SCP-746(記録用:Pseudo-Avian / 偽物の鳥)
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SCP-746捕獲失敗時に撮影された映像のスチール写真

アイテム番号: SCP-746

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-746は生物サイト-66の標準ヒト型生物収容ユニットに収容されます。個室は対象の要求に従って塗装されており、いくつかの装飾品も与えられています。SCP-746の身体構造に基いて設計された特殊な寝台が休息のために設置されています。娯楽の要求に応じて複数の楽器および関連する修理部品が提供されています。SCP-746がこれ以上何かを要求するとは考えられていません。

SCP-746は日本語の一方言で対話する能力を示しますが、英語の話し方にも関心を示しています。財団の翻訳者は対話を容易にするためこの機会を利用すべきです。SCP-746の参加する英語の授業は月曜、水曜、金曜に予定されています。1990年10月12日の時点で、SCP-746は英語に関して習熟したとみなせる水準に達しました。

実体は魚介類と野菜からなる特別食が与えられます。全栄養基準値は付属文書26-Aに示されています。

対象は2人のレベル3職員によって監視された状態で、屋外での休息を週につき合計7時間許可されています。この目的でセクター19から█キロメートル離れた森林(以後エリア746-R)が利用可能です。移動時間は休憩時間には加算されません。

SCP-746は月曜、水曜、金曜、土曜に理学療法を予定されています。これに加え、月ごとに検診が実施されます。

:19██年4月3日、SCP-746はレンフィールド研究助手を攻撃しユニットに閉じ込められることとなりました。SCP-746が突如として攻撃性を示したために屋外での休息と理学療法は中止されました。対象は移動する際に苦痛の兆候を示しますが、これは正常です。SCP-746の生理機能に関しては限られた知識しか無いため、鎮痛剤の投与は避けてください。SCP-746は杖で歩くのを好みますが、室内での移動の際には専用の車椅子が提供されます。

説明: SCP-746は明瞭な鳥類の特徴を持つ、直立状態で身長1.3メートル、体重は約38キログラムのヒト型生物です。対象の顔は年老いているように見え、鼻は濃い赤でその長さは28センチメートルです。対象の身体のほとんどは肌理の粗い毛で覆われ、前腕、肩、首、頭には長い羽毛を持ちます。この羽毛は樹上での移動を補助するものです。対象は自身の年齢を700歳と主張しています。

対象は捕獲作戦中に、左下肢に重度の後遺症を負っています。補遺-01を参照してください。

対象はその外見年齢や身体の大きさに比して極めて高い敏捷性を持ちます。走行時には瞬間的に時速55キロメートル(34マイル)まで加速することが可能で、樹上でも曲芸的な運動性を示しました。 捕獲作戦中、対象はいくつかの格闘技に熟達していることが示されましたが、現在はこれらに関連する知識を否定しています。職員はこの事実を認識しておいてください。飼育下のSCP-746は僅かな戦闘能力しか見せていませんが、ブリッジ博士はEuclidクラスのオブジェクトを意図的に刺激しない方が賢明だと判断しています。概要を参照してください。

補遺-746-01: 捕獲: 対象は19██年、日本の東京都八王子市で捕獲されました。対象は前述した敏捷性を持ち、地元の地理に精通していたため捕獲は困難だと判明しました。対象は財団工作員から数十年逃亡を続け、その過程で4人のエージェントが死亡しました。後に、ある工作員が地元の神社にて重傷を負ったSCP-746と遭遇しました。対象は捕獲されセクター19に移されました。

補遺-746-02: さらなる事案: SCP-746の捕獲以来、日本の幾人かのエージェントから類似した実体に関する民間人の目撃、遭遇事例が報告されています。大部分の遭遇事例で明らかな敵対行動は行われていませんが、ほとんどのが白昼に行われています。遭遇は地元メディアでは都市伝説として扱われていますが、これは完全な封じ込め違反と見なされるべきです。財団が行動を起こす前に、レベル5職員による更なる検証が必要です。SCP-746に類似した実体を捜索し、公衆への露見を防ぐために機動部隊α-16 "アンクルマイクス"が設立されました。

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