ニルヴァーナ ハブ
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ようこそ、坊や。

なぜ私と二人きりで話しているのだと不思議に思っているかもしれない。もしかしたら、校則を破ったのではないかとか、成績が悪かったのではないかと考えているかもしれない。緊張や不安で、秘密がばれて大惨事になりそうな予感さえすることだろう。そんなことはないから、どうか安心してほしい。私が君に会いに来たのは、まさに君の心の中にあるその浮世離れした思考のためなんだ。

いやいや、座って。私は君に罰を与えに来たのではない。まず、記録にはない歴史から話そう。

失われた伝承を胸に、田舎や村、廃墟を歩き、古代の神秘で病気に苦しむ貧しい人々を救った人々がいた。しかし、人間の力は有限であり、人間の欲望は無限である。当時、魔女狩り運動が勃発しており、救われなかった者の中には、妬みから異端審問に通報した者もいた。ある者は自分たちに落ち度はないと信じ、自分の言い分を主張し、そして焼き殺された。中には自分の能力を過大評価していた者もいて、審問官が来たときにはすでに最後の力を使い果たし、自分が火刑に処されるのをただ眺めることしかできなかった。残りはみな……逃げたのだ。

しかし、彼らは民衆を救うという理想を背負い、道中で経験したすべてのことを記録して、世界各地を転々とした。ある者は理想を実現する途中に迫害されて死に、ある者は理想の実現は困難であると諦め、次第に自分たちは間違っているのではないかと疑い始めた。

君はどうだ?君は人々を助けたい、人々を救いたいと考えながら、君にはできることがあまりにも少なく、あまりにも多くの課題に直面していることに気づいたことがないだろうか?諦めてしまおうと思ったり、目の前の障害をすべて取り除く大きな力が突然与えられると錯覚したりしたことはないだろうか?自分が間違った考えを持っているのではないかと思ったり、それを忘れようとすら思ったことはないだろうか?

彼らもそうだった、しかしある事実に気づいた。

民衆だけでは民衆を救うことはできないし、自分だけでも民衆を救うことはできない。まして民衆は必ずしも救われたいとは思わない。彼らの大多数が望んでいるのは一つの寄る辺、現実の苦しみを忘れることができる寄る辺だけだ。

それで彼らは考えを改め、「すべての苦しみを終わらせる」という目標を掲げて再び戦い始めることを決意した。この変化を記念して、彼らは「ニルヴァーナ」という秘密結社を結成し、彼らの精神的な「涅槃重生」を象徴するだけでなく、いつの日か人類社会が「涅槃重生」することを夢見るようになった。

お察しの通り、私はこの組織の一員だ。 私たち全員が、この目標を達成するために300年間共に旅をしてきた。そして、私たちがより大きな力を持つために、多くの仲間が必要なのだ。

私が言いたいことはそれだけだ。もしショックを受けたり、怖くなったり、動揺したり、後悔して今聞いたことを忘れたいなら、隣に水の入ったグラスがあるから、それを飲めばいつものキャンパスライフに戻れる。私は君にとっての穆教授であり続けよう。

悔いはないようだね。ニルヴァーナ・ファミリーへようこそ。私はMuralis、山岳評議会に属するしぶんぎ座だ。これから共に道を歩んでいこう。

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Nirvana Logo by Maple Element

ニルヴァーナ(GOI-8436)は、同じ考えや(おそらく)同じような経験を持つ人々が集まった秘密結社です。メンバーは人類社会が不公平と無関心に満ちていることを普遍的に認識し、Nibel1に希望を託し、Nibelによって人類社会を改革し、善意と平等に満ちた社会となることを期待しています。

このような目的のために、ニルヴァーナによって製造された異常な物品、すなわちSCP-CN-026のようなNibelは、通常、軽度の認識災害を伴います。影響を受けた人は心変わりし、積極的に自分自身と周囲すべてを変えようとします。そして最も重要なのは、ニルヴァーナが作り出した確固たる精神的支柱があることです。ニルヴァーナは、彼らと同じイデオロギーを持つ者を見つけ、影響力を高め、最終的に人間社会を改革するという目標に到達することを望んでいます。

