Nx-74
評価: +47+x
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{$item-text} Nx-74
LEVEL2
RESTRICTED
ネクサスクラス:
asphodel
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現地当局:
神音町役場
人口密度:
high
アイテム番号: {$item-number}
レベル2
収容クラス:
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副次クラス:
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撹乱クラス:
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収容施設:
呪術研究・収容サイト-81ET
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gamine-town.png

Nx-74航空写真(1975年撮影)


対ネクサスプロトコル

Nx-74は日本国の地方自治体であるため、日本国政府との一般協定1および日本超常組織平和友好条約2に基づき、全面的な機動部隊の展開、Nx-74全域の閉鎖、記録削除は制限されています。一般市民の高い居住密度から、Nx-74で発生する呪詛事象・超常的事案には穏当な解決手段が求められます。通常は、Nx-74内の呪術研究・収容サイト-81ETから派遣された少人数の調査エージェントによる初期評価の後、解呪・収容を行います。

名辞による異常領域の拡大を防ぐため、Nx-74と周辺自治体との合併運動は財団の政治資産によって妨害されます。また、Nx-74に財団フロント企業を複数進出させることで地域経済を安定させ、財政的な合併事由を排除します。


説明

神音町

city_symbol_Gamine.svg
日本国
地方 近畿地方
都道府県 兵庫県
面積 41.2 km2
人口 46,873人 (2022年4月)
人口密度 1,138人/km2
町長 戌頭 ハリストフォル
(19-21代、2012年〜)

Nx-74は日本国兵庫県の南東部に位置する神 音 町がみねちょうです。西宮市、伊丹市、猪名川町、西谷村などと隣接し、川辺郡に属しています。後述する呪詛事象の頻発を除けば非異常の都市であり、ヴェール3の保護下にある多くの一般市民が居住しています。

呪詛とは、負の情動を儀式によって具象化・現実化する行為、あるいはそれによって引き起される現象を指します。呪詛による影響・状態を表す呪縛、呪詛を内包し周囲に危害を及ぼす呪物、特定の領域内で機械的に動作する呪詛災害、実体化して目的完遂のために行動する呪詛実体4など、呪詛に関連する現象を総称して呪詛事象といいます。

呪詛事象は奇跡術5現実改変6などとは異なり、一般に適用できる法則や体系が判明していません。ただし、「すべての呪詛事象は固有の原則を持ち、原則には解が必ず存在する」という公理が知られています。そのため、呪詛事象のごく一部を技術化した呪術以外の手段で呪詛事象が発生することは非常に稀です。

Nx-74内で発生する呪詛事象の年間件数は平均50件超です。これは近隣のFP-06("中国地方の穴蔵")7Nx-60("アウターオーサカ")8などと比較しても、その頻度において突出しています。この原因は未だ不明であり、サイト-81ETの主要な研究テーマとなっています。しかし緒蔵おぐら地区泉 境せんきょう地区の呪詛事象がNx-74との合併後に急増した記録から、“神音”という地名を対象にした大規模名辞-土地対象呪縛であるとする見解が主流です。

補遺1: Nx-74の歴史

以下の情報はレベル3/Nx-74クリアランスが要求されます。

    • _

    財団記録・情報保安管理局より通達

    以下の文書では、特に断りのない限り「Nx-74」は現在のNx-74=兵庫県神音町に対応する地理的領域を指しています。また、必要に応じて現代語訳・和訳が加えられており、一部原文と異なる可能性があります。

    — RAISA管理官、マリア・ジョーンズ

    古代: ダエーワの残滓

    kofun.jpg

    黄山きやま荘園そうえん古墳 墳丘 (2010年撮影)

     古代、Nx-74の地は人々の定住を拒みました。Nx-74を囲む武庫川むこがわ猪名川いながわが氾濫を繰り返し、可住性を著しく下げていたためです。しかし人々は懸命にこの地に分け入り、弥生時代頃にはムラを営み始めます。かれらの生活は、銅鐸や円鏡といった当時の発掘物から窺い知ることができます。

