP-2000-JPとかそうですね。

    ワグナス: そうですね、2000-JPとかもそうですし、WWSでもそうです。なので、ギミックについてはかなり意識してます。

    ワグナス: ギミックは強いフックになりますよね。フックはすごい大事です。新着全部読んでるような人は狂人の部類で、大多数の読者って、面白そうとかの理由がないと読まないんですよ。

    ワグナス: なので、とりあえず読んでみようみたいな気持ちにさせるフックが大事になるんですね。ただ、フックは強ければ強いほど良い訳ではなく、ハードル上がっちゃうんですね。ギミックが鼻につく事もあるし、1度肌に合わないなって思われたら、人間どうしても悪かった探し始めちゃうんで。

    ワグナス: で、悪かった探し始められちゃうと、よっぽどの事、例えば面白いとか妥当性がないと評価ひっくり返らないんですよね。やっぱりストーリーが肝心で、ギミックと噛み合ってるのかっていうのをすごい強く意識していかないといけないのかなと。

    ワグナス: あと、ギミックって可読性をかなり犠牲にすることがあって。可読性悪いのは致命的なマイナス要素なので、指摘されたらギミックを無くす可能性も踏まえながら極力工夫した方がいいです。

    yzkrt: すごい読みづらいメタ記事とかたまにありますもんね。

    ワグナス: 改善を捨てて、面白さで殴るってのもありっちゃありなんですけど、かなりdv入る確率上がるんで、最終手段にした方がいいかなと思います。

    yzkrt: そうですね。

    ワグナス: あとは第四の壁超えるタイプのギミックは誰が読んでるのかっていうのを意識するのがいいかなと。

    yzkrt: ありがとうございます。drikaraさんはどうですか。

    drikara: 今時間見たらかなり押してたので簡潔にお話したいんですけど、残念ながらこの話題僕めっちゃ話したくて。

    yzkrt: 全然話してもらって大丈夫ですよ。僕が頑張ります。帳尻は僕が合わせます(笑)

    drikara: ギミックというか表現の正当性の話だと思うんですよね。僕も正当性とかわざとらしさとか気にする方で、正当性ってつまり、その表現の存在理由が作中で完結してることかなって思うんです。

    yzkrt: うんうん。

    drikara: 例えばmeshiochiさんの因習辞典ってなんであれが辞典形式なのかはよくわかってないんですけど。でも作中で逃げてる2人が何らかの狙いがあって意図的に辞典形式にしたっぽいことが書かれてたんですよ。この形式意味あるんだ、ちゃんと理由あるんだと思ったから、全然わざとらしくなかった。もしそれが説明されなかったらmeshiochiさんがあれやりたかったんだろうなっていう作者の意図だけが残っちゃう、それがわざとらしさの正体なのかなと思ってて。で、ギミックと呼ばれるものってあえて独特な表現を選んでるから正当性問われること多いと思うんですよ。

    yzkrt: そうですね。

    drikara: でもこれが問われるのって、実は小説形式の三人称みたいなギミック以外でも同じだなって思うんです。

    yzkrt: なるほど。

    drikara: 例えば三人称視点の散文ってそれこそ正当性なくて。これ誰視点?って思うじゃないですか。ブレアウィッチプロジェクトみたいな登場人物が一人称視点で撮ってる映像ってその映像の存在理由がしっかりしてるからリアリティがある。 でも三人称視点の映画ってちょっとだけ冷めちゃうんですよね。リアリティが若干落ちる。

    drikara: 登場人物が一人称視点で取ってる映像ってすごいリアリティがあって。なぜならこの映像はこの人たちが撮ってるから存在するみたいな。 でも、三人称視点の映画ってちょっとだけ冷めちゃうんですよね。冷めちゃうっていうか、リアリティが若干落ちて、この視点誰の視点ってなるんですよ。見やすいんですけど、リアリティは下がると思うんですよ。正当性がないから。

    yzkrt: うん。

    drikara: 例えば一人称独白体の文章でも、その人が今そんな話するかなぁ?と思っちゃうような話を始めたら、そこに残るのは作者がその話したかったという作為だけなのかなと思うんですよね。正当性ってギミックが特に問われやすいだけでどんな表現でも意識すべきものなのかもしれないってこの質問読んで改めて思いました。

    yzkrt: そうですね。確かにそういう点では意外と。だから特にギミックを使うときに意義が問われるだけで、普段から意識すべきものなのかもしれないですね。

    yzkrt: ちなみになんですけど、すごい余談なんですけども、meshiochislashは今machikawamachikawaに名前が変わっております。

    ワグナス: はははははw

    drikara: え、そうなんですか。いつから?

    yzkrt: ここ最近9ですねえ。メシオチ君クレジット変えてないよ。まだメシオチスラッシュだよ君。変える変えるとは言ってましたけど、今machikawaになってる。

    ワグナス: twitterのアイコン変わったとかそういうんじゃなくて。

    yzkrt: wikidotネームが変わってます。

    drikara: なんで今更って感じが。

    yzkrt: なんで今更って感じですけど。

    ワグナス: 提言とかどうすんの。

    yzkrt: 街川の提言になるんですかね。10


    yzkrt: じゃ、次の質問なんですけど、ちょっと今まで語ってもらったことに被るところがあるってことで行かせていただきます。これもSuamaXさんからの質問です。
    『お3方、恐怖コン以前にもそれぞれ新人コン、リサコン、2000コン、嘘コンでの優勝経験があるという共通点がございますが、 入賞を狙いそうなアイデアやこれだ!という手応えがあったりするのでしょうか。 また、そんなアイデアを活かすために何か意識してることはありますか』ということで。

    yzkrt: アイデアを活かすための方法っていうのは先2つでそこそこ話になったと思うんですけども、どうですか。出てきた時どれくらい手応えありましたか。これらの記事、ワグナスさんはどうですか。優勝4回してますけど、その4回ともの手応えはどうですか。

