SCP-PL-157(記録用:Żyjący ołówek/生きてる鉛筆)
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アイテム番号: SCP-PL-157

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-PL-157は収容サイト10の、2x3x3mの収容室に収容されています。内部には椅子つきのシンプルな木製テーブルが設置されています。内部はカメラで監視されており、部屋の壁には内臓マイクおよびスピーカーが設置されています。

オブジェクトへのアクセスは、2人以上の認可を得た担当職員および、SCP-PL-157の主任研究員であるSarveso博士の同意をもって行うことが可能です。博士の事前の同意なしに、収容室から何かを持ち出すことは禁じられています(11/51追記:リストに含まれないアイテムの場合)。認可された職員によって記録されたことのない何らかの異変があった場合、それは全て報告される必要があります。何か不祥事が起きた場合、それらを引き起こした人物は誰であれ、適切な罰則を科される必要があります。収容室に立ち入る際は、S15防護服を着用する必要があります。

SCP-PL-157には任意の大きさの画用紙を提供すべきです。さらにオブジェクトの特性により、紙は通常の2倍の硬さになります。描画の終わった画用紙は、完成後部屋から取り除かれるべきです。この手順は別段急ぐ必要はありません。

SCP-PL-157の絵画は、鑑賞し賞賛する必要がありますが、決して嘘をついてはなりません。出来上がった絵画はSCP-PL-157-Aと分類され、拡張子".gif"のファイルと同一のプロパティを持ちます。作品の長所と短所を明確に把握する必要はありません。しかし何らかの要求をする場合、過去に保管された絵画について、少なくとも1分間感想を述べなくてはなりません。もしこれらが行われなかった場合、違反した人物の身体、および研究室に損害をこうむる可能性があります。
Sarveso博士が装飾の目的で他の誰かに譲渡することに同意したものを除き、全ての作品は専用倉庫に保管されるべきです。

説明: SCP-PL-157は鉛筆のように見える実体です。その表面は古びていて、わずかにひびが入っています。実験によって、材質はカシの木であることが判明しました。中心の非常に硬いグラファイトは、通常紙の上に物を書くことはできませんが、柔らかい木で紙をなぞった時のようにはっきりと跡を残すことができます。その痕跡は時間が経つにつれて硬化し、その傷は消しゴムで消すことが可能です。オブジェクトは、現在一般的に販売されている鉛筆と同寸法です。オブジェクトの長さは、それを保持する人の手の大きさに応じて変化します。使用が終了した後は、別の人物に手に取られるまで同じ大きさを維持します。

オブジェクトは英語を理解し、全ての人物の筆跡を判読可能で、自ら何かを書き、そして簡単な計算をすることが可能です。オブジェクトは置かれた表面から約30cm上まで浮遊する能力を持ち、これらの性質によって被験者や研究者とコミュニケーションを取ることが可能です。研究PL157/███/2███は、対象は知性と感情を有していることを示しています。

職員による研究や質問によって消費される以外の時間は、最後にオブジェクトで物を書いた人物のスキルに応じた、絵画の連続描画に使用されます。芸術的な技術を持たない人々に使用された後は、SCP-PL-157の描画技術は平凡なものとなります。1人の人物からの技術の習得期間が長ければ長いほど、その描画および執筆の技術は向上することが確認されています。描かれた絵画自体に異常性はありません。
絵画は最初から最後の仕上げまで、スケッチによって作成されます。完成後、オブジェクトは未知のアルファベットからなる特定不能な言語を使用し、絵画の右下隅にサインを書き入れます。この文字はキリル文字に類似していることが指摘されています。
別の作品を作り上げた後、作品は5-10分の間隔でゆっくりと動き始め、紙に写っている物体/植物/人物の1時間ごとの自然な動きを示します。
この効果は、サインを入れた後に開始します。

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