     3-7世紀頃の兵庫県で多数造成された古墳は、Nx-74でも至るところで目にすることができ、歴史的名所として愛されています。今でこそ観光資源となっている古墳ですが、古墳時代終末期9のそれらは時代の要請を受けた特殊な用途を有し10プリミティブ・ソーシャルギアス、すなわち各共同体の首長が下層階級の労働力を搾取するために構築したくびきにして、ヤマト王権が律令制を強固にすべく敷かせた布石となっていました。
     下層階級に押し込められた人々は日々の苦役に鬱屈し、そのフラストレーションは7世紀頃に爆発します。発狂のうちに脆弱なギアスを破った民衆は、吸い寄せられるように長尾山の麓に集い、当地の有力者を標的とする呪詛儀式を執行しました。黄山荘園古墳11は忌むべき地方有力者たちを変死させる呪詛災害と化し、また儀式に使われたモチーフの特殊性は副次的に単方向・狭型ポータル12を生じさせ、当時の正常性維持ポリシーにとって重大な課題となりました。
     本インシデント中に民衆は集団幻覚および異言を発症し、起源および意味不明の“ウタ”を合唱したとされています。この結果、ポータルの安定性が向上し、事態の早期収拾が困難になりました。本件は当時の政権の対アノマリーポリシーが音響・舞踊学的アノマリー研究を強化するインセンティブとなり、同時期の楽官(のちの雅 楽 寮うたまいのつかさ)13成立に繋がりました。一方民間ではこの“ウタ”が口承され、今日こんにちの神音民謡に発展しました。

     8世紀に入っても呪詛災害とポータルは残存していましたが、高僧の徳道14黄山寺おうざんじ15で執り行った儀式を経てようやく消失することになります。しかしポータル消失まで1世紀近くを要したことで、少なくないNBR16が周辺地域に流入していました。
     NBRはNx-74における商取引の対象となり、珍品取引の噂がNx-74外にも流れ、周辺地域からも行商人が集い始めました。当初蒐集院はこの事態に懸念を示しました。しかし行商人から得られるアノマリーや各地の情報は院にとってもメリットが大きかったため、黄山寺に拠点を置き、市場を管理するという方策を選びました。数世紀を経て、院の蒐集活動が全国的に進む中でアノマリーの流通量も減少し、NBR市場は非異常の蚤の市・骨董市に変化していきました。

    呪詛と“呪術”

     財団が1910年代後半に呪術学を体系化17するまで、呪詛事象は奇跡術の一種と捉えられていました。そのため20世紀以前の文献で“呪詛”、“呪術”などと記録された事象には、今日であれば奇跡術に分類されるものも多分に混在していると考えられています。こうした呪詛事象と奇跡術の混同は、蒐集院や陰陽寮などの国内超常機関にも見られました。そのためNx-74は8世紀頃から「超常的事案がやや多い地域」と認識されてこそいたものの、その呪詛事象の頻度が注目されることはありませんでした。
     一方、呪詛事象という概念がなかった古代から、Nx-74が呪詛のエキスパートを多数輩出していた可能性が指摘されています。近年の超常史学者ならびにアーキビストの努力により、呪詛事象との関連が推定される古代の文献にNx-74出身者の名前がたびたび見られることが分かっています。特にこれらにおいて、戌 頭いがしら家、利河りがわ家など現代呪術学でも著名な一族の名があることは特筆に値します。

    中世: 蒐集院の衰退

    mine_shaft.jpg

    “太閤の遺産”封印場所につながる坑道(2010年撮影)

     10世紀末〜11世紀初頭、近畿一帯でのSCP-1420-JP(花山法皇)18の活動がNx-74にも多大な影響を残しました。特筆すべきは変異以前のSCP-1420-JPによる黄山寺への訪問です。SCP-1420-JPは8世紀以来安置されていた徳道の儀式具を暴いて“協力者”に渡し、代わりに武力資産(SCP-1420-JP-1)による支援を約束されました。後者は11世紀半ばの平安京襲撃(甲申の禍)にて多大な被害を生むことになります。

