SCP-031(記録用: What is Love? / 愛とはなんぞや?)
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初期収容作業中に発見されたSCP-031の写真。

アイテム番号: SCP-031

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:SCP-031は、サイト-77にあるSafe SCP棟に設けられた標準的人型生物用の収容室に入れられることになっています。SCP-031と接触する職員は、SCP-031を直接に見てはならず、各室に設置されたインターカムを通じて被験体と交信するようにしてください。収容室は、SCP-031の影響を軽減するための不透明なゴーグルを装着した管理スタッフによって、週に1度は清掃する必要があります。

説明: SCP-031は75kgの質量を持った不定形の有機体です。SCP-031は時速3kmの速さでの移動が可能で、移動すると油の跡を残します。ただし初歩的な動きしか出来ません。回収された筋繊維サンプルの検査によれば、SCP-031の少なくとも一部は人間と同じ筋繊維および表皮組織から成っています。SCP-031はあらゆる音程・口調の人間の喋り声を模倣することができますが、SCP-031がどうやって発声しているかは現在のところ不明です。

SCP-031を直接見た対象者はSCP-031のことを、対象者の過去いくつかの時点で面識を持ち、また恋愛的な魅力を感じていた人間として認識します。見られていることに気づくと、SCP-031は自身が上記の人間であり、また過去の事情のため貧困に喘いでいると訴えます。SCP-031は対象者に対し、落ち着いた状況に戻れるまでの長い間、一緒に居させてくれるよう説得しようとします。この影響はSCP-031を直視した全ての対象者に対して適用されますが、SCP-031の影響を受ける人数の上限については研究で明らかになっていません。

住居に入り込むと、SCP-031は対象者と恋愛的な関係を築こうとし、もし対象者が受け入れればSCP-031は彼らの家に住み込もうとします。いくつかの事例においてはSCP-031が1度に2人以上の対象者に影響を与えようとしたことが記録されており、SCP-031と何らかの関係を持つ対象者との間に少なくとも18の、ホテル部屋を含む様々な巣を最終的には有していました。

SCP-031は[編集済]での暴動の後に、警察の矛盾した記録を受けて回収されました。複数の対象者がSCP-031の外見に関してまったくバラバラの報告を行い、また初期の民間人の一団もSCP-031の影響を受けました。しかし記憶喪失効果のある吸入式の精神安定剤を広域散布することで、影響を受けた対象者たちは沈静化され、機動部隊プサイ-7はSCP-031を居住地としていた閉鎖済のホテルより回収する事に成功しました。1958年11月16日以来、SCP-031はSafeクラスに分類されています。

補遺: 研究により、無性愛者である対象はSCP-031に影響を受けないことが明らかになっています。しかしこうした対象は全てSCP-031のことを、体の形に沿って黒ずんだ煙に覆われている、小さくてぶよぶよした人型の姿であると報告しています。この現象を解明する為、更なる検査が必要とされています。この更なる検査では、SCP-1937によって影響を受けた知覚対象が同様に影響を受ける事を示しています。

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