    ワグナス: 4回とも手応えはあって、これはいけるんじゃないかなって思ってはいたんですけど、 大体そのコンテストに投稿する時って、これはいけるんじゃないかな。って思って投稿してるんで。あんまり参考にはなんないですね。

    yzkrt: 僕はですね。正直50を超えるアイデアの手応えにどれも違いないですね。まあまあ面白いのもすごい面白いのも。僕は自分の中でのハードルが高くなりすぎて、大体の記事をまあまあ面白いかなぐらいのテンションでしか投稿できなくて。 意外と結構ボツにしてて。だからこの間没アイデアなんて記事投稿したりもしましたけど。かなり目が肥えちゃってるので正直50以降は判別がつかない。

    yzkrt: あと面白いなって思ってる記事は直前まで練るんですけど、練ってる期間って記事があるのに誰からも評価されないんですよ。今twitterとかやってると、ぱっと思いついたちょっとしたネタをぱって出して、いいねとかリツイートが飛んでくるわけじゃないですか。その環境に慣れきってるから、手元でこねくってるとずっとスベってるみたいな気持ちになって、だから出す頃には『消えるかな』と思ってるとき結構あります。もう心がやられきってる。

    ワグナス: こねくり回してるとそうなりがちです。

    yzkrt: そう、ほんとに1番酷かったのがいろはSCP-3107-JP。抜け穴って記事なんですけど、あれ半年ぐらいそのアンソロジーの関係で寝かせてたんで、身内からは面白いって言われてたんですけど、こんなしょうもない下ネタ記事本当に面白いのか?と思いながらずっと寝かせてました。

    yzkrt: drikaraさんはどうでしたか。2個投稿して2個、こんなウケてると手応えってどんな感じですか(笑)

    drikara: 僕はまだ2作しか著作がないので再現性ないんですけど、でも、やっぱ面白いと思ったから記事書いてますよ。なんだろう、その記事の1番尖った部分を先に作った方が楽かなと思ってます。ある程度形にした後に記事の魅力を考えるっていうよりは、1番最初にこの記事の書きたいところ、もうuvせざるを得ないような1番の魅力をまず作っちゃう。

    yzkrt: そこはdrikaraさんの強みなんですね。

    yzkrt: 面白いところをまず1番面白くするっていうのは、やっぱなんか僕もさっき言いましたけど、自分が面白いと思ってるとこを1番面白い形でお出しすることを目標にしてるところが強みかなって思います。まあ大なり小なりみんなそうだと思うんですけど。

    drikara: そうですね。『やっぱりこの記事のここいいわ』みたいな。 決め手になるような軸みたいなのは最初からないと僕は記事書けないかもしれないです。

    ワグナス: 俺も書くの結構遅いんで、ある程度これはいけるっていう確証がないとなかなか行けないですね。

    drikara: 逆にそんなにいけると思ってなかったけど結果的によかったっていう体験談を持ってる方がいたら聞いてみたいですね。そういうパターンもあるのかっていう。

    yzkrt: 僕は最近下ネタ記事を、最近なぜか書いてると下ネタになってるんですけど。

    yzkrt: 結構長くやってきたから書く気力が薄れてきてて、初期衝動がよっぽど強くないと書けないんです。下ネタ記事って初期衝動がすごく強くて(笑)。爆発力だけはある。だから爆発力で書き始めるんですけど、後半細かいとこ詰めてる時に、今書いてる部分って面白くない。と思いながら書いてます。

    ワグナス: ハハハハハハハハハハ。

    yzkrt: 苦しんでる。面白いとこ面白いけど、面白くないとこやばいかもと思いながら書いてます。

    ワグナス: シモネタは本当に難しいです。これ面白いのか。面白いと思うんだけど、これウケるかなと。

    yzkrt: そうそうそう。

    drikara: シモ記事書いたことないけど書いてみようかな。

    yzkrt: すごいね。ちょっと二冠著者になんか恐ろしいことさせそうな展開になってきました。

    ワグナス: 書いといた方がいいっすよ。

    yzkrt: 僕なんか直近SCP5作全部そうですよ。

    ワグナス: そう言えば、俺が優勝した中で投稿前の不安が一番大きかったのは2000-JPです

    yzkrt: 意外!

    ワグナス: あれはめちゃくちゃこねくり回してた上に直前まで完成形が出来上がってなかったんです。構文と合体させたのなんて締め切りの2、3時間ぐらい前。 そこまで共著メンバー内でこねくり回してたんで、これ本当に面白いのかな。っていう疑心暗鬼のモードになってました。

    yzkrt: こねくり回してるとそうなりがちですね。

    ワグナス: 2000-JPも跳ねはしたんですが投稿直前までだいぶ疑心暗鬼に駆られてました。

    yzkrt: 2著作2冠著者の『面白いと思ったものしか投稿してない。』響きますけど、ぜひこの感覚をじゃあ下ネタ記事で味わっていただいて。

    drikara: 3作目に盛大に滑ったらどうしよう。

    yzkrt: ね。ほんとに最初に優勝するとそういう気持ちになっちゃいがちなんで、是非頑張って次も書いていただいて、著者ページまでお願いします。


    yzkrt: じゃ次ですね。メシオチスラッシュではなく、machikawaさんから質問なんですけども。今回恐怖コンということで色々ですね、 街川風火さんの因習辞典なんか梨さんの影響強く受けてるってことで。

