プロジェクト4533
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プロジェクト4533
コードネーム: "ZARTOSHT"
プロジェクト責任者: ジアンファー
筆者: ジアンファー
送信: ジャンナ
覚書 # 009 P1/2
2015年2月11日
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極秘文書

イスラム・アーティファクト開発総局
テヘラン州シェミーラーン
イラン・イスラム共和国



بسم الله 差出人: الرحمن الرحيم ヴォーシュンジャー・パランディ(工作員ジアンファー)、プロジェクト管理者
بسم الله 宛先: الرحمن الرحيم ファーロクズアド・ヴェイシ、地域2地域調整官
بسم الله 件名: الرحمن الرحيم 実験の諸更新
بسم الله الرحمن الرحيم بسم الله الرحمن الرحيم
بسم الله 参考: الرحمن الرحيم プロジェクト4533("ザルトーシュト")| 全覚書
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم プロジェクト15("スラレシの刃")| 覚書192
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم プロジェクト02("ダエーヴァス")| 覚書01
بسم الله الحمد لله الرحمن الرحيم ヤスナ・ハプタンヘイティ|ヤスナ 41
بسم الله الرحمن الرحيم بسم الله الرحمن الرحيم
بسم الله 同封: الرحمن الرحيم 実験映像の2枚のDVD

1. 我々は、君のプロジェクト4533が持つ "異教的な"性質を懸念する旨のメッセージを確認した。ジャファーリ管理官は、我々の忠誠はイランへ向けられたものであり、必ずしもイスラム共和国に対してのものではないこと、そして我々の郷土の古き信仰への回帰によりイランザミンに恩恵がもたらされるとするならば、それが私たちが為すべきことであるということを保証した。我々事務局はそれに反対していない。

2. 最初に、私はカーイダSCPから検体を保護することに関わったあらゆる工作員に対し、更なる称賛が贈られることを願いたい。これは私自身を含めた古き信仰の教義に従う人間と、ジンニー、両方の事務局のメンバーが表している所感である。私にとって関心のあるのは、当然、純粋に科学的な事項だが、施設のあちこちでは新たな王の戴冠や黄金時代の幕開けが近いだろうという囁きが聞かれている。

3. 同様に、私は更に序文として、10年程前にケルマーン州で起こった恐ろしい茶番劇をまさに改めようとしていることを一層請け負うことをここに述べたい。カーイダSCPは我々の所有物を盗むことに成功したが、間もなく(数ある中で)あの襲撃に対して10倍の報復ができるだろう。私は個人的に、かの事件における私のセキュリティエラーを許し、容赦を得る機会を与えてくれた事務局の厚意に対し感謝している。かつて私は、ジャンナにこの時が訪れるであろうことを誓った。そして10年もの歳月の後に、その時が来たようだ。


回収されたアーティファクト及びサンプル(プロジェクト4533)に関して:

4. 人型実体、プロジェクト4533の身長は196cm、質量は約82kgである。 プロジェクト4533は自身の年齢について約3000歳であると主張するが、外見上の年齢は約40〜45歳と推測される。実体の皮膚の数箇所には、凶悪な行為や生物を象った刺青が施されている; 実体はこれらの刺青がどのように彼の身体に施されたかを思い出させないように要求している。

5. 我々のサイバースペシャリスト達は、プロジェクト4533がカーイダSCPの管理下に置かれていた期間における、多数のバージョンの文書を回収した。これら文書中の記述と、我々の管理下におけるプロジェクト4533の実際の振る舞いを照らし合わせた際、特に暴力性・気性の荒さに関する記述において矛盾しているように思われる。これについてプロジェクト4533に質問を行った際、彼は、我々の組織を含むカーイダSCPの部外者達が、彼と遭遇した不幸な人々に降りかかるとされる “激昂状態”を恐れることで、彼の回収を断念させようとする意図のもと、彼についての数多の欺瞞と半真実がばら撒かれたと説明した。我々がプロジェクト4533を保有している期間において、この男は温厚であり、かつ平静であったと言っても過言はない。そしてそれが策略である可能性を否定できない一方で、私自身としては、それよりもカーイダ-SCPがただ自らの失敗を隠蔽するために虚偽を継続させていたのではないかと感じている。


