メモ:本記録はL-クラスおよびE-クラスに分類されます。L-クラス記録は取扱方に従った標準的な出現の証拠書類に分類されます。E-クラス記録は結果を生成しようと故意に条件を変えた実験記録です。
記録名: L-1631-07
SCP-1631概要: およそ80キロメートル/時で走行する、200█年モデルのダッジ・ラム・ピックアップトラックとして出現。ナンバープレートは“███ ███.”と読める。
結果: 出現直後にSCP-1631は左に道を逸れ、樹木と衝突した。幻影は衝突後45秒間留まり、唐突に消失した。樹木は損傷していないようであった。
記録名: L-1631-17
SCP-1631概要: およそ97キロメートル/時で走行する、20██年モデルのジープ・ラングラーとして出現。ナンバープレートは“██████.”と読めた。ジープは誰にも操縦されておらず、それ自身が運転しているように見えた。
結果: 小さなウサギがSCP-1631の右前輪の轍へ、そしてSCP-1631-Aに向けて跳躍した。ウサギとの衝突後、SCP-1631は180度反転して猛烈に急転回した。SCP-1631は消失する前に2分間その位置に留まった。ウサギは財団職員によって集められ焼却された。
記録名: E-1631-01
実験パラメータ: Dクラス被験者(D-1038)一名は、サイト-133の近辺を徘徊するがSCP-1631-Aの付近に残るよう命じられた。
SCP-1631概要: 約76キロメートル/時で走行する、フォルクスワーゲン・ビートルとして出現。ナンバープレートは“██████.”と読めた。
実験目標: SCP-1631の再現を支援するために作られた被験者の行動の、一般的なベースラインの確立。
結果: D-1038はSCP-1631出現の2分後に不意に立ち止まるまで、様々な特徴を調べながらサイト内を歩き回った。彼はSCP-1631-Aの方へゆっくり歩き始めた。SCP-1361-Aに到着した時(およその時間: 4分)、彼はその中央に自身を置いた。SCP-1631は不意に出現し、道を下り始めた。SCP-1631がD-1038に到着したときそれらは衝突し、D-1038は両足を切断する結果となった。衝突後、SCP-1631は5秒間停止したのちおよそ80キロメートル/時の速度で走り去り、SCP-1631-Aの終端へ到着して消失した。
E-1631-01更新: 実験の5日後に轢き逃げ事故に関係する車両のデータベースを調査したところ、出現したSCP-1631のナンバープレート番号があった。結果によれば、このビートルは20██年██25日に自動車運転過失致死傷罪の罪で逮捕された████ ███の所有であった。
記録名: L-1631-19
SCP-1631概要: 約80キロメートル/時で走行する白いホンダ・エレメントとして出現。ナンバープレートは"██████."と読めた。
結果: 職員は誰も活動テストに関与しておらず、全員がサイト-133バンカー内に拘束されていた。SCP-1631の出現時、それがSCP-1631-Aの始点に現れると共に、████研究助手は拘束を抜け出してSCP-1631-Aに到着しようとした。彼は拘束から抜け出し、SCP-1631-Aに到達しようと試みた。拘束が破られぬまま10分後、SCP-1631はSCP-1631-Aを下り始めた。SCP-1631はまるで何もない空間に████研究助手がいるかのように衝突したが、しかし████は無傷だった。出現の後、████は拘束から逃げ出そうとしたことを記憶していないと主張した。
記録名: E-1631-02
実験パラメータ: Dクラス被験者(D-1240)一名に、彼がSCP-1631-Aに接近するかサイト-133の境界を出ると起爆する爆破装置を着用していると誤解させた。更に、D-1240には試験を監督する研究者に動画を生中継する胸部取付式カメラを装備させた。
実験目標: SCP-1631-Aに到達するためにSCP-1631の再現の支援を強いられた人間が、共通ロジックに違反するか否かを確かめる。
SCP-1631概要: ナンバープレートの欠落した未知の製造元およびモデルの錆びたトラックとして出現。
結果: 当初D-1240は、SCP財団に向けた様々な卑猥な言葉を叫ぶ間に、SCP-1631-Aおよびサイト-133の境界を離れようと試みた。SCP-1631出現から2分、D-1240は発声をすべて止め、SCP-1631-Aに向かった。研究者は彼が躊躇いがちに、不規則に移動したように見えたと陳述した。D-1240は8分でSCP-1631-Aに到達し、SCP-1631は彼と衝突して(彼を)即死させた。
記録名: E-1631-03
実験パラメータ: Dクラス被験者(D-1704)一名は、全身麻酔用濃度のケタミンの点滴に繋がれた。
実験目標: 意識不明であることがSCP-1631に対する拘束の適当な手段となるか否かを決定する。
SCP-1631概要: 約80キロメーター/時で走行する銀色のシボレー・セルタとして出現。ナンバープレートは汚れと泥により判読不能であった。
結果: D-1704は問題なく鎮静化された。SCP-1631出現の2分後、彼は身動きを止めて意識不明状態に戻る前に、非常に短い発作に苦しむように見えた。SCP-1631は10分後に進行し、被験者なしで通常通りに動作した。D-1704は正常に麻酔から復帰し、無事であった。
記録名: L-1631-21
SCP-1631概要: ナンバープレートが欠落した、未知のモデルの暗色塗装されたダッジ社製トラックとして出現した。さらなる検査により、"ダッジ・プライマル"という単語がトラックの左側に、"2020"という数字が右側にあると明らかになった。
結果: SCP-1631の出現20秒後に、小さなウサギはSCP-1631-Aへ跳んだ。ウサギが接近する際にSCP-1631は進路を逸れ、その結果[編集済]を引き起こした。その後、SCP-1631は小規模のダメージを受けて、道を下り続けた。
記録名: L-1631-30
SCP-1631概要: [編集済]
結果: [編集済]によって車両が「逸れ」、付近の木の上部に衝突時に[編集済]。結果生じた爆発は、密漁者によるダイナマイトの違法使用が原因とされた。
注: L-1631-30の後、研究員█████は職員█名の死亡のため、より強靭な素材でのサイト-133バンカーの再建を要請した。要請は未決である。
注: L-1631-30の後、将来のSCP-1631の全試験には、少なくとも一人のレベル-4職員の承認を得ることとなった。
注: L-1631-30の後、SCP-1631はO5-█の指令によりSafeからEuclidクラスに変更された。