     戦国期から江戸初期の記録は後の蕨騒擾事件19によって散逸しているものの、黄山寺を中心に蒐集院が影響力を保持し続けていたと推測されています。この体制が変化し、Nx-74の管理が江戸幕府に移ったのは、按察使20の金地院崇伝21によって、“太閤の遺産”と呼ばれる口碑実体群の存在が暴露されたことがきっかけでした。

    慶長二十年22五月 按察使 金地院崇伝が記す。

    大坂の大戦23の直後、豊臣方の落人に不穏な動きあり。西方に魑魅魍魎を秘匿し、御公儀に反抗する兆し有、と。
    私が一番最初に目を付けたのは播磨多田銀山24である。豊臣家の主要な財源でもあり、また大坂の戦時に捕らえた敵将も隠し金の存在を仄めかしていた。

    [中略]

    内院の研儀により多田銀山は妖怪共の巣窟となっていることが明らかとなった。また、入口の一つに五七の桐の紋が刻まれており、豊臣家が妖怪を従え反抗する計画の証拠となった。
    直ちに院は坑道を厳重に封印し、麓や近辺の農民の間で噂となっていた埋蔵金は存在しないと虚偽を流布することで蒐集完了とした。

     崇伝が1633年に死去すると、かねてより幕府の宗教的・超常的権威を高めようとしていた3代将軍徳川家光によって、崇伝が1人で担っていた職掌は解体され、寺社奉行などの新たな機関が成立しました。このうち、超常的事案は寺社奉行の下位部門・鬼 神 改 役きしんあらためやくが担うことになりました。また、先般の報告により多田銀山に安全保障上の課題を認識した家光は、多田銀山とその周辺地域(Nx-74を含む)の管理権を院から剥奪し、鬼神改役に委ねました。

    近代: IJAMEAの台頭

    igashira.png

    戌頭 猝卦わそか(撮影年不詳)

     明治維新により幕府系超常機関が解体され、Nx-74周辺地域の管理は蒐集院に戻りましたが、その約30年後に再び院の手から離れることになります。

     189█年の臥竜事件25によって、大日本帝国異常事例調査局(IJAMEA)が大日本帝国の超常施政のイニシアティブを握りました。IJAMEAは国内の超常組織に対して異常存在の譲渡をたびたび要求し、院は保有している異常存在の秘匿・再封印を陰で実行しました。度重なる圧力によりNx-74を含む多田銀山の管理権は1895年にIJAMEAに渡りますが、院が新たに施した封印により、“太閤の遺産”が戦後まで解放されることはありませんでした。

     20世紀、Nx-74は移民の流入により国際色の強い地域に変貌します。その先駆けとなったのは白系ロシア人と呼ばれるエスニック集団でした。白系ロシア人とは主に、ロシア革命で旧ロシア帝国が崩壊する前後、この革命に反対する立場を取り国外亡命した者のことをいいます。
     哈爾浜ハルビンを経由して次々と押し寄せる白系ロシア人に日本政府は当初難色を示していました。しかし、難民の中にツァーリの賢人団ロシア帝国非常官房秘匿庁などの旧ロシア帝国超常機関の構成員や妖術師が含まれていることが確認され、かれらが持ち出したアノマリーや超常的知見にパラアーキビズム26的重要性が見出されたことで、積極的な受容政策に転じました。
     この白系ロシア人の受け入れ先に、

    • 大陸との貿易が盛んだった兵庫県瀬戸内海臨海部に程近く、人口がまばらな地域である。
    • IJAMEAの拠点がある神音町(現Nx-74神音地区)に隣接している。

    という理由から、泉境村(現Nx-74泉境地区)が選定されました。また、この決定には貴族院議員であり、IJAMEAに協力的だった戌頭家の当主・戌頭猝卦男爵が関わっていたと考えられています。
     これをきっかけに移民地区としての発展を始めた泉境地区は、やがて白系ロシア人のみならず関西圏の在日朝鮮人や華僑も移住するようになります。

