信じられないほど平凡な冒険者の驚きの冒険
評価: +2+x

ようこそ。

私はあなた方が本格的な物語を期待していたことを知ってる。でも、これまでに無かったような事態があったから、こうして私は連絡をしている。

しかし、最初に私はあなたに警告しなければならない。これを見ることができるのはあなただけだ。他の人に見せようとすれば、宇宙冒険物語としてこの文章は見えるはずだ。印刷も同様だ。私はあなたが狂人と扱われることがないよう、このことを警告しておく。

あなたは間違いなく私が何者なのか疑問に思っているだろう。私に一番近い外見は、アニメのキャラクターだ。胴体、四肢および頭を区別することが可能な、単純な身体構造を持っていて、全て均一な色に着色されてる。ところで、私はあなたのいままでの全ての行動の記録を持っている。また私はとくに特別な人間ではないことに注意してくれ。誰もが私のように、割り当てられた人間を持っている。

あなたは私を見ることができないが、私はいつもあなたの隣にいて、あなたがすること全て、しなかったこと全てが私に直接影響することを覚えておいてほしい。全てのよい決断、成功、あるいはただ幸せな一日は私をより明確に、より強くする。それによって、私はあなたを効果的にサポートすることができる。正しい方向に導ける。

同様に、あなたのすべての失敗、悪い時間は私を衰退させ、弱くし、文字通り破壊し始める。あなたがより悪い状態になるほど、私はあなたを助けることができなくなる。私にできることは、いい状態に戻るのを待つことだけだ。いい言葉、歌、ガラスの向こうに落ちる太陽の光なんかをね。それから私は、あなたの考えを正しい方向に推し進めるために全力を尽くす。失敗した場合、私は完全に崩壊することになり、それはとても危険だ。

そうなったら、私の体にはあちらこちらに亀裂がはしり、それから塵となって地面に崩れ落ちてしまうほどそれは深くなる。わたしはそうなってしまったやつらを何度も見た。それに無意味に抵抗する奴らもいたが、それは崩れる速度を上げるだけだ。そして、最悪なことに、そのとき人間に何が起きるかが問題だ。

ゆっくりと、彼らは暗い考えに飲まれていく。彼らは自分の弱さと悪魔を克服することができなくなる。結局、枯れに同行していた者は完全に塵と化し、行動できなくなり、そして人間は自分自身で自滅する。彼らの目は死に、空虚となってしまう。生きながらにして死んでしまうのだ。

時々、そのような不幸な人が良い魂にめぐり合い、回復して生まれ変わることができることがある。それはとても美しい瞬間だ。目に光が戻り、希望が戻ってくる。そして、彼と一緒にいる者は、以前の姿を取り戻す。しかし、彼らはまだ亀裂の跡が残っている。

しかしこんなことはめったに起こらない。もしそうなったら、人は幽霊のように人生を過ごし、埃の残骸とともに自分の道を歩むこととなる。最後に終わりが来て、黒い人影が来る。あなたがたはおそらくそれを死と呼ぶだろう。その呼び方はその本質を完全には反映していない。なぜならそれは終わりの原因ではなくその効果だからだ。

とにかく、そのような人物の存在が終わるとき、黒い生き物は彼の傍らの埃の上にのしかかる。やさしく彼は、それを透明な容器に入れ、それをしっかりとふたをして、進んでいく。

目的の場所に移動し、彼は自力で歩むことのできた人々が住んでいる庭へ行く。それはよりよいものであることも、より悪いものであることも、壊滅的な崩壊に近い場合もある。しかし、彼らの前を通り過ぎるとき、彼らはその活動をとめ、容器の中の埃に注意を向けるだろう。彼らは悲しみに満ちた態度をとるだろうが、黒い人間の姿が消えると、すぐに彼らはほっとして日常に戻っていく。彼らは、それを避けることができたからだ。

最後に、長い道のりは庭の郊外にある灰色の窓のない建物で終わる。その中は、棚の上に並べてある、同じような埃で一杯の透明な容器で満たされている。

まもなく新入りは彼のために用意された場所へおかれ、黒い人物は彼を永遠に保管する。そこで彼は、その悪い行い、行動や、逃した機会、そしてもしかしたらあった可能性、そしてもし他の決断をしていた場合、彼の物語がどのような結末を迎えたかを注意深く観察する。

あなたは、もちろんこれをただのそういう定めだと断じることができる。しかし、私は彼らを信じていない。なぜなら私は、時々黒い文字を見たからだ。そして、彼らは私に、注意しろ、従え。そこに行くな。とささやいてきた。

そして最後に、何が起ころうとも、私は最後まで隣にいることを忘れないでくれ。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。