SCP-238(記録用:Building Complex / 複合建造物)
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アイテム番号: SCP-238

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-238は現在固有手段にて封じ込められています。現行の確保収容保護規約はSCP-238の封じ込めに対し十分に有効であると証明されています。SCP-238への全ての探査行為は、持続的な封じ込めが達成されている限りは完全に停止されています。SCP-238への進入を試みる者は皆全て物理的に拘束された後に封じ込めエリア外へ退去させられる事となっています。現障壁の維持管理が最優先であり、最少でも二名の職員が維持と警備のために常時置かれる事となっています。

サイト監視者の承認がある場合を除き、SCP-238の封じ込めが達成されている限りは、SCP-238内における試験、サンプル採取、探査行為は禁止されています。進入した者は皆全て消息を絶ったと考えられており、死亡したと推定されます。

説明: SCP-238はロシア極北地域Shmidta島にのみ入口を持つ巨大な地下施設です。地下道網は数千キロメートル以上に渡り拡張されており、[削除済]下にある主要"合流点"を持ちます。"大洋合流点"もまた、[削除済]へ繋がる複数の連接点を持つ事が観測されています。当初発見された際、入口は表面に彫刻のなされた大規模なレンガ壁で塞がれていました。この壁は撤去され、探査が開始されました。最初期の試験では、SCP-238の壁面は主として種類不明の化石化した組織であると見られました。施設内の複数の建造物は最初期の探査チームにより、生物的な素材が少なくとも半分の割合であると結論付けられました。

中枢室の発見から間もなくして、そこが腐った肉と酷く錆びた金属の構造体で構成されているとの報告が不完全ながらなされ、人員が姿を消し始め、また多数の事故により8名の命が失われました。███████及び[削除済]と共に、"ノイズ"と他の幻覚が報告されました。

生存者一名が"███████ ███████"(未確認)と報告する不明の手段により8枚の封じ込め壁と各所の人員が破壊され、これに加えてSCP-238からの攻撃的な現象が急激に増大しました。当初の障壁は効果的な物に置き換えられましたが、新たな封じ込め手法及び調査計画が要求され、現在の封じ込めでは探査及び実験を厳しく制止しています。

補遺238-S7:

SCP-1013の若い6個体が逃亡した際、SCP-238に割り当てられた当地域のSCPチームから、SCP-1013が元の壁を破り抜いて地下房に進入したとの報告がなされた。O5-█、O5-█、O5-█、██████博士、 ██████████博士に通達された後、これらの人々によりSCP-1013回収のためのチーム一隊を送り込む事が決定された。当探査に関する更なる情報はクリアランスレベル3を要求の上で文書238-S7-Aにて参照可能である。結果として回収チームは6名死亡、2名重体、1名不明、SCP-1013の6個体の再捕獲に終わった。SCP-238への更なる調査は財団監督の下、████博士とその調査スタッフにより行われる。

文書238-S7-A: SCP-███の回収における音声記録

<開始。3時間41分16秒までスキップ>

D-299: 何も見えない、探しもんなんざこれっぽっちもだ、この防護服だってちっとも役に立ちゃしない、出口だって!

エージェント・██████: お喋りは止めておけ。エージェント・█████████████が中枢室を塞いでいるから誰も逃げられはしない。

D-299: 俺らみたいな? 見えないが――

エージェント・██████: 黙ってろ!

D-299: ––何故だ俺は必要な––

エージェント・██████: 静かにしろって言ったろ!

D-299: ––やってらんねえボーイスカウトに出るみてえ––

エージェント・██████: その口閉じろバカが! 前方に動くものがある。

(諍いとこすれる音が聞こえる)

(数分経過)

D-299: …あれは███番の奴みたいには見えない、だけどありゃ不自然な……

エージェント██████: ……(不明瞭な音)あれは違う、デルタ・ツー・ナイン・ナイン、発砲!

(発砲音が聞こえる)

エージェント・██████: <生命反応停止>

D-299: <生命反応停止>

<終>

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