    戦前: 神音研究所

     IJAMEAはNx-74を取得したものの、蒐集院による“太閤の遺産”の封印を破れなかったため、軍事利用計画が頓挫し同地に対する興味を失っていました。それ以降しばらくの間、IJAMEAはNx-74に対し異常物品管理用の小規模施設を置く以上の干渉は行いませんでした。しかし、1920年にIJAMEAが同盟オカルト連合(AOC)に加入し、統一奇跡論、そして統一奇跡論に合致しない呪詛事象の存在を知ると、俄かにNx-74への関心を取り戻しました。
     IJAMEAはNx-74に呪術学研究機関・神音研究所を設置し、戌頭家の協力でNx-74の呪物、呪詛実体、呪縛者を収容し、種々の呪詛事象の制御を研究しました。
     とりわけ呪詛災害は、「攻撃性の高い反因果律空間を生成する」という兵器に転用しやすい呪詛事象であったため、最重要研究テーマとされました。呪詛災害に特化した研究棟として、緒蔵地区緒蔵温泉街廃墟群内に神音研究所別棟が設置されました。
     洗脳で怨念対象を固定する人工的な大規模呪詛、白色人種のみの殲滅を目的に駆動する呪詛実体群、結界術の応用により広い屋外領域で呪詛災害を展開する技術など、様々な呪術兵器が神音研究所で考案されました。また、呪術に特化した"孤影"部隊・波組の"製造"を担当し、呪物化した兵士や呪詛実体と融合した兵士が製造されました。
     しかしながら、一連の取り組みはほとんどが実を結ばず、数々の野心的研究のために払われた犠牲は、呪術学の基本たる三大アポファティコス:

    • 呪詛の制御困難性
    • 呪詛の分類困難性
    • 呪詛の客観的説明困難性

    を再確認するにはあまりに大きすぎるものでした。

    戦後: 財団の統治

    modernlibrary.jpg

    サイト-81ET (2010年撮影)

     終戦後、財団はIJAMEAと共に研究所を運営していた戌頭家に対し、極東国際超常軍事裁判27の不起訴を条件に、研究所接収の協力および超常社会における職位放棄を要求しました。一方の戌頭一族は、終戦直後に一族の大量不審死を経験しており、失意と疲弊の中でこの要求を拒む気力は残っていませんでした。
     戌頭家の指揮下になかった"孤影"部隊・波組構成員は接収前に逃亡に成功しており、まもなくIJAMEA残党とともに多田銀山で“太閤の遺産”を解放し、蕨騒擾事件を起こしました。蕨騒擾事件は財団・GOC連合部隊によって鎮圧されたものの、IJAMEA残党に回収されなかった口碑実体が多田銀山内の坑道を徘徊していたため、財団は多田銀山一帯をNx-74に臨時指定して、機動部隊ファイ-49("ベンケイ")による収容作業を行いました。
     神音研究所はその研究内容から財団に非常に注目されました。IJAMEAは呪詛事象の制御困難性こそ克服できませんでしたが、かれらが研究の過程で残した多様なデータは、呪術学の発展につながる貴重な示唆に富んでいました。研究所は複数回にわたる慎重な検査を経た上で、臨時サイト-57に転用されました。

     1953年に旧神音町は旧泉境村と合併し、今日こんにち神音町が成立しました。
     サイト-57で呪詛事象の統計解析を行っていたアルバート・ヘンネフェルト(Albert Hennefelt)は、泉境地区内での呪詛事象発生件数が合併後に急増したことを発見し、明治期の記録から1910年に合併した緒蔵地区も合併後に急増していたこと、神音町の行政区画内で有意に呪詛事象が多いことを証明しました。この研究から、呪詛事象の頻発と神音という地名の間に関連が疑われました。
     これを受けてサイト-57の黒田くろだ 寿江ひさえ管理官は正式なネクサス指定申請を行い、81管区理事会はこれを承認しました。また、同時期に多田銀山の口碑実体の収容任務が完了していたため、多田銀山のネクサス指定は解除され、ネクサスナンバー“Nx-74”神音町に再割り当てされました。また、臨時サイトであったサイト-57も収容機能を強化した上で呪術研究・収容サイト-81ETに改組されました28

