SCP-CN-400(記録用: 别用它/ つかわないでくれ)
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アイテム番号: SCP-CN-400

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-CN-400は財団標準の収容ロッカー内で保管されています。実験にはレベル2以上のセキュリティクリアランスが必要です。

説明: SCP-CN-400は外見上装飾が一切ない通常の水を飲むためのガラスコップです。外側の底から大体3/4の位置に出っ張ったようなラインがあり、そこには小さく「悲劇の友」と刻印されています。破壊不可能であるという点を除けば、材質に通常のガラスとの差異は見られません。

オブジェクト内部に液体が190ml以上注がれた場合、異常な特性が発現します。オブジェクトのすべての内容物は即座に最も近くにいる人間(人間以外に効果はありません)の膀胱内部へ転移します。この転移の原理は解明されていません。

20██/██/██、████市民医療センターに1人の患者が重度の腹部痙攣で搬送されました。超音波検査の後すぐさま開腹手術が行われ、彼の膀胱内に夥しい量の[削除済み]が満たされているのが発見されました。当該医院に潜入していた財団エージェントが患者に対して行われたインタビュー記録を入手しオブジェクトを回収、関係者にはCクラス記憶処理が施されました。

実験記録:
SCP-CN-400-A1
注いだ液体:水
実験対象:D-46213が水を注ぐ
実験担当:L██研究員
結果:容器外側に刻まれたラインに到達した瞬間に内容物が消失。D-46213は「トイレに行かせてくれ」と要求しましたが、要求は却下されました。

SCP-CN-400-A2:
注いだ液体:水
実験対象:D-46213が遠隔操作で水を注ぐ
実験担当:L██研究員
結果:容器外側に刻まれたラインに到達した瞬間に内容物が消失。Dクラスに異常は見られない。オブジェクトに最も近い場所で観察を行っていた職員が膀胱への圧迫感を報告した。
もっとも近い人間に影響を与えるのか…? - L██研究員

SCP-CN-400-A3:
注いだ液体:ホットミルク
実験対象:D-46213(L██研究員が遠隔操作で注ぐ)
実験担当:L██研究員
結果:容器外側に刻まれたラインに到達した瞬間に内容物が消失。D-46213は苦悶の表情を浮かべ、「腹が痛い」と述べた。
まぁ、そうなるな。 - L██研究員

SCP-CN-400-A4:
注いだ液体:脱脂粉乳おおさじ1を熱湯で溶いたもの
実験対象:D-48981
実験担当:L██研究員
結果:容器外側に刻まれたラインに到達した瞬間に内容物が消失。D-48981は治療のため集中治療室へ搬送された。腹部に深刻な熱傷を負ったため、その後終了された。

SCP-CN-400-A5:
注いだ液体:液体窒素
実験対象:D-47895
実験担当:L██研究員
結果:容器外側に刻まれたラインに到達した瞬間に内容物が消失。D-47895は床に頽れた。重度の凍傷により集中治療室に搬送後死亡を確認。
液体である限り何でも送れるようだ。 - L██研究員

SCP-CN-400-A6:
注いだ液体:溶鋼
実験対象:D-47943
実験担当:L██研究員
結果:[データ抹消]
まあ、そうなるな。 - L██研究員

SCP-CN-400-A10:
注いだ液体:沸騰したお湯で作ったインスタントラーメン
実験対象:L██研究員
実験担当:████博士
結果:[データ抹消]

コップがどうやってラーメンを飛ばしたかなんて今になってはどうでもいいことですが、私には彼が遊んでいるように見えてどうにも我慢ならなかったのです。————————████博士

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