SCP-2202(記録用:Pythagoreomorph / ピタゴラス形類)
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アイテム番号: SCP-2202

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2202は1.6×2.5×4.1メートルの強化チャンバーに収容されます。チャンバーの壁には、数学的に生成されたホワイトノイズ映像を常に映し出す高解像度スクリーンを敷き詰めます。チャンバーの音響機器からは常に120デシベル以上のホワイトノイズを放送します。SCP-2202収容チャンバーに隣接するサイト-██の区画の構内は曲線的で角のない設計とし、SCP-2202封じ込め違反の際に120デシベルのホワイトノイズを放送可能な音響システムを備え付けます。収容違反の間、全てのSCP-2202-1実体は回収され、現場の要塞化された温室へ輸送されます。

プロジェクト・ペレキュデスによって復元されたデータ[以下の文書ペレキュデス-R-0001を参照]を鑑み、現在、財団とGOCの研究員はマメを基盤とした代替となる収容手順を開発中です。

説明: SCP-2202は物質をピタゴラスによる数学的原則に適合するように変換する能力を持つ、生命を持った敵対的実体です。SCP-2202は1.54×2.47×3.99メートルと測定された一定の空間を占めていますが、それ以外の点では非物質的です。SCP-2202は視覚的な電子記録上では検出不能で、通常、直接の目撃者による外見の説明は一定しません。共通する説明として、繰り返される三角形パターン、循環する塵の雲、描画される正方形や長方形などが含まれます。SCP-2202は常に周波数███から███ヘルツの間で変化する純音を発しており、全ての音はピタゴラス音律1のどこかに帰することができます。

SCP-2202は重力に影響されないようで、最大0.77m/sの速度で直線的2に移動することが可能です。湾曲した直線的でない空間を高速に移動することが不可能であるため、SCP-2202収容エリアはこの事実を利用するように設計されています。

SCP-2202の知性レベルは明確になっていません。人間の書き言葉、話し言葉を理解する様子は見られず、19██/██/██の事象以来は財団またはGOCの職員との対話も試みていません[以下の補遺1を参照]。SCP-2202は数学的に生成されたあらゆるランダムノイズ、特に100デシベル以上の音響ノイズや、辺長の等しくないホワイトノイズの画像によって傷付き、それを避けます。

SCP-2202は有機物と無機物双方の構造を変換する能力を持ちますが、変換は特定のパターンまたはテンプレートに沿ったものであるようです。非生物的な有機物と無機物に対しては、SCP-2202はそれを同体積のギリシャ風の白大理石3に変換します。この作用の範囲は変動するようですが、その寸法の比は常にφ(約1.61803)と等しくなります。SCP-2202は複数の無機物を同時に変換することが可能ですが、生物は一度に1個体しか変換できません。生物はこの作用により、特徴のない、生きたフランスギク (Leucanthemum vulgare) 実体に変換されます。変換には10から35秒かかりますが、変換時間が変動する要因は不明で、変換対象の質量や体積に依存しません。SCP-2202によって生成された全ての花はSCP-2202-1と指定されます[補遺2を参照]。

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