Okaka_Onigiriの提言II
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接続者: 担当連絡員

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プロジェクト

"ヘット・レーシュ・メム"


概要: 本プロジェクトはSCP-001-JP、ならびに全ての異常存在を一般社会から完全に隔離する事を目的としています。2006/12/31に当時のO5-1によって立案され、2007/03/02から財団と世界オカルト連合(GOC)の合同で運営されています。プロジェクトは6つのフェーズにより構成されており、進捗状況に応じて段階的に継続して実行されます。











    • _

    通達


    FROM: エリア-0

    TO: 担当連絡員

    SUBJECT: フェーズ7への移行


    先日、プロジェクト"ヘット・レーシュ・メム"フェーズ6の達成から200年が経過しました。この間に、エリア-0外部のあなた達から異常存在の発生は1件も報告されていません。プロジェクトの有効性が、理論上だけでなく実証されたと言っていいでしょう。しかしまだ、針の穴を通すような可能性かもしれませんが、1つの懸念点が存在します。それがこの、外部との連絡網です。形態形成場が十分に発展した今、エリア-0との僅かな関わりですら異常存在を誘引する可能性を孕んでいるのです。そのため、我々は外部との連絡網を断ち切るフェーズ7に移行する事を決定しました。

    もうすでにお気づきかもしれませんが、このメッセージにはミームエージェントが仕込んであります。あなた達が今から出来る事は、このメッセージを最後まで読み、メッセージを閉じる事のみです。そうすれば、異常が存在するという事も、エリア-0の事も全て記憶から消え去っています。一方的な決定の押し付けであり、今まで尽くしてくれたあなた達の忠誠を消し去る行為だと思われたかもしれません。ですが、どう思っていただいてもかまいません。いずれにせよ、すぐに忘れてしまうのですから。ただ我々にあるのは、唯一エリア-0外部の職員であるあなた達に、真に異常性が無い正常な世界を生きて欲しいという願いのみです。

    今まで本当にお疲れさまでした。そして、さようなら。

    メッセージを閉じる



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