    yzkrt:Pear_QUPear_QUさんとかの影響も受けてる記事も今回いっぱい出てきましたけど、ホラー、恐怖させてくださいってお題でSCPのホラーの流行がこのコンテストに結実したと思っているのですが、このコンテストでSCPにおけるホラーはどのようになっていくと思いますか。 また、今後自分が書くならどんなホラーですか。』という質問で、これからのSCP-JPってホラーどう向き合っていくの。って質問なんですけど、

    drikara: 難しい。

    yzkrt: 難しいこと聞きますよね。

    yzkrt: 意外と、僕はホラーはあんまり変わんないかなという感想を抱いてて。ただ今回のコンテストでみんなのホラーの手札がすごい増えたなとは思います。

    drikara: 確かに、結構学びがありました。

    yzkrt: Pear_QUさんの影響で依談とクリーピーパスタがかなり流行ったんですけど、今回のコンテストで結構面白かったそれらの記事。例えば僕はクレバスの陥穽とか、かわとかがホラーとしてすごい好きだったんですけど、そもそも依談、ただの依談というか、普通の語り系の依談、クリーピーパスタがそろそろ力を失ってきたこともあって伸びはイマイチでしたね。その代わりギミック系のホラーみたいのが今出てきてますよね。そういう違いはあるんですけど、なんだかんだホラーもまだまだやること変わんないかなという感覚はしてます。僕は。

    yzkrt: ただ、手札が増えてきて、みんながその手札を見せあう段階に来たかなと。結実は確かにしたんですけども、まだまだホラーは止まらないぞということで。と、意外と希望的観測みたいなもの持ってるんですけど、お2人どうですか。

    ワグナス: そうですね。自分としては1つの流れができるとかじゃなくて、いろんな流行の波がそれぞれ来るんじゃないかと思います。例えばお二人と同じテスト形式を別の誰かがやった場合、独自の強みが無ければ消えるか微妙な評価になると思うんです。

    ワグナス: 飽きが来たらまた別の波が来て。と言う感じで、今回で結実したというよりは1つの通過点というか、ここからまたいろんな波が来るのかなって感じがします。

    yzkrt: なるほど。drikaraさんはどうですか。

    drikara: お2人ともあれですね、meshiochiさんの結実したに対して、『いや、終わってないぞ』っていう結構希望的なコメントですね。

    yzkrt: そうですね。

    drikara: で、実は僕も結構、そっち派というか。全然結実というよりはさらに広がるなって思ってて。 どちらかというとyzkrtさんのご意見に近い、表現の幅は広がってくんだろうなって思ってます。

    drikara: ホラーって、なんかこう、体験をベースにしてると思うんですよ。 例えば、携帯電話が身近になって、みんな使うようになったら、携帯電話のホラーが増えるし。

    yzkrt: はいはいはい。

    drikara: 例えば妖怪って現象だと思うんですけど、かまいたちとかが科学的に理解されるようになっちゃったら、妖怪って消滅しちゃうし。それこそ雨穴さんがAIのホラーをやってウケたのってAIが身近になったからだと思うんですよ。でも僕らの文化というか生活ってそんな変わらないじゃないですか。新しい技術とか新鮮な体験ってそんなに急激に増えないけど、でもホラーってめちゃくちゃたくさん創作されて、消費されて、ネタ切れに苦しむっていう運命をホラーは元々持ってるのかなって。

    drikara: SCP部門は、表現が若干制約ある分恐怖の種類を凝ってて、taleはネタはベタだけど表現を凝ってるみたいなことを冒頭にお話ししたと思うんですけど、ホラーは今後tale的な戦い方が増えてくんじゃないかなと思います。

    drikara: それこそ梨さんのつねにすでにとかでやられてることとかまさにこれだなと思ってて、電話とか、行方不明者とか、ネタ自体は擦られ倒したことやってるけど、でも見せ方がすごく面白くて怖いじゃないですか。

    drikara: って考えた時に、SCP財団ってめちゃくちゃ自由度高くて。構文を使ってこんなに手軽に自由に表現できるコミュニティあんまりないので、これからホラーの表現を模索していく時の土壌としてSCPがもっと活気づいてくれればいいなと思います。

    yzkrt: そうですね。僕、行方不明展行ったんですけど、行方不明展の展示で結構昔の2ちゃんの洒落怖を題材にしてる展示が結構いっぱいあって、洒落怖を実際に映像にしたりとか、そういう洒落怖っていう、1回終わったものを今の技術で再現する。それはたとえば雨穴さんのAIで新しいものが、新しい表現が出てきたって話に近いですけど、そういうのは全然まだやれるのかなっていう感じはしますね。

    drikara: そうですね、メシオチさんには結実してないぞっていう。

    yzkrt: 街川には結実はしてねえぞって言いたいですね。


    yzkrt: じゃ次ですね。 今後の変化球レギュへの対応ということで。これはですね、teruteruさんからの質問ですね。 『もしも次回以降のコンテストで読者を恐怖させてくださいのような変化球レギュがあった場合は参加しますか』ってことで。

    yzkrt: 確かに今回は、今までのようにテーマが決められてるものではなく、読者に与える感情が決められてるものということで、 SCP-JP史上初の試みでしたけども、どうですか。drikaraさんあたりは逆に今までのテーマコンを経験してないと思うんですけど。テーマ自由の新人コンと、今回初めてのコンテストが変化球コンテストということでどうでしたか。

