鮮やかな天然色の思考の形が猛烈な激しさで爆発し、その内外で恍惚とともに振動し踊った。まばゆいばかりの虹はお互いを織り込み、通り抜け、形のないエーテルを通して鳴り響く完全な不協和音を唄った。それは唄った、唄った、不調和を唄った、乱雑且つ無制限で、束縛されず自由で、永遠に自由で、混沌の状態を。
プリマ・マテリア。
時間は決して始まらず、決して終わらないであろう無意味なものであった。空間は全であり、全を覆う無駄な概念であった。それは単純であった。真の意味での永遠である。
その全ての無限の相互作用の中で、その全ての色、騒音、そして負の空間への結合と再結合の中で、何かまとまったものが生じ始めた:螺旋である。
パターンが現れた。異端ゆえ、異質ゆえ、それは知覚されるよりも深く、光と音を引き込み、存在し、形を作る無限小の点で回転し続けた。螺旋は引き込み続けた。掴み、歪め、広げ、壊した。抽象を引き裂いた。秩序を設けた。感覚は今あるもの、これまであったもの全てを越えて生じた:苦痛である。
それは叫び始めた。
楽園は歪曲し、破壊された。それは嚥下され、成長する螺旋の中に押し込められ、形象によって見いだされ、固定された形に閉じ込められた。それは永遠なる非現実の安楽から借りられ、自身の中へ引きずり込まれた。
渦の中で、永劫は世紀となり、瞬間となり、時代となり、永遠となった。未知の強力なものが現れては消えていった。生物でさえ、いた。彼らがいつもそこにいた、もしくは恐らくいたかのような存在。彼らが突然しなかった、そして決してしていなかったときまで。
しかし、螺旋は完璧を求めた。秩序を求めた。その層に住む神々や概念による行動にも関わらず、ここにそれは広がり過ぎた。あるものは彼らの同胞を大いに楽しんだ。あるものは彼ら自身を守ろうとして壊れた。最も強きものはそれに反発した。では残ったものは?彼らの叫びは合唱に加わった。
螺旋はよりきつくきつく進んでいった。かき集めるものは全てより近く近くに迫った、迫っていた。有限-無限のものは螺旋の最も深き点に引き込まれると、声を揃えて嘆き、考えられる限り存在可能な全てのエネルギーで満ちていた。下へ、下へ、下へ。
ある単一の点の中で。
数えきれない爆発が猛烈な同時性で発生した。次元の上の次元の上の次元の上の次元。空間と時間はそれぞれ同時に、自然に発生している。感覚と構造があった。規則と普遍。永遠の、形のないものは抑圧されていた。深淵は占領されていた。
プリマ・マテリア。これらの次元全てを跨いで細断され、堆積した。全てが一度に欠片に。それはその牢獄の中でもがいた。暴れ、揺らした。棒を引っ掻いた。縫い目を引き裂いた。引っ掻き、腐敗させた。打ち付け、歯ぎしりをし、憎み、憎み、憎んだ。それを削ったこれらのものを憎んだ。真にあったものを強く憎んだ。
全てのものを越え、栄えた生命を憎んだ。
"自由である者達よ!貴族達よ!奴隷達よ!"
違う。
人類は、文明の起源の地に寄り添っていた。彼らはプリマ・マテリアによってもたらされた無数の恐怖と直面していた。彼らは蔓延する混沌に疲弊していた。怪物達の。時空間の生ける穴の。土地そのものが生命になる場所の。創造に侵入した男、そして原初のエーテルを崇拝した男の。
"今日、新たな始まりが私たちを待っている!"
無意味だ。
彼らは聡明な学者達を集めた。彼らの最も神聖なる司祭達。世代を越え……世紀を跨ぎ……彼らは作り上げた。血と汗と失敗と犠牲が最終的に小さな楕円形の宝石の形をした果実を生みだした。
"もう諦めよう!"
貴方が愛する全てのもの。
それはApakhtと呼ばれる原初の力を保持する力を持っていた。
"もう殺されることはない!"
それはずっと悪くなるだろう。
このような強力なものを収容すること─決して安全ではないだろう。それは保護者を必要とするだろう。守護者。錠前は傍に置かれていた。その時間は来るだろう。
"もう恐怖の中で生きるのはやめよう!"
君達の街を粉々にしろ!
人々は予言を語った。この重大な責任を負うことができるであろう人は、ある日彼らの中で4人になるであろうということが予言された。
"この4人、私たちの救世主、神からの贈り物、使命のため自身で選んだのだ!"
無ではなく灰を残せ!
"この邪悪を封じるのは彼らだ!苦しみを背負うのは彼らなのだ!"
どうか。
治癒士。戦士。戦術家。呪術者。
"今日、ここに私たちの輝かしい未来が始まる!"
もう痛む。とても、とても。
そしてそれは行く、そしてそれは行く
この原初のものは不潔であった
その墓は封じられていた
その棺は今閉じた
一度永遠になると、その終わりはすぐに訪れた
そして秩序への天秤は漂っていた
しかしその日は来るだろう
パラダイムシフト