SCP-PL-124(記録用: Sennik / 夢日記)
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アイテム番号: SCP-PL-124

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: オブジェクトは完全に密閉された部屋に収容する必要があります。オブジェクトは植物であるため、毎日水の供給が必要であり、貯蔵室は植物の繁殖に適した明かりを設置しなくてはなりません。室温は室内温度の範囲内で変動するようにしてください。その他の園芸的処理は、研究管理官の裁量で行うことができます。SCP-PL-124はサイト間を移動する際には絶縁ベローズで覆わなくてはなりません。業務の一環として、研究者に報告しオブジェクトへのアクセス許可を取得した全ての職員は、オブジェクトへのアクセス権を保有しています。実験、またはレクリエーションへの使用の場合、個別に呼吸用保護具を装着する必要があります。また、これらのいずれの場合でも、異常行動に暴露された人物は影響を受けていない従業員の監視下に無くてはなりません。

説明: SCP-PL-124はポインセチア(Euphobia pulcherrima)に属する植物です。このオブジェクトの葉は突然変異によって青みがかった色をしています。このオブジェクトは、組成がハロアルカン誘導体に分類される鎮静作用のある低温のガスを放出します。 ████████博士は、この突然変異が植物を害虫や全ての草食動物から守る作用があると考えています。この物質は、その異常な性質を維持したままで採集、貯蔵することが可能です。

オブジェクトは絶えずこのガスを放出します。このガスは、吸入から3-10分(被験者の体重に比例します)後に生命体に作用し始めます。直前の体調や安静の傾向に関わらず、本物質に暴露された存在は眠りに落ちます。睡眠は被験者の通常水準よりも短いものですが、それでも効果は十分に発揮されます。副作用は、記憶障害および胃痛です1。この物質の吸引者がオブジェクトの近辺(継続して物質を吸入できる距離)で眠りに落ちた場合、心停止の可能性があるため直ちに影響範囲内から撤去される必要があります。物質を過剰に摂取(3日間に50ml以上)すると、睡眠障害および短期の記憶喪失が現れます。この効果に対して、クラス2呼吸保護装置、または気道から物質を排除する類似の道具を使用することで対処することが可能です。オブジェクトの外部使用は推奨されません。安全上の理由から、適量を実証するために繰り返し実験を実施する必要があります。

オブジェクトの性質上、どのような生物もこのオブジェクトに受粉することは不可能です。財団は現在、より効果的な研究のために、オブジェクトの人工授粉を計画しています。現在、プロジェクトの第1段階は順調に成功しています(現在、挿し木によって、収容施設内にSCP-PL-124実体の複製1体、および異なる施設に合計4体の苗木を保有しています)。

中毒性に関する報告は、注意深い研究により否定されました。これらの反応は、異常性の直接の影響を受けていない身体の正常な反応でした2

補遺:

2█.03.20██、Dクラス職員がSCP-PL-124のサンプルを盗難しようとする事件が発生しました。彼がレクリエーションゾーンを立ち去ろうとしているところが警備員に発見され、拘束されました。 ██████博士によれば、彼はすでに4回このオブジェクトの異常性に暴露していたため、この職員はオブジェクトに依存している可能性があります。この現象をより正確に判断するために、追加の実験が実行されます。

SCP-PL-050とのクロステスト:

SCP-PL-050実体はSCP-PL-124収容室にクラス2呼吸保護装置を装備した警備員とともに設置され、SCP-PL-050のバイタルを継続的に観察しました。2分35秒後に050は入眠し、とくにその生命活動に変化はありませんでした。3分後には完全に睡眠状態に入りました。実験は成功しましたが、警備員も050とともに睡眠状態に入ったことは注目に値します。他のオブジェクトに対するSCP-PL-124の活動に関するさらなる実験が計画されています。
„SCP-PL-050を用いた次の実験では、警備員は収容室の外に待機させる必要がある。しかしこの実験のおかげで、050が自身で制御していない行動の場合でも、その異常効果は継続することが確認できた。”- ██████博士

来歴:

SCP-PL-124は20██年██月13日、███████に存在する村落で収容されました。その地域での女性に対する多数の強姦事件について調査していたフィールドエージェント・ビエジバが、容疑者の1人への尋問中に民間人による襲撃という形でSCP-PL-124に暴露しました。襲撃の後、容疑者は自分の行動を認めましたが、彼は自身が使用していたオブジェクトについての情報を持ち合わせていませんでした。現在、調査部門が詳細を調べています。

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