    yzkrt: 今後も○○してくださいってコンテストが来たりとか、次回のコンテストのテーマが、例えば愛のコンテスト、愛を書いてくださいとか、そういうコンテストだったりするかもしれないんですけど、どうです。

    drikara: そうですね。僕はSCP好きで、SCPに憧れてここに入ったので。オーソドックスなというか、従来っぽい感じのコンテスト1回は経験してみたいなとは思うんですけど。でも参加しますかって聞かれたら。わかんない。

    drikara: なんか、今回も実は参加するかどうかわかんなくて。レギュレーション出された時に、僕ホラー書いたことないし、あんまり書く自信もなかったので、これ出なくてもいいかもなって思いながら考えるだけはしとくかって思いながら書いてて、で、出来たから出すかって感じだったんで。

    yzkrt: なるほど。

    drikara: でも作品出さないで過ごす3ヶ月って多分長いだろうなと思います。やっぱせっかくお祭りやってるんだから参加したいなって。僕は今のところ活動始めてからコンテストに参加しなかったことがないんですけど、しなかったらしなかったでやっぱり出せばよかったなって思うんだろうな。1回はその気持ちを味わってみてもいいのかもしれないですけど、多分出すと思います。

    yzkrt: 僕とかワグナスさんはもう出ないコンテストも増えてきましたけど、というか僕はもうなんか1年ぐらい出してなかった時期とかありますけど。ワグナスさんはどうですか。僕らその中堅、いや、ベテラン組になってきた方として、次回のコンテストが変化球で来たらどうですか。

    ワグナス: 変化球の方がむしろ出るかもしれないですね。

    yzkrt: まじっすか。

    ワグナス: 反骨心が試されるというか、これ難しいだろみたいな感じで出されると、つい、『いや、やれるし』みたいな感じで、やる気を出してしまうタイプなんで。

    yzkrt: なるほど。

    ワグナス: むしろ緩い方が今回はいいかなみたいな感じになっちゃう。

    yzkrt: 僕も実はそうですね。逆張り根性じゃないですけど(笑)恐怖コンが出てきた時、みんな無理無理って言ってたじゃないですか。僕も実は無理無理ってずっと言ってはいたんですが、それが1ヶ月ぐらい続いて後、みんなが『とはいえ出たいけど何考えようかな』って言うタイミングになってきた時に、急に『行けますよ。むしろ簡単ですよ』ってそういう気分になってきて。それ言ったら。じゃあどうやったらいいんですか。って聞かれたから、僕はこういう恐怖をやります。 それで勝ちに行きますって言って。

    yzkrt: なんとか勝ててよかったって感じなんですけど、意外とね、こういうのも面白いなって思ったので、次回も時間があれば出るかなって感じですね。

    yzkrt: 書く側としては厳しいですけど、今回恐怖を与えてくださいってお題だったおかげで、優勝作が恐怖コンにふさわしい作品になったなと思います。 例えばこれのテーマが恐怖だったら、また決選投票も変わってきて、もしかしたら優勝もそれぞれ違ったかもしれないんですけど。

    yzkrt: 恐怖させてくださいってレギュのおかげで、やっぱその恐怖感という題材にふさわしい記事が集まったと思ってます。書く側の負担はちょっと大きいですけど、読み手側としては面白いコンテストだったなっていう気持ちですね。

    drikara: 今回結構困惑してた著者の方多かったですし。

    yzkrt: 決戦投票もね。

    drikara: 大荒れしましたね。いやでも、今回のコンテスト不評なのかなと思ってたんですけど、ベテランの強いお2人がむしろそっちの方が燃えるみたいな反応だったので、難易度高いコンテストやるとスルーしてる著者がいっぱい帰ってきてくれるかもっていうはあるのかもしれないですね。

    yzkrt: ガス欠にならない程度にたまにやってほしいです。

    ワグナス: ぶっちゃけ恐怖をテーマにしてたらクソみたいな作品投稿してた気がします。

    yzkrt: それはね、僕もあるかもしれないですね(笑)

    drikara: いや、俺もそうだな。

    yzkrt: GoIFあたりはみんな苦しんでましたからね。GoIFなんか、あわや3位が恐怖ポイントマイナスか。みたいな感じだったのですごかったですね。でも今回優勝した全作品、その部門で1番恐怖ポイント稼いでるっていうのは結構良かったなと思います。


    yzkrt: じゃあ次は恐怖ポイント稼いだ記事についての質問です。これはCRC-601CRC-601さんからの質問ですね。『部門問わず自分以外た作品で恐怖の描いた記事があれば教えてほしいです。』

    yzkrt: 今回のおすすめ記事を教えてください。ということで、どうでした。皆さんどれくらい記事を読みましたか。 僕一応頑張ってプラスのやつ全部読んだんですけど、皆さん全部読みましたか。

