アイテム番号: SCP-ES-089
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-ES-089は、実験が行われていない場合にはサイト-██の地下複合施設37内の保管箱SSAB-77内になければなりません。
実験を行うことは許可されていますが、実験室は隔離された上でプロトコルA-0-89に従ってセキュリティチェックが行われます。
また、複合施設37からの退出を希望するすべての職員は、最長1ヶ月間隔離されたままでなければなりません。複合施設37に割り当てられた職員は、SCP-ES-089でのテストを行うDクラス職員を除いて、英語の知識を持っている必要はありません。
また、コミュニケーションは、コンピュータ化された翻訳機械または特定の業務のために認可されたDクラス職員によって行われなければなりません。
説明: SCP-ES-089は、宛先も返信先もない手紙です。その文章は英語で書かれており、"死の脅威"を含んでいます。SCP-ES-089は、常に致死性を表示するため、危険性の高いSCPになります。SCP-ES-089の用紙構成とインクは、SCP-███と一定の関係を示しています。
SCP-ES-089の画像などをデジタル化しようとすると、[データ削除]が表示されますが、これらに異常性はありません。
SCP-ES-089は、19██年の捜索中に[データ破損]で見つかりました。その間、SCP-ES-089と接触したエージェントは死亡しました。このようにしてSCP-ES-089は、財団によって収容されました。
英語の知識を持つ人がSCP-ES-089を視認すると、その異常性に感染します。感染した被験者は、24時間ごとにSCP-ES-089の文章が聞こえると証言しています。
この現象とは別に、感染した被験者は、パラノイア、統合失調症、不眠症、および強烈な自殺衝動に苦しみ始めます。それに加え、被験者は面識のある人物がSCP-ES-089を読むようにすることで感染を広げようとします。最終的に、被験者の心停止が起こります。SCP-ES-089の異常性を除去しようとする試みはすべて失敗しました。記憶処理剤の使用は効果的ではありません。