ニルヴァーナの現在のメンバー数は不明ですが、中心メンバー同士は星座のコードネームで呼び合っています。ニルヴァーナは現在、財団や他組織と利害的な対立はなく、中立を保っていますが、財団や他組織にはニルヴァーナの中核のメンバーに所属している人物がいることが疑われており、財団関係者はニルヴァーナに対して注意を払っています。

背景設定

かつて、この世界は異常が支配していた。彼らは神、仙人、仏陀などと名乗り、自らの異常な能力によって人類を支配し、蒙昧な時代へと導いた。しかし、人間自身の力の絶え間ない成長と社会意識の覚醒、さらには異常の衰退とともに、人間は次第にこの世の支配的地位を占めるようになり、最後に人類は異常に対して屠刀を持ち上げた……

それは何世紀にもわたって続いた人間の災難だ。噂話ひとつで、人々は自分の親戚や友人を悪魔だと糾弾することができた。ある特殊な特徴のために、人々は狂信的な面持ちで同胞を焼き殺すことができた。無数の異常実体は人々に殺されたが、死んだのはむしろ人間自身だった。異常の時代は過ぎ去り、その後に来るのは、科学の時代であった。

今日、人類と科学は世界を支配し、残りの異常を支配したり、追放したりしている。このような現状に直面して、生き残った異常実体たちは、支配と追放の運命を受け、人類と共存する道を求めるのか、それとも……立ち上がるのか?

関連団体

どこにいようと、どの道を選ぼうと、私たちの目標は一つだけ、それはすべての苦しみを終わらせることだ。

ニルヴァーナ: 理想主義者。彼らは、この世界があまりに多くの苦痛を経験したために、異常の時代が過ぎ去っても、人類はいまだにお互いを殺しあうことに熱中していると考えている。果たして異常と人間の平等な協力はこれを終わらせることができるのだろうか?

スルムヴェズル騎士団: 魔女狩りの間にニルヴァーナと共に生まれた異常組織、過激主義者。異常による支配を失った世界は必ず滅び、過去の異常による栄光を取り戻してこそ、それを終わらせることができると考えている。スルムヴェズル騎士団は第二次世界大戦で壊滅し、元首領Dracoは行方不明になった。後継者のDoradoは、スルムヴェズル投資有限会社を設立し、経済的手段で実力をつけ、グローバルな人材を活用して失踪したDracoを取り戻そうとしている。

SCP財団: 合理主義者。異常は人間社会の安定を脅かすものであり、抑制すべきであると考えている。人類の勢力の中の主導的な力の一つで、科学者を代表する。

世界オカルト連合: 伝統的な人間思想の典型。異常は人類の大敵であり、除去しなければならないと考えている。人類の勢力の中の主導力の一つで、政府を代表している。

マーシャル・カーター&ダーク株式会社: 投機家。異常の一番望ましい状態は、自らの意思を持たない商品になることだと考えている。

カオス・インサージェンシー: スルムヴェズル騎士団の友好組織であり、ヴェールを破って社会秩序を再建することに力を入れている。

バチカン神聖秘密事務局: ヨーロッパ中世期の人類最高の対異常監督機関であり魔女狩り運動の発案者。魔女狩りは後期にスルムヴェズル騎士団に痛めつけられ、幕を引いた。最終的には財団に統合された。

放浪者の図書館: スルムヴェズル騎士団は放浪者の図書館と良好な関係を築いていたが、Dracoが行方不明になった後、スルムヴェズル騎士団を主導していたHerculesが一般的な人類に関する意見による対立で、第7次超自然戦争でスルムヴェズル騎士団が放浪者の図書館に対して徹底的に敵対することになったが、放浪者の図書館の中にはスルムヴェズル騎士団の境遇に同情的なメンバーもいた。ニルヴァーナは放浪者の図書館と友好関係を維持しており、大戦時に取得したスルムヴェズル騎士団の資源をニルヴァーナに渡すことを合意している。

