アイテム番号: SCP-PL-020-J
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: オブジェクトは研究施設-J█に移設され、現在は心理学者の観察下にあります。毎日、オブジェクトの餌となる全新聞の一面見出しの紙片を供給して下さい 。
説明: SCP-PL-020-Jは通常キオスクと呼称される、主に新聞を販売するために用いられる小さな空き物件です。実体は劣化の兆しを示しており、一部が破壊されています。
このオブジェクトはおよそ30歳男性の音声を発します。通常時、SCP-PL-020-Jは「ああ神よ、俺はキオスクだ!助けてくれ!!!」又は「皆、助けてくれ、俺はキオスクだぞ!」などと叫んでおり、これは彼が自身の状態を認識している事や、非常に恐怖している事を示していると思われます。
オブジェクトが自身に対してのみ異なる意見を叫んでおり、また自身の周りにいる人々の存在にも反応しない事から、SCP-PL-020-Jへのインタビューは恐らく不可能とされています。実体は、彼を「助ける」提案も彼の言う「キオスクである」状況の抑制をも聞き入れません 。
新聞の一面の枠に国内外の最新情報が配置されている時のみ、SCP-PL-020-Jは叫びません。その間、新聞は実体内部の床の中央に「引っ張られ」た後徐々に引き裂かれていき、紙片は砕かれ不可視となります。これには明瞭な咀嚼音を伴い、その「食事」が終了すると大声で[編集済]。
補遺: SCP-PL-020-Jとの対話確立試行
クワシニエフスキ博士: SCP-PL-020-J、なぜそんなにもストレスで参っているのか、理由を教えて下さい。
SCP-PL-020-J: どうか頼むよ!!!俺はキオスクだぞ!!!
クワシニエフスキ博士: それは分かっています。質問を変えましょう。あなたは私達が互いに言っている事を理解していますか?
SCP-PL-020-J: 頼む、助けてくれ!!!
クワシニエフスキ博士: どうすればあなたを助けられるのですか?
SCP-PL-020-J: このキオスクを助けてくれ!!!
クワシニエフスキ博士: うーん・・・どうやって・・・キオスクになったんだ・・・。
SCP-PL-020-J: 俺は・・・キオスクだ!!!
クワシニエフスキ博士: 日を改めよう、SCP-PL-020-J。もういっそコレに選挙権でも与えてやれ、私は聾者だからな 。
SCP-PL-020-J: 助けてくれ!!!