    現代: 変わりゆくNx-74

    hanshin_map.png

    SCP-1420-JP収容違反に
    関連する財団施設

     1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災とそれに伴うSCP-1420-JP収容違反は、Nx-74にも大きな被害をもたらしました。
     サイト-81██から収容違反したSCP-1420-JP-1群は一斉に北上し、尼崎市街を蹂躙しました。近畿地域の収容施設を統括するサイト-81KK鹿島かしま 昭三しょうぞう管理官(当時)は、伊丹空港での迎撃を決断し、サイト-81KK・サイト-81ET所属機動部隊、航空自衛隊から成る特設攻撃部隊を組織しました。
     尼崎市街に散らばっていたSCP-1420-JP-1群は、JR福知山線を走行する、SCP-████-JPを解放した電車29によって伊丹空港まで誘引され、待機していた特設攻撃部隊と交戦しました。伊丹空港での交戦や、誘引しきれなかったSCP-1420-JP-1との市街地戦での死者は最終的に164名にのぼり、これらは震災による死者として処理されました。
     阪神・淡路大震災に起因して発生した阪神圏の連続収容違反30は、財団にサイト間の連携体制について再考を促しました。

     2000年代後半になると、20世紀以来燻っていた対移民感情が国際情勢の変化に刺激され、Nx-74内外からのヘイトスピーチを引き起こしています。かかる負の情動およびNx-74特有の呪術学的環境を踏まえ、移民やその子孫を対象とする大規模な呪詛事象発生が懸念されています。サイト-81ETではそれを未然に防ぐべく、儀式的行為の阻止や呪物化リスクの高い骨董品・アノマリーの回収が進められています。

補遺2: Nx-74の地理

以下の情報はレベル1/Nx-74クリアランスが要求されます。

    • _
    map.png

    神音町地図
    赤: 緒蔵おぐら地区
    紫: 神音地区
    青: 泉 境せんきょう地区

     Nx-74("神音町")は北東部の緒蔵地区、南西部の泉境地区、そしてこの2地区に挟まれた神音地区から成ります。

     神音地区旧緒蔵村旧泉境村と合併する以前の旧神音町に相当します。神音町役場や神音音楽堂、神音町立中央図書館(サイト-81ET)など市の象徴となる建物が存在する地区であり、神音町の政治と芸術の中心地としての役割を果たしています。著名な高級住宅街でもあり、洗練された景観の存在も含めて華やかで文化的な別荘地として高い人気を誇っています。
     この地区は呪術に熟達した名門家系を複数輩出しており、時の中央政府や権力者との繋がりが形成された時代もありました。このため神音地区は、歴史的観点から現在でも多角的な文献・実地調査の対象となっています。

     泉境地区は人口の約3割(約8000人)が旧ソ連、朝鮮半島、中国および台湾からの移民およびその子孫で構成されます。特に20世紀前半に移住した白系ロシア人は、ピアノ31等の楽器講師として活躍し、神音地区の伝統的民謡と共に「音楽のまち 神音」発展の基礎となりました。また今日こんにちのNx-74の名物行事である蚤の市・骨董市の成り立ちも、20世紀移民の互助活動や、移民に対する草の根的支援が関わっています。近年では、ロシア人街や中華街など移民が築いたエスニックな街並みが人気を集め、観光客が増えています。
     一方、兵庫県を介した犯罪組織間の接触が確認されて以来、こうした移民由来コミュニティは薬物の密輸や超常的外科手術の斡旋など、ヴェール内外に関わる国際犯罪の温床として疑われています。警視庁公安部特事課、GOC極東支部香港警察新茶嶺警署大韓民国国家超常防災院などアジア極東地域の超常安保機関は、Nx-74に出入りした人物への警戒を強めています。

     緒蔵地区は1世紀以上継続して廃墟である緒蔵温泉街廃墟群を抱える地域です。3地区の中で人口は極端に少なく、開発が中止された1913年以降地区全体の保守管理もほとんど行われていません。
     緒蔵温泉街廃墟群は広域呪詛災害指定廃墟群に指定されており、解呪はおろか建造物の解体にも成功していません。そのため、廃墟群につながる道を監視し、心霊スポット探索に来た一般市民の侵入を防止していますが、対策が追い付いていないのが現状です。

