観測ログ709
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SCP-709で発生した観察の記録

名前、日付と観測の開始時間、および観察に費やした時間の長さを記載してください。

名前: エージェント タルモー
日付: 2009/04/01
開始時間: 23:15頃
所要時間: 約20分
観測したもの: 雪の中で遊ぶ、ミトンとブーツを着用したアライグマの一家。雪玉を投げ、雪アライグマを作り、その他の冬の遊びに勤しんでいた。

名前: エージェント トンプソン
日付: 2009/06/01
開始時間: 19:30
所要時間: 23分
観測したもの: クマ、シカ、オオカミ、鳥、ヒツジ、アライグマ、リスを含む数種類の野生動物(全て二足歩行)。現代の自動兵器や、数門の未来的なレーザー砲を用いて戦争を行っていた。

名前: █████博士
日付: █████/01/08
開始時間: 12:00
所要時間: 30分
観測したもの:

  1. 巨大な樹のような生物。観測中に4フィート移動した。数回にわたって“枝”を振り回し、[データ削除]。
  2. 胸郭の一部と思われる翼で滑空する、有毒と思しき大トカゲ。
  3. ハイイログマの小規模な一家。カメレオンのそれと同様の舌と、胸郭の半ばから生える3対目の足があった。
  4. [データ削除]、観察されていることに気付いている。意識レベルは最小限のように思われ、対象の肉体的寸法によって相互作用の可能性は制限されていた。

名前: エージェント キャリオントルーパー
日付: 2009/10/07
開始時間: 09:10頃
所要時間: 約50分
観測したもの: 1頭のパラサウロロフスを狩る、ヴェロキラプトルの群れ。肉の切断には黒曜石のナイフを使用し、余った肉は袋状の容器に入れて持ち運んだ。パラサウロロフスを解体すると、ヴェロキラプトルたちはその場を後にした。彼らが去った直後に、小さな正体不明の恐竜が死骸に走り寄って噛み付いた。

名前: エージェント ハンター、ビデオカメラ持参。
日付: 2009/05/17
開始時間: 17:10頃
所要時間: 約45分
観測したもの:
[エージェント]: まず最初に、木馬に乗った子供が、“フレンドリーな鳥たちの小規模な群れ”らしき生物に追われて空を飛び回っているのが観測された。鳥は在来種と一致せず。彼らが飛び去った後、数本の木が倒れていくのが見えたが、実際に倒れたことを示す音は聞こえなかった。最後に、ポニーと同サイズの“ミニチュア象”の群れが通り過ぎていった。
[カメラ]: カメラには何も記録されていなかった。具体的には、記録されていたのは正常な森林環境の音を伴う1枚の静止画(飛行中の鳥が少なくとも2羽映っている)だった。

名前: ライト博士
日付: 2009/08/10
開始時間: 08:30
所要時間: 約60分
観測したもの: 大きさと形状の変化する1体の生物。近くの水中から現れた後、続く1時間で人間の進化の過程を再現した。まず初期の両生類として現れた対象生物は、ゆっくりと脚・腕・毛皮・歯を成長させ、二足歩行に移行し、棒を道具として使い始めた。対象は人間の現段階に達してからも約5分間変化 (手足の指は長く、目は大きくなり、身長は低下) を続けた後、唐突に「とても素早くてとてもデカいSCP-682」のような生物に捕食された。ライト博士は若干の動揺を示しつつも、このプロセスが「科学的に魅力あるものだった、記録しておけばよかった」と述べた。

名前: ガルシア博士
日付: 2010/11/11
開始時間: 14:45
所要時間: 約25分
観測したもの: 窓の外の環境は、観測地点の高さを超える液体の深みに没している(████████████████████に基づき、液体はメタンで構成されていると思われる)。“海”の水面も底も観察できず、照明条件は非常に悪かった。各個体の体長が40mを超える、マンタのような生物発光生命体の一群が観測地点を通り過ぎていった。

名前: エージェント ポー
日付: 2012/03/20
開始時間: 17:40
所要時間: 約15分
観測したもの: 巨大な、奇妙に歪んだ人間の顔が、観測地点のすぐ上に出現。エージェントを数分間凝視した後、[データ削除]。死骸からは人間のように見える生物が数多く形成され、その全てが観察者に気付いているように思われた。