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極秘文書








プロジェクト4533
コードネーム: "MAN MOST GH'ADER"
プロジェクト責任者: ジアンファー
筆者: ジアンファー
送信: ジャンナ
覚書 # 009 P2/2
2015年2月11日
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極秘文書

イスラム・アーティファクト開発総局
テヘラン州シェミーラーン
イラン・イスラム共和国



6. カーイダSCPの文書に記載されているいくつかの要素は、文書中で実在が主張されているいくつかの物質が調達されていないという事由により、実験が不可能である。一方で“何もない空間から武器を生成する能力”についてプロジェクト4533に質問を行った際、以下の3つのオブジェクトのいずれかを任意に生成する能力を実証してみせた:

  • 絡み合ったブドウの蔓によって縛られている、アーモンドの枝、綿、タバコの茎によって構成されたバーソム1プロジェクト4533の手によって生長中の植物の付近に運ばれた場合(効果範囲はおよそ半径2キロメートルと思われる)、土壌の肥沃度は大幅に上昇し、収穫量は増加し、そこから生産される果物、野菜および繊維の品質は著しく向上する。
  • 判読不能な文字体系で書かれた巻物。巻物の内容を拾い読みするようプロジェクト4533に依頼した際、実際のアヴェスター語と思われる言語を、実際のものであると考えられるアクセントで読み上げた; 現代のイランにおいて言語は広く保存されているが、仮にプロジェクト4533の主張が正確であれば、その言語は彼の母語であり、この文字体系の起源は固有のものである。
  • 未知の金属、あるいは鉱物で構成された、雄牛の頭部が先端部に象られた杖、もしくは槌矛。プロジェクト4533は現在までこのオブジェクトの目的や機能を説明してはいないが、その目的がやがて明確になるであろう旨を主張している。

7. カーイダSCPの主張; プロジェクト4533が事実上の“不死”であることと、カーイダSCPの所有下にある石の墓に関係性があるという記述は、明確に誤りであることが証明されている。プロジェクト4533の特別な許可のもと、我々の工作員2名が2挺の半自動式拳銃を用いて彼が死亡するかの実験を行った。予想通り、彼の体は地面に倒れた後、急速に分解された。しかし、プロジェクト4533の予測通り、1時間以内に目が眩むほどの光の中からプロジェクト4533の新しい肉体が現れた。彼は自身の再生能力を、彼のフラワシとの霊的交渉による作用であると説明した。彼はより優れた世界を創り上げるという目的を達成するために、それに必要な数だけ自身のウルワンが物質世界に戻されると説明した。

関連したアーティファクト及びサンプルに関して:

8. 我々はプロジェクト15、スラレシの刃の所在についていくつかの証拠を収集した。プロジェクト15はケルマーン州での盗難以来、異なるカーイダ-SCPの隠れ家を転々とし、我々の奪回からの保護を試みているようであった。もしケース・アセンションが発生した場合は、プロジェクト15は更なる努力なしに我々の管理下に戻ると考えられる。

9. プロジェクト4533は、プロジェクト15は現在カーイダSCPと、SCP-073と識別される実体が保有していることを我々に伝えた。我々は、事務局の関知している範囲において、この実体に関して君が持つあらゆる文書、もしくは情報の伝達を要求する。プロジェクト4533は実体について曖昧に、または隠喩的に、または謎めかして言及するのみで、理路整然と説明しようとはしない、もしくはできない。我々はプロジェクト4533が、このSCP-073をアンラ・マンユ、あるいはその強力な代理者として識別していると考えている; プロジェクト4533は、SCP-073はすべての植物にとって有毒であること、身体に機械的、また人工的な部分を肉体に含むよう改変されていること、そして最も罪深いことに、カーイダSCPとその雑多な異教徒達と協力関係にあると考えられることを示唆した。

10. 我々は加えてジンの御所に関する情報、及びこの努力において我々の側につく協力者を要求する。プロジェクト15の活性化には正当な王の戴冠が必然的に必要であり、 プロジェクト4533は明らかにその役割を果たす。これには当然、イラン現政府が変わることが必要だと考えられる。現政府は…あまり意欲的に協力してはくれないだろう。それでもなお、ダエーヴァスの台頭(詳細はプロジェクト02、覚書 #1参照)はアフラの軍隊による反撃を必要とする。世界は全てが終わる前にその救いに対して我々に感謝するだろう。

— ジアンファー


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極秘文書



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