SCP-3211(記録用:Worth Remembering and Avenging / 思い出すに足る、復讐するに値する)
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アイテム番号: SCP-3211

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-3211-1は極低温冷凍収容ユニットに収容してください。実験の申請があった場合、いかなる状況であってもSCP-3211-1を直視してはなりません。SCP-3211-1に関するあらゆる情報は回収し、その中のオブジェクトの氏名を検閲して「SCP-3211-1」と置き換えた上で財団データベース内に保管してください。

職員がSCP-3211の影響を受けた場合、直ちに記憶処理を受けなければなりません。SCP-3211の影響下にあることが判明した民間人は拘束・聴取し、クラス-B記憶処理を施した上で解放してください。

説明: SCP-3211はある29歳前後のアジア系アメリカ人女性 (SCP-3211-1に指定) の自殺に関連する現象です。SCP-3211-1の氏名を知った人物ならびにその死体を直視した人物は、SCP-3211-1は何者かに殺害されたと信じ込み、殺害した人物を発見しなければならないという衝動に駆られます。この効果は記憶処理により除去することが可能です。

また、SCP-3211の効果を受けている人物はSCP-3211-1の素性について説明し、当人の信じるところによれば殺人者の手がかりに繋がる人生の一部について思い出します。この「記憶」は被影響者によって大きく異なり、SCP-3211-1の生活スタイルとは完全に異なっています。唯一これらの記憶の中で共通している点は寝室が2つあるマンションで1人暮らしをしていたという点のみです。基本的に被影響者はSCP-3211-1は刺激の多い危険な人生を過ごしてきたと主張します1

死亡以前のSCP-3211-1に関する情報から、被影響者らの主張通りSCP-3211-1はかつてマンションに暮らしており、直系の家族は全員死亡していることが確認されています、しかしその素性がSCP-3211の影響下にある人物の主張と一致したことはありません。被影響者らの主張に反し、SCP-3211-1の人生は特に事件の多いものではありません。

SCP-3211-1の自殺が鬱病によるものなのか、それ以外の原因によるものなのかは現時点では不明です。

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