補遺3: Nx-74に関連するGoI・PoI

以下の情報はレベル3/Nx-74クリアランスが要求されます。

    • _

クロスリンク記事のバックリンク反映用です。
大怪獣決戦テイル 第一部
1998年 ハブ
組織犯罪対策特別措置報告書:暗号名「反黒」
世界オカルト連合極東部門 新入職員へのオリエンテーション
PHYSICS部門フィールドマニュアル13:特殊事態:人型脅威存在
████████████教授の応用奇跡論の講義の書き起こし
要注意団体-JP
要注意団体-RU
要注意団体-UA
準要注意団体-ZH
要注意団体-ZH
日辻養の提言
大日本帝国異常事例調査局ハブ
日本超常組織平和友好条約機構 ハブ
要注意領域
御舍利の提言 / 第〇〇〇八番
好きやねん、アウターオーサカGP
霊子論入門者への追加講義、あるいはクソデカ猫ちゃんとウォーターポンププライヤーの幽霊の作り方
第一級異災特区での別次元・空間探索産業について
SCP-045-INT
scp-078-ua
SCP-1390-RU
SCP-1420-JP
SCP-1483
SCP-2480
SCP-1001-JP
SCP-2655-JP
SCP-3554
保安施設ファイル: サイト-81ET
保安施設ファイル: サイト-81KK
死人に口あり生者に目あり
三弟子、再び 前篇
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SCP-1128-JP
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SCP-3687-JP
SCP-540-JP
poczatki-normalnosci-i-jej-przyszlosc
scp-2014-ua-ex
GoGoGo!And Go's On!
SCP-1000-KO
ネクサス・ハブ
FAQ;~ヒュームって一体全体なんだ?
SCP-CN-2874
臨時施設ファイル: サイト-49-ARC
プリチャード学院大学: 人文学教養科目『アーカイブズ学A』特別講義「財団外における史資料保存の歴史(日永田 芳次)」
骨の在処
蒐集のあと
繡子とイブキの贖罪 其ノ壱「いつも心に太陽を」
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    animation-duration: calc(0.45s * var(--timeScale));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: ease-out;
    animation-fill-mode: backwards;
}
div.top-center-box > :nth-child(1) { animation-delay: calc(0.2s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(2) { animation-delay: calc(0.32s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(3) { animation-delay: calc(0.45s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(4) { animation-delay: calc(0.61s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(5) { animation-delay: calc(0.75s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.top-center-box > :nth-child(6) { animation-delay: calc(0.95s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
 
/* TOP TEXT */
div.top-left-box, div.top-right-box {
    clip-path: polygon( 0% -50%, 150% -50%, 150% 100%, 0% 100%);
}
 
div.top-left-box > *, div.top-right-box > * {
    position: relative;
    animation-name: bottomup;
    animation-duration: calc(0.65s * var(--timeScale));
    animation-delay: calc(0.5s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: ease-out;
    animation-fill-mode: backwards;
}
 
/*-----------------------------------*/
/*-----------------------------------*/
 
/* CONTAINMENT, DISRUPTION, RISK CLASSES */
div.text-part > * {
    clip-path: polygon( 0% 0%, 100% 0%, 100% 100%, 0% 100%);
    animation-name: expand2;
    animation-duration: calc(0.5s * var(--timeScale));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
    animation-fill-mode: backwards;
}
div.text-part > :nth-child(1) {
    animation-name: expand1;
}
div.text-part > :nth-child(1) { animation-delay: calc(0.6s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.text-part > :nth-child(2) { animation-delay: calc(0.75s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
div.text-part > :nth-child(3) { animation-delay: calc(0.86s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
 
div.main-class::before, div.main-class::after {
    animation-name: iconslide;
    animation-duration: calc(0.45s * var(--timeScale));
    animation-delay: calc(0.8s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
    animation-fill-mode: backwards;
}
 /* BOTTOM TEXT */
div.main-class > *,  div.disrupt-class > *, div.risk-class > * {
    white-space: nowrap;
    animation-name: flowIn;
    animation-duration: calc(0.42s * var(--timeScale));
    animation-delay: calc(0.75s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: ease-out;
    animation-fill-mode: backwards;
}
 
