アイテム番号: SCP-3247
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-3247はサイト-51 エリア-12クモ形類棟の隔離チャンバーに収容されます。SCP-3247は栄養摂取や休息の必要性を一切示していませんが、倫理委員会の要請に従い、SCP-3247の収容室には選定された無声映画を備えたテレビが設置されています。
SCP-3247-A用の給餌システムは完全に自動化されており、毎週20グラムの生きたコオロギを補充する必要があります。
収容違反が発生した場合、職員は脱走したSCP-3247-A個体群が身動きできない形態を取るように強制し、収容室に配置し直します。
説明: SCP-3247は身長およそ1.7mのヒト型実体です。SCP-3247はサスペンダー付きの縞柄プルオーバーを着用しており、顔面および皮膚の露出部位に白塗りの化粧が施されています。実験によってSCP-3247の衣服とメイクは除去することが不可能であると判明しており、肉体の一部であることが疑われています。
SCP-3247の肉体的特性への更なる実験は、その主要な異常性質によって妨げられています。SCP-3247は物理実体を持たず、SCP-3247-A個体群以外の如何なる物体とも直接相互作用が不可能です。
SCP-3247はクモ形類コロニー(SCP-3247-Aと指定)の宿主であり、SCP-3247-A個体群はSCP-3247の体表および体内で生活しています。SCP-3247-A個体群はSCP-3247の身を守る習性があり、刺激されやすく、SCP-3247の近くにいる生物に本能的に群がります。しかしながら、人間がパントマイムを行っている/特定の身振りをしているのを目撃すると、SCP-3247-Aのコロニーは集団で整列し、このボディランゲージに基づく無生物に大まかに近似した形状を構成します。SCP-3247-Aは最大3時間まで、または形態の変化を促されるまでこの状態を維持します。
ある物体の形状を象っている時、SCP-3247-Aは当該物体の特性の一部を取得し、全体がクモで構成されているにも拘らず、どういうわけか機能します。
SCP-3247は今日までスタッフに話しかけようとしておらず、その意思疎通の試みはパントマイムに限られています。SCP-3247はSCP-3247-Aの宿主であることへの不快感を表明していませんが、自らの身振りによって促されるSCP-3247-A個体群の模倣行為には鬱陶しげな様子を見せます — これは、小道具の使用が、SCP-3247が好むパフォーマンスアート技法の正反対であるためだと仮定されています。
実験ログ - SCP-3247-A
実験 | # | |
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身振り/手順: | ||
実行された身振りと、手順の変更点のリスト。 | ||
結果: | ||
実験で得られたもの。 |
実験 | 3 | |
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身振り/手順: | ||
拳を握り、親指と人差し指を伸ばした。 | ||
結果: | ||
SCP-3247-A個体群は拳銃の形状に整列した。司令部からクリアランスを付与された後、D-11424はSCP-3247-Aを拾うことを許可され、発砲しようと試みた。当該オブジェクトはクモ個体を高速射出できることが証明された。 |
実験 | 15 | |
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身振り/手順: | ||
親指と人差し指の先端を合わせ、他の指は伸ばした(OKサイン)。 | ||
結果: | ||
4ダースのSCP-3247-A個体が2匹ずつ組んでマリファナ煙草らしき物体を象った。D-11424はうち1組に着火し、その組が灰になるまで喫煙することに成功した。D-11424は大麻の典型的効果と一致する感覚および興奮の他に、視野の周辺にいる全ての人間がクモの頭部を有しているように見えるという追加の知覚影響を報告した。 |
実験 | 128 | |
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身振り/手順: | ||
対象者は両手を合わせ、それぞれ4本ずつ指を動かしてクモの真似をした。 | ||
結果: | ||
約640匹のクモがSCP-3247から出現し、8つの集団に分かれた。それぞれの集団は寄り集まって1匹の大柄なクモの形状になった。これらの集団はその後、他7つの集団と融合してより大きなクモを形成した。これは最後に残った大集団が融合して、クモの群れで構成された巨大なクモ1匹になるまで続けられた。この時点で、D-11424は形成された巨大クモに跨り、ロデオと同じ形式で乗り回した。D-11424は実験終了後に叱責を受けたが、プロジェクトへの残留を認められた。 |
実験 | 475 | |
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身振り/手順: | ||
対象者はハンドル操作を真似した。 | ||
結果: | ||
前例の無い数のクモがSCP-3247から出現し、セダンの形状に整列した。D-11424は発進を試みるために乗車するのを拒否し、叱責を受けた。D-11424が司令部に対して自慰行為を示唆する手振りで応じたところ、SCP-3247-Aはこれに反応して結合を解き、約200本の勃起した陰茎を形成した。実験は中止された。 |