    ワグナス: 全部は読めてないんですけど。

    yzkrt: 80ぐらい残ってますからね。

    drikara: 僕も読み始めたのが遅かったので消えちゃった記事とかは読めてないです。

    yzkrt: 僕も消えた記事はあんまり読めてないですね。恐怖コンおすすめ記事ということで、そうですね。例えば僕noteにあげたんですけど、僕が恐怖で面白いなと思ったのが、ディールストアページ

    yzkrt: 僕、恐怖コンの恐怖voteするにあたって、2個目の基準じゃないんですけど、個人的に誠実ポイントと名付けてるものがあって。どれくらい恐怖させてくださいってレギュレーションに真剣に向き合っていたかという、独自の誠実ポイントを考慮に入れながら決選voteしてたんですけど。

    yzkrt: やっぱディールストアページあたりはGoIFでは恐怖にだいぶ真剣でしたね。

    drikara: あれはちゃんとホラーしようっていう感じがしました。

    yzkrt: あと、SCP-3459-JPは、決戦投票逃しましたけど、行方不明者というオーソドックスな恐怖を描いてたり、あとはね、これも来れなかったんですけど、どろんこばぁに追いかけられているとかね、惜しかったですね。あれも恐怖に真剣でしたね。

    yzkrt: あとはね、ちょっと消えそうなんですけど、SCP-3979-JPとかは出てくるキャラクターが、初期のSCPって感じですごい好みですね。ピエロと落ち武者っていう、ちぐはぐな組み合わせな気はするんですけど、初期のSCP特有のクリーピーをとにかく目指したぞという好感度はあります。あとはそうですね、クレバスの陥穽とかわも。

    yzkrt: 僕は洒落怖がインターネット始めた時から好きで、中学生ぐらいの時とかよく読んでたんですけど、これは洒落怖だなっていう好感が高かったですね。 お2人どうですか。なんかありますか。

    ワグナス: そうですね。恐怖は感じなかった記事とかにしてもいいですかね。

    yzkrt: どうぞどうぞ。

    ワグナス: 面白いなって思ったのがSCP-3546-JP、KanKanさんの記事ですね。

    yzkrt: あれはよかったですね。

    ワグナス: DLsiteとかで見かけたらチェックしたくなる感じがよかったですね。

    yzkrt: 僕は、この嫌な感じ、おぞましさも広義の恐怖かなと思ってuvしたんですけど、それが受け入れられてなかったのか、あんまり振るいませんでしたね。

    ワグナス: そうですね。

    ワグナス: 面白かった軸で言うと、因習辞典もいいですね。

    yzkrt: そう言えばなんですけど、こういう質問が来ていて。『みんなやっぱり裏でマイナス32だった僕を笑ってるんですか?』っていうのがね、匿名で来ていましたけど。

    ワグナス: ハハハ

    drikara: ██さん!?

    yzkrt: 匿名で来ておりまして、誰からかわからないんですけど、とりあえず僕は直接笑いにいきましたよ。

    yzkrt: 決選投票の告知文あったじゃないですか。本人が必死になって考えてる時に『ひ - 表彰台、乗らなければ意味がないもの11』って直接本人に言いに行きました(笑)

    drikara: あははw

    yzkrt: 『乗らなければ意味がないもの、それ以下の、順位には価値がないもの』って本人に直接言って遊んでました(笑)

    yzkrt: ちなみにdrikaraさんはおすすめ記事どうですか。

    drikara: そうですね、まず上位に来てるのやっぱ全部面白いです。うんうん、やっぱり、上に来てるのやっぱ全部すごい。やっぱ面白いですね。同じこと2回言っちゃいましたけど、

    yzkrt: 面白い。

    drikara: 表彰されてるものだと SCP-2445-JPindonootokoindonootokoさんの下り坂のやつ。 これちょっと若干書き手としての意見も入っちゃうんですけど、死への恐怖チョイスする度胸やばい。

    yzkrt: 僕は素点をuvしてなくて、恐怖も多少感じたってぐらいなんですけど、誠実ポイントすごい高かったですね。誠実ポイント込みで恐怖ポイントuvしました。

    drikara: 死なんてみんな怖いじゃないですか。死の恐怖を題材にする度胸は僕にはなくて、『この人死選んだよ。すごい。狂人じゃん』って思って。味付けも、ビジュアルの描写とか、元ネタっぽいのを匂わせたりぐらいですよね。あとは若干他の恐怖症も若干ブレンドしてるぐらい。直球に恐怖を描きに来た感じがあってすごい。

    drikara: ド直球死の恐怖を描きに来た感じがあって、すごいって思う。実際怖かったんで。僕はすごい表彰作品の中では結構好きな方。

    drikara: tale作品では因習辞典とか、Dr_KnottyDr_Knottyさんの影を踏んで踊るとか、表現凝ってる感じすごい好きで。お二人ともすごいベテランの著者というかめちゃくちゃ大物の著者なのに『まだ新しいことやってるぜ』っていうの前のめりな感じがすごく好き。

    drikara: え。まだ勝負出るんだ。っていう このクリエイティブをぶつけに来てるこの攻め攻めの姿勢がうわすげえって思って、めっちゃ読んでて楽しかった。

    drikara: 表彰作品以外で言うとSCP-3337-JP。『おうちに帰りましょう』っていう町内放送があって、帰ってきたのが別の人と入れ替わっちゃうっていうやつなんですけど、『あ、この恐怖描くんだ』っていうのが個人的に好きでしたね。『帰る』って安心感や温かみのある言葉じゃないですか。でも確かに 帰るっていう言葉自体には実はそんなにポジティブな意味があんまりないというか、家族が帰ってくるからいいのであって、他人帰ってきたら確かに嫌かもって思って。

    drikara: 子供の頃って家と外、家族と他人の境界が今より全然濃かったような気がするんですよね。夜に他人が家にいることってあんまりないし、あの頃の自宅に侵入されることへの抵抗感みたいな、子供の頃の恐怖への抵抗値まで下げられたような感覚があって、ちょっと忘れてた怖さくすぐられたかもって思いました。

