(訳注: これはフランス支部独自のシステムである「脅威レベル」について説明されたガイドであり、全ての支部がこのガイドに準拠する訳ではないことを了承してください)
財団の最近のいくつかの報告書では、「脅威レベル」と呼ばれる指標が含まれています。このデータにより、私たちは収容違反を起こした際のSCPオブジェクトの危険性を推測することができるようになります。
注意: この分類システムは、既存の分類システムの補佐的な役割を請け負っています。
各色で表される7つのレベル:
○ 白:
これに指定されたオブジェクトは財団にとって有益であり、その使用はオブジェクトの特別収容プロトコルで指定されているように、厳密に調整されています。多くの場合、Safeのオブジェクトが指定されます。
● 青:
これに指定されたオブジェクトは有益である可能性がありますが、周知されているように、特定の個人に対して特定の方法で動作する予測不可能な物体もしくは存在に対して使用することはできません。多くの場合、SafeやEuclidのオブジェクトが指定されます。
● 緑:
これに指定されたオブジェクトは適切に使用されているのであれば、有益でも有害でもありません。多くの場合、SafeやEuclidのオブジェクトが指定されます。
● 黄:
これに指定されたオブジェクトは(収容されているかいないかに関わらず)単独で、特定の状況下において効果を発動させることができ、有害ですが、例えばうまい方法があればそれらの条件が満たされないように安定に保つことができ、容易に制御することが可能です。多くの場合、SafeやEuclid、Keterのオブジェクトが指定されます。
● 橙:
これに指定されたオブジェクトは危険であり、予測不可能で、容易に制御することはできません。多くの場合、EuclidやKeterのオブジェクトが指定され、またこれは人型のオブジェクトに割り当てられる最低限の脅威レベルです。
● 赤:
これに指定されたオブジェクトは予測不可能であり、大規模な被害をもたらすような能力を有しています。おそらくK-クラスイベントの代名詞であり、これに指定されたオブジェクトの収容違反の防止は優先的に考慮されるべきです。多くの場合、EuclidやKeterのオブジェクトが指定されます。
● 黒:
これに指定されたオブジェクトは世界規模での被害を引き起こす可能性があり、その収容違反はXK-クラス世界終焉シナリオと同義であるため、より一層優先順位を考慮すべきです。ほとんどの場合で、Keterのオブジェクトが指定されます。
オブジェクトが不明な状況で未知の動作を行った場合、二次的な脅威レベルを割り当てることが可能である点に注意してください。
脅威レベルが存在しない場合には、この用語は次のように示されます。:未定
例: あなたのオブジェクトが、綿100%のピンクのチュチュを着ている一本足のサックス奏者の存在する全ての多元的宇宙の爆発を気まぐれに引き起こす石である場合……さて、あなたのSCPオブジェクトはすでに冗談の産物ではないので、この場合はSafeと黒が割り当てられるべきです。それはXK-クラス世界終焉シナリオを引き起こす可能性を秘めているので、そのリスクはほぼ0であるとしても、そのような事態が発生する機会が十分に存在していると考えて、黒と指定されることを確認してください。
逆に、テレポートを行うことで自由自在に舌を引っ張る汚いジョークのような人型の存在はEuclidと橙が割り当てられます。