名前: チェスロコフ博士
日付: 2012/05/15
開始時間: 12:12
所要時間: 約38分
観測したもの: 1頭の雄のPan troglodytes (チンパンジー)が、観測地点から見て南西の方角から、以下の物を持って出現。

  • 左手には、█████ █████ブランドのスムージーカップ。透明なストローを通して紫の液体が見える。
  • 口には、製造マークの無いスマートフォン。
  • 右の小脇には、█████████というタイトルの小説。

チンパンジーは1本の木に辿り着くと登り始め、やがて観測者の目線と同じ高さにある30m離れた枝に座り込んだ。残りの時間、チンパンジーは時折スムージーを啜りスマートフォンをチェックしながら、熱心に本を読み続けた。これが37分続いた後、チンパンジーは急に立ち上がり、木を降りて、やって来た方角へと去った。

名前: カロン研究員
日付: 2012/06/05
開始時間: 11:32
所要時間: 約23分
観測したもの: “クワッドランナー”に類似する4輪駆動車に乗った、5匹のSuricata suricatta (ミーアキャット) 。全ての個体は、中心に大きな太陽を、上部に光輪を、その周囲に“サン・エンジェルズ”という語句を刺繍した皮ベストを着用していた。理解不能な鳴き声と吠え声を用いて交信しつつ、彼らは何かを探しているように見受けられた。約10分後、彼らは大きな円を形成し、車を降りて中心に接近した。円が直径25mになった時、何かが中心部の藪から飛び出して逃げようとした。振り向いて自身が包囲されていることに気付いた後、中心にいた生物 ― オオカミのような外見のヒト型生物 ― は最後の抵抗を試みた。ミーアキャット5匹は接近して、長い爪でオオカミ型生物の内臓を引き出し、ある1匹がオオカミの首を頭上に掲げた時点で勝利の雄たけびを上げた。カロン研究員は大いに動揺しており、「あんなもんを見た後でライオンキングが楽しめるか」と述べた。

名前: ザラ博士
日付: 2012/04/10
開始時間: 11:17
所要時間: 約45分
観測したもの: 植生には変化なし。1頭の非常に巨大な馬がゆっくり西に進むのを除き、動物も姿を見せなかった。大気中の光は、馬が少なくとも20km離れた位置におり、体高5km以上であることを示唆する。

名前: フォード研究員
日付: 2012/12/10
開始時間: 13:13
所要時間: 約10分
観測したもの: フォード研究員は完全に混乱した状態でツリーハウスを退出した。彼はその後、樵の服を着た男性4名が1本の丸太の周囲に集まっているのを見たと証言した。男たちはいずれも明確な顔の特徴を有していなかった。1人は真鍮製と思しきトランペットを持ち、本来なら口があるべき場所に当てていた。2人目はバスケットボールを両手の間でドリブルしていた。3人目はハトに似た灰色の鳥を入れた鳥籠を持っていた。最後の4人目はピーナッツバターの瓶とプラスチック製のナイフを持っており、ナイフで丸太にピーナッツバターを塗り始めた。フォード研究員は、ピーナッツバターが丸太に塗られ始めた10分後になっても瓶の中身が空にならなかったことを妙に不安視していた。これは正常なパラメータの範囲内として記録され、心理テストを受けさせる必要は無いと判断された。

名前: ガムズ博士
日付: 2013/05/27
開始時間: 14:35
所要時間: 約42分
観測したもの: Vespa mandarinia (オオスズメバチ)に似た昆虫の群れが、正体不明の哺乳動物の焼死体を食べているのが観察された。約10分後、問題の哺乳類の生きた個体 ― 見たところ炎上しており、二足歩行のCrocodylus porosus (イリエワニ)のような生物に率いられている ― が出現。二足歩行ワニは近くの木から低い位置の枝を折り取り、フルートに似た荒っぽい造りの横笛を彫り上げた。およそ20分後、ワニは即興のフルートを演奏し、スズメバチは制御不能の痙攣を5秒間起こした後に活動を停止した。観測中、哺乳動物は計画的にスズメバチを潰しては捕食していた。

名前: キング博士
日付: 2015/01/17
開始時間: 12:15
所要時間: 正確に5分
観測したもの: キング博士は入室から正確に5分後、大声で罵声を上げつつ退出した。最終的に、彼は自分が見た物を説明できるまでに落ち着きを取り戻した。幻覚の開始から間もなく、森はツリーハウスのすぐ下までリンゴの種に埋没した。この時点でキング博士は実験中止を決定した。

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