ハーマンフラーの不気味サーカス: Nirvanaの友好組織であり、世界中から才能ある異常な人間を探し出し、異常によるさまざまなパフォーマンスを通じて、普通の人間の異常に対する態度や受容力を改善しようとしている。

マナによる慈善財団: 観念的立場ではニルヴァーナと一致しているものの、マナによる慈善財団は長期的な効果を厳密に研究していない異常な物品を配布し、それによって大量の死傷者を出したため、現在ニルヴァーナは不定期に一部のメンバーを派遣してマナによる慈善財団に対して仕事の指導を行い、そしてマナによる慈善財団をニルヴァーナの理念の普及に活用している。

アンダーソン・ロボティクス: 涓流旅団/Streamの飛鳥座Volucresは一部のハヤブサ系アンドロイドに接触し、彼らが単なる道具ではなく、個人として存在する「人」であると信じるようになった。彼らは自己に帰属する感情を持っており、必然的に“苦痛”を生む。涓流旅団飛鳥座Volucres、SCP財団Lisa主管、MC&D中核Casparをはじめとする派閥は、この考えを堅持し、すべての苦痛を終わらせることを決意した。しかし、ニルヴァーナの組織内にもアンダーソン・ロボティクス内にも反対する者はおり、ニルヴァーナの組織内で反対しているのは、ハヤブサ系アンドロイドであれ、他のタイプの強力な人工知能であれ、これまで多くの人類に危害を与え、さらに多くの人を泥沼に陥れているからに他ならない。アンダーソン・ロボティクス社内上層部では、飛鳥座Volucresが彼らの製品販売と行動効率を阻害し、彼らの一生の成果を台無しにする可能性があると見ている。涓流旅団のメンバーである飛鳥座Volucresの行動は、必ず前進し、さらに隠密になるだろう。

他の関連団体の当カノンでの立ち位置は加筆待ちです。(誰か我こそはという方はいませんか?)

注意事項

  1. ニルヴァーナに関連する記事を投稿したら、記事の一番下にNirvanaタグを追加し、記事の種類に応じて、scptalegoi-formatタグを追加し、ニルヴァーナのハブを参照する必要があるかどうかを決定してください(方法は後述)。その後、右下の"Options "をクリックし、"Parent Page "ボタンを見つけ、"nirvana-hub "と入力し、保存してください。
  2. 最後に、このページを編集して、作成したドキュメントを適切なディレクトリの下に配置してください。

ニルヴァーナファイルフォーマット

ニルヴァーナの構成員は、理念の理解を創作に取り入れることがあり、内容によって主に神話や物語を中心とした《暮光秘典》と、詩を中心とした《涓流の詩篇》に分けられます。

すべてのニルヴァーナ記事は、次のコードをページの先頭に貼り付けることによって、Nirvanaレイアウトを参照することができます。

[[module CSS]]
@import url(http://scp-wiki-cn.wikidot.com/component:nirvana-theme/code/1);
[[/module]]

最近アップデートのバージョン2:

[[module CSS]]
@import url(http://scp-wiki-cn.wikidot.com/component:nirvana-ar-theme/code/1);
[[/module]]

理論上はメンバーそれぞれが関連した創作を行うことができますが、理念対立に関する部分は山岳評議会のメンバーが議論や討論を組織し、その議事録は山岳評議会の著書《山岳議事録》にまとめられています。



関連文書

灰のページ


図書館には宇宙の星辰のように多くの蔵書があるが、図書館の外には依然として他の超自然的な個人が書いた物語が大量に散らばっている。それらは作者とともに歴史の中に消えてしまったり、邪典や禁書として焚書されたりしている。幸いなことに再生者のリーダーの一人、Indusは、苦労の末にその一部を保存し、その貴重な残片を惜しげもなく図書館に保管している。

これらの断片は、地球上に散らばる超自然的な個体によって見聞きされた、生ける屍と再生者の埃まみれの歴史がつづられている。Indusは、これらの書籍を図書館に提出したとき、次のような言葉を残した。

“歴史は永遠に忘れられてはならない。”

収蔵抜粋

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