    yzkrt: すごい感受性鋭いですね。話聞いてて羨ましいなって。話してその言葉が出てくるのうらやましい。

    drikara: めちゃくちゃ長文を語っちゃって申し訳ない。

    yzkrt: いやいやすごい。聞けて面白かったです。その感受性の鋭さ、武器だなと思いました。そうだ、1個忘れてたので言うと、僕奉血に関するアンケート好きです。僕とdrikaraさんみたいにテスト形式に近いんですけど。

    yzkrt: なんていうかな、僕とdrikaraさんの記事は種明かしというか、テスト以外の部分にもこういうことが起きてましたよって伝える部分があったじゃないですか。 それに対して奉血のアンケートは割と質問だけで完結してるというか、ある程度後半になってくると答えが出てくるんですけど、質問だけで異常な状況をどんどん伝えていくっていうこの手段が意外と新しいなと思って。今回はあまり振るいませんでしたけど、新しい枠の1個だなと思いましたね。

    drikara: 確かに僕らと戦い方が全然違います。

    yzkrt: ただちょっと後半すぎて戦うタイミングが確保できなくてって感じでしたね。


    yzkrt: パッといきたい質問のうちの1つなんですけど、これもSuamaXさんから。『恐怖コン固有の政策として、参加記事の下に自動でXのシェアボタンが付与される仕組みにされていたかと思います。 色々公開直後は賛否様々が飛び交っていた印象でしたが、恐怖を置いてみて実際どうでしたか。』という。どうでした。

    ワグナス: 個人的には感想が爆増した感じはあるんで良かったです。

    yzkrt: そうですね。

    ワグナス: レイアウトとかの改善の余地はあるかなとは思うんですけど、今後も試みてほしいです。

    yzkrt: 僕も共有しやすかったんで、自分の記事ツイートするにもすごい便利でしたね。最初に読んだ記事がその、外側の賑わいだったせいで、変わったギミックがあるぞって一瞬思ったんですけど。

    ワグナス: ハハハ。

    yzkrt: 外側の賑わいにシェアボタン設置されてたせいで、変わったギミックを使ってるなと思ったんですけど。読んでたら他の記事にもあって、そういえばと思い出して。シェアボタンがあると没入感削ぐかなと思ったんですけど、結局共有しやすさの方がすごい重要だなって感じました。もうちょっとサイズ小さくてもいいなとは思いますけどね。

    yzkrt: drikaraさんはどうですか。僕らとは違って比較的初期からシェアボタンがある環境だと思うので、長くいる僕らにとっては新鮮な視線になるんですけど。

    drikara: そうですね。僕なんかはもろ拡散に助けられた側なので、反対できる身分ではないんですけれども。そうですね、今後もあってほしいし、なんかあれってコンテスト以外の時って外れてるんですか。

    yzkrt: 外れてますね。コンテスト記事も既に外れてて、個人的につけたければ付けれるって状況になってます。(注: どの記事でもつけられるようです)

    yzkrt: どっかでukwhatnさんが付け方コメントしてます。ディスカッションかな。共有ボタンはまあまあ細かい調整必要な気はしますけどね。全然やってもらいたいですね。

    drikara: 僕、デフォルトでずっとつけてた方がいいなって思ってて。 なんか拡散されるからっていうメリットっていうよりは、没入感損なうデメリットがずっとあった方が軽減されるんじゃないかな。

    yzkrt: なるほど。逆に最初からあるモンにすればいいと。

    drikara: そうですね。例えばクレジットモジュールに対して『何で報告書にプラスとかマイナスを評価するやつがついてるんだ!』とかいう人多分いないんじゃないですか。

    yzkrt: 確かにそうですね(笑)

    drikara: もう見慣れちゃえばいいんじゃないかなって思ってるんで、ずっとつけてればいいのにって思ってました。

    yzkrt: 評価モジュールからクレジットモジュールに変わった時とか違和感あったんですけど今はないですね。でもそうか、評価モジュール使ったことがない世代ですね。

    drikara: 昔の記事見るのちょっと大変ですよね。

    yzkrt: じゃあ意外とみんなシェアボタンをつけてほしいという感じですね。

    ワグナス: あとはクレジットモジュールの横にあった方がいいのかもしれないなって。確かに背後にあるとどうしてもそういうギミックと勘違いしちゃう。

    yzkrt: そうっすね。オモコロとかそういうサイト見ても上の方にちっちゃくあるんですよね。下にあるにしても、ディスカッションあたりに紛れ込ませるとか、サイドバーに入れるとか、そういうのでも意外と目立つし、共有しやすいかなと。あるのがちゃんと分かるし、問題ないかなとは思います。

    drikara: 100日後に死ぬワニめちゃくちゃ荒れたじゃないですか。 ワニが死んじゃって感傷に浸ってるのに『映画化決定!』みたいなツイートが直後に投下されて冷めたみたいな。なんかあれ思い出しました。 それと同じで記事読んで感動してる時にXにシェアって出てきたから冷めるのかな。ってことで上の方にあるのすげえいいと思います。


    yzkrt: というわけで、大体質問というのはこんな感じですね。結構いっぱいあったんですけど、色々包括しながら質問取り上げさせていただきました。 『アイデアはどのようにして生まれたのでしょうか』みたいな質問もあったりしたんですけど、ま、そういうのも1個目とかにまとめてお話できたかなと思います。アイデアはどのようにして生まれたのでしょうか。これだけ来た時1NAR11NAR1さんかと思いましたね。アイデアの一文かなと思いました。匿名だから実際は分かりませんけど。

    yzkrt: というわけで、あとは募集してた質問というよりは話題募集です。『自分が恐怖だと思うテーマが読者に恐怖として伝わらなかった点は印象深いです』っていう。

    yzkrt: 僕もさっきKanKanさんの記事で話しましたけど、意外とみんなの恐怖って狭いんだなって感じました。

    ワグナス: 決選voteそういうの多いんですよね。

    drikara: 今までのテーマ形式ではどうだったんですか?

