SCP-1534(記録用: A Leafy Lammergeier / 葉ねの多いヒゲワシ)
元記事削除ページです
記録用に残されたページです。
評価: +1+x

アイテム番号: SCP-1534

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1534-1は、鍵付き檻の上部にさらに特別な南京錠を設置した巨大鳥類の封じ込め檻に収容されます。SCP-1534-1の記憶能力、学習能力が高いことが示されているため、ダイヤルキーパッドロックは使われません。給餌は全ての肉と臓器を除去した牛、もしくは豚、の骨格で与えられ、全ての骨格が食べられたら、餌を取り替えなければいけません。毎月、D-クラス職員の終了で得られる人間の骨は、良い振る舞いの報酬として、またはテストで使用するために消費されるかもしれません。

説明: SCP-1534-1は雄のヒゲワシ1Gypaetus barbatus)です。年齢は10才だと推定されます。他のヒゲワシとは異なり、SCP-1534-1の色は緑色と茶色で、高い知性とあらゆる言語の基本的な理解を示しました。サイズと力の強さでは通常個体と身体的に類似しています。しかし、SCP-1534-1は死体と他の非骨格の組織に対し、強い嫌悪を示して活発に避けます。他の骨より人間の骨を好むようですが、どんな種類の骨でも与えれば消費します。

SCP-1534-1の羽は、羽繕いや速い運動でさえ自然には抜けません。その羽が人間の手によって強制的に取り出されると、羽は即座に葉に変化します。葉は羽の同程度のサイズと形で、既知の植物種に属しており、同じ植物種の他の葉と区別がつきません。緑色の羽は健康的な緑色の葉になり茶色の羽は落ち葉のような茶色い葉になり、羽の配色は維持されます。色が混ざっている羽は羽の色と同様のパターンで、葉は健康的な部分、活気のない部分の混成を示します。これらの葉に異常性はなく、通常通り腐敗します。

人間の骨を消費するとSCP-1534-1の尾羽は抜け落ちます。この原因は不明です。(付録-Aを参照してください)落ちた尾羽は葉に変化しません。羽はおよそ24時間後に再生成され、SCP-1534-1は落ちた羽を安全な場所で収拾します。SCP-1534-1が羽を集めることができたか否かを問わず、いくつか羽を下ろした後、すべての落とされた羽は消えます。これらの羽は、崩壊、非物質化するように見えません。その代わりに、彼らは、SCP-1534-2と呼ばれる実体に、未知の手段によって追い出されます。監視されている間、羽は消えません;しかし、監視は必ず失敗します。財団は現在まで羽を確保することができていません。羽を入手するために向かうところは、開けられているドアと収容室と共に記録されました。しかしその後、障害が発生します。記録機器の電源は切られていた、または壊れており、職員は何かしらの出来事が起こって気を取られていました。このことからSCP-1534-2は不可視であるか、恐らく無形であると推測されました。職員の気を散らす方法は複雑かつ多様であることから、少なくとも人間のレベル知性があることを示唆しています。

SCP-1534-2は、SCP1534-1の封じ込め(職員による1つの収容違反と再収容の事例を含む)を数回破ろうとしました。SCP-1534-1を解放しておきたいという両方の実体による灼然たる願望がありますが、これは財団職員への悪意のある活動または意図が、そうさせるというわけではありません。

SCP-1534-1は、自身のSCP番号とあらゆる言語の「骨」という単語に反応して、そして、単語を区別し、理解すると示されています。性格は異常に穏やかで忍耐強いです。そして、挑発や脅迫されない限り、接近する人間を歓迎し人間の存在を喜んでいます。しかし他の動物に興味を持ちません。現在まで、SCP-1534-2は直接財団職員に接触しようとしません。現在、SCP-1534-2に接触しようとする試みが続けられています。

SCP-1534-1はカナダにある█████████での斑模様の奇妙な鳥の報告を経て、財団の管理下に入りました。地元の野生生物専門家がSCP-1534-1を捕えて記録のために羽を取り出そうした時、その異常な特性を発見しました。関係者にはクラスC記憶処理を施し、SCP-1534-1を通常のヒゲワシ標本と入れ替えました。そして、カバーストーリー「脱走した違法外来種のペット」が頒布されました。

補遺A: 生きている人間から、または白骨化した人間から骨を摂取すると、SCP-1534-1が羽を落とさないことがテストで明らかになりました。羽の落下率は死後時間に反比例しています。死後時間が3年以上の場合は落下が起きません。

補遺B: ████/██/██、羽を収集した後、SCP-1534-2によって書かれたと思われる手紙がSCP-1534-1の近くで見つかりました。多数の言語を話せる職員が特異な言語で書かれていると報告するまで、手紙の文章は英語であると考えられていました。その後、文章は読者が最も理解している言語で表示されることが明らかになりました。

ボーンズ(Bones)を返してほしいんです。私も他の者も彼がいなくて寂しい。それと、彼にもう少し人間の骨を与えてくれませんか?他の者たちは働きすぎなんです。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。