/*-----------------------------------*/
/*-----------------------------------*/
 
/* DIAMOND */
div.arrows {
    animation-name: arrowspin;
    animation-duration: calc(0.7s * var(--timeScale));
    animation-delay: calc(0.6s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
    animation-fill-mode: backwards;
}
 
div.quadrants > * {
    animation-name: fade;
    animation-duration: calc(0.3s * var(--timeScale));
    animation-delay: calc(1.4s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
    animation-fill-mode: backwards;
}
 
div.top-icon, div.right-icon, div.left-icon, div.bottom-icon {
    animation-name: nodegrow;
    animation-duration: calc(0.4s * var(--timeScale));
    animation-delay: calc(1.4s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: cubic-bezier(.12,.41,.27,.99);
    animation-fill-mode: backwards;
}
div.diamond-part {
    clip-path: polygon( -10% 0.37%, 120% 0.37%, 120% 100%, -10% 100%);
    animation-name: diamondBorder;
    animation-duration: calc(0.8s * var(--timeScale));
    animation-delay: calc(0.5s * var(--timeScale) + var(--timeDelay));
    animation-iteration-count: 1;
    animation-timing-function: cubic-bezier(.32,.38,.39,.94);
    animation-fill-mode: backwards;
    will-change: box-shadow;
}
 
/* MOBILE QUERY */
@media (max-width: 480px ) {
    .anom-bar > .bottom-box::before {
        display:none;
    }
    .anom-bar > .bottom-box {
        box-shadow: 0 -0.5rem 0 0 rgb(var(--black-monochrome, 12, 12, 12))!important;
    }
    div.top-center-box  > * {
        animation-name: bar-mobile;
        animation-duration: calc(0.9s * var(--timeScale));
    }
    div.top-center-box > :nth-child(1) { animation-delay: calc(0.1s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
    div.top-center-box > :nth-child(2) { animation-delay: calc(0.2s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
    div.top-center-box > :nth-child(3) { animation-delay: calc(0.3s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
    div.top-center-box > :nth-child(4) { animation-delay: calc(0.4s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
    div.top-center-box > :nth-child(5) { animation-delay: calc(0.5s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
    div.top-center-box > :nth-child(6) { animation-delay: calc(0.6s * var(--timeScale) + var(--timeDelay)); }
 
}
 
/*--- Motion Accessibility ---*/
@media screen and (prefers-reduced-motion: reduce) {
    div.anom-bar-container { --timeScale: 0!important; }
}
 
/*-------------------------*/
 
@keyframes divider {
    from { max-width: 0%;  }
    to { max-width: 100%; }
}
 
@keyframes bar {
    from { max-width: 0%; }
    to { max-width: 100%; }
}
@keyframes bar-mobile {
    from { max-height: 0%; }
    to { max-height: 100%; }
}
 
@keyframes bottomup {
    from { top: 100px; }
    to { top: 0; }
}
 
@keyframes expand1 {
    from { opacity: 0; clip-path: inset(0 calc(100% - 0.75rem) 0 0); }
    to { opacity: 1; clip-path: inset(0); }
}
@keyframes iconslide {
    from { opacity: 0; transform: translateX(-5rem); }
    to { opacity: 1; transform: translateX(0); }
}
 
@keyframes expand2 {
    from { opacity: 0; width: 1%; }
    to { opacity: 1; width: calc(100% - 0.25rem); }
}
@keyframes fade {
    from { opacity: 0; }
    to { opacity: 1; }
}
 
@keyframes flowIn {
    from { opacity: 0; transform: translateY(20px); }
    to { opacity: 1; transform: translateY(0); }
}
 
@keyframes arrowspin {
    from { clip-path: circle(0%); transform: rotate(135deg); }
    to { clip-path: circle(75%); transform: rotate(0deg); }
}
@keyframes nodegrow {
    from { transform: scale(0);}
    to {  transform: scale(1);}
}
@keyframes diamondBorder {
    from { box-shadow: -0.5rem -20rem 0 0 rgb(var(--black-monochrome, 12, 12, 12)); }
    to { box-shadow: -0.5rem 0 0 0 rgb(var(--black-monochrome, 12, 12, 12)); }
}

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