    yzkrt: 今までは逆にマイナスに行く方が珍しい感じでしたね。

    drikara: なるほど。今回幅が狭まった分ちょっと厳しくなったんですね。

    yzkrt: うん、だいぶアシビアになりましたね。いままで各部門1個2個マイナスあれば。って感じでしたね。今までは。

    yzkrt: あとは『今回の恐怖コンが初めてリアルタイムで見れたコンテストだったのですが、今回のコンテストで1番好きなもの怖かったものこれだよな。が何回も更新されて嬉しかったです。』という。

    yzkrt: やっぱ読者層、こういう読者層にもちゃんと伝わってるの嬉しいですね。結構。やっぱ話してるとやっぱ著者だけで固まりがちなので、

    drikara: 確かに。著者だけでなく読む専の人ともコミュニケーション取りたいですね。

    yzkrt: あとは、誰かは言いませんが、先ほども言った『決戦投票でマイナス32を取った僕をやっぱりみんな心の底では笑っていたんですか。』ということで。大丈夫ですよ。僕は直接笑いにいきました。

    yzkrt: で、teruteruさんからですね。長文の感想いただいてまして。
    『恐怖コンお疲れ様でした。teruteru_5です。まず皆様ご優勝おめでとうございます。どの作品にも目を通しましたが、しっかりと面白く、それでいて怖くてよかったです。 特にdrikaraさんの全国一斉霊感知テストはとてつもなく怖かったです。怖すぎて未だにページ内の動作手順や音声などを全部実行できていません。

    3991-JPやミルグラム忠誠度テストも細部へのこだわりが作りになってると感じました。改めて優勝して当然のような優れた作品だったと感じます。 さて、今回のコンテストは読者を恐怖させてくださいという、いわゆる変化球レギュでしたね。正直なことを言うと、目指すべき感情が固定されているにもかかわらず、多様な作品が出てきて驚きました。

    自分、いちサイトメンバーとしてコンテストに削除作品や共著を含めて10作ほど投稿したのですが、どのようにして前の記事とテイストを変えるかは悩んだところでもあります。 そうであるにもかかわらず、ここまで面白くサイト内外で評価される作品を書き上げた皆様はすごいと思います。特にdrikaraさんは下書き段階でバズってましたし、正直あれを見た時はこれは終わったなって実感しました。

    ワグナスさんはJP初の4冠著者ですし、yzkrtさんも数少ない2冠著者になったので憧れてます。私も早く2冠著者になりたいです。 これは直接言うのが恥ずかしいのでここで言うんですが、drikaraさんと同じ舞台で戦えてよかったです。私は惜しくもtale部門2位になってしまいましたが、今度は負けませんからね。』

    yzkrt: ということで、素晴らしい感想ですね。

    ワグナス: ありがたいです。

    yzkrt: えー感想かくあるべしという感じで

    drikara: すごい。10作も投稿してたっていうの、すごい。

    yzkrt: すごいですね。

    drikara: やば、やばすぎ。

    yzkrt: teruteruさん、ノートとかでも短編投稿してるんで、すごいやる気だなと思ってて。

    yzkrt: 僕行方不明展のトークライブ行って、それで超学生さんと梨さんが話してるの聞いたんですけど、やっぱ梨さんの武器って、ギミック考えつくところはもちろんそうなんですけど、一番は楽しんで書いてるところだなって。この人こんなに書いてて楽しいのかって感動して。あ、こんな人ってそうそういないなと思って、そこ勝てないなって思いました。

    yzkrt: 10作投稿できるteruteruさんって、実は今SCP-JPで1番梨さんに近い素質があるなと僕は密かに思ってるので、ちょっと頑張ってほしいですね。

    drikara: 確かに。

    yzkrt: こんな記事書ける人はね、なかなかいないですね。

    ワグナス: teruteruさん、その最初の頃すごい消されまくってて。

    yzkrt: そうそうそう。

    ワグナス: そこでめげずに批評を聞いて直してを繰り返してたんで、この人は伸びるんじゃないかなとは思ってたんですけど。予想以上でしたね。

    yzkrt: 後方先輩ヅラさせていただいております。ほんとに頑張ってください。

    drikara: 僕が見たとき確かtale部門の1位と最下位が両方teruteru_5teruteru_5さんだったんですね。最下位の記事は今は削除されてますけど、いや、だからこの人強いのかなと思って。いろんなこととりあえず試してみて、吸収して、だから再現性があって、確実に成長してる感じが強みなんだなってすごい思いました。

