アイテム番号: SCP-PL-083
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-PL-083はアーガス株式会社の資源から得られた第66工業容器で保存されています。 物理的アクセスは担当職員の認可を受けた場合のみ可能で、不規則性および/または感染が発見された場合には迅速な鎮圧と併せて恒久的な監視も必要となります。オブジェクトにアクセスしようとするすべての人員は、その結果(強制隔離、寄生虫検査、および感染の結果としてのクラスE資格取得の可能性)について通知を受けるべきです。 HAVOC保護装甲を継続的に使用し、配備されたコランダムナイフを使用するだけの技術も必要となります。収容違反が発覚した場合、サイト13の第88化学航空隊が出動し、15分後に自動的にトリエチルアルミニウムを基にしたナパームで焼却します。サイト13の第88化学航空隊は耐火プレートで武装しています。
説明: SCP-PL-083は人工起源の可能性が最も高い単子嚢寄生虫であり、現在既知のサブグループにはあてはまりません。このオブジェクトの構造は、細菌細胞壁の特徴と、ウイルスの遺伝的不安定性および真菌の真菌生殖とを組み合わせたものです。 このオブジェクトは合理的な人間 (homo sapiens sapiens)の中でのみ生きることに適応しているようです。この生物は酸性物質、アルカリ性物質、650℃までの温度に対して100%耐えることが可能です。
感染後、オブジェクトは宿主の皮膚に定着し、コロニーを形成します。このプロセスは、目や爪を迂回して、外部要因にさらされた皮膚表面全体を覆いつくします。SCP-PL-083は、宿主の筋肉横紋の骨格および脂肪組織を用いて種を繁殖させます。極端に栄養不良な被験者の例では、内臓器官や骨格系を利用することも確認されました。しかしオブジェクトは、感染の進行中は神経組織を攻撃することはありません。
SCP-PL-083の連続的な成長の結果として、一定間隔で細胞壁が硬くなっていきます。この成長中の最高硬度はモース硬度で5ポイント以上でした。成長の進んだオブジェクトのコロニーは、キャリアの皮膚上に自然物質で非常に耐久性の高い鎧を作ります。時間の経過とともに、その層と筋肉の変性はキャリアの活動を妨げ始め、その硬度はモース硬度で最大8ポイントの硬度に達します。これが起こる前に、キャリアは動き回ること(軽い散歩で十分です)によってコロニーの層を壊すことができます。しかし、痛みなどの症状が無いため、この症状はしばしば気づかれません。感染の最終段階まで新興すると、感染者は食べ物や休息を必要とせず、昏睡状態に陥り、すべてのエネルギーを消費した後、3日以内に死に至ります。すべての予防措置を試したにもかかわらず、感染した人々を5ヶ月以上生存させることはできませんでした。さらなる研究と実用化の試みは中止されました。感染者からは、健康な人よりも72%の疲労の増加を観察しました。