
SCP-2908の追加カードに描かれているアートワークの複製

収容されているSCP-2908
アイテム番号: SCP-2908
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-2908は、サイト-19の標準格納ロッカーに収容されます。SCP-2908の実験にはセキュリティクリアランスレベル3が必要です。SCP-2908を所持している被験者により伝えられる運命の性質上、実験はDクラスの職員のみが行います。上級クラスを対象とした実験は、レベル4の現場要員が徹底的に検討し、実験を開始する前に承認を得なければなりません。
説明: SCP-2908は52枚の金色のトランプカード、ジョーカー、1枚の追加カードで構成されるカードデッキです。このカードは███████というブランドのカードモデルに似ていますが、SCP-2908の変則的な効果を再現する試みは成功していません。 SCP-2908を取得した人物(以下、被験者と呼称)は、すべての活動を中断して聴衆を集めます。1
被験者が聴衆を集めた後、SCP-2908をシャッフルし始め、ある個人の未来を明らかにすると述べます。次に、被験者は聴衆から1人選択し、任意の数のカードを選択するように指示します。カードが選択されると、被験者は選択されたカードにより運命を推測し、伝えます。 しかし、大規模な実験では、選択されたカードと推測された運命との間に相関がないことを示唆しています(補遺2908-01参照)。SCP-2908の影響下にある被験者が伝えたものが肯定的なものであっても、運命の達成に強制力はありません。しかしSCP-2908の被験者によって伝えられた運命は技術的に正しいものです。
運命が伝えられた後、聴衆に戻り、上記の行動が繰り返されます。残りの聴衆が占われたくないと思った場合、被験者は聴衆に感謝し、SCP-2908をカードボックスに戻します。2被験者がSCP-2908を所持していた間の出来事は全て忘れ去られます。
補遺2908-01: 以下はSCP-2908の実験をまとめたリストです。 研究目的の代わりに選択されたカードが示されています。
フォーマット:実験2908-# - 実行された日付 - 関係者
選択されたカード: | |
占い: | |
結果: | |
注目すべきインタビューの引用: |
選択されたカード: | 6♥ 9♦ K♣ K♦ 2♥ |
占い: | 甘い夢があなたの落ち着きのない心を癒すでしょう |
結果: | 1週間後、不眠症の45329が夢の頻度増加を報告した。 彼はインタビューで、全ての夢にクッキー、ペイストリー、ケーキが出てきたと述べた。 45329は、夢は不眠症を緩和しないと報告した。 |
注目すべきインタビューの引用: | "なぜペイストリーなんだ?俺はそれを食べて、甘い夢だった。でも俺は乳糖不耐症なんだよ。" |
選択されたカード: | 8♥ 6♣ 10♦ J♦ Q♥ 8♦ A♠ |
占い: | 全てがすぐにあなたの方へ行くでしょう |
結果: | いくつかのペンおよびクリップボードは、時速0.5kmで80725に向かって動いた。警備員は、近くにいる研究員数人の眼鏡が顔を滑り落ち、80725に向かって落ちていたことに気が付いた。 |
注目すべきインタビューの引用: | "何年もの間で、初めて魅力を感じた出来事だ!ハッハッハ、今俺を殺すこの場所が嫌いだよ。" |
選択されたカード: | K♠ 5♦ J♦ |
占い: | あなたの友情は大きな富をもたらすでしょう |
結果: | 翌日、D-13526の幼い頃からの友人であるC█████ ███████、 F████ ████、J██ Mc███████は突然の心停止により全て死亡した。C█████、F███、J██の葬式の弔辞中に、3人の銀行口座の全てがD-13526の家族に寄付されたことが明らかになった。 |
注目すべきインタビューの引用: | "多分、俺の母さんはずっと欲しかったフルスクリーンを買えるんだろうな。" |
選択されたカード: | 9♠ 10♥ Q♠ 2♦ 5♠ |
占い: | 輝かしい未来をあなたが持つでしょう |
結果: | 3日後、31415が光を放射し始めた。 およそ450ルーメンで、9ワットの蛍光灯と同じくらい明るい。 さらに数週間にわたって、31415は1時間当たり2ルーメンの頻度で輝度が増加し、その後3,000ルーメンで限界に達した。 31415が発する光が強いため、31415と関わる時には保護眼鏡を着用することが推奨される。 |
注目すべきインタビューの引用: | "私の部屋に植物を置くことはできますか? その植物がこの光で成長するかどうかを見たいのですが。" |
選択されたカード: | A♥ A♦ A♣ A♠ |
占い: | なし(被験者は黙っている) |
結果: | 被験者はデッキを再シャッフルし、SCP-181に別のカードを4枚選ぶことを要求する。 181は再び4つのエースを選択した。 この行動は、█回繰り返され、その度被験者の錯乱が激しくなっていった。最終的に被験者はSCP-181に対して暴力をふるい、実験が直ちに終了された。 |
注目すべきインタビューの引用: | "あれが起こるはずだったんだが?" |