    ワグナス: 低評価の作品を書くことは恐れ過ぎない方がいいんですよ。1作目で凄いものを書いた人にありがちなんだけど、やっぱり書かないと成長しないので

    yzkrt: ワグナスさん、1作目リサコンでしたっけ。そんなことないですか。

    ワグナス: 1作目がリサコンで優勝して、2作目が同じくリサコンで投稿したやつで低評価削除されましたね。

    yzkrt: ちょうどいいですね。

    ワグナス: そこで低評価削除されなかったら俺もこじらせてたと思いますね。

    yzkrt: ちょうどいいですね。1番消えるタイミングとして。

    drikara: やばい!俺めっちゃこじらせるルート。やばい。

    yzkrt: そう(笑)だからdrikaraさん頑張ってください。おじさんたちがこじらせないでくれってずっと思ってますよ。

    drikara: 次の記事で下ネタで低評価削除されるしかない。

    yzkrt: 残してほしいせめて。

    yzkrt: ということで、teruteruさん、すごくいい感想ありがとうございました。で、最後ですね。hannyaharahannyaharaさんからいただいてまして。『コンテスト参加ありがとうございました。そして、おめでとうございました。コンテストを盛り上げてくださり、主催冥利に尽きます。大変でしたが、運営としてもやりがいのイベントになり、やりがいのあるイベントになりました。 また次のコンテストも楽しんでいただければ幸いです。
    なお、イベント運営委員会は企画者や専任を募集しています。興味があるメンバーがいらっしゃったらぜひ連絡ください。』

    yzkrt: 宣伝されちゃいました。hannyaharaさんからの質問で、『もし夏季コンテストを主催するとしたらどんなコンテストを開きたいですか。』って質問が来てて、ちょっと今回取り上げられなかったんですけども、ぜひね、この回答については皆さんがイベント運営委員に参加することでね、回答としていただければと。

    drikara: そうですね。答えるのは君たちだ!

    yzkrt: 是非ね、僕らだけの回答じゃなくて、このインタビュー読んでる皆さんもね、回答しに行ってください。

    drikara: すごい締めにかかってる感じ。

    yzkrt: 大体ね、23時55分でちょうどいいぐらいかなって感じで。ちょっと押しましたけど。で、大体これでいただいた質問全部ですね。

    yzkrt: じゃあ、何か語ってないことありますか。お2人。今のうちに語ってないことがあれば

    drikara: そうですね。お2人とお話できて楽しかったです。あと答える質問の中に、俳句なくてよかったって思いました。

    yzkrt: そう言っていただけると主催してよかったです。俳句ね……

    ワグナス: 俳句なくて本当に良かったと思いました。

    yzkrt: そう、カスみたいな質問がありまして、今、言っていただいたんですけど、カスみたいな質問がいくつかありまして。そのうちの一つに恐怖コンの俳句を詠んでくださいという。もしかして一応考えてました?

    drikara: 俳句考えました。

    ワグナス: 俺も考えました

    yzkrt: どうしようかな。ふざけたやつに餌をあげるようで憎いんですけど、とりあえず聞いておきますか。

    drikara: インタビューに載せるかどうかわかんないけど。そうそう、それは知りたい。

    yzkrt: じゃあ、詠んでもらっていいですか。ワグナスからさんからお願いします。

    ワグナス: 自分はオリジナルで、『夏草や、兵どもが夢の跡』っていうのを考えました。

    yzkrt: すごい

    ワグナス: その心としては、「夏の恐怖コンの裏で草が生い茂っているなあ。ここは怖すぎ屋敷を投稿した勇士が散った跡だ」と言う物です。怖すぎ屋敷はすごいですね。uvはしなかったんですけど、そのチャレンジ精神はすごい認定したいなって思ってて。ただ、あれ、あのタイミングで初めて投稿した開拓者だから良かったのであって、同じようなの投稿してもつまらなくなりそうなんで難しいよなっていうのはあります。

    yzkrt: drikaraさんはどうですか。

    drikara: 僕は『ちょっとだけ自由律になっちゃうんですけど』って言ってビックリフラッシュのURL読み上げようかと。

    yzkrt: ちょっとじゃないですね。

    drikara: もし質問自体が五七五で来てたら五七五で答えようかなと思ったんですけど、 質問も自由律だったのでいいかなって。

    yzkrt: 読み上げてもらってもね、書き起こしできないですね、これは。

    ワグナス: ハハハ。


    yzkrt: というわけで今回、これでお開きとしたいと思います。本当にお付き合いくださりありがとうございました!多分今月なんかちょっと他にタスク抱えてるので、ちょっと今月中か、もしくは遅くても来月までに書き起こしてお2人にお渡ししたい。
    今月か、遅くても来月中までに仕上げます!というわけで、ありがとうございました!

    ワグナス: お疲れ様。

    yzkrt: では、お疲れ様でした。

    drikara: お疲れ様です。12

寄稿休載のお知らせ

今月の「財団世界 隠蔽事件記録」は執筆者の都合により休載です。

前回掲載号

定例会予告

12/07「すこしふしぎな棍棒の話

担当: amamielamamiel

気付けば今年も年末、そして「棍棒での殴り合いコンテスト2024」の開催まで1ヶ月を切ったこのタイミングに、コンテストやテーマの「すこしふしぎ」について話し合ってみましょう!


12 /14「下書きを見てもらおう

担当: winter keywinter key

隔週で行われている下書き批評回では、エントリーされた下書き記事を順に批評します。詳細はスレッドから。


12/21「年末にザイカツと在野のコンテンツを振り返る

担当: boatOBboatOB

2024年ももう終わります。今年最後のテーマ回ということで、今年一年の活動について振り返りましょう。また、近年ではSCP財団含め様々にホラーコンテンツも色々と発表、公開されていっています。それら様々のコンテンツについても、今年観て・読んで良かったものなどについても紹介し合いたいと思います。


12/28「下書きを見てもらおう

担当: KABOOM1103KABOOM1103

隔週で行われている下書き批評回では、エントリーされた下書き記事を順に